小さな大魔法使いの自分探しの旅 親に見捨てられたけど、無自覚チートで街の人を笑顔にします

藤なごみ

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第七章 王都

第四百四十六話 関係者が集まりました

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 関係者が集まるまで時間がかかるので、その間は何故か僕のやったことを話すことになりました。
 最初は治療の件やセルカーク直轄領の教会の件がメインだったけど、そのうちピンブローチの件になりました。

「レオ君、ピンブローチを作ったりしていたと聞いた。黒髪の天使様が作るピンブローチを持っていると、幸せが訪れるとか運気が上がるとか言われているそうだのう」
「元は、コバルトブルーレイク直轄領で僕とシロちゃんのピンブローチだけでなく他のアクセサリーも含めて告白する際のラッキーアイテムとして使われていました。それが、いつの間にかそんな風に言われていました」
「ふむふむ、そんな始まりがあったのか。告白を後押しするアイテムが、ことの始まりなのか」

 教皇猊下がふむふむふと頷いているけど、僕も幸せのアイテムなんて言われてビックリしているんだよね。
 せっかくだから、ジーナさんにピンブローチを作ってあげよう。
 でもジェシカさんもいるから、二つ作らないと。
 僕とシロちゃんは、ピンブローチの材料を取り出して早速作り始めました。
 えーっと、ジーナさんとジェシカさんをイメージしてっと。
 イメージの元は、髪色と性格です。

 ぽちぽちぽち。

「出来ました! ジーナさんとジェシカさんのピンブローチです」
「えっ、私にですか?」
「その、わざわざ私に作って頂かなくても……」

 僕とシロちゃんが作ったピンブローチを披露すると、ジーナさんはビックリした表情を、ジェシカさんは戸惑った表情を見せていました。
 でも、こういう時は一気に渡した方が良いと思って、僕とシロちゃんは二人にピンブローチを渡しました。

「ジーナさんは良い人だと思って、ジェシカさんはいつもお世話になっているので作りました」
「あの、その、ありがとうございます。大切に使います」
「レオ様、本当にありがとうございます」

 うんうん、二人ともにこりとして受け取ってくれたら僕もシロちゃんも一安心です。
 そんな僕たちの様子を、教皇猊下も満足そうに見つめていました。

 コンコン。

「失礼します。宰相閣下、軍務大臣閣下、商務大臣閣下がお見えになりました」
「おお、早く来てくれたんだな。通してくれ」

 そしてトータス副団長さんが部屋を出てから三十分後、教会の聖職者が関係者が着いたと教えてくれた。
 何だか滅茶苦茶早いような気がするけど、その理由は部屋の中に入ってきたチャーリーさんが教えてくれた。

「これはこれは宰相閣下、お忙しいところ恐れ入る」
「なに、教会でレオ君絡みの何かがあったと聞けば、ヴァイス子爵の件と直ぐ分かる。本日は何かあるのではと思っていて、何かあった際は直ぐに出発できるようにしてたのだよ」

 おお、チャーリーさんがドヤ顔で僕にニヤリとしてるよ。
 ギルバートさんは何かあるかもと事前に言っていたけど、閣僚はみんな同じことを思っていたんだ。
 流石は、貴族の中でもトップの地位にある人たちです。
 そして、全員席に着いたところで、ジェシカさんが立ち上がりました。

「皆さま、この度はご迷惑をおかけし申し訳ございません。ハンブルク男爵家を代表して、皆さまに謝罪いたします」
「うむ、現当主とそなたは有望な人材だと評判が良い。まずは、そなたの謝罪を受け入れよう。まあ、今日は安息日だ。荒事はしたくないのう」

 チャーリーさんが代表して答えてたけど、僕もそんなに大事にはしたくないなあ。
 すると、ブランドルさんがすくっと立ち上がりました。

「よし、じゃあハンブルク男爵家に向かうか。こういうのは早い方が良いだろう。早く終わらせて、昼食を食べないとな」
「私も一緒に行きます。一緒に話を聞いた方が良いでしょう」

 トータス副団長さんも、一緒に来てくれることになりました。
 教会で起きたことだから、聖騎士の偉い人も一緒にいた方が良いとチャーリーさんも判断しました。
 僕も一緒に行くことになり、チャーリーさんと一緒の馬車に乗ることになりました。
 というのも、ユキちゃんが未だにジェシカさんに抱っこされたままスヤスヤと寝ているので、一足先に屋敷に戻ることになりました。
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