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7 <挿入話>紀藤美鈴3
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・・・紀藤美鈴・・・
――――――――――――
有香様が私に話してくださった、生贄儀式の詳細・・・。
生贄になる私は、まず身を清めるんだ。潔斎、お風呂ですね。……そうですよね。儀式の生贄ですもんね。清らかな状態でないといけません。
あ、排泄? オシッコもウンチも、出来る限り事前に排泄を済ませる?
そっか、死ぬとそんなものが体から漏れ出ちゃうんだ。それは汚いからね。重要ですね。
これらは自分でしなければならないこと。シッカリ済まそう。
なになに、そこからは二通りあって選べるのですか?
一つは『切腹』ですって?! 自分で自分のお腹を切るの!?
自ら内臓を掻き出し、首を刎ねられ、その後すぐに心臓を出されて、それを斎巫の有香様が食べる・・・。
ああ、そうですよね。そんなの選択する人なんて、そうそういませんよね。私も、いくら覚悟を決めても無理です。
もう一つは有香様が解体するのですね。今日はこっちを行うって、ちゃんと、分かっていらっしゃる。私的にもそっちでお願いしたいです。
生贄となる私は、傾斜状態の解体台に、大の字に固定される。こうなるともう動けないから、後は有香様にお任せね。
まず、お腹を縦に大きく切り開かれる?
さっきの切腹もそうだけど、心臓を出せれば良いのよね。何でこんなことするの?
そうなんだ、胸を開いて心臓を出すんじゃないんだ。そうよね。肋骨があるから……。
お腹を開いて、お腹の方から胸の中に手を突っ込んで心臓を出す。その為には腹部内臓が邪魔だから先に出すのか。
なるほど、ハラワタって言うくらいのモノ。臭くて汚いモノだから、儀式に使用する心臓が汚れないように、先に要らない臓物は処分しちゃうんだね。
まずは、私のお腹からは小腸が取り出されるの?
ふへっ、小腸って単なる管みたいなのが入っているだけだと思ってましたよ。腸間膜なんてものがあるんだ。初めて知りました。
それをビリビリ破いて摘出って、小腸は長いから、けっこう手間ですよね。その間、痛みを我慢しなきゃいけないのね。キツそうだな。頑張って耐えます。
それから胃袋。そして大腸が引き出される。
大腸ってお腹の中に固定されている? それを引き剥がしながら取り出すの?
う~ん、凄く苦しそう・・・。耐えられるかな。
うそ、肛門を繰りぬくの?! それ、絶対痛いよね。
あ、そうか、中の汚いモノを漏らさないようにするためなのか。なるほど、仕方ないね。
内臓の中でも特に汚い部分である消化器系を、先に丁寧に処分してしまうってことなんですね。
はあ! 次は生殖器も繰りぬいて、外性器ごと全摘出?!
それ、ものすごく痛くないですか?
それから肝臓? それに、二つの腎臓に、膵臓に、脾臓!?
私のお腹の中にいっぱい詰まっている臓物が、一つずつ順番に、全て処分されるちゃうんだ。
最後まで耐えられるかな、私。
そうしてお腹を空にした上で、横隔膜が破かれて心臓が抜き出される。
その私の心臓は、有香様がその場で食べる・・・。
ここで私は死亡で、その後、首を斬られる?!
あっ、頭部まで食べられる? 有香様が食べるの?
目玉を刳り抜く? 頭の皮を剥いで、頭骸骨を切って脳ミソを出す? 煮込みスープ??
いやいや、それ、私の死んだ後のことですよね。そんなのもういいですよ。聞きたくありませんっ。
そっか、その他の部位はオサガリで、信者に分配か。私、家族にも食べられちゃうのだね。なんて残酷な。
他に訊きたいことは?と問われる。訊くまでもないことだけれども・・・
「い、痛くて苦しいでしょうね。お腹を切られて、内臓出されるって・・・」
「それは、そうだよね。でも、希望者には針麻酔をしてあげるよ。痛覚だけなくすから、内臓とか出されるのは感じるんだけど、それ、結構気持ち良いみたいだよ」
「そ、そうなのですか?! でしたら、私も針麻酔をお願い致します! 私、痛いのは嫌です」
それを先に言ってくださいよ。麻酔、絶対お願いしたいです。痛いのは、嫌!
「へ? 何で美鈴が痛いの??」
有香様、怪訝な顔してますけども、お腹切られれば痛いのは当たり前じゃないですか・・・。
ん? は? うそ・・・。そんな・・・・・。
へ、へえええええ~!!
な、なんてこと、勘違いなんですか~?!
私、生贄じゃないの!?
なんですか、父様。酷いです。聞いてたのと全く違う!!
ああ、そっか。秘書さんが言ってましたね。娘の肉体を差し出してもらうって伝えたって。それを勘違いしたんだ。
じゃあ、私はホントに、純粋な有香様の世話係なんだ。
これって、もしかして、大出世コースなんじゃないですか? 斎巫で教主でもある有香様と、あんな関係も結んじゃったし・・・。
有香様、請け負ってくださいました。
……「普通にしてれば絶対死なない」
ちょっと変な言い回しだけど、言いつけ通りに普通にお仕えしてればよいってことよね。
承知しました。私、精一杯お仕えさせて頂きますよ。
よろしくお願いいたします!
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・・・紀藤美鈴・・・
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有香様が私に話してくださった、生贄儀式の詳細・・・。
生贄になる私は、まず身を清めるんだ。潔斎、お風呂ですね。……そうですよね。儀式の生贄ですもんね。清らかな状態でないといけません。
あ、排泄? オシッコもウンチも、出来る限り事前に排泄を済ませる?
そっか、死ぬとそんなものが体から漏れ出ちゃうんだ。それは汚いからね。重要ですね。
これらは自分でしなければならないこと。シッカリ済まそう。
なになに、そこからは二通りあって選べるのですか?
一つは『切腹』ですって?! 自分で自分のお腹を切るの!?
自ら内臓を掻き出し、首を刎ねられ、その後すぐに心臓を出されて、それを斎巫の有香様が食べる・・・。
ああ、そうですよね。そんなの選択する人なんて、そうそういませんよね。私も、いくら覚悟を決めても無理です。
もう一つは有香様が解体するのですね。今日はこっちを行うって、ちゃんと、分かっていらっしゃる。私的にもそっちでお願いしたいです。
生贄となる私は、傾斜状態の解体台に、大の字に固定される。こうなるともう動けないから、後は有香様にお任せね。
まず、お腹を縦に大きく切り開かれる?
さっきの切腹もそうだけど、心臓を出せれば良いのよね。何でこんなことするの?
そうなんだ、胸を開いて心臓を出すんじゃないんだ。そうよね。肋骨があるから……。
お腹を開いて、お腹の方から胸の中に手を突っ込んで心臓を出す。その為には腹部内臓が邪魔だから先に出すのか。
なるほど、ハラワタって言うくらいのモノ。臭くて汚いモノだから、儀式に使用する心臓が汚れないように、先に要らない臓物は処分しちゃうんだね。
まずは、私のお腹からは小腸が取り出されるの?
ふへっ、小腸って単なる管みたいなのが入っているだけだと思ってましたよ。腸間膜なんてものがあるんだ。初めて知りました。
それをビリビリ破いて摘出って、小腸は長いから、けっこう手間ですよね。その間、痛みを我慢しなきゃいけないのね。キツそうだな。頑張って耐えます。
それから胃袋。そして大腸が引き出される。
大腸ってお腹の中に固定されている? それを引き剥がしながら取り出すの?
う~ん、凄く苦しそう・・・。耐えられるかな。
うそ、肛門を繰りぬくの?! それ、絶対痛いよね。
あ、そうか、中の汚いモノを漏らさないようにするためなのか。なるほど、仕方ないね。
内臓の中でも特に汚い部分である消化器系を、先に丁寧に処分してしまうってことなんですね。
はあ! 次は生殖器も繰りぬいて、外性器ごと全摘出?!
それ、ものすごく痛くないですか?
それから肝臓? それに、二つの腎臓に、膵臓に、脾臓!?
私のお腹の中にいっぱい詰まっている臓物が、一つずつ順番に、全て処分されるちゃうんだ。
最後まで耐えられるかな、私。
そうしてお腹を空にした上で、横隔膜が破かれて心臓が抜き出される。
その私の心臓は、有香様がその場で食べる・・・。
ここで私は死亡で、その後、首を斬られる?!
あっ、頭部まで食べられる? 有香様が食べるの?
目玉を刳り抜く? 頭の皮を剥いで、頭骸骨を切って脳ミソを出す? 煮込みスープ??
いやいや、それ、私の死んだ後のことですよね。そんなのもういいですよ。聞きたくありませんっ。
そっか、その他の部位はオサガリで、信者に分配か。私、家族にも食べられちゃうのだね。なんて残酷な。
他に訊きたいことは?と問われる。訊くまでもないことだけれども・・・
「い、痛くて苦しいでしょうね。お腹を切られて、内臓出されるって・・・」
「それは、そうだよね。でも、希望者には針麻酔をしてあげるよ。痛覚だけなくすから、内臓とか出されるのは感じるんだけど、それ、結構気持ち良いみたいだよ」
「そ、そうなのですか?! でしたら、私も針麻酔をお願い致します! 私、痛いのは嫌です」
それを先に言ってくださいよ。麻酔、絶対お願いしたいです。痛いのは、嫌!
「へ? 何で美鈴が痛いの??」
有香様、怪訝な顔してますけども、お腹切られれば痛いのは当たり前じゃないですか・・・。
ん? は? うそ・・・。そんな・・・・・。
へ、へえええええ~!!
な、なんてこと、勘違いなんですか~?!
私、生贄じゃないの!?
なんですか、父様。酷いです。聞いてたのと全く違う!!
ああ、そっか。秘書さんが言ってましたね。娘の肉体を差し出してもらうって伝えたって。それを勘違いしたんだ。
じゃあ、私はホントに、純粋な有香様の世話係なんだ。
これって、もしかして、大出世コースなんじゃないですか? 斎巫で教主でもある有香様と、あんな関係も結んじゃったし・・・。
有香様、請け負ってくださいました。
……「普通にしてれば絶対死なない」
ちょっと変な言い回しだけど、言いつけ通りに普通にお仕えしてればよいってことよね。
承知しました。私、精一杯お仕えさせて頂きますよ。
よろしくお願いいたします!
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