273 / 678
第九章 久々のセルカーク直轄領
第五百七十六話 セルカーク直轄領に行くことが決定
しおりを挟む
「服役中に亡くなったものは、一律その地域にある教会に埋葬される。レオ君の両親の場合は、セルカーク直轄領の教会に埋葬された。そこまでは、我々も把握した」
「となると、シルバ司祭さんが何か対応しているんですね」
「そうなるだろう。ただ、流石に現地にいかないと細かいところまでは分からない」
マイスター師団長も、回答に苦慮していた。
となると、セルカーク直轄領に行かないと分からないってことなんだね。
すると、ここからギルバートさんがある提案をしました。
「レオ君、気持ちの整理も必要だろう。何せ、色々あったとはいえレオ君の両親なのだから。ちょうど、第一師団の部隊が巡回のためにセルカーク直轄領に行く。セルカーク直轄領に一週間滞在した後、アマード子爵領にも行く。一か月半で帰ってくる予定だし、冒険者学校の試験にも問題なく間に合う。私は、セルカーク直轄領に行った方が良いと思うよ」
渡りに船というか、三日後に部隊が出発するらしい。
僕は、少し目を閉じて少し考えました。
そして、考えが直ぐに纏まりました。
「マイスター師団長さん、ギルバートさん、僕、セルカーク直轄領に行きます。直接行って、どうなっているのか確認したいです」
「分かった。では、直ぐに手続きを取ろう」
「他の面々も呼んで、話を進めるとする」
ということで、マイスター師団長さんが手続きをしてくれることになり、ジェシカさんたちも呼んで話をすることになりました。
すると、ジェシカさんがこんなことを言ってきました。
「旦那様、私もレオ様に同行いたします」
「うむ、その方が良いだろう。レオ君も立派な法衣貴族だ、使用人を連れていた方が道中の貴族の印象も良いだろう」
ギルバートさんもあっさりと許可をしたので、ジェシカさんが同行することになりました。
もちろん、シロちゃんたちも一緒について行こうと手を上げていました。
こうして、一緒に行く面々も確定しました。
予定では、明後日軍の施設からバーボルド伯爵領に行って明々後日に軍とともに出発することになりました。
話はこれで終わり、僕たちは治療に戻りました。
そしてフランソワーズ公爵家に戻って、みんなに説明することになりました。
「えーっと、じゃあ、お兄様は来月には帰ってくるんだ」
「そーなんだ」
あれ?
国境に行ったときと違って、クリスちゃんとマヤちゃんはだいぶ落ち着いているような気がするよ。
何でかなと思ったら、意外な答えが返ってきた。
「軍とともに動くから、ちゃんとスケジュールが決まっているよ」
「良かった。お父様も、たまに出張しているよ!」
このクリスちゃんの発言に、みんなも苦笑いです。
ギルバートさんは商務大臣というとっても偉い人なので、時々地方に出張しています。
クリスちゃん的には、今回のセルカーク直轄領に行くのも出張だと思っていました。
僕的には、とっても安心した瞬間でした。
しかし、ある意味本題はここからでした。
「じゃあ、明日商会に行って旅に必要なものを買いましょうね」
「寝間着や下着なども揃えないとならないわ。貴族らしい服も購入しましょう」
モニカさんターニャさんが、どんなものが必要なのかであーだこーだ話し始めてしまったのです。
こうなると、もう二人を止めるのは不可能です。
そして、矛先はこの人の方にも向きました。
「ジェシカの服も用意しないと駄目ね。侍従服の予備はもちろんだけど、着替えとかも用意しないといけないわ」
「レオ君の従者なのだから、しっかりしないと駄目ね。ああ、必要経費だから気にしなくていいのよ。逆に手を抜いていると、他の貴族からレオ君が笑いものにされるわ」
モニカさんとターニャさん曰く、ジェシカさんがきっちりとした服を着ないと僕の品格に関わるんだって。
貴族社会って、何だか難しいね。
因みに、ウェンディさんとアレックスさんもついてくるそうです。
明日、無事に服が決まればいいなあ。
僕としては、宮廷魔導師の服で十分なんだけどね。
「となると、シルバ司祭さんが何か対応しているんですね」
「そうなるだろう。ただ、流石に現地にいかないと細かいところまでは分からない」
マイスター師団長も、回答に苦慮していた。
となると、セルカーク直轄領に行かないと分からないってことなんだね。
すると、ここからギルバートさんがある提案をしました。
「レオ君、気持ちの整理も必要だろう。何せ、色々あったとはいえレオ君の両親なのだから。ちょうど、第一師団の部隊が巡回のためにセルカーク直轄領に行く。セルカーク直轄領に一週間滞在した後、アマード子爵領にも行く。一か月半で帰ってくる予定だし、冒険者学校の試験にも問題なく間に合う。私は、セルカーク直轄領に行った方が良いと思うよ」
渡りに船というか、三日後に部隊が出発するらしい。
僕は、少し目を閉じて少し考えました。
そして、考えが直ぐに纏まりました。
「マイスター師団長さん、ギルバートさん、僕、セルカーク直轄領に行きます。直接行って、どうなっているのか確認したいです」
「分かった。では、直ぐに手続きを取ろう」
「他の面々も呼んで、話を進めるとする」
ということで、マイスター師団長さんが手続きをしてくれることになり、ジェシカさんたちも呼んで話をすることになりました。
すると、ジェシカさんがこんなことを言ってきました。
「旦那様、私もレオ様に同行いたします」
「うむ、その方が良いだろう。レオ君も立派な法衣貴族だ、使用人を連れていた方が道中の貴族の印象も良いだろう」
ギルバートさんもあっさりと許可をしたので、ジェシカさんが同行することになりました。
もちろん、シロちゃんたちも一緒について行こうと手を上げていました。
こうして、一緒に行く面々も確定しました。
予定では、明後日軍の施設からバーボルド伯爵領に行って明々後日に軍とともに出発することになりました。
話はこれで終わり、僕たちは治療に戻りました。
そしてフランソワーズ公爵家に戻って、みんなに説明することになりました。
「えーっと、じゃあ、お兄様は来月には帰ってくるんだ」
「そーなんだ」
あれ?
国境に行ったときと違って、クリスちゃんとマヤちゃんはだいぶ落ち着いているような気がするよ。
何でかなと思ったら、意外な答えが返ってきた。
「軍とともに動くから、ちゃんとスケジュールが決まっているよ」
「良かった。お父様も、たまに出張しているよ!」
このクリスちゃんの発言に、みんなも苦笑いです。
ギルバートさんは商務大臣というとっても偉い人なので、時々地方に出張しています。
クリスちゃん的には、今回のセルカーク直轄領に行くのも出張だと思っていました。
僕的には、とっても安心した瞬間でした。
しかし、ある意味本題はここからでした。
「じゃあ、明日商会に行って旅に必要なものを買いましょうね」
「寝間着や下着なども揃えないとならないわ。貴族らしい服も購入しましょう」
モニカさんターニャさんが、どんなものが必要なのかであーだこーだ話し始めてしまったのです。
こうなると、もう二人を止めるのは不可能です。
そして、矛先はこの人の方にも向きました。
「ジェシカの服も用意しないと駄目ね。侍従服の予備はもちろんだけど、着替えとかも用意しないといけないわ」
「レオ君の従者なのだから、しっかりしないと駄目ね。ああ、必要経費だから気にしなくていいのよ。逆に手を抜いていると、他の貴族からレオ君が笑いものにされるわ」
モニカさんとターニャさん曰く、ジェシカさんがきっちりとした服を着ないと僕の品格に関わるんだって。
貴族社会って、何だか難しいね。
因みに、ウェンディさんとアレックスさんもついてくるそうです。
明日、無事に服が決まればいいなあ。
僕としては、宮廷魔導師の服で十分なんだけどね。
1,227
あなたにおすすめの小説
母は何処? 父はだぁれ?
穂村満月
ファンタジー
うちは、父3人母2人妹1人の7人家族だ。
産みの母は誰だかわかるが、実父は誰だかわからない。
妹も、実妹なのか不明だ。
そんなよくわからない家族の中で暮らしていたが、ある日突然、実母がいなくなってしまった。
父たちに聞いても、母のことを教えてはくれない。
母は、どこへ行ってしまったんだろう!
というところからスタートする、
さて、実父は誰でしょう? というクイズ小説です。
変な家族に揉まれて、主人公が成長する物語でもなく、
家族とのふれあいを描くヒューマンドラマでもありません。
意味のわからない展開から、誰の子なのか想像してもらえたらいいなぁ、と思っております。
前作「死んでないのに異世界転生? 三重苦だけど頑張ります」の完結記念ssの「誰の子産むの?」のアンサーストーリーになります。
もう伏線は回収しきっているので、変なことは起きても謎は何もありません。
単体でも楽しめるように書けたらいいな、と思っておりますが、前作の設定とキャラクターが意味不明すぎて、説明するのが難しすぎました。嫁の夫をお父さんお母さん呼びするのを諦めたり、いろんな変更を行っております。設定全ては持ってこれないことを先にお詫びします。
また、先にこちらを読むと、1話目から前作のネタバレが大量に飛び出すことも、お詫び致します。
「小説家になろう」で連載していたものです。
虐げられた令嬢、ペネロペの場合
キムラましゅろう
ファンタジー
ペネロペは世に言う虐げられた令嬢だ。
幼い頃に母を亡くし、突然やってきた継母とその後生まれた異母妹にこき使われる毎日。
父は無関心。洋服は使用人と同じくお仕着せしか持っていない。
まぁ元々婚約者はいないから異母妹に横取りされる事はないけれど。
可哀想なペネロペ。でもきっといつか、彼女にもここから救い出してくれる運命の王子様が……なんて現れるわけないし、現れなくてもいいとペネロペは思っていた。何故なら彼女はちっとも困っていなかったから。
1話完結のショートショートです。
虐げられた令嬢達も裏でちゃっかり仕返しをしていて欲しい……
という願望から生まれたお話です。
ゆるゆる設定なのでゆるゆるとお読みいただければ幸いです。
R15は念のため。
異世界で大往生した私、現代日本に帰還して中学生からやり直す。~最強の補助魔法で、冴えないおっさんと最強美女を操って大金持ちになります~
タカノ
ファンタジー
異世界へ転移し、聖女として崇められ、愛する家族に囲まれて88歳で大往生した……はずだった。 目が覚めると、そこは現代日本。 孤児の中学2年生、小金沢ヒナ(14)に戻っていた。
時間は1秒も進んでおらず、待っていたのは明日のご飯にも困る極貧生活。 けれど、ヒナの中身は酸いも甘いも噛み分けたおばあちゃん(88歳)のまま!
「もう一度、あの豊かで安らかな老後(スローライフ)を手に入れてみせる!」
ヒナは決意する。異世界で極めた国宝級の【補助魔法】と【回復魔法】をフル活用して、現代社会で大金を稼ぐことを。 ただし、魔法は自分自身には使えないし、中学生が目立つと色々面倒くさい。 そこでヒナがビジネスパートナー(手駒)に選んだのは――
公園で絶望していた「リストラされた冴えないおっさん」と、 借金取りに追われる「ワケあり最強美女」!?
おっさんを裏から魔法で強化して『カリスマ社長』に仕立て上げ、 美女をフルバフで『人間兵器』に変えてトラブルを物理的に粉砕。 表向きはニコニコ笑う美少女中学生、裏では彼らを操るフィクサー。
「さあ善さん、リオちゃん。稼ぎますよ。すべては私の平穏な老後のために!」
精神年齢おばあちゃんの少女が、金と魔法と年の功で無双する、痛快マネー・コメディ開幕!
娘を返せ〜誘拐された娘を取り返すため、父は異世界に渡る
ほりとくち
ファンタジー
突然現れた魔法陣が、あの日娘を連れ去った。
異世界に誘拐されてしまったらしい娘を取り戻すため、父は自ら異世界へ渡ることを決意する。
一体誰が、何の目的で娘を連れ去ったのか。
娘とともに再び日本へ戻ることはできるのか。
そもそも父は、異世界へ足を運ぶことができるのか。
異世界召喚の秘密を知る謎多き少年。
娘を失ったショックで、精神が幼児化してしまった妻。
そして父にまったく懐かず、娘と母にだけ甘えるペットの黒猫。
3人と1匹の冒険が、今始まる。
※小説家になろうでも投稿しています
※フォロー・感想・いいね等頂けると歓喜します!
よろしくお願いします!
さんざん馬鹿にされてきた最弱精霊使いですが、剣一本で魔物を倒し続けたらパートナーが最強の『大精霊』に進化したので逆襲を始めます。
ヒツキノドカ
ファンタジー
誰もがパートナーの精霊を持つウィスティリア王国。
そこでは精霊によって人生が決まり、また身分の高いものほど強い精霊を宿すといわれている。
しかし第二王子シグは最弱の精霊を宿して生まれたために王家を追放されてしまう。
身分を剥奪されたシグは冒険者になり、剣一本で魔物を倒して生計を立てるようになる。しかしそこでも精霊の弱さから見下された。ひどい時は他の冒険者に襲われこともあった。
そんな生活がしばらく続いたある日――今までの苦労が報われ精霊が進化。
姿は美しい白髪の少女に。
伝説の大精霊となり、『天候にまつわる全属性使用可』という規格外の能力を得たクゥは、「今まで育ててくれた恩返しがしたい!」と懐きまくってくる。
最強の相棒を手に入れたシグは、今まで自分を見下してきた人間たちを見返すことを決意するのだった。
ーーーーーー
ーーー
閲覧、お気に入り登録、感想等いつもありがとうございます。とても励みになります!
※2020.6.8お陰様でHOTランキングに載ることができました。ご愛読感謝!
何故か転生?したらしいので【この子】を幸せにしたい。
くらげ
ファンタジー
俺、 鷹中 結糸(たかなか ゆいと) は…36歳 独身のどこにでも居る普通のサラリーマンの筈だった。
しかし…ある日、会社終わりに事故に合ったらしく…目が覚めたら細く小さい少年に転生?憑依?していた!
しかも…【この子】は、どうやら家族からも、国からも、嫌われているようで……!?
よし!じゃあ!冒険者になって自由にスローライフ目指して生きようと思った矢先…何故か色々な事に巻き込まれてしまい……?!
「これ…スローライフ目指せるのか?」
この物語は、【この子】と俺が…この異世界で幸せスローライフを目指して奮闘する物語!
魔法が使えない令嬢は住んでいた小屋が燃えたので家出します
怠惰るウェイブ
ファンタジー
グレイの世界は狭く暗く何よりも灰色だった。
本来なら領主令嬢となるはずの彼女は領主邸で住むことを許されず、ボロ小屋で暮らしていた。
彼女はある日、棚から落ちてきた一冊の本によって人生が変わることになる。
世界が色づき始めた頃、ある事件をきっかけに少女は旅をすることにした。
喋ることのできないグレイは旅を通して自身の世界を色付けていく。
治療院の聖者様 ~パーティーを追放されたけど、俺は治療院の仕事で忙しいので今さら戻ってこいと言われてももう遅いです~
大山 たろう
ファンタジー
「ロード、君はこのパーティーに相応しくない」
唐突に主人公:ロードはパーティーを追放された。
そして生計を立てるために、ロードは治療院で働くことになった。
「なんで無詠唱でそれだけの回復ができるの!」
「これぐらいできないと怒鳴られましたから......」
一方、ロードが追放されたパーティーは、だんだんと崩壊していくのだった。
これは、一人の少年が幸せを送り、幸せを探す話である。
※小説家になろう様でも連載しております。
2021/02/12日、完結しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。