女子切腹同好会 ~2有香と女子大生四人の“切腹”編・3樹神奉寧団編~

しんいち

文字の大きさ
20 / 76
女子大生4人の切腹の章

20 聖子と和美の切腹2

しおりを挟む
 2人同時に、再度お腹へ手を突っ込む。それぞれの左手で握り出したのは、右下腹部内のプルプルした盲腸…。

「んああああああああ~!!」
「くうううううううう~!!」

 思いっきり力を入れて引っ張り、2人は一気に自らの大腸を引きずり出した!
 ブルンブルン振るえながら出て来る、どちらも太くて立派な大腸。多分、下行結腸の上端くらいまで一息で出しちゃったね。
 出した大腸を握り直し、更に力を込めて引き出す2人。

「ぐああああああ~!!」
「ふううううう~!!」

 刃物を取ってお腹の中へ入れ、中で切って大腸摘出しちゃった。
 す、スゴイよ、2人とも!

 取り出された2人の大腸。どっちもデコボコしたあの独特の形状で、同じような形と長さ。ツヤツヤしていて、あちこちに黄色い脂肪組織がベットリくっついていて、とってもエロチックで麗しいね。
 そして、収縮している・・・。摘出してしまっても、まだ生きている?
 あ、出すときに思いっきり引っ張って伸ばしたからかな?

「ね、ねえ、和美・・・。私、人生最後に・・・、黄金物の味を確かめてみたいんだけど・・・。流石さすがに・・・自分のを自分でってのは・・・どうかと思うのよね・・・。あ、あなたの・・・もらえないかな・・・」

「え、ええ~っ・・・、そ、それは、・・・バッチ過ぎないかな・・・。大腸菌ウヨウヨで・・・、危険でしょうに・・・」

「い、いや、だから・・・。もう最後なんだし…。今更危険も何もないし・・・」

「そ、それも、そうよね・・・。最後だしね・・・。じゃ、じゃあ、交換ってことで・・・」

 お、おおっとお~!
 怪しい方に話が行ってるよ。こ、これ、大丈夫ですかあ~??
 ま、まあ、内臓を食べるのはNGだけど、内容物に関しては・・・。だ、大丈夫??
 大丈夫・・・だよね・・・。
 私は絶対、ゼ~ッタイ、マネしたく無いけどね。

 2人は震える手で、摘出したてのそれぞれの大腸を交換し合います。
 聖子さん、受け取った和美さんのブヨブヨした大腸の端、直腸の切断面を咥え、その大腸を、盲腸からグウ~ッと口の方へ向かってしごいて行きます。
 くっ付いていた脂肪組織が分離して、ベチョベチョ落ちる。中に入っているであろう和美さんの“大腸内容物”が、直腸の方へ移動して行き、押し出されて聖子さんの口の中へ・・・。

 ひえ~、そんな食べ方するの?? それ、すんごく大量に出てこない?!

 かなりの量を口に頬張った聖子さん、咥えた大腸を口から離し、グチャクチャ咀嚼し・・・、数回に分けてゴックンした!

「はは・・・、和美の黄金物・・・、食べちゃった・・・。かなり・・・苦いね・・・。でも美味しいよ・・・。最後に最高のモノ・・・食べさせてもらっちゃったよ・・・」

 う、ウソでしょう……。こ、これは私には絶対理解不能だね。
 まあ、フェチなんてそんなものですね。私の内臓フェチだって、一般人には理解不能でしょうよ。

 和美さんの方は…、咥えてしごくなんてことはしませんね。お嬢様っぽく上品に、握ってグニュっと出て来た固形状のブツの先の方を少しだけカプッと齧る。
 そのまま味わう様に口を動かすけど・・・。表情が崩れる。

「お、オエエエエエエ~!!」

 あらら、盛大に吐いちゃった。いや、ちょっと悲惨な状況になっちゃったね。聖子さんが悪いんですよ、これ。

「だ、大丈夫、和美?」

「大丈夫じゃない・・・。不味すぎるよ・・・。最悪・・・。私は人生最後に・・・最悪なモノを・・・食べてしまいました・・・」

 そ、そうですよね。当り前なんですけど・・・。悪いのは聖子さんです。同情します。

「あ、だめだ・・・。聖子、私はここまでみたい・・・。もう力が入らなくなってきた・・・。先に逝くよ・・・。会長・・・、お願いします・・・。姿勢が保てるうちに・・・、介錯して・・・ください・・・」

 辛そうな和美さん。それでも頭を少し下げた姿勢になり、必死にその姿勢を保とうとしています。私は彼女の背後に回り、首にかかっている髪の毛を左右に分けて首を露出させ、刀を抜きます。

「和美さん、お疲れ様でした。最高の切腹でしたよ。あなたは立派でした。ホントにご苦労様。さようなら」

 そうして、振り上げた刀を振り下ろす。

 ザクッ!!

 和美さんの頭部がゴロッと転げ落ち、首の断面から血が二筋、ビューッビューッと勢いよく噴き出す。ゴボゴボと気管断面部分から赤い泡が立つ…。
 頭を無くした胴体はビックンビックン大きく痙攣し、そのまま前へバタッと倒れ込みました。そして、痙攣を続け、鮮血を流し出します。白色を保っていた小袖の上部も真っ赤に染まってゆきます。
 落ちた和美さんの頭部は…、コロコロ転がり、聖子さんの近くへ。

「はは・・・、和美・・・、先に逝っちゃったね・・・。会長ってば、凄腕だね・・・。これなら私も安心だ・・・。私は、もう少し・・・、頑張ってみるよ。見ててよ」

 そう言って転がっている和美さんの頭の乱れた髪の毛を整え、向きを直して自分の方を向けて置きます。
 うつろな表情の和美さんの首級に見守られながら、聖子さん、右手を切り口からお腹の上部に突っ込んで、中のモノ掴んで大きく引っ張る。

「お、おえええええ~! ぐふっ、ひぐっ・・・」

 引っ張り出したのは胃袋。左手に持った刃物で上端の食道を切断、摘出しちゃった・・・。
 かなり気持ち悪そうにエヅいていましたが、うまく食道部分を摘まんでいたみたい。吐かずに取り出しました。
 いや、吐かれると、さっき食べたのは和美さんの“大腸内容物”ですからね。それが胃液と混じったモノって、最悪。ゼッタイ御勘弁願いたいですな。上手くいって良かったよ。

 聖子さん、まだ続けます。今度は左手をお腹上部に突っ込んで・・・。
 こ、これってもしかして・・・。

「くはっ、あう、んんんんんあああ~!!」

 プルンプルンと震えながら出て来た、大きく立派な臓物。赤みの強い褐色。肝臓ですよ。聖子さん、肝臓まで出しちゃった。凄すぎ!!

「あ・・・、あはっ・・・、や・・・、やった・・・。予定通り・・・、肝臓まで・・・出しましたよ・・・。ああ・・・、やっぱり・・・これ出すと・・・出血がすごいね・・・。あ、ヤバイ・・・。会長・・・、介錯・・・お願い・・・します・・・」

 これはマズイですよ。ダラダラ血が流れ出てきます。出血多過ぎ。
 倒れ込まれると、介錯が出来なくなります。

「聖子さん、ご立派でした。介錯します」

 即座に刀を振り下ろす。
 サクッ!!
 ゴロッと転がり落ちた聖子さんの頭部から、眼鏡がはじけ飛ぶ。首断面からは和美さんと同様鮮血が噴き出して、少し泡立ちます。
 大きく痙攣しながら、首無し胴体がドサッと倒れ込む。
 小袖を真っ赤に染めて、そのまま暫し痙攣が続き、やがて小さくなり…。動かなくなりました。


 真っ青な顔をし、それでも2人の親友の切腹をジッと見守っていた菊美さんと由紀さん。感想・・・聞けないよね。
 終了通知ボタンを押し、即座に会館を後にします。何も会話無いまま別れました。

 来週の活動日、2人は来るかな・・・。

しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

女子切腹同好会

しんいち
ホラー
どこにでもいるような平凡な女の子である新瀬有香は、学校説明会で出会った超絶美人生徒会長に憧れて私立の女子高に入学した。そこで彼女を待っていたのは、オゾマシイ運命。彼女も決して正常とは言えない思考に染まってゆき、流されていってしまう…。 はたして、彼女の行き着く先は・・・。 この話は、切腹場面等、流血を含む残酷シーンがあります。御注意ください。 また・・・。登場人物は、だれもかれも皆、イカレテいます。イカレタ者どものイカレタ話です。決して、マネしてはいけません。 マネしてはいけないのですが……。案外、あなたの近くにも、似たような話があるのかも。 世の中には、知らなくて良いコト…知ってはいけないコト…が、存在するのですよ。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

ビキニに恋した男

廣瀬純七
SF
ビキニを着たい男がビキニが似合う女性の体になる話

野球部の女の子

S.H.L
青春
中学に入り野球部に入ることを決意した美咲、それと同時に坊主になった。

身体検査

RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、 選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。

処理中です...