44 / 80
恵美と河童
43 ナナセと銀之丞1
しおりを挟む
美しき人魚のナナセ・・・。
彼女の大切な心臓は、無残にも治太夫によって体外へ掴み出されてしまった。
そして、喰われ、治太夫の胃袋の中に納まってしまった。
急所を喰われると人魚は死に、能力が奪われる。
心臓は、全身に血液を送り出す最も重要な臓器。通常、心臓が止まるということは、死を意味する。当然、急所であるはずの部分だ。
ナナセの命も能力も、これで治太夫のモノになってしまうかと思われた。
ところが・・・。
ナナセの腹部の傷から、白い靄が発生した。
直ぐに傷が治ってゆく。
暫く体を痙攣させてはいたが、ナナセは息を吹き返した。
荒い息をしながら治太夫を鋭く睨みつけた。
「なんと! 心臓が急所では無いのか!」
普通であれば一番の急所と考えられる心臓が違うとなると、いったいどこか?
間違いなく目的の部位は心臓だと思い込んでいた治太夫は、分からなくなってしまった。
が、死神にも言われた。一人丸ごと食べれば、どこかが当たるはずだ。
治太夫は、悶え叫ぶナナセの腹を何度も何度も切り裂き、肝臓・胆嚢・肺・腸・腎臓と、他に可能性が高そうな部分から順番に喰って行った。
だが、その度に白い靄が噴き出し、ナナセの体は元に戻っていった。
但し、だんだん痩せて、頬もこけてくる。対して、治太夫の腹はパンパンに膨れ上がった。
ヒトを喰う場合でも、腸を啜り飲んで、血を吸うまでで、通常は少し時間を置く。
それを、一気に全ての内臓分を喰ったのだ。河童の胃が大きいといっても、流石にこれは辛い。一服するかと考えた、その時だった。
「な、何をしている! な、ナナセ様!」
戸がいきなり開いて、入ってきたのは銀之丞。
ナナセとの待ち合わせの時間になったのだ。
「銀様、助けて…」
全裸で寝台に縛られているナナセが、弱々しい声で訴えた。
「御曹子!貴方は何ということを!」
突然入ってきた銀之丞には、意表を突かれた。が、ここは元々、銀之丞の家の舟小屋だと、治太夫も承知している。彼が来ることに不思議は無い。
それに、治太夫には鎌鼬という切り札があるので、特に慌てる必要も無い。
ナナセを縛り付けている寝台の端に治太夫は腰を下ろし、腕を組んで横柄に言った。
「銀之丞。これは、わが河童族の為だ。河童族が人魚にいいようにこき使われているのは、お前も十分承知しているだろう」
「だからといって、なぜナナセ様を! ナナセ様に何をしたんですか!」
「銀様…。助けて。私の不死の力が奪われる…。殺されてしまう……」
相変わらず、ナナセの声は弱々しい。そして、聞き捨てならない訴えだった。
「お、御曹司!あ、貴方はいったい…」
銀之丞の表情が、驚きから怒りへと一気に変化した。
一方、治太夫は落ち着きはらっている。そして、先ほどからのナナセの言葉が気になっていた。
銀之丞はナナセを「ナナセ様」と呼んでいる。彼は人魚に仕える料理人だから、これは普通だ。が、ナナセの方は、「銀様」と呼んでいる。
使用人に様付け・・・。
そして、よくよく考えてみれば、この舟小屋に寝台があるのは異常だ。普通は、こんなところで寝たりしない。
改めて小屋の中を見渡すと、端に寄せて置いてある小舟に、水が入って水槽のようになっている。通常、そんなことはしない。舟は水に浮かべるモノだ。
治太夫は悟った。二人は出来ていて、ここで逢引きを重ねていたのだと。乾燥に弱い人魚の為に、舟に水を入れて水槽にし、水に浸かれるようにしていたのだろう。
「御曹司! 今すぐ、ナナセ様を解放してください。そうしないと、皆にこの極悪な所業を訴えます!」
銀之丞は、治太夫を睨みつけながら、殴りかかりたくなる衝動を抑えて警告した。
が、治太夫は平然として口を開いた。
「お前たちこそ、良いのか?
人魚が何故一人だけでこんな寂しい所へ来ていたのか…。
舟小屋なのに何故、こんな寝台が置かれているのか…。
そして銀之丞、お前はここへ何をしに来た?
お前たち、ここで、いつも、二人で逢っていたな?
二人きりで、いったいナニをしていたのやら……」
銀之丞は言葉に詰まり、下唇を噛んだ。
自分たちの関係が知られれば、大変なことになる。自分もであるが、それ以上にナナセの人魚内での立場が心配だ。
しかし、放っておけるはずがない。ナナセが殺されようとしている。あの衰弱ぶりは単なる乾燥ではない。寝台も血でベットリ汚れている。何度も切り刻まれているのだ。
人魚の急所を、銀之丞は知っている。ナナセから聞いたからだ。
ナナセはまだ、そこにはダメージを受けていないようだ。だが、このまま放っておけば、治太夫もそれに気付く…。
銀之丞は入り口に立てかけてあった舟の櫂を取った。そして振りかぶり、治太夫に対して、直接攻撃に出た。
・・・はずだった。…が。
櫂が、ガタッと音を立てて下に落ちた。それを握った銀之丞の両手首から先が付いたままで・・・。
手首を失った銀之丞の手の断面から、真っ赤な血が噴き出す。
「う、うおおおおおお~」
「銀様~!」
銀之丞とナナセの叫び声が重なった。
治太夫の鎌鼬。至近距離で有れば、手首くらいスッパリ切断できる。
蹲って悶え苦しむ銀之丞を、治太夫は寝台に腰かけたまま、ニヤニヤ笑って見下ろしていた。
しかし、今度は治太夫が、目を剥いた。
その内、出血多量で死ぬだろうと思っていた銀之丞の傷口から、白い靄が発生した。
そして、その靄は転がっている手首に伸び、手首がスッと飛んで傷口に繋がった。両手首とも、ほぼ同時に・・・。
「お、おおお~!」
驚愕の声を上げた治太夫…。
自己修復の能力。これは、不死の能力と一体の物とされる。
これがあるということは、目の前の銀之丞は河童でありながら、人魚の不死の力を得ている。
この力を、治太夫は欲していたのだが、まだ手に入れられずにいるのだ。
………
銀之丞は四年に渡りナナセと逢引きを重ねていた。
人魚は精子を受けることで、卵が成熟して排出される。交わって産み出された卵を、ナナセは銀之丞に食わせていた。
「人魚の肉を食えば、寿命が延びる。卵でも効果は変わらないだろう。銀之丞の寿命が延びれば、長く銀之丞と一緒にいられる」と考えての事だった。
銀之丞も、愛する人が産み出し、与えてくれるモノ。有難く頂戴していた。
その卵は成長して人魚になるモノ。つまり、人魚の全ての部分が含まれる。
当然、まだ成長していないのだから、一個や二個食べたところで、数年寿命が延びる程度。
ところが、それが四年続くと、食べた数は百個を超えていた。
そして、その累積で、銀之丞は人魚同様の「不死の力」を得ていたのだ。
………
「な、なぜおまえが・・・。
人魚と交われば得られる力なのか? ならば、交わってみるか・・・」
治太夫は、縛り付けられたままのナナセの股間に手を伸ばした。
「や、やめろ~!!」
必死にとりすがって来る銀之丞の顔を、治太夫は思いっきり殴りつけた。
「キャー! やめてー!!」
一際大きな叫び声を、ナナセが上げる。こちらも必死な形相で藻掻きながら・・・。
尻餅をついて倒れ込んだ銀之丞は、それでも、直ぐに起き上がって治太夫に跳び付いて行こうとした。
「ええい、鬱陶しい!」
治太夫は、力を込めた鎌鼬を発動した。
同時に、銀之丞の動きがスッと止まった。
…表情を無くした銀之丞の頭部がゴロッと転がり落ちる。
鎌鼬で切断されたのだ。
頭部を失った首から血が噴き出し、胴体はビクッビクッと痙攣しながら倒れ込んだ。
「ギャー!! 銀様、銀様が!いやいや、銀様ー!!」
ナナセの叫び声・・・。
治太夫は構わず、床に転がった銀之丞の首級を足蹴にした。
そして髪を掴んで拾い上げ、戸口へ向かった。
「ギャー! 止めて、止めて! お願いだから、頭は!!」
更にナナセが叫ぶが、構わず、手にぶら下げた物を思いっきり外へ蹴り飛ばした。
銀之丞の首は高く飛んで行き、ボチャンと海の中に落ちて沈んでいった。治太夫はそれを確認し、戸を閉めた。
「いや~!!ぎ、銀様!!銀様!!」
ナナセは半狂乱になっている。閉められた戸の方を見て藻掻き叫ぶが、しっかり縛られているので動けない。
治太夫は着物を脱ぎ、腰蓑も外して裸になった。
股間のモノは既に大きく屹立していた。
自分の事よりも、蹴り飛ばされてしまった銀之丞の首を気にして泣き叫んでいるナナセの脚の拘束を解き、暴れさせないようにしっかり掴んで、股を開かせた。
「い、いや~!!止めて!いやいや!絶対いや~!!」
ようやく、自分が何をされようとしているか理解し、ナナセは拘束を解かれた脚を必死にバタつかせようとするが、河童の怪力には敵わない。
無理やり広げられたナナセの股間。治太夫は初めて人魚の生殖器を観察する…。
外見は、ヒトと似ている。陰毛もあり、縦の割れ目と、陰唇がある。
だが、よく見ると、ヒトとは違うことが分かる。
まず、尿道口が無い。人魚はオシッコをしないのだ。
陰唇に隠されている穴は一つのみ。生殖口で、ヒトよりも少し大き目の穴。
その下、ヒトの肛門に当たる場所にあるのは排泄口。ここから、大便と小便の混じった物を排泄する。
治太夫は、ナナセの生殖口に、自分のモノをあてがった。そして、前戯も無しに、いきなり・・・。
「はう~!! いや~!! やめ、やめて! ダメ!抜いて!銀様以外と交わるなんて、絶対イヤ~!!」
彼女の大切な心臓は、無残にも治太夫によって体外へ掴み出されてしまった。
そして、喰われ、治太夫の胃袋の中に納まってしまった。
急所を喰われると人魚は死に、能力が奪われる。
心臓は、全身に血液を送り出す最も重要な臓器。通常、心臓が止まるということは、死を意味する。当然、急所であるはずの部分だ。
ナナセの命も能力も、これで治太夫のモノになってしまうかと思われた。
ところが・・・。
ナナセの腹部の傷から、白い靄が発生した。
直ぐに傷が治ってゆく。
暫く体を痙攣させてはいたが、ナナセは息を吹き返した。
荒い息をしながら治太夫を鋭く睨みつけた。
「なんと! 心臓が急所では無いのか!」
普通であれば一番の急所と考えられる心臓が違うとなると、いったいどこか?
間違いなく目的の部位は心臓だと思い込んでいた治太夫は、分からなくなってしまった。
が、死神にも言われた。一人丸ごと食べれば、どこかが当たるはずだ。
治太夫は、悶え叫ぶナナセの腹を何度も何度も切り裂き、肝臓・胆嚢・肺・腸・腎臓と、他に可能性が高そうな部分から順番に喰って行った。
だが、その度に白い靄が噴き出し、ナナセの体は元に戻っていった。
但し、だんだん痩せて、頬もこけてくる。対して、治太夫の腹はパンパンに膨れ上がった。
ヒトを喰う場合でも、腸を啜り飲んで、血を吸うまでで、通常は少し時間を置く。
それを、一気に全ての内臓分を喰ったのだ。河童の胃が大きいといっても、流石にこれは辛い。一服するかと考えた、その時だった。
「な、何をしている! な、ナナセ様!」
戸がいきなり開いて、入ってきたのは銀之丞。
ナナセとの待ち合わせの時間になったのだ。
「銀様、助けて…」
全裸で寝台に縛られているナナセが、弱々しい声で訴えた。
「御曹子!貴方は何ということを!」
突然入ってきた銀之丞には、意表を突かれた。が、ここは元々、銀之丞の家の舟小屋だと、治太夫も承知している。彼が来ることに不思議は無い。
それに、治太夫には鎌鼬という切り札があるので、特に慌てる必要も無い。
ナナセを縛り付けている寝台の端に治太夫は腰を下ろし、腕を組んで横柄に言った。
「銀之丞。これは、わが河童族の為だ。河童族が人魚にいいようにこき使われているのは、お前も十分承知しているだろう」
「だからといって、なぜナナセ様を! ナナセ様に何をしたんですか!」
「銀様…。助けて。私の不死の力が奪われる…。殺されてしまう……」
相変わらず、ナナセの声は弱々しい。そして、聞き捨てならない訴えだった。
「お、御曹司!あ、貴方はいったい…」
銀之丞の表情が、驚きから怒りへと一気に変化した。
一方、治太夫は落ち着きはらっている。そして、先ほどからのナナセの言葉が気になっていた。
銀之丞はナナセを「ナナセ様」と呼んでいる。彼は人魚に仕える料理人だから、これは普通だ。が、ナナセの方は、「銀様」と呼んでいる。
使用人に様付け・・・。
そして、よくよく考えてみれば、この舟小屋に寝台があるのは異常だ。普通は、こんなところで寝たりしない。
改めて小屋の中を見渡すと、端に寄せて置いてある小舟に、水が入って水槽のようになっている。通常、そんなことはしない。舟は水に浮かべるモノだ。
治太夫は悟った。二人は出来ていて、ここで逢引きを重ねていたのだと。乾燥に弱い人魚の為に、舟に水を入れて水槽にし、水に浸かれるようにしていたのだろう。
「御曹司! 今すぐ、ナナセ様を解放してください。そうしないと、皆にこの極悪な所業を訴えます!」
銀之丞は、治太夫を睨みつけながら、殴りかかりたくなる衝動を抑えて警告した。
が、治太夫は平然として口を開いた。
「お前たちこそ、良いのか?
人魚が何故一人だけでこんな寂しい所へ来ていたのか…。
舟小屋なのに何故、こんな寝台が置かれているのか…。
そして銀之丞、お前はここへ何をしに来た?
お前たち、ここで、いつも、二人で逢っていたな?
二人きりで、いったいナニをしていたのやら……」
銀之丞は言葉に詰まり、下唇を噛んだ。
自分たちの関係が知られれば、大変なことになる。自分もであるが、それ以上にナナセの人魚内での立場が心配だ。
しかし、放っておけるはずがない。ナナセが殺されようとしている。あの衰弱ぶりは単なる乾燥ではない。寝台も血でベットリ汚れている。何度も切り刻まれているのだ。
人魚の急所を、銀之丞は知っている。ナナセから聞いたからだ。
ナナセはまだ、そこにはダメージを受けていないようだ。だが、このまま放っておけば、治太夫もそれに気付く…。
銀之丞は入り口に立てかけてあった舟の櫂を取った。そして振りかぶり、治太夫に対して、直接攻撃に出た。
・・・はずだった。…が。
櫂が、ガタッと音を立てて下に落ちた。それを握った銀之丞の両手首から先が付いたままで・・・。
手首を失った銀之丞の手の断面から、真っ赤な血が噴き出す。
「う、うおおおおおお~」
「銀様~!」
銀之丞とナナセの叫び声が重なった。
治太夫の鎌鼬。至近距離で有れば、手首くらいスッパリ切断できる。
蹲って悶え苦しむ銀之丞を、治太夫は寝台に腰かけたまま、ニヤニヤ笑って見下ろしていた。
しかし、今度は治太夫が、目を剥いた。
その内、出血多量で死ぬだろうと思っていた銀之丞の傷口から、白い靄が発生した。
そして、その靄は転がっている手首に伸び、手首がスッと飛んで傷口に繋がった。両手首とも、ほぼ同時に・・・。
「お、おおお~!」
驚愕の声を上げた治太夫…。
自己修復の能力。これは、不死の能力と一体の物とされる。
これがあるということは、目の前の銀之丞は河童でありながら、人魚の不死の力を得ている。
この力を、治太夫は欲していたのだが、まだ手に入れられずにいるのだ。
………
銀之丞は四年に渡りナナセと逢引きを重ねていた。
人魚は精子を受けることで、卵が成熟して排出される。交わって産み出された卵を、ナナセは銀之丞に食わせていた。
「人魚の肉を食えば、寿命が延びる。卵でも効果は変わらないだろう。銀之丞の寿命が延びれば、長く銀之丞と一緒にいられる」と考えての事だった。
銀之丞も、愛する人が産み出し、与えてくれるモノ。有難く頂戴していた。
その卵は成長して人魚になるモノ。つまり、人魚の全ての部分が含まれる。
当然、まだ成長していないのだから、一個や二個食べたところで、数年寿命が延びる程度。
ところが、それが四年続くと、食べた数は百個を超えていた。
そして、その累積で、銀之丞は人魚同様の「不死の力」を得ていたのだ。
………
「な、なぜおまえが・・・。
人魚と交われば得られる力なのか? ならば、交わってみるか・・・」
治太夫は、縛り付けられたままのナナセの股間に手を伸ばした。
「や、やめろ~!!」
必死にとりすがって来る銀之丞の顔を、治太夫は思いっきり殴りつけた。
「キャー! やめてー!!」
一際大きな叫び声を、ナナセが上げる。こちらも必死な形相で藻掻きながら・・・。
尻餅をついて倒れ込んだ銀之丞は、それでも、直ぐに起き上がって治太夫に跳び付いて行こうとした。
「ええい、鬱陶しい!」
治太夫は、力を込めた鎌鼬を発動した。
同時に、銀之丞の動きがスッと止まった。
…表情を無くした銀之丞の頭部がゴロッと転がり落ちる。
鎌鼬で切断されたのだ。
頭部を失った首から血が噴き出し、胴体はビクッビクッと痙攣しながら倒れ込んだ。
「ギャー!! 銀様、銀様が!いやいや、銀様ー!!」
ナナセの叫び声・・・。
治太夫は構わず、床に転がった銀之丞の首級を足蹴にした。
そして髪を掴んで拾い上げ、戸口へ向かった。
「ギャー! 止めて、止めて! お願いだから、頭は!!」
更にナナセが叫ぶが、構わず、手にぶら下げた物を思いっきり外へ蹴り飛ばした。
銀之丞の首は高く飛んで行き、ボチャンと海の中に落ちて沈んでいった。治太夫はそれを確認し、戸を閉めた。
「いや~!!ぎ、銀様!!銀様!!」
ナナセは半狂乱になっている。閉められた戸の方を見て藻掻き叫ぶが、しっかり縛られているので動けない。
治太夫は着物を脱ぎ、腰蓑も外して裸になった。
股間のモノは既に大きく屹立していた。
自分の事よりも、蹴り飛ばされてしまった銀之丞の首を気にして泣き叫んでいるナナセの脚の拘束を解き、暴れさせないようにしっかり掴んで、股を開かせた。
「い、いや~!!止めて!いやいや!絶対いや~!!」
ようやく、自分が何をされようとしているか理解し、ナナセは拘束を解かれた脚を必死にバタつかせようとするが、河童の怪力には敵わない。
無理やり広げられたナナセの股間。治太夫は初めて人魚の生殖器を観察する…。
外見は、ヒトと似ている。陰毛もあり、縦の割れ目と、陰唇がある。
だが、よく見ると、ヒトとは違うことが分かる。
まず、尿道口が無い。人魚はオシッコをしないのだ。
陰唇に隠されている穴は一つのみ。生殖口で、ヒトよりも少し大き目の穴。
その下、ヒトの肛門に当たる場所にあるのは排泄口。ここから、大便と小便の混じった物を排泄する。
治太夫は、ナナセの生殖口に、自分のモノをあてがった。そして、前戯も無しに、いきなり・・・。
「はう~!! いや~!! やめ、やめて! ダメ!抜いて!銀様以外と交わるなんて、絶対イヤ~!!」
1
あなたにおすすめの小説
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
クラスのマドンナがなぜか俺のメイドになっていた件について
沢田美
恋愛
名家の御曹司として何不自由ない生活を送りながらも、内気で陰気な性格のせいで孤独に生きてきた裕貴真一郎(ゆうき しんいちろう)。
かつてのいじめが原因で、彼は1年間も学校から遠ざかっていた。
しかし、久しぶりに登校したその日――彼は運命の出会いを果たす。
現れたのは、まるで絵から飛び出してきたかのような美少女。
その瞳にはどこかミステリアスな輝きが宿り、真一郎の心をかき乱していく。
「今日から私、あなたのメイドになります!」
なんと彼女は、突然メイドとして彼の家で働くことに!?
謎めいた美少女と陰キャ御曹司の、予測不能な主従ラブコメが幕を開ける!
カクヨム、小説家になろうの方でも連載しています!
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる