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樹神奉寧団編
47 樹神奉寧団編 生還
しおりを挟む・・・。ああ、スゴカッタ・・・。
男の人とのセックス、すっごく気持ちよかったぁ・・・。
男のアレって、あんなに大きく硬くなるんだね。
そんな太くて長いの、私に入らないよって思ったんだけど…、案外入っちゃうもの・・・。まあ、赤ちゃんが通るところだからね。大きく広がるんだよね。
膣口がグニュッこじ開けられてズブーッと奥まで熱い肉棒を入れられると、子宮が中の方へグーッと押され、めいっぱい広げられている膣が更にググっと深部へ伸ばされる。
その上それが絶妙な角度でグブグブグブグブ出し入れされ、お腹の中がズブズブズブズブ繰り返し蹂躙され、まるで内臓をグッチャグチャにかき混ぜられているみたい・・・。
腰が抜けるほど気持ち良かったあぁ・・・。
でも、終わった後に、なんかドヨーンと自己嫌悪……。
コイツ、色んな人を騙してきてるよね。生贄になったあの候補の女の人も愛人っぽかった。絶対ヤッテタ。
イケメンだしセックスは上手いけど、多分男としては最低なヤツだ。
その後に聞いたことで、さらに最悪な気分に。
自分から多数のセフレ相手に性技を磨いたって自慢してるよコイツ。オマケにナント、聖子さんと和美さんを騙してセフレにして妊娠させたってのも、コイツだよ!!
こいつの所為であの二人は・・・。許せない!!
教団のことも、色々聞いた。
たくさんの秘密がある教団。本当のことを全て知っているのは教主と斎巫だけなんだって…。君は斎巫になったから、知る権利があるから教えてあげるよって。
なによ、偉そうに・・・。
緒方先生は、女子切腹同好会事務長だったのか…。事務局トップで結構えらいさんだったのね。
う、先生ともシテタって?
先生ってば、かなり年上よ。こいつ見境ないな。
ああ、百合。実は、あなたも関係者だったなんて・・・。
“細入衆”か。忍者みたいな感じかな。くノ一だね。うん、まあ、納得。
でも彼女は、自分から私には近づいていない。完全に私の方から誘ったよ。逆に迷惑だったかも?!
百合の審査がやたらと遅かったのも、それに関係あるんだよね。
関係者であり、全部で無くてもある程度の事情を知っていた彼女。なのに、私に「死なないで」って涙を流してくれた。彼女は信用して良いよね。
長い話が終わり、泊っていっても良いと言われましたが、断じて嫌です!
帰ります!!
私は学校前まで車で送ってもらいました。
すっかり遅くなってしまい、この時間だと、もう電車が無い。私の家、結構遠いからね。
一応、今日は友だちの家に泊まるかもって言ってあります。連絡するのが遅くなったと詫びながら、母に電話を入れました。今日は帰らないって(電車がなくて帰れないんだけど)…。
しかし、友達の家って言ってもね。百合は、多分自宅の方に帰っているだろうな。あれは偶に使う隠れ家だって言ってたし・・・。
あ、そうか、細入衆としての必要があっての隠れ家だったのか……。
行くアテも全くないので、一応、百合の隠れ家に行ってみます。
あ、灯りがついてる。百合、居るんだ。
部屋の前。呼び鈴ボタンを押す。
ガタンと勢いよくドアが開く。
イヤ危ないよ。私が外に居るんだから、外開きのドアをそんなに勢い良く開けないで・・・。
「な、なんで? ホントに有香? 幽霊じゃないよね……」
あ、百合ってば、腫れちゃって、すっごく不細工な顔。もしかして、ずっと泣いてたの?
「ただいま。幽霊じゃないよ。ちゃんと脚あるし。取り敢えず、入ってよい?」
「も、もちろん!」
部屋に入る。
ここには椅子も座布団もないから、2人でベッドに腰かける。
ベッドの枕、濡れてる。
やっぱり、ずっと泣いてたんだ、私のこと思って…。
なんて愛しい子。百合は唯一信用できる子だよ。
「で、いったいどういうコト? 有香、切腹したんじゃあ?」
「え~っとですね。そのはずだったんですがぁ、緒方先生に裏切られたというか、新教主に裏切られた? あ、いや違うか、利用された・・・。う~ん、兎に角、私、新しい斎巫になっちゃったんです!」
「う・・・。嘘…。有香が・・・、斎巫様~!!」
「あら、百合は斎巫なんて存在を認知してるんだね」
これは、ちょっとした私の意地悪。百合の正体、もう知っていますからね。
百合、ハッとして口を押え、即座にベッドから腰を上げ、床に跪く。
「申し訳ありません、斎巫様。私は教団の秘密工作部隊、細入衆柴田組の一人であります」
「うん、聞いた。もう知ってるよ」
「細入衆のことは絶対の秘密であるため、お話しできずにいました」
「それも聞いた。だから気にしないで」
即座に自分から正体を明かしてくれた百合。嬉しいな。
「百合だけが信用できる。教団の他の人は信用できない。私が信用できるのは、あなただけ。だから、これからもよろしくね」
「有難きお言葉。身命を賭してお仕えします。何なりと、御申しつけを」
「イヤだよ、百合。いつも通りに接してよ。私たちは親友同士よ」
百合、立ち上がってニッコリ笑ってくれます。
「シ・ン・ユ・ウなの? コ・イ・ビ・トじゃないの?」
「いやだ~。表向きは、シ・ン・ユ・ウ」
私も立ち上がり、手を繋いで握手。
そして、ちょっと偉そうに…、
「よし、そうだな。それでは早速、細入衆柴田百合に申し付けます。今日は私を泊めなさい。そして夜伽を命じます。朝までね♡」
「はは、おおせのままに」
畏まった返事をして百合はそのまま唇を近づけ、優しく合わせる。
ベッドに押し倒され、私は体中を揉まれ、裸にされ、舐められ・・・
ア~ン、イヤ~ン、ア~ン・・・。
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