小さな大魔法使いの自分探しの旅 親に見捨てられたけど、無自覚チートで街の人を笑顔にします

藤なごみ

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第十三章 講和会議と訓練

九百六十八話 帝国の使者が帰国します

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 翌朝、ソラちゃんがヒョードルさん、ナディアさん、ナタリアさんを旧ベーベル子爵領に送る間に、僕たちは謁見に臨むことになりました。
 因みに、ヒョードルさんたちは昨日はフランソワーズ公爵家に泊まりました。
 偉い人たちから「救国の天使様」の数々の逸話が聞けたと、とても大好評でした。
 当のヒョードルさんたちは、パーティーはこりごりだと言っていました。

「国王陛下、滞在中本当にご配慮頂き誠にありがとうございました」
「貴殿らの、無事の帰りを祈ろう」

 謁見の間ではなく、玉座の間でジョセフさんたちは陛下に出発の挨拶をしていました。
 いよいよ、この後ジョセフさんたちが王都を出発して帝国に戻ります。
 因みに、帰りは丁度国境に行く部隊があるので、僕が一緒に行かなくても良いそうです。
 国境での見送りも、ボーガン様が対応することになりました。
 因みに、フェリスさんとブルックさんの婚姻は来年なので、またジョセフさんと会うことになりそうです。
 僕たちは、謁見が終わったら王城前に移動してジョセフさんたちを見送ります。

「ジョセフさん、フェリスさん、道中お気をつけて」
「レオ君も、元気で。レオ君のお陰で、とても有意義な滞在となった」
「今度、結婚式で会いましょうね」

 僕は、ジョセフさんとフェリスさんとガッチリと握手をしました。
 二人とも、とてもいい笑顔ですね。

「ローナ、元気でやるんだぞ」
「お兄様もお気をつけて」

 ジョセフさんは、ローナちゃんの頭を撫でてからハグをしました。
 やっぱり、王国に残る妹がとても心配なんだね。
 でも、ローナちゃんもグレッグちゃんたちと勉強を始めてからとても成長しました。
 きっと、とても良い王太子妃になると思うよ。
 そして、ジョセフさんとフェリスさんは、他の人とも握手をしてから馬車に乗り込みました。

「ナンシー侯爵、道中頼むぞ」
「陛下、お任せ下さい」

 部隊を引き連れるのはナンシー侯爵で、ナンシー侯爵は国境に行ったら王都に戻る部隊を引き連れて帰るそうです。
 軍の幹部は、とっても大変ですね。
 因みに、シロちゃんはこのままジョセフさんの護衛として国境まで向かい、ナンシー侯爵と共に王都に帰ってくるそうです。
 シロちゃんも護衛をやる気満々だし、余程のことがない限り大丈夫ですね。

「では、行くぞ。出発!」

 そして、ナンシー侯爵の合図で、馬車はゆっくりと進み始めました。
 僕たちも、手を振って馬車が見えなくなるまで見送りをしました。

「では、戻るとしよう。グレッグたちは、この後の勉強を頑張るように」
「「「「「「はい!」」」」」」
「アオン!」

 陛下の声に、グレッグちゃんたちは元気な返事をしました。
 今日は、僕もグレッグちゃんたちに勉強を教えることになっています。
 これで、帝国とのいざこざも無事に終わりました。
 帝国も良い方向に向かえば良いなと思いながら、僕はみんなと一緒に王城に入りました。
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