私の宇宙人恐怖体験

しんいち

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宇宙人による生体調査の章

5 身体調査2日目…サンプル採取

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 その後は、実際の調査。今日も全裸になるよう要求されます。
 私の肉体、モデルさんのようなボンキュッボンのグラマラス体型ではありませんが、決して悪くはないと思うんです。
 胸の大きさは、大きすぎず小さすぎずの標準大。しかし、ツンと上向きの形良いオッパイは自慢です。
 ウエストは細目。ヒップはこれまた大きすぎず小さすぎずで、お尻の形状も引き締まって上々。脚も太すぎずに引き締まっている。
 それなりに整った女性らしい曲線美で、かなり良い線言っていると思うんですよね。
 そんな特上とまではいかないまでも上物の裸体を、簡単にさらさせるって、どうなのよ。
 ちょっと、お安く扱い過ぎじゃありませんの??
 まあ、相手は宇宙人の女性なんだから、それでどうというコトもないんですがね・・・。

 そしてその全裸のまま、体液採取をするということで、口を大きく開けさせられて口内の観察をされ、撮影してからの、唾液の採取。
 涙も採取。暑い部屋で発汗を促され、汗も採取されました。

 次の依頼には驚きました。排泄物採取、つまり、採尿と採便・・・。
 いや、検尿や検便自体は、医療検診でも普通にすることなんですがね。なんと、排泄行為の撮影もしたいですって!
 彼女らはオシッコをしない。オシッコをするというのが興味深いから撮影したいだなんて、そ、そんな恥ずかしい・・・。

 しかし、これは彼女らにしてみればエッチなコトでも変態的なコトでもなく、純粋に未知の生物の生態を調べたいという知的好奇心なんだよね。それに関しては理解できます。
 撮影されても、彼女らの星で、遠くの地球生物の生態として公開される分には・・・超ハズイには違いないけど、実害は・・・無い・・・か???

 まあ、仕方ないよね。分かりましたよ。他人に見せる場合は、絶対に顔にモザイク入れてよね・・・。

 一糸まとわぬ全裸状態のままで、しゃがんで下腹部に意識を向けて、腹圧をかける。
 尿道を閉じている筋肉が弛緩して膀胱内に溜まっている黄色い液体が押し出され、尿道内を流れ通り、尿道口から外へ放出……。排尿です、置かれている透明ボウル内へ・・・。

 この様子を多方向からしっかり動画撮影されながら、排出したオシッコを採取されました。
 見られながらのオシッコなんて、私、初めてですよ。それも、裸でって。
 ホント、ハズイ!

 え? 次は“ウンチ”もだって?
 固形の排泄物を出す場面も珍しいから撮影したいですって?!

 いや、それは流石さすがにNGです!
 そもそも、出せと言われてすぐ出せるものじゃないんですから!

 へ? 出なくても、排泄ポーズだけでもって?
 うへええええ~! う、嘘でしょう・・・。
 ホントに??

 結局、おっきい方の排泄シーンもバッチリ撮影されちゃいました。
 ポーズだけのつもりだったんですけど、なぜか丁度モヨオシテしまいまして・・・。
 そんな時に和風トイレットポーズとれば、出てきちゃうよ。バナナ状の立派な一本モノ、撮影されながら排泄しちゃいました。

 ううう、超ハズイ。人間としての尊厳が・・・。
 いや、彼女にとっては、私は未知の“動物”であって、研究対象でしかないんだよね。

 はあっ? 私の固形排泄物が良い香り!?
 香料に使えそうだって?!
 嘘でしょう・・・。ホントに?? 

 この最悪の排泄物臭が、パルには良い香りに感じられるんですって。
 その感覚は、私には全く理解できませんよ。


 その後は、採血。チューブの付いた針が腕の血管にブスッと刺され、私の赤い血液がチューブを通って抜かれる。けっこうな量を採られた気がします。
 彼女、採取した赤い血に興味津々。彼女らの血液は紫色って言っていたもんね。

 その日の報酬は、砂金50粒、換金価格60万円でした。
 超恥ずかしかった分、金額的には、まあ悪くはない・・・。
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