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樹神奉寧団編
71 樹神奉寧団編 百合との別れ
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自身が鬼神様から生贄に望まれているなんて、思ってもいないであろう百合…。私が刺された日から一か月半後、やっと来てもらうことができましたよ。
あの後も鬼神様ってば、しつこく百合の心臓を要求してくる。
私の元々の意識の中にも百合の内臓を見てみたいなんて変態的な欲望があるからか、私の頭もおかしくなりそうで怖い。
というコトで、彼女の安全の為、今回会ったら百合とは出産までは会わないことにしようと思います。
妊娠したことも報告しなくっちゃね。百合、悲しむかな……。
暫しの別れだから、今日は存分に楽しもう。あ、でも絶頂に達して意識を無くさないようには注意・・・。
妊娠を果たしたことを告げると、やはり百合、とっても悲しそうな顔……というか、まるでこの世の終わりを告げられたような、悲壮な顔!
なによ~、そんな顔しないでよ。
私、一応、おめでたなんですよ・・・。
出産まではもう会えないと話す。駄々をこねられるかと思ったけど……、彼女は素直に頷いた。
寂し気に・・・。
そして・・・。
いつも通りの、濃厚なエッチの開始。
いや、いつもよりも、ネットリねちっこく。
更に、何回も、何回も、何回も、繰り返し・・・。
気持ち良くなり過ぎないようにするのも辛い。でも、十分に満足できました。
百合の方も楽しんでくれたかな?
今私は、全裸でベッドに仰臥。意識は保っていますが、目を瞑ってグッタリとし、噴出した体液でベットリ股間を濡らしたままで、乱れた息を整えようとしているところ……。
百合も同じく全裸ですね、今までネットリヌットリ絡み合っていたから。
今日は激しかったからね、彼女も私と同じような状態になっていることでしょう・・・。
あれ?
この首に当たる、冷たくて硬い感触は何?
う、痛い…。
首が痛い。ナニ??
目を開ける。目の前に百合の顔。
彼女、涙を流してる。
私の首の違和感の正体は・・・、百合が握っている短刀の刃。
百合が右手に握った短刀。その鋭い刃が、私の首にグッと押し付けられている。
痛いのは、皮膚が少し切れているから・・・。
「え、ええっと、百合? これはいったい・・・」
「ごめん、有香。私は、あなたを殺さなければならないの」
「こ、殺す?」
「そう。ごめんなさい。できれば、抵抗しないで欲しい」
「ええ~っと、私を殺すって、その理由を訊いても良いのかな?」
「それが、細入衆としての私の役目なの」
いやいや、意味わかんないよ。
斎巫に仕える立場の細入衆が、何で私、斎巫を殺すのよ!
あの後も鬼神様ってば、しつこく百合の心臓を要求してくる。
私の元々の意識の中にも百合の内臓を見てみたいなんて変態的な欲望があるからか、私の頭もおかしくなりそうで怖い。
というコトで、彼女の安全の為、今回会ったら百合とは出産までは会わないことにしようと思います。
妊娠したことも報告しなくっちゃね。百合、悲しむかな……。
暫しの別れだから、今日は存分に楽しもう。あ、でも絶頂に達して意識を無くさないようには注意・・・。
妊娠を果たしたことを告げると、やはり百合、とっても悲しそうな顔……というか、まるでこの世の終わりを告げられたような、悲壮な顔!
なによ~、そんな顔しないでよ。
私、一応、おめでたなんですよ・・・。
出産まではもう会えないと話す。駄々をこねられるかと思ったけど……、彼女は素直に頷いた。
寂し気に・・・。
そして・・・。
いつも通りの、濃厚なエッチの開始。
いや、いつもよりも、ネットリねちっこく。
更に、何回も、何回も、何回も、繰り返し・・・。
気持ち良くなり過ぎないようにするのも辛い。でも、十分に満足できました。
百合の方も楽しんでくれたかな?
今私は、全裸でベッドに仰臥。意識は保っていますが、目を瞑ってグッタリとし、噴出した体液でベットリ股間を濡らしたままで、乱れた息を整えようとしているところ……。
百合も同じく全裸ですね、今までネットリヌットリ絡み合っていたから。
今日は激しかったからね、彼女も私と同じような状態になっていることでしょう・・・。
あれ?
この首に当たる、冷たくて硬い感触は何?
う、痛い…。
首が痛い。ナニ??
目を開ける。目の前に百合の顔。
彼女、涙を流してる。
私の首の違和感の正体は・・・、百合が握っている短刀の刃。
百合が右手に握った短刀。その鋭い刃が、私の首にグッと押し付けられている。
痛いのは、皮膚が少し切れているから・・・。
「え、ええっと、百合? これはいったい・・・」
「ごめん、有香。私は、あなたを殺さなければならないの」
「こ、殺す?」
「そう。ごめんなさい。できれば、抵抗しないで欲しい」
「ええ~っと、私を殺すって、その理由を訊いても良いのかな?」
「それが、細入衆としての私の役目なの」
いやいや、意味わかんないよ。
斎巫に仕える立場の細入衆が、何で私、斎巫を殺すのよ!
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