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樹神奉寧団編
72 樹神奉寧団編 <挿入話 柴田百合…5>
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<挿入話>
・・・柴田百合・・・(5)
―――――――――
ああ有香、妊娠してしまったのね・・・。
あなたが妊娠しなければ・・・、
私はこんな辛い任務を実行に移さず済んだのに・・・。
有香からは、出産するまで会えないと言われた。
今日が最後で、もう会えなくなる。
最後のエッチ…。燃えましたよ。
一回じゃ足りない。少し休憩してもう一度。
更にまた・・・。
更にまた・・・。
更にまた・・・。
ああ、このバンド付き双頭ディルド、やっぱりいいね。本当に有香と、肉体が一つに結ばれている感じがするの。
外側には大きめのディルド、内側にはやや小さめのディルドがそれぞれ付けられていて、身に着けるバンドが付属。
装着する側が自分にも挿入しながら同時に相手に挿入することができるというディルド。
どちらも先端が少し反り返っていて、それがまた気持ち良いポイントを絶妙に刺激してくれるスグレモノよ。
最初は私が男役(といっても、私の膣内にも挿入されているけどね…)。腰を激しく振り、有香の膣内をたっぷり蹂躙してあげる。
有香ってば、体を痙攣させて涙を流しながら悶えていた。可愛い・・・。
私も、とっても気持ち良かったよ。有香の体内の鼓動が私の膣へモロに伝わってくるもん。
ああ、ホントに私が男だったらな。有香の中に私からの精液をたっぷり溢れるほど流し込み・・・。そして私と有香の子を・・・。
次は、有香が男役。
私が装着してあげますよ。有香の膣に短い方をグニュッと挿入し、バンドで彼女の腰に固定。
ああスゴイ!! 私、有香に貫かれてる・・・。
ああ、有香の精液を注入して欲しい。
有香の濃厚な精液を、私の膣の中へ溢れんばかりに放出して欲しい!
私、有香の子を妊娠したい。
有香の子を産みたいよ・・・。
しかし・・・。
そう、そんなの分かってますって。無理なんですよ。女同士ですから。
有香が私の子を妊娠することも、私が有香の子を妊娠することも不可能。
そして、“鬼神様の子”を妊娠してしまった有香。
私は、その有香を・・・、
殺さなければ、ならないのです!!
鬼神の願望は自らの子を成すこと。鬼神の子を成し、増やし、人類を駆逐する・・・。
鬼神の子は世を滅ぼす存在。私たち人類は、鬼神の子に喰われ、滅ぼされてしまう。
それは絶対に阻止しなければならない。
鬼頭の一族は上手く鬼神から不老の力を得ているが、これは非常に危険なコト。もし鬼神の子が産まれるようなことがあれば、大変なことになってしまう。
汚れ仕事を請け負うことでもって教団中枢近くに入り込んで監視し、最悪の事態を阻止するという極秘の使命を帯びているのが細入衆。
鬼頭家でも一応、子が産まれないようにする為、斎巫は生殖能力の無くなった女を選出する取り決めがある。
しかし、これが破られてしまった。あのバカ教主が鬼神に唆され、若く元気な有香を斎巫にしてしまった。
有香が妊娠しなければ、それでよい。2か月で有香は妊娠能力を失うのだから。
でも、もし妊娠すれば・・・。細入衆として、有香を抹殺しなければならない。
そんな細入衆の極秘使命がお頭様から私に明かされ、私がその重大な役目を仰せつかってしまった。
現時点で、一切警戒されずに有香の間近に侍ることが出来る細入衆は、私しか居ないのだからと。
女子切腹同好会会長であり、有香の愛人でもある、私しか・・・。
有香は斎巫となり、不老の存在となった。しかし、不死ではない。
多少の傷は平気でも、即死状態にすれば復活できない。首を斬り落としてしまえば、確実に死ぬ。
だから私は・・・、今ここで・・・、この有香の首を、斬り落とさなければならない!
私が有香を殺すのです。
人類の未来を守る為に!
これで永遠のお別れよ。
この細く可憐な有香の首を、サクッと斬り落とせば、全て終わり。
今まで、何人もの首を斬ってきた私にとって、簡単なコト。物の一秒もかからない。
この刃物を強く引けば、真っ赤な血が噴き出し、有香の頭部がゴロッと転がり落ちる。
それで終了なの。
有香、ごめんね。ホント、ごめん。
さようなら!!
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