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樹神奉寧団編
46 樹神奉寧団編 新斎巫
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気付くと私、ベッドの上。しばらく気を失っていたみたい。
うん?! 隣で寝ているのは、イケメン教主……。
へ?裸・・・。この人、裸だあぁ!
あ、私も裸・・・。
ええっと・・・、裸の男女が、一つベッドの上で何をしてた?
何をって、ナニしかないよね。
そう、セックス・・・。
う、股間がベットリしてる。
ヌメヌメして違和感タップリの股間を、人差し指と中指の先で拭う。
指先に付いたのは、粘っこくて白っぽい液。
鼻に近づけると、変な臭い・・・。
これって、精液・・・よね!
体を起こして目視で股間を確認。うう、膣口からドロドロ溢れ出て来る。
私、気を失っている間にコイツに犯された・・・。
私の膣内に、精液を射出された・・・。
ひ、酷いよ、全く記憶にない!
処女膜は既になかったけれども、私の“男性との初体験”返せ!
オマケに、生でシタら妊娠しちゃうじゃない!!
「う、ああ、気が付いたかい。新斎巫」
「へ・・・、新斎巫? それ、わ、私のこと??」
「そう、君が新しい斎巫だ。おめでとう。そして僕の妻だ」
「はあっ?! なにそれ・・・。そうです、私をこんなところに連れ込んで、気を失っている間に私を犯しましたね!」
「嫌だな、犯しただなんて。同意の上でのセックスだよ」
「ひ、ヒドイ! 同意なんかしていません。私、気を失っていたんですよ。気を失っている女を犯すなんて、最低!」
「いやいや、違うよ。僕は君に宿った鬼神様とセックスしたんだ。鬼神様は子を儲ける事を望んでいらっしゃる。君はその為に選ばれた若い斎巫なんだよ。これは鬼神様の要望なんだ」
彼によると、私が“樹神様”と思っていたのは、本当は“鬼神様”。鬼だったなんて・・・。
でも悪い鬼じゃなくて、寿命を延ばしてくれる良い鬼さん。
教団が災害を押さえているなんて先生が言っていたのは完全な嘘っぱちで、鬼神様は不老の力を与えてくれる存在?!
そ、そんな・・・。
それじゃあ、世の平安の為にって切腹した菊美さんと由紀さんが浮かばれない…。
美紀さんだって、夏実さんだって、楓さん、沙月さん、聖子さん、和美さんも! そう信じて逝ったのだろうに・・・。ヒドイ!
鬼神様の力を直接得ることが出来るのは、鬼神様を体に宿す斎巫。斎巫は完全な不老になる。
・・・ああ、これは先生から聞きました。前斎巫は143歳だったみたいだし。
え、じゃあ、私、もう歳をとらないというか、老けない?!
いつまでたっても、事故かなんかで死ぬまで、この16歳の姿のままなの?
他の者は鬼神様のオサガリを頂くことで寿命が延びる? オサガリって何?
げ、遺体って・・・。うう、あれ、食べられてたんだ。じゃあ、美紀さんの遺体も?!
うへ、美紀さんの頭は、緒方先生が食べたですって?!
な、なんてことを!
その他の内臓も肉も関係者に分けられて、全て食べられてしまった!?
そんな・・・。
美紀さんだけでなく、夏実さんも聖子さんたちも。あ、美羽さんや冬花さんも?!
そ、そうだ。私も、なんか食べたぞ。
なんかボーッとしてよく覚えてないけれど、差し出された先生の心臓を受け取って・・・、その動く心臓を・・・、
私、食べた!
コリッとした食感と、濃い血の味。それは覚えてる!
その後がボ~ッとして、よく覚えていない。
その間に鬼神様は私の体を使って、この男とセックスしたらしい。いや、それって結局、私とシタってことでしょうに!!
そう、そっちはどういうことよ、鬼神様の子を産むって!
鬼神様は霊体だから、そのままでは子が産めない。斎巫に宿って鬼頭の血を引く男と交わることで、肉体を持ち、かつ鬼神様の神通力をも持つ素晴らしい鬼神様の子が産まれる。
それを望んで鬼神様はニンゲンに不老を分ける代わりに贄の霊力を取り込んで力を蓄えていた?
その力は満ちて、いつでも子がなせる状態になっていたのに、斎巫が老婆では子が産めない。鬼神様は若く健康な女が斎巫になるのを待ち望んでいた。子をなすために・・・。
鬼神様は自分で斎巫を選べない。鬼頭の血を引く者で鬼頭一族に差し出された者にしか宿れない。
今まで、鬼神様が子をなすのを妨害するように年老いた斎巫が選出されてきた。以後もそうするようにとの伝えもある。おそらくそれは、この後も長く鬼神様の恩恵を受けたいがための人間の都合。
しかし、それは鬼神様に対する裏切り行為。僕は、自分の血を引く素晴らしい子を見てみたいし、鬼神様もそれをお望みだ。僕は鬼神様の声が聴けるから、鬼神様のお望みも分かるんだ。
・・・そんな話を教主はしました。
その後は・・・。
私、イケメン教主に請われるがまま・・・、
シチャッタ・・・。
男と女の肉体関係のアレ・・・、セックス・・・・。
シチャッタ・・・。
だって、もう裸で一つベッドに横になってるんですよ。
それに、間違いなく一回もう、やっちゃってるんです。私のアソコから白濁したアノ液がドロドロ漏れ出て来てるもんね。
折角イケメン男とセックス出来たっていうのに、そのこと全然覚えてないなんて、それはそれで酷いですよ!
だから、「もう一回しようよ」と誘われるままに、ついついオッケーしちゃいました。
こういう風に、いつも流されて行ってしまう私。ホント、ダメです。
そうそう、神聖な交わりの後だからって、コンドームは使用しました。
でも私の記憶にない方は、完全に“生”ですよね。アソコから精液漏れ出てるからね。
うん?! 隣で寝ているのは、イケメン教主……。
へ?裸・・・。この人、裸だあぁ!
あ、私も裸・・・。
ええっと・・・、裸の男女が、一つベッドの上で何をしてた?
何をって、ナニしかないよね。
そう、セックス・・・。
う、股間がベットリしてる。
ヌメヌメして違和感タップリの股間を、人差し指と中指の先で拭う。
指先に付いたのは、粘っこくて白っぽい液。
鼻に近づけると、変な臭い・・・。
これって、精液・・・よね!
体を起こして目視で股間を確認。うう、膣口からドロドロ溢れ出て来る。
私、気を失っている間にコイツに犯された・・・。
私の膣内に、精液を射出された・・・。
ひ、酷いよ、全く記憶にない!
処女膜は既になかったけれども、私の“男性との初体験”返せ!
オマケに、生でシタら妊娠しちゃうじゃない!!
「う、ああ、気が付いたかい。新斎巫」
「へ・・・、新斎巫? それ、わ、私のこと??」
「そう、君が新しい斎巫だ。おめでとう。そして僕の妻だ」
「はあっ?! なにそれ・・・。そうです、私をこんなところに連れ込んで、気を失っている間に私を犯しましたね!」
「嫌だな、犯しただなんて。同意の上でのセックスだよ」
「ひ、ヒドイ! 同意なんかしていません。私、気を失っていたんですよ。気を失っている女を犯すなんて、最低!」
「いやいや、違うよ。僕は君に宿った鬼神様とセックスしたんだ。鬼神様は子を儲ける事を望んでいらっしゃる。君はその為に選ばれた若い斎巫なんだよ。これは鬼神様の要望なんだ」
彼によると、私が“樹神様”と思っていたのは、本当は“鬼神様”。鬼だったなんて・・・。
でも悪い鬼じゃなくて、寿命を延ばしてくれる良い鬼さん。
教団が災害を押さえているなんて先生が言っていたのは完全な嘘っぱちで、鬼神様は不老の力を与えてくれる存在?!
そ、そんな・・・。
それじゃあ、世の平安の為にって切腹した菊美さんと由紀さんが浮かばれない…。
美紀さんだって、夏実さんだって、楓さん、沙月さん、聖子さん、和美さんも! そう信じて逝ったのだろうに・・・。ヒドイ!
鬼神様の力を直接得ることが出来るのは、鬼神様を体に宿す斎巫。斎巫は完全な不老になる。
・・・ああ、これは先生から聞きました。前斎巫は143歳だったみたいだし。
え、じゃあ、私、もう歳をとらないというか、老けない?!
いつまでたっても、事故かなんかで死ぬまで、この16歳の姿のままなの?
他の者は鬼神様のオサガリを頂くことで寿命が延びる? オサガリって何?
げ、遺体って・・・。うう、あれ、食べられてたんだ。じゃあ、美紀さんの遺体も?!
うへ、美紀さんの頭は、緒方先生が食べたですって?!
な、なんてことを!
その他の内臓も肉も関係者に分けられて、全て食べられてしまった!?
そんな・・・。
美紀さんだけでなく、夏実さんも聖子さんたちも。あ、美羽さんや冬花さんも?!
そ、そうだ。私も、なんか食べたぞ。
なんかボーッとしてよく覚えてないけれど、差し出された先生の心臓を受け取って・・・、その動く心臓を・・・、
私、食べた!
コリッとした食感と、濃い血の味。それは覚えてる!
その後がボ~ッとして、よく覚えていない。
その間に鬼神様は私の体を使って、この男とセックスしたらしい。いや、それって結局、私とシタってことでしょうに!!
そう、そっちはどういうことよ、鬼神様の子を産むって!
鬼神様は霊体だから、そのままでは子が産めない。斎巫に宿って鬼頭の血を引く男と交わることで、肉体を持ち、かつ鬼神様の神通力をも持つ素晴らしい鬼神様の子が産まれる。
それを望んで鬼神様はニンゲンに不老を分ける代わりに贄の霊力を取り込んで力を蓄えていた?
その力は満ちて、いつでも子がなせる状態になっていたのに、斎巫が老婆では子が産めない。鬼神様は若く健康な女が斎巫になるのを待ち望んでいた。子をなすために・・・。
鬼神様は自分で斎巫を選べない。鬼頭の血を引く者で鬼頭一族に差し出された者にしか宿れない。
今まで、鬼神様が子をなすのを妨害するように年老いた斎巫が選出されてきた。以後もそうするようにとの伝えもある。おそらくそれは、この後も長く鬼神様の恩恵を受けたいがための人間の都合。
しかし、それは鬼神様に対する裏切り行為。僕は、自分の血を引く素晴らしい子を見てみたいし、鬼神様もそれをお望みだ。僕は鬼神様の声が聴けるから、鬼神様のお望みも分かるんだ。
・・・そんな話を教主はしました。
その後は・・・。
私、イケメン教主に請われるがまま・・・、
シチャッタ・・・。
男と女の肉体関係のアレ・・・、セックス・・・・。
シチャッタ・・・。
だって、もう裸で一つベッドに横になってるんですよ。
それに、間違いなく一回もう、やっちゃってるんです。私のアソコから白濁したアノ液がドロドロ漏れ出て来てるもんね。
折角イケメン男とセックス出来たっていうのに、そのこと全然覚えてないなんて、それはそれで酷いですよ!
だから、「もう一回しようよ」と誘われるままに、ついついオッケーしちゃいました。
こういう風に、いつも流されて行ってしまう私。ホント、ダメです。
そうそう、神聖な交わりの後だからって、コンドームは使用しました。
でも私の記憶にない方は、完全に“生”ですよね。アソコから精液漏れ出てるからね。
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