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第十二章 再びの帝国との紛争
第八百十話 一気に状況が動き出しました
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帝国との戦闘開始から、間もなく一ヶ月が過ぎようとしていました。
その間僕のいるディフェンダーズ伯爵領だけでなくサンダーランド辺境伯領の国境に、帝国軍が現れることはありませんでした。
外交ルートでも帝国側からのやりとりが殆どなく、対応に苦慮しているそうです。
「うーん、帝国側は本当に何にも行動を起こしていないみたいですね。ピーちゃんとムギちゃんが近くの町まで行って情報を集めても、何にも出てこないです」
「恐らく、帝国の帝都でもどうするか対応が分かれているんだろうな。開戦派と停戦派のどっちが多数を取るかで、今後の対応が決まるだろう」
ハーデスさんも、情報がないと腕を組みながら悩んでいました。
これだけ何も起きていないと、王国側も何もできません。
「その代わり、レオ君が兵を鍛えたのは大きいな。サンダーランド辺境伯領でも娘とあのスライムが兵を鍛えているらしいし、一ヶ月でかなりの戦力強化になった」
ハーデスさん曰く、仮に前回の奇襲レベルの戦闘が起きたとしても僕がいなくても簡単に撃退出来ると言っていました。
治療班も揃っているし、魔法使いへも対応出来るそうです。
こうしてこの日も何も起きないなと思っていたら、夕方になって一気に事態が動き始めました。
「近くの町を偵察していたピーちゃんとムギちゃんから、大軍が進軍しているとの情報をキャッチしました。念の為に僕もソラちゃんに乗って上空から偵察しましたけど、大勢の身なりのよくない人を引き連れた帝国軍がやってきていました」
「ということは、帝国は前回も行ったスラム街の住人を戦力にしたのか。兵力が集まらないからといって、何と酷いことをするのか」
ハーデスさんは、報告を聞いて思わず顔をしかめました。
前回の紛争時も、帝国はスラム街の住人を動員して悲惨な戦闘を行いました。
今回も同じことをするとは、僕もハーデスさんも思っていませんでした。
「前回は、報奨を餌に死に物狂いで戦ってきた。今回は、報奨は嘘などの情報戦も活用して戦おう」
ハーデスさんは、様々な作戦を活用して悲惨な戦闘が極力起こらないように考えていました。
王国側にも怪我人が多く出る可能性が高いし、良いことはありません。
更に帝国は、このスラム街の住人を利用した戦いだけでなく、別の作戦も使ってきました。
「王国内の反乱を起こす可能性が高い貴族が、武装蜂起の準備を始めたと報告があった。帝国は、国境面と王国内の二面作戦を起こすつもりだ」
僕の通信用魔導具にも、王城から報告がありました。
もちろん、王都の軍も迎撃準備を始めています。
そして、僕も特殊作戦に参加することになりました。
「レオ君は、朝イチでシークレア子爵領に向かってもらう。海軍と合流して、海路から反乱軍を制圧する」
今回反乱を起こす可能性が極めて高い領地には、シークレア子爵よりも小さいけど港があるそうです。
ですので、陸からに加えて海から挟み撃ちにする作戦を取ります。
僕は、ソラちゃんと一緒に夜明け頃にシークレア子爵領に向かうことになりました。
「戦闘が起きることなく、停戦になれば良かったんですけどね」
「開戦派も、それなりのプライドがあるのだろう。自分の手を汚さないで王国を攻撃しようとする汚いプライドがな」
ハーデスさんも、帝国側の作戦に怒りを覚えていました。
何にせよ明日を乗り切らないといけないので、僕は早めに休むことにしました。
怪我人が少なく済んで、無事に戦闘が終わればと思っていました。
その間僕のいるディフェンダーズ伯爵領だけでなくサンダーランド辺境伯領の国境に、帝国軍が現れることはありませんでした。
外交ルートでも帝国側からのやりとりが殆どなく、対応に苦慮しているそうです。
「うーん、帝国側は本当に何にも行動を起こしていないみたいですね。ピーちゃんとムギちゃんが近くの町まで行って情報を集めても、何にも出てこないです」
「恐らく、帝国の帝都でもどうするか対応が分かれているんだろうな。開戦派と停戦派のどっちが多数を取るかで、今後の対応が決まるだろう」
ハーデスさんも、情報がないと腕を組みながら悩んでいました。
これだけ何も起きていないと、王国側も何もできません。
「その代わり、レオ君が兵を鍛えたのは大きいな。サンダーランド辺境伯領でも娘とあのスライムが兵を鍛えているらしいし、一ヶ月でかなりの戦力強化になった」
ハーデスさん曰く、仮に前回の奇襲レベルの戦闘が起きたとしても僕がいなくても簡単に撃退出来ると言っていました。
治療班も揃っているし、魔法使いへも対応出来るそうです。
こうしてこの日も何も起きないなと思っていたら、夕方になって一気に事態が動き始めました。
「近くの町を偵察していたピーちゃんとムギちゃんから、大軍が進軍しているとの情報をキャッチしました。念の為に僕もソラちゃんに乗って上空から偵察しましたけど、大勢の身なりのよくない人を引き連れた帝国軍がやってきていました」
「ということは、帝国は前回も行ったスラム街の住人を戦力にしたのか。兵力が集まらないからといって、何と酷いことをするのか」
ハーデスさんは、報告を聞いて思わず顔をしかめました。
前回の紛争時も、帝国はスラム街の住人を動員して悲惨な戦闘を行いました。
今回も同じことをするとは、僕もハーデスさんも思っていませんでした。
「前回は、報奨を餌に死に物狂いで戦ってきた。今回は、報奨は嘘などの情報戦も活用して戦おう」
ハーデスさんは、様々な作戦を活用して悲惨な戦闘が極力起こらないように考えていました。
王国側にも怪我人が多く出る可能性が高いし、良いことはありません。
更に帝国は、このスラム街の住人を利用した戦いだけでなく、別の作戦も使ってきました。
「王国内の反乱を起こす可能性が高い貴族が、武装蜂起の準備を始めたと報告があった。帝国は、国境面と王国内の二面作戦を起こすつもりだ」
僕の通信用魔導具にも、王城から報告がありました。
もちろん、王都の軍も迎撃準備を始めています。
そして、僕も特殊作戦に参加することになりました。
「レオ君は、朝イチでシークレア子爵領に向かってもらう。海軍と合流して、海路から反乱軍を制圧する」
今回反乱を起こす可能性が極めて高い領地には、シークレア子爵よりも小さいけど港があるそうです。
ですので、陸からに加えて海から挟み撃ちにする作戦を取ります。
僕は、ソラちゃんと一緒に夜明け頃にシークレア子爵領に向かうことになりました。
「戦闘が起きることなく、停戦になれば良かったんですけどね」
「開戦派も、それなりのプライドがあるのだろう。自分の手を汚さないで王国を攻撃しようとする汚いプライドがな」
ハーデスさんも、帝国側の作戦に怒りを覚えていました。
何にせよ明日を乗り切らないといけないので、僕は早めに休むことにしました。
怪我人が少なく済んで、無事に戦闘が終わればと思っていました。
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