鬼に飼われて生きる少女 ~異世界転移し、鬼と一緒にヒトを食べて生きています~

しんいち

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鬼の世界へ

10 夜の侵入者

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 私、もしかして、これから『食肉処理』される?!

「お前、綺麗」
「お前、可愛い」

 侵入者の二人が裸で抱きついてきて、私の耳元で発した言葉……。

 え? えええ?
 ……えっと、どういうこと??

「お前、美味しそう」
「リューサ様も、言っていた。お前、美味しいって」

 お、美味しい…。やっぱり、私、食べられる!?

「でも、お前、リューサ様のモノ」
「リューサ様のモノ、食べられない。残念」

 へえっ? ということは……、大丈夫なのよね。

「だから、味見するだけ」
「そう、ちょっとだけ、味見」

 あ、味見~!!
どういうことですか、味見って!
 指一本だけ食べるとか、そういうこと? 嫌よ、そんなの!!

「お前、可愛い。凄く良い」
「お前、綺麗だ。リューサ様の次に、だけど」

「私たち、発情期に入った」
「そう、発情期に入ってしまった。だから、ちょっとだけ味見。味見させて!」

 へええっ…。これは…。
食べるんじゃなくって、性的な意味での味見ってこと?
 食べられるよりはマシなんですけれど、そ、そんな~!!

「大丈夫、痛くしない」
「そう、痛くしない。傷つけない。味見だから、舐めるだけ」

 ひいいいいい~。な、舐める!
 私、これから二人に舐め回されるの~?!

 双子さんのどっちがどっちか、何となく分かるようにはなってきました。
最初に話し出すのがお姉さんのイマさんです。次に口を開くのが、妹のカリさんです。
 イマさんが私の眼鏡を外し、右の耳たぶをハムッと軽く噛んできます。
痛くはありません。くすぐったい。
 カリさんは私の左足の指にしゃぶりつく。
やっぱり、痛くはありません。弾力があって温かい舌が這うのは、ムズムズして奇妙な感じ。
 イマさんは首から徐々に下に向かって、ベロ~、ベロ~ッと、舐めてきて胸へ。
カリさんは徐々に上へと舌を這わせて、女の子の秘部の方に…。
 イマさんに胸の膨らみを揉まれ、舐められ、吸われる。
カリさんには脚を持たれ、開けさせられ、股間にしゃぶりつかれる…。

 ひいい~、あ、だ、ダメ、気持ち良い……。あ、股間が吸われる……。
そ、そんなに吸われたら、お漏らししちゃいそう~!

「ダウコイサ、ジアノユツオノコ、イゴス」

 へ?カリさん、何て言ったの?

「ヨテシイタウコ、カウソ」

 なに、なに?

 二人は場所を交換し合い、今度はカリさんが胸を、イマさんが股間を吸ってくる…。

 あ、あああ~、すごい。気持ち良い…。
 あ、あれ、ちょっとイマさん、あ、す、吸い過ぎ…。
 ちょ、ちょっと、ホントに、お漏らししちゃうよ……。

「あ、痛いっ!」

 股間に急に痛みを感じ、思わず声を上げてしまいます。

「タッマシテレブヤガクマジョショ。タギスリヤテギスシイオ、タッマシ」
「ルレサロコニジルア、ラタシニノモズキ。ルイテシニナ」

 なに? 何を言っているの?
 今の痛み、なに?

 指で痛みがあった部分を触って、その指を見ると赤い液体が……。血です。

 へ?こ、これって、もしかして、処女膜が破れたの?
舌で破かれちゃった?
 そんな、酷いよ~!

 突然、ガチャッと扉の開く音。入ってきて灯りをつけたのは、リューサさん!

「『イマ』、『カリ』。ルイテシヲニナデココ」

「ヌセマリアケワシウモ、モ」
「ヲシルユオ」

 イマさんカリさんは、大慌てで裸のままで即座にベッド下の床へ。土下座平伏です。
 呆然としている私にリューサさんはツカツカ寄ってきて、私の股間をグッと開けさせます。そして、平伏している二人をキッと睨みつけます。
 す、凄く、怖い表情……。

「ダトコウイウド? タシヲニナ。ルイテデガチ」

「ヲミジア、ケダトッチョ。ヌセマリアケワシウモ」
「ヲシルユオ。タシマイマシテケツズキ、テギスリヤ」

「ええっと、あの、何を言っているんですか? 分かんないんですけど……」

 この世界の言語で話されると、私は全く理解できません。

「ああ、そうだったわね。この二人が勝手な事したから、叱責しているところよ。
可哀想に~、痛かったでしょう~。傷物にされちゃったね~。大事な処女膜が台無しね~」

 リューサさん、私に眼鏡をかけさせ、優しく抱きしめ、頭を撫でてくれます。
でも、横目で二人を睨む、その刺すような目つき。こ、怖いよ~!!
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