小さな大魔法使いの自分探しの旅 親に見捨てられたけど、無自覚チートで街の人を笑顔にします

藤なごみ

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第十三章 講和会議と訓練

第九百十四話 グレッグちゃんの新しい近習候補

 シマちゃんという新しいお友達も増えたけど、グレッグちゃんの近習候補も着々と検討されていました。
 そして、今日は新たに一人面接をすることになりました。

「スー、スー」
「「「「「シマちゃん、寝ているね」」」」」
「あうー」

 勉強部屋の一角に置かれたバスケットの中で、シマちゃんはスヤスヤと寝ています。
 ムギちゃんも一緒にバスケットの中に入っていて、シマちゃんを優しく見守っていますね。

「さあ、みんなしっかりと勉強しましょうね。私は、ルーちゃんとレオ君と一緒に行ってくるわ」
「「「「「はーい」」」」」

 今日はシロちゃんも一緒についてきてくれるそうで、王妃様に抱っこされているルーちゃんの胸元にいた。
 ユキちゃんたちは、グレッグちゃんたちに勉強を教えるそうです。
 ということで、僕たちは応接室に向かいます。

「お待たせいたしましたわ」
「いえ、この度はどうぞ宜しくお願いいたします」
「ビルドです。お、お願いします……」

 応接室に先にいたのは、聖騎士団のトータス副団長さんと男の子でした。
 男の子は、トータス副団長さんと同じく緑色のショートヘアですね。
 とても礼儀正しい子みたいで、既にシロちゃんも問題ないとアピールしています。

「トータス子爵家三男のナッシュです。殿下と同じく、今年六歳になります」
「です。宜しくお願いします」

 ペコっと頭を下げて挨拶をしたところで、王妃様と僕も挨拶をしました。
 では、早速話をしましょう。

「王妃様、僕もシロちゃんも問題ないと思っています」
「私も、特に問題ないと思うわ。でも、少しお話しないとね」

 ということで、僕は王妃様からルーちゃんを受け取って抱っこをします。
 ルーちゃんは、ビルドちゃんを興味津々で見ています。

「ビルドは、屋敷でお手伝いとかするかしら?」
「少しですけど……」
「ちゃんと話して偉いわね」

 まだビルドちゃんはまだ小さいし、ちょっとでもできればいいですね。

「勉強や剣の勉強はしているかしら?」
「毎日、ちょっとずつやっています」
「少しずつでも、コツコツとやるのは大切よ」

 頑張って話すビルドちゃんに、王妃様もニッコリとしています。
 ルーちゃんは、イーノックちゃんと同じく遊んでもらいたいと手を伸ばしていますね。

「最終決定は陛下になりますが、私は問題ないと思いますわ」
「王妃様、誠にありがとうございます」
「ありがとうございます」

 ということで、無事にビルドちゃんも無事にみんなの仲間入りです。
 早速、勉強部屋を案内することになりました。

「「「「「あー、新しい人だ!」」」」」

 休憩時間だったらしく、みんなでシマちゃんと遊んでいました。
 そして、早速みんながビルドちゃんのところに行ってワチャワチャとしていました。
 すると、トータス副団長さんはシマちゃんに気が付きました。

「レオ君、あれってフォレストタイガーの赤ん坊だよね?」
「はい、シマちゃんっていいます。親に捨てられたところを、ピーちゃんとシロちゃんが保護しました。今は、ムギちゃんがシロちゃんのお母さん役をしています」
「そういうことなんだね。レオ君たちがキチンと面倒をみているのなら、きっと大丈夫だね」

 シマちゃんは、きっといい子に育つはずですよ。
 でも、まだ赤ちゃんだからいっぱい食べて大きくならないとね。
 そして、ちびっ子たちは、自己紹介してワチャワチャしていたのでした。
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