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第十四章 セレナさんの結婚式
第九百七十八話 さっそく治療を始めます
準備を進めて、さっそく治療を始めます。
ユキちゃんは僕と一緒に治療をするけど、アクアちゃんは軽症者だけ治療してもらいます。
「すげー! なんだこれは?」
「教会の中がピカピカに光り輝いているぞ!?」
「床も椅子も、新品みたいだ!」
町の人が教会の中に入ってきたけど、ピカピカになった教会内を見てとても驚いています。
そして、僕の事を知っているおばちゃんが僕に声をかけて来ました。
「もしかして、レオ君が教会内をピカピカにしたのかしら?」
「はい、そうです。セレンお姉さんの結婚式も行われるので、少し張り切っちゃいました」
「まあ、レオ君の魔法ならできるけど、それでもびっくりしちゃったわ」
僕が思わずテヘッてすると、僕の事を知っている人たちは直ぐに納得してくれました。
僕の事を知らない人たちは、まだ何が何だか分からないですね。
人もたくさん並び始めたので、早速治療を始めましょう。
シュイン、ぴかー!
「はい、これでどうでしょうか?」
「おお、すげーな。腰の痛みがすっかり良くなったぞ」
僕は、前に治療したことがあるおじさんを再び治療します。
ちなみに、おじさん曰く確かに街道に現れる害獣は増えていたそうです。
でも、ピーちゃんが頑張ってくれているし、今日は守備隊と冒険者も張り切って害獣駆除をすることになっています。
すると、こんな事を言ってくる人もいました。
「宮廷魔導師様なら、治療をしないで森に行って暴れている害獣駆除をすればいいじゃないか!」
二年前にはいなかった冒険者風の男性が、僕に向かって叫んでいました。
うーん、ここまで言うとなると何か事情があるのかな。
「森で暴れていた害獣は、昨日のうちにピーちゃんとソラちゃんが倒してくれました。巨大な大蛇と大熊が争っていました。その他にも、大蛇などを倒していますよ」
「なっ、そ、そんな簡単に。そんなに簡単に倒せるのなら、もっと早く、うう、あいつも死なないで済んだんだ……」
号泣している冒険者を、シスターさんが慰めながら連れて行きました。
シスターさんが冒険者から話を聞いたんだけど、つい先日別の依頼で動いていた冒険者の仲間を亡くしたそうです。
う、うーん。
僕も一昨日セレンお姉さんの話を聞いてやって来たから、何とも言えないですね。
すると、自室で休んでいたシルバ司祭様が姿を現したのです。
「今回の件は、とても難しいことじゃ。急に起きた魔物騒ぎなので、守備隊や冒険者も大怪我をしておる。軍の応援を頼もうとしたタイミングで、レオ君が全く別件で王都から来てくれたのじゃ。ちなみに、昨日レオ君はオオカミに腕を食いちぎられた冒険者を腕の再生も含めて完璧に治療しておる」
シルバ司祭様の説明を聞き、多くの人が複雑な表情をしていました。
予想しなかった突発的な魔物騒ぎだったので、守備隊も冒険者も対応が後手になったのでしょう。
うーん、僕はどうすれば良かったのかな?
「優しいレオ君のことじゃから、どうにかしようと動くじゃろうな。ただ、レオ君はいつも通りにすれば良いのじゃ。レオ君が普通に動くだけで、物事が自ずと解決するのじゃ」
やっぱり、シルバ司祭様は凄いですね。
色々考えていた僕のことを、直ぐに見抜いていました。
うん、僕は目の前の治療を頑張ろう。
そう思って、僕は一生懸命治療を行いました。
こうしてお昼の時間まで頑張って治療していたら、ピーちゃんが途中休憩でやって来ました。
「ピィ!」
シュッ、どさどさ!
「わあ、ピーちゃんたくさんの害獣を倒したんだね。しっかり休んで、午後もお願いね」
「アオン!」
「キュー!」
「ピィ!」
ピーちゃんも、とっても張り切っていますね。
倒した魔物は、一旦魔法袋に入れて後で冒険者ギルドに提出するそうです。
「な、なんだあのオオカミの量は。しかも、凶暴なフォレストウルフの上位種じゃないか……」
「はっきり言うと、お前の友人は無茶な依頼を受けて自滅している。自分の力量も分からないのなら、冒険者にとって即死に繋がるぞ」
「うぅ……」
あっ、さっき僕に色々言ってきた冒険者が、他の冒険者に色々と注意を受けていました。
初心者冒険者なのに、報酬に目が眩んで無茶な依頼を受けちゃったんだね。
難しいけど、初心者あるあるなんだよね。
さて、僕たちも昼食を食べないとね。
ユキちゃんは僕と一緒に治療をするけど、アクアちゃんは軽症者だけ治療してもらいます。
「すげー! なんだこれは?」
「教会の中がピカピカに光り輝いているぞ!?」
「床も椅子も、新品みたいだ!」
町の人が教会の中に入ってきたけど、ピカピカになった教会内を見てとても驚いています。
そして、僕の事を知っているおばちゃんが僕に声をかけて来ました。
「もしかして、レオ君が教会内をピカピカにしたのかしら?」
「はい、そうです。セレンお姉さんの結婚式も行われるので、少し張り切っちゃいました」
「まあ、レオ君の魔法ならできるけど、それでもびっくりしちゃったわ」
僕が思わずテヘッてすると、僕の事を知っている人たちは直ぐに納得してくれました。
僕の事を知らない人たちは、まだ何が何だか分からないですね。
人もたくさん並び始めたので、早速治療を始めましょう。
シュイン、ぴかー!
「はい、これでどうでしょうか?」
「おお、すげーな。腰の痛みがすっかり良くなったぞ」
僕は、前に治療したことがあるおじさんを再び治療します。
ちなみに、おじさん曰く確かに街道に現れる害獣は増えていたそうです。
でも、ピーちゃんが頑張ってくれているし、今日は守備隊と冒険者も張り切って害獣駆除をすることになっています。
すると、こんな事を言ってくる人もいました。
「宮廷魔導師様なら、治療をしないで森に行って暴れている害獣駆除をすればいいじゃないか!」
二年前にはいなかった冒険者風の男性が、僕に向かって叫んでいました。
うーん、ここまで言うとなると何か事情があるのかな。
「森で暴れていた害獣は、昨日のうちにピーちゃんとソラちゃんが倒してくれました。巨大な大蛇と大熊が争っていました。その他にも、大蛇などを倒していますよ」
「なっ、そ、そんな簡単に。そんなに簡単に倒せるのなら、もっと早く、うう、あいつも死なないで済んだんだ……」
号泣している冒険者を、シスターさんが慰めながら連れて行きました。
シスターさんが冒険者から話を聞いたんだけど、つい先日別の依頼で動いていた冒険者の仲間を亡くしたそうです。
う、うーん。
僕も一昨日セレンお姉さんの話を聞いてやって来たから、何とも言えないですね。
すると、自室で休んでいたシルバ司祭様が姿を現したのです。
「今回の件は、とても難しいことじゃ。急に起きた魔物騒ぎなので、守備隊や冒険者も大怪我をしておる。軍の応援を頼もうとしたタイミングで、レオ君が全く別件で王都から来てくれたのじゃ。ちなみに、昨日レオ君はオオカミに腕を食いちぎられた冒険者を腕の再生も含めて完璧に治療しておる」
シルバ司祭様の説明を聞き、多くの人が複雑な表情をしていました。
予想しなかった突発的な魔物騒ぎだったので、守備隊も冒険者も対応が後手になったのでしょう。
うーん、僕はどうすれば良かったのかな?
「優しいレオ君のことじゃから、どうにかしようと動くじゃろうな。ただ、レオ君はいつも通りにすれば良いのじゃ。レオ君が普通に動くだけで、物事が自ずと解決するのじゃ」
やっぱり、シルバ司祭様は凄いですね。
色々考えていた僕のことを、直ぐに見抜いていました。
うん、僕は目の前の治療を頑張ろう。
そう思って、僕は一生懸命治療を行いました。
こうしてお昼の時間まで頑張って治療していたら、ピーちゃんが途中休憩でやって来ました。
「ピィ!」
シュッ、どさどさ!
「わあ、ピーちゃんたくさんの害獣を倒したんだね。しっかり休んで、午後もお願いね」
「アオン!」
「キュー!」
「ピィ!」
ピーちゃんも、とっても張り切っていますね。
倒した魔物は、一旦魔法袋に入れて後で冒険者ギルドに提出するそうです。
「な、なんだあのオオカミの量は。しかも、凶暴なフォレストウルフの上位種じゃないか……」
「はっきり言うと、お前の友人は無茶な依頼を受けて自滅している。自分の力量も分からないのなら、冒険者にとって即死に繋がるぞ」
「うぅ……」
あっ、さっき僕に色々言ってきた冒険者が、他の冒険者に色々と注意を受けていました。
初心者冒険者なのに、報酬に目が眩んで無茶な依頼を受けちゃったんだね。
難しいけど、初心者あるあるなんだよね。
さて、僕たちも昼食を食べないとね。
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