109 / 167
襲撃
109 養老山事件 …種付け…
しおりを挟む
亜希子は困っていた。勃たせろと言われても、どうすれば良いのか。兎に角、殺気立って来ている鬼に提案する。
「あ、あの……。男の人は繊細ですので、気分が乗らないと勃たないですから、もしよろしければ、私が元気にさせますけど……」
「なんじゃと。お前ならこの役立たずマラを使えるように出来るというか? ならば、やってみよ。出来なければ、二人纏めて八つ裂きじゃ」
「は、はい。では、あの……。動けるようにしてもらえませんか?」
「よかろう。但し不審な行動をとれば、すぐに殺すぞ!」
女鬼に見詰められ、鬼の目が再び赤く光った。と同時に、亜希子は動けるようになった。
徹の金縛りは既に解かれ、裸に剥かれている。さっきまで徹にまたがっていたタエが、勃たないと癇癪をおこし、あちこち鋭い爪で傷をつけていた。
亜希子は傷だらけの徹に抱き着いて、キスをする。
「安心して。大丈夫だから。私だけを見ていれば良いの。ここにいるのは私だけと思いなさい! 私が、必ずあなたを守る!私以外のことを考えちゃダメ!」
しっかりと徹を抱き締めながら、亜希子は再び唇を重ね、舌を入れた。そして、そのままで服を脱いで裸になってゆく。
対岸の早紀は、非常に困惑していた。
ちょうど鬼がこっちの方角に顔を向けるような格好になっていて、全く動けない。草叢に隠れ、カメラのレンズだけそこから出して、ファインダー越しに様子を覗き見している状態。
吐き気を催す惨殺場面のあとに……、濃厚なラブシーンが始まってしまう……。
亜希子はスタイル上々の美魔女。同性の早紀から見ても綺麗だ。その彼女が、裸になって男と抱き合う。
こういうシーンに免疫のない早紀は赤くなりながら、シャッターを切っていった。
(…これは盗撮じゃないよ。記録だからね。記録!)
亜希子は徹を下にし、男根を口に咥えた。
チュパチュパと、厭らしく音を立ててしゃぶる。
すぐに大きく硬くなってきたソレを、亜希子は一旦、自分の股間に挿入させた。
上になって大きく腰を動かしながら、女鬼に手招きする。
タエが近づく。
亜希子は股間からヌチョッと抜き出し、徹とキスしながら場所を空けた。
タエが嬉々として袴を脱いで徹に跨り、自らの股間に、屹立している徹のソレを差し込んだ。そして激しく腰を振る。
亜希子は唇を重ねたまま徹の手を取り、自分の乳房に当てさせた。
「あ、亜希子さん……。う、出る!」
「うお。入ってくる! 子種汁が入ってくる!」
タエは歓喜の声を上げ、体をのけぞらせた。そして少し余韻を味わい、徹から離れた。
手で股間を押さえている。せっかくの精液を一滴も零さないようにしているようだ。
「よし、次は我の番じゃ」
カルが駆け寄るように近づいてきて、徹の男根を見て怒りだす。
「何じゃ、小さくなってしまって居るではないか。早く勃たせよ!」
「えっ、続けてですか? 少しお待ちを……」
亜希子は慌てて徹に跨り、両手を取って、自分の乳房をもませた。
「もう一度よ! 根性入れて勃たせなさい!」
「そう言われましても、続けてなんて……」
「情けないこと言ってちゃダメ! 死にたいの!」
亜希子は逆向きに徹に跨り、自分の秘所を顔に押し付けて舐めさせる。同時に、徹の男根を咥え込んで必死に口を上下させる…。
何とか回復してきたソレ。亜希子は再度向きを変え、いったん自分の股間に押し込んで腰を振り、硬くさせてゆく……。
亜希子は手招きしてから、徹のモノを自分の股間から抜き出した。
徹と唇を重ねながら場所を空けると、すぐに袴を脱いだカルが跨って、徹のソレを自分の股間に差し込んだ。そして気持ちよさそうに腰を振る。
タエは相変わらず、余韻に浸りながら目を閉じて自分の股間をもんでいる……。
その時だ! 草叢から、恵美が飛び出したのは。
恵美は少し前に到着し、様子を窺っていた。チャンスとみて、飛び出したのだ。
背後から音を立てず急接近する。
手に持っていた金剛杖は、仕込み杖。抜刀して、直刀の刀となっていた…。その刀で、徹に跨ってヨガっていたカルの背中を、右上から斜め下に斬り裂いた。
「ぎゃー!」
叫び声と共に、カルが飛び上がった。茶色の着物ごと、背中がザックリと斬れ、血に染まってゆく。
斬られたカルは、呻きながら転がり倒れた。
亜希子と徹も驚き、這いずりながら逃げて、カルから距離を取った。
タエは、股を広げてだらしなく股間をもんでいた……。が、いきなりの事態に、その姿勢のまま呆然だ。
恵美は、すぐに振り返り、そのタエに斬りかかる…。
タエも我に返った。すんでのところでかわし、近くに置いてあった刀を取って抜いた。
恵美の再度の打ち込みを、刀で受け、押し返す。恵美はその力で押され、後ろへ二メートルほど飛び下がった。
「なんて馬鹿力…」
鬼の力は強い。おまけに、手にしているのは肉厚のゴツイ日本刀。対して、恵美は仕込み杖を抜いた細い直刀。明らかに分が悪い。
「よくも姉者を! 脳天から真っ二つに断ち割ってくれるわ!」
上段から、物凄い勢いで恵美に打ち込んでくる。
恵美の刀では受けきれない。やむなく、再度後ろに飛び退く。
そして、タエの刀が空を斬ったのと同時に踏み込んで斬りつけた。
が、相手も只者ではない。器用に刀を返し、恵美の打ち込みを受け止めた。
(…このままでは、マズイ。刀身が持たない…)
恵美の額に、汗がにじむ。
タエがニヤッと笑った。
(…こいつ、本気で私を真っ二つにする気だ)
押されながらの鍔迫り合い…。仕込み杖の刀とは言え、小さな鍔は付いている。が、タエの怪力で、追いつめられる。背後に迫る崖…。外して避け下がることも出来ない状態となってしまった。
もうこれ以上は無理だ。刀が折れれば、そのままザックリ押し斬られてしまう…。いや、それ以前に、この怪力、押し負けてしまう。
タエの刀が徐々に恵美の額に近づく。
(もうダメだ…)
「あ、あの……。男の人は繊細ですので、気分が乗らないと勃たないですから、もしよろしければ、私が元気にさせますけど……」
「なんじゃと。お前ならこの役立たずマラを使えるように出来るというか? ならば、やってみよ。出来なければ、二人纏めて八つ裂きじゃ」
「は、はい。では、あの……。動けるようにしてもらえませんか?」
「よかろう。但し不審な行動をとれば、すぐに殺すぞ!」
女鬼に見詰められ、鬼の目が再び赤く光った。と同時に、亜希子は動けるようになった。
徹の金縛りは既に解かれ、裸に剥かれている。さっきまで徹にまたがっていたタエが、勃たないと癇癪をおこし、あちこち鋭い爪で傷をつけていた。
亜希子は傷だらけの徹に抱き着いて、キスをする。
「安心して。大丈夫だから。私だけを見ていれば良いの。ここにいるのは私だけと思いなさい! 私が、必ずあなたを守る!私以外のことを考えちゃダメ!」
しっかりと徹を抱き締めながら、亜希子は再び唇を重ね、舌を入れた。そして、そのままで服を脱いで裸になってゆく。
対岸の早紀は、非常に困惑していた。
ちょうど鬼がこっちの方角に顔を向けるような格好になっていて、全く動けない。草叢に隠れ、カメラのレンズだけそこから出して、ファインダー越しに様子を覗き見している状態。
吐き気を催す惨殺場面のあとに……、濃厚なラブシーンが始まってしまう……。
亜希子はスタイル上々の美魔女。同性の早紀から見ても綺麗だ。その彼女が、裸になって男と抱き合う。
こういうシーンに免疫のない早紀は赤くなりながら、シャッターを切っていった。
(…これは盗撮じゃないよ。記録だからね。記録!)
亜希子は徹を下にし、男根を口に咥えた。
チュパチュパと、厭らしく音を立ててしゃぶる。
すぐに大きく硬くなってきたソレを、亜希子は一旦、自分の股間に挿入させた。
上になって大きく腰を動かしながら、女鬼に手招きする。
タエが近づく。
亜希子は股間からヌチョッと抜き出し、徹とキスしながら場所を空けた。
タエが嬉々として袴を脱いで徹に跨り、自らの股間に、屹立している徹のソレを差し込んだ。そして激しく腰を振る。
亜希子は唇を重ねたまま徹の手を取り、自分の乳房に当てさせた。
「あ、亜希子さん……。う、出る!」
「うお。入ってくる! 子種汁が入ってくる!」
タエは歓喜の声を上げ、体をのけぞらせた。そして少し余韻を味わい、徹から離れた。
手で股間を押さえている。せっかくの精液を一滴も零さないようにしているようだ。
「よし、次は我の番じゃ」
カルが駆け寄るように近づいてきて、徹の男根を見て怒りだす。
「何じゃ、小さくなってしまって居るではないか。早く勃たせよ!」
「えっ、続けてですか? 少しお待ちを……」
亜希子は慌てて徹に跨り、両手を取って、自分の乳房をもませた。
「もう一度よ! 根性入れて勃たせなさい!」
「そう言われましても、続けてなんて……」
「情けないこと言ってちゃダメ! 死にたいの!」
亜希子は逆向きに徹に跨り、自分の秘所を顔に押し付けて舐めさせる。同時に、徹の男根を咥え込んで必死に口を上下させる…。
何とか回復してきたソレ。亜希子は再度向きを変え、いったん自分の股間に押し込んで腰を振り、硬くさせてゆく……。
亜希子は手招きしてから、徹のモノを自分の股間から抜き出した。
徹と唇を重ねながら場所を空けると、すぐに袴を脱いだカルが跨って、徹のソレを自分の股間に差し込んだ。そして気持ちよさそうに腰を振る。
タエは相変わらず、余韻に浸りながら目を閉じて自分の股間をもんでいる……。
その時だ! 草叢から、恵美が飛び出したのは。
恵美は少し前に到着し、様子を窺っていた。チャンスとみて、飛び出したのだ。
背後から音を立てず急接近する。
手に持っていた金剛杖は、仕込み杖。抜刀して、直刀の刀となっていた…。その刀で、徹に跨ってヨガっていたカルの背中を、右上から斜め下に斬り裂いた。
「ぎゃー!」
叫び声と共に、カルが飛び上がった。茶色の着物ごと、背中がザックリと斬れ、血に染まってゆく。
斬られたカルは、呻きながら転がり倒れた。
亜希子と徹も驚き、這いずりながら逃げて、カルから距離を取った。
タエは、股を広げてだらしなく股間をもんでいた……。が、いきなりの事態に、その姿勢のまま呆然だ。
恵美は、すぐに振り返り、そのタエに斬りかかる…。
タエも我に返った。すんでのところでかわし、近くに置いてあった刀を取って抜いた。
恵美の再度の打ち込みを、刀で受け、押し返す。恵美はその力で押され、後ろへ二メートルほど飛び下がった。
「なんて馬鹿力…」
鬼の力は強い。おまけに、手にしているのは肉厚のゴツイ日本刀。対して、恵美は仕込み杖を抜いた細い直刀。明らかに分が悪い。
「よくも姉者を! 脳天から真っ二つに断ち割ってくれるわ!」
上段から、物凄い勢いで恵美に打ち込んでくる。
恵美の刀では受けきれない。やむなく、再度後ろに飛び退く。
そして、タエの刀が空を斬ったのと同時に踏み込んで斬りつけた。
が、相手も只者ではない。器用に刀を返し、恵美の打ち込みを受け止めた。
(…このままでは、マズイ。刀身が持たない…)
恵美の額に、汗がにじむ。
タエがニヤッと笑った。
(…こいつ、本気で私を真っ二つにする気だ)
押されながらの鍔迫り合い…。仕込み杖の刀とは言え、小さな鍔は付いている。が、タエの怪力で、追いつめられる。背後に迫る崖…。外して避け下がることも出来ない状態となってしまった。
もうこれ以上は無理だ。刀が折れれば、そのままザックリ押し斬られてしまう…。いや、それ以前に、この怪力、押し負けてしまう。
タエの刀が徐々に恵美の額に近づく。
(もうダメだ…)
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
76
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる