390 / 678
第十一章 冒険者学校
第六百九十三話 礼儀作法の授業開始!
しおりを挟む
「それじゃあ、最初は人数の少ない女性陣から始めましょうか。レオ君は、男性陣に簡単な礼儀作法から教えてあげてね」
ヒルダさんの話を聞いたセリーナさんたち女性陣が、男性の方を見てズルいって表情をしています。
逆に男性陣はホッとした表情をしていたけど、厳しい指導が後回しになっただけな気がしますよ。
ではでは、ヒルダさんからのご指名なのでさっそく始めましょう。
「偉い人でなければ、普通に『おはようございます』とか 『ありがとうございます』とか 『失礼します』など、元気よく挨拶をすればいいと思います。でも、例えば入室する時にドアのノックをしたり、頭を下げるなどは常に意識して行った方がいいと思います。そうすれば、『この人は出来る』って依頼主に思われるかもしれません」
基本の挨拶は出来ている人は多いんだけど、ドアのノックを忘れたりする人がたまにいるんだよね。
常に意識して行っていれば、自然と身につくはずです。
「あと、会釈する時と敬礼する時で頭を下げる角度が違います。敬礼する時は、会釈する時よりも深く頭を下げます」
「「「ザワザワザワ……」」」
あれ?
お辞儀の基本を話しただけで、一気に冒険者がザワザワとしちゃったよ。
まだまだ基本のところなのに、大丈夫なのか心配になっちゃいました。
貴族の子弟であるトールさんも慌てている冒険者を見て思わず苦笑しちゃったけど、だ、大丈夫だよね。
「俺、お辞儀に種類があるなんて知らなかったぞ」
「俺もだ。覚えられるか心配だ……」
あっ、会釈と敬礼の違いが分からない人もいるんだね。
この辺は、勉強して習わないと駄目だよね。
なので、トールさんに前に出てきて貰って会釈と敬礼を実際にやって貰いました。
すると、冒険者がザワザワとし始めました。
敬礼ってなにって、思いっきり困惑していますね。
「ちなみに、敬礼の上に最敬礼っていうものがありますが、今日出来るかは分からないので会釈と敬礼だけにしておきます」
「「「まだ上があるのかよ……」」」
何となく予想していたけど、最敬礼のことを教えるとまたもや冒険者がざわついていました。
今日はどうしようかなと思っていたら、僕たちの様子を見ていたヒルダさんがこんなことを言ってきました。
「あら、今日は最敬礼までやるわよ。今日はあくまでも礼にはこんなものがあると知ってもらって、次回以降はガンガン教えていくわ」
「「「えっ……」」」
ヒルダさんの話を聞いた男性冒険者が、一斉に表情を曇らせました。
もしかしたら、礼儀作法の授業は今日一日だけって思っていた可能性もありますね。
そして、更にヒルダさんは追撃してきました。
「そのうち、食事マナーとかの授業もあると聞いているわ。別の講師が着くらしいけど、偉い人と会食する可能性もあるのだから知っておいて損はないわ」
「「「あぁ……」」」
男性冒険者に限らず、女性冒険者もトールさんとミユさんを除いて絶望的な表情をしていました。
僕も、食事マナーはまだ自信がないんだよね。
こうして、みんなで色々なお辞儀をしつつ、どんな礼儀作法があるかを話しました。
「はい、そこ! 背中が丸まっているわ。ビシッと背筋を伸ばしながら頭を下げなさい」
「は、はい!」
そして、段々とヒルダさんの指導も熱を帯びてきて、ビシバシと色々な人に指摘していました。
こうして、何とか今日の授業は終わったけど、最後の方になるとみんなヘロヘロになっていました。
「ふふ、教え甲斐のある生徒で良かったわ。来週もどうぞ宜しくね」
「「「イエス、マム!」」」
ヒルダさんは、来週も礼儀作法を教えにくるんだね。
そして、いつの間にか冒険者たちは軍隊式の敬礼をヒルダさんにしていました。
なにはともあれ、今日の授業は終了です。
「「「はぁぁ……」」」
ヒルダさんが訓練場から出ていくと、冒険者たちは一斉に崩れ落ちちゃいました。
慣れないことをして、体力を使い果たしちゃったみたいですね。
「はい、皆さんお疲れ様でした。礼儀作法は卒業まで毎月行いますので、しっかりと覚えましょう。明日は、軍に行って日々の訓練方法を学びます」
「「「よっしゃー!」」」
明日は存分に体を動かすとコーディさんが教えてくれると、冒険者たちは一斉にやる気を見せていました。
でも、軍に行っている僕からすると、軍の訓練も大変だと思いますよ。
ヒルダさんの話を聞いたセリーナさんたち女性陣が、男性の方を見てズルいって表情をしています。
逆に男性陣はホッとした表情をしていたけど、厳しい指導が後回しになっただけな気がしますよ。
ではでは、ヒルダさんからのご指名なのでさっそく始めましょう。
「偉い人でなければ、普通に『おはようございます』とか 『ありがとうございます』とか 『失礼します』など、元気よく挨拶をすればいいと思います。でも、例えば入室する時にドアのノックをしたり、頭を下げるなどは常に意識して行った方がいいと思います。そうすれば、『この人は出来る』って依頼主に思われるかもしれません」
基本の挨拶は出来ている人は多いんだけど、ドアのノックを忘れたりする人がたまにいるんだよね。
常に意識して行っていれば、自然と身につくはずです。
「あと、会釈する時と敬礼する時で頭を下げる角度が違います。敬礼する時は、会釈する時よりも深く頭を下げます」
「「「ザワザワザワ……」」」
あれ?
お辞儀の基本を話しただけで、一気に冒険者がザワザワとしちゃったよ。
まだまだ基本のところなのに、大丈夫なのか心配になっちゃいました。
貴族の子弟であるトールさんも慌てている冒険者を見て思わず苦笑しちゃったけど、だ、大丈夫だよね。
「俺、お辞儀に種類があるなんて知らなかったぞ」
「俺もだ。覚えられるか心配だ……」
あっ、会釈と敬礼の違いが分からない人もいるんだね。
この辺は、勉強して習わないと駄目だよね。
なので、トールさんに前に出てきて貰って会釈と敬礼を実際にやって貰いました。
すると、冒険者がザワザワとし始めました。
敬礼ってなにって、思いっきり困惑していますね。
「ちなみに、敬礼の上に最敬礼っていうものがありますが、今日出来るかは分からないので会釈と敬礼だけにしておきます」
「「「まだ上があるのかよ……」」」
何となく予想していたけど、最敬礼のことを教えるとまたもや冒険者がざわついていました。
今日はどうしようかなと思っていたら、僕たちの様子を見ていたヒルダさんがこんなことを言ってきました。
「あら、今日は最敬礼までやるわよ。今日はあくまでも礼にはこんなものがあると知ってもらって、次回以降はガンガン教えていくわ」
「「「えっ……」」」
ヒルダさんの話を聞いた男性冒険者が、一斉に表情を曇らせました。
もしかしたら、礼儀作法の授業は今日一日だけって思っていた可能性もありますね。
そして、更にヒルダさんは追撃してきました。
「そのうち、食事マナーとかの授業もあると聞いているわ。別の講師が着くらしいけど、偉い人と会食する可能性もあるのだから知っておいて損はないわ」
「「「あぁ……」」」
男性冒険者に限らず、女性冒険者もトールさんとミユさんを除いて絶望的な表情をしていました。
僕も、食事マナーはまだ自信がないんだよね。
こうして、みんなで色々なお辞儀をしつつ、どんな礼儀作法があるかを話しました。
「はい、そこ! 背中が丸まっているわ。ビシッと背筋を伸ばしながら頭を下げなさい」
「は、はい!」
そして、段々とヒルダさんの指導も熱を帯びてきて、ビシバシと色々な人に指摘していました。
こうして、何とか今日の授業は終わったけど、最後の方になるとみんなヘロヘロになっていました。
「ふふ、教え甲斐のある生徒で良かったわ。来週もどうぞ宜しくね」
「「「イエス、マム!」」」
ヒルダさんは、来週も礼儀作法を教えにくるんだね。
そして、いつの間にか冒険者たちは軍隊式の敬礼をヒルダさんにしていました。
なにはともあれ、今日の授業は終了です。
「「「はぁぁ……」」」
ヒルダさんが訓練場から出ていくと、冒険者たちは一斉に崩れ落ちちゃいました。
慣れないことをして、体力を使い果たしちゃったみたいですね。
「はい、皆さんお疲れ様でした。礼儀作法は卒業まで毎月行いますので、しっかりと覚えましょう。明日は、軍に行って日々の訓練方法を学びます」
「「「よっしゃー!」」」
明日は存分に体を動かすとコーディさんが教えてくれると、冒険者たちは一斉にやる気を見せていました。
でも、軍に行っている僕からすると、軍の訓練も大変だと思いますよ。
1,082
あなたにおすすめの小説
母は何処? 父はだぁれ?
穂村満月
ファンタジー
うちは、父3人母2人妹1人の7人家族だ。
産みの母は誰だかわかるが、実父は誰だかわからない。
妹も、実妹なのか不明だ。
そんなよくわからない家族の中で暮らしていたが、ある日突然、実母がいなくなってしまった。
父たちに聞いても、母のことを教えてはくれない。
母は、どこへ行ってしまったんだろう!
というところからスタートする、
さて、実父は誰でしょう? というクイズ小説です。
変な家族に揉まれて、主人公が成長する物語でもなく、
家族とのふれあいを描くヒューマンドラマでもありません。
意味のわからない展開から、誰の子なのか想像してもらえたらいいなぁ、と思っております。
前作「死んでないのに異世界転生? 三重苦だけど頑張ります」の完結記念ssの「誰の子産むの?」のアンサーストーリーになります。
もう伏線は回収しきっているので、変なことは起きても謎は何もありません。
単体でも楽しめるように書けたらいいな、と思っておりますが、前作の設定とキャラクターが意味不明すぎて、説明するのが難しすぎました。嫁の夫をお父さんお母さん呼びするのを諦めたり、いろんな変更を行っております。設定全ては持ってこれないことを先にお詫びします。
また、先にこちらを読むと、1話目から前作のネタバレが大量に飛び出すことも、お詫び致します。
「小説家になろう」で連載していたものです。
虐げられた令嬢、ペネロペの場合
キムラましゅろう
ファンタジー
ペネロペは世に言う虐げられた令嬢だ。
幼い頃に母を亡くし、突然やってきた継母とその後生まれた異母妹にこき使われる毎日。
父は無関心。洋服は使用人と同じくお仕着せしか持っていない。
まぁ元々婚約者はいないから異母妹に横取りされる事はないけれど。
可哀想なペネロペ。でもきっといつか、彼女にもここから救い出してくれる運命の王子様が……なんて現れるわけないし、現れなくてもいいとペネロペは思っていた。何故なら彼女はちっとも困っていなかったから。
1話完結のショートショートです。
虐げられた令嬢達も裏でちゃっかり仕返しをしていて欲しい……
という願望から生まれたお話です。
ゆるゆる設定なのでゆるゆるとお読みいただければ幸いです。
R15は念のため。
異世界で大往生した私、現代日本に帰還して中学生からやり直す。~最強の補助魔法で、冴えないおっさんと最強美女を操って大金持ちになります~
タカノ
ファンタジー
異世界へ転移し、聖女として崇められ、愛する家族に囲まれて88歳で大往生した……はずだった。 目が覚めると、そこは現代日本。 孤児の中学2年生、小金沢ヒナ(14)に戻っていた。
時間は1秒も進んでおらず、待っていたのは明日のご飯にも困る極貧生活。 けれど、ヒナの中身は酸いも甘いも噛み分けたおばあちゃん(88歳)のまま!
「もう一度、あの豊かで安らかな老後(スローライフ)を手に入れてみせる!」
ヒナは決意する。異世界で極めた国宝級の【補助魔法】と【回復魔法】をフル活用して、現代社会で大金を稼ぐことを。 ただし、魔法は自分自身には使えないし、中学生が目立つと色々面倒くさい。 そこでヒナがビジネスパートナー(手駒)に選んだのは――
公園で絶望していた「リストラされた冴えないおっさん」と、 借金取りに追われる「ワケあり最強美女」!?
おっさんを裏から魔法で強化して『カリスマ社長』に仕立て上げ、 美女をフルバフで『人間兵器』に変えてトラブルを物理的に粉砕。 表向きはニコニコ笑う美少女中学生、裏では彼らを操るフィクサー。
「さあ善さん、リオちゃん。稼ぎますよ。すべては私の平穏な老後のために!」
精神年齢おばあちゃんの少女が、金と魔法と年の功で無双する、痛快マネー・コメディ開幕!
娘を返せ〜誘拐された娘を取り返すため、父は異世界に渡る
ほりとくち
ファンタジー
突然現れた魔法陣が、あの日娘を連れ去った。
異世界に誘拐されてしまったらしい娘を取り戻すため、父は自ら異世界へ渡ることを決意する。
一体誰が、何の目的で娘を連れ去ったのか。
娘とともに再び日本へ戻ることはできるのか。
そもそも父は、異世界へ足を運ぶことができるのか。
異世界召喚の秘密を知る謎多き少年。
娘を失ったショックで、精神が幼児化してしまった妻。
そして父にまったく懐かず、娘と母にだけ甘えるペットの黒猫。
3人と1匹の冒険が、今始まる。
※小説家になろうでも投稿しています
※フォロー・感想・いいね等頂けると歓喜します!
よろしくお願いします!
さんざん馬鹿にされてきた最弱精霊使いですが、剣一本で魔物を倒し続けたらパートナーが最強の『大精霊』に進化したので逆襲を始めます。
ヒツキノドカ
ファンタジー
誰もがパートナーの精霊を持つウィスティリア王国。
そこでは精霊によって人生が決まり、また身分の高いものほど強い精霊を宿すといわれている。
しかし第二王子シグは最弱の精霊を宿して生まれたために王家を追放されてしまう。
身分を剥奪されたシグは冒険者になり、剣一本で魔物を倒して生計を立てるようになる。しかしそこでも精霊の弱さから見下された。ひどい時は他の冒険者に襲われこともあった。
そんな生活がしばらく続いたある日――今までの苦労が報われ精霊が進化。
姿は美しい白髪の少女に。
伝説の大精霊となり、『天候にまつわる全属性使用可』という規格外の能力を得たクゥは、「今まで育ててくれた恩返しがしたい!」と懐きまくってくる。
最強の相棒を手に入れたシグは、今まで自分を見下してきた人間たちを見返すことを決意するのだった。
ーーーーーー
ーーー
閲覧、お気に入り登録、感想等いつもありがとうございます。とても励みになります!
※2020.6.8お陰様でHOTランキングに載ることができました。ご愛読感謝!
何故か転生?したらしいので【この子】を幸せにしたい。
くらげ
ファンタジー
俺、 鷹中 結糸(たかなか ゆいと) は…36歳 独身のどこにでも居る普通のサラリーマンの筈だった。
しかし…ある日、会社終わりに事故に合ったらしく…目が覚めたら細く小さい少年に転生?憑依?していた!
しかも…【この子】は、どうやら家族からも、国からも、嫌われているようで……!?
よし!じゃあ!冒険者になって自由にスローライフ目指して生きようと思った矢先…何故か色々な事に巻き込まれてしまい……?!
「これ…スローライフ目指せるのか?」
この物語は、【この子】と俺が…この異世界で幸せスローライフを目指して奮闘する物語!
魔法が使えない令嬢は住んでいた小屋が燃えたので家出します
怠惰るウェイブ
ファンタジー
グレイの世界は狭く暗く何よりも灰色だった。
本来なら領主令嬢となるはずの彼女は領主邸で住むことを許されず、ボロ小屋で暮らしていた。
彼女はある日、棚から落ちてきた一冊の本によって人生が変わることになる。
世界が色づき始めた頃、ある事件をきっかけに少女は旅をすることにした。
喋ることのできないグレイは旅を通して自身の世界を色付けていく。
治療院の聖者様 ~パーティーを追放されたけど、俺は治療院の仕事で忙しいので今さら戻ってこいと言われてももう遅いです~
大山 たろう
ファンタジー
「ロード、君はこのパーティーに相応しくない」
唐突に主人公:ロードはパーティーを追放された。
そして生計を立てるために、ロードは治療院で働くことになった。
「なんで無詠唱でそれだけの回復ができるの!」
「これぐらいできないと怒鳴られましたから......」
一方、ロードが追放されたパーティーは、だんだんと崩壊していくのだった。
これは、一人の少年が幸せを送り、幸せを探す話である。
※小説家になろう様でも連載しております。
2021/02/12日、完結しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。