悪徳令嬢は転生した乙女ゲームの世界でもやっていけます

神崎夜一

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2話 明日から攻略イベント開始。

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「やぁ、エリシア今日はなんか機嫌がいいな」


 椅子に腰掛け、コーヒーを啜るお父様が私に挨拶をされてきた。
窓から日光が差し、それがテーブルに反射し、とても眩しい。
そして、テーブルには皿があり、その上にはパンやジャム、野菜、スクラブエッグみたいなものが乗ってある。その横にはコンポタージュみたいなものも置いてある。私、お父様、お母様はそのメニューだ。だけど、猫のミャーナだけは魚を潰し、炒めたものが用意されている。
私の家族はみんなで囲んで朝ごはんを食べている。一度もそれを欠かしたことはない。


「私は機嫌がいいです。だって明日は私の誕生日ですからね」


私の誕生日よりも明日から始まる攻略イベントの方が楽しみだ。私のやった乙女ゲームでは優くんが最初の攻略対象だったはずなので明日優くんに会える確率は高いはずだ。だけど懸念してあることがある、乙女ゲームでは私は王女様であったはずだが、この世界では私は男爵、貴族の中で最下位なのだ。
 

「そうだな。明日は盛大にお祝いしないとな」


「ありがとうございますお父様」


「貴方、あまり騒ぎすぎてもダメですよ」


キッチンで料理をしていたお母様も口を挟む。


「それはジェシカにも言えることだ」


「私はそんなことになりません」


「何を言うんだ。去年は私よりジェシカの方が騒いでたのではないか」


「なんことでしょう。記憶にありません」


「ずるいなジェシカは、実に君らしい」


「私はずるくありません!」
 

「はいはい、それでエリシア、明日の学校の準備は出来たのか?」


「はい。一週間前に準備は完璧にしましたわ」


やはり、私の乙女ゲームでは6歳に学校に行っていたのでそれは変わらない。 


「さすが我が娘だな」


「そうだ。そしたら今日はみんなで買い物でも行きましょうか」


「え、良いのですか?私嬉しいです」


「買い物なんて久しぶりだ。休日に家族みんなで過ごすのは悪くないな」


「なら、決まりね」
 

「エリシア何か欲しいものはないか?」


「いいえ、お父様。プレゼントは明日の楽しみがいいです。今日何か買ってもらったら明日の楽しみが減ってしまいます。なのでお父様のお言葉は嬉しいのですがプレゼントはいりません」


「そうか...そうだな明日、期待していさない」


「はい、とても期待しときます!それでお母様いつ、買い物に行くのですか?」


「そうね、エリシアがそのピーマンを食べたらかしらね」


私はお母様の発言を聞いて、胸が痛くなる。
元王女だった時に私はピーマンが大の嫌いでメイドにはピーマンは出すなと言ってあったものだ。


「うっっぐっ、、、分かりました、食べます」


ピーマンと買い物を比べたら渋々とピーマンを食べる決心をした。 


「うーー。にが~」


私はピーマンを口に運ぶと、とても苦く顔が歪んでしまう。


「よく食べた。偉いぞエリシア」


「頑張りました。それでは行きましょう」


「次は人参ね!」


「えーーーー。買い物のためです!もうなんでも食べます!」
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