45 / 80
恵美と河童
44 ナナセと銀之丞2
しおりを挟む
治太夫は泣き叫ぶナナセに、構わず性行為を続行した。
抵抗しようとするナナセの両脚をしっかりと抱え込み、激しい動きを繰り返す。
「よし、出すぞ!」
「い、イヤー!止めて!! 銀様、助けてー!!」
ナナセの体内深くに勢いよく射精する。
すると、急にナナセの抵抗が止んだ。彼女の生殖器内を精液で満たしたと同時に・・・。
治太夫は抜き出し、ナナセから離れる。
ナナセは、体をピクピク痙攣させている。
脚は自由になったままだが、抵抗の素振りは見せない。
股間からは、溢れた精液が・・・。
徐々に、ナナセの顔が赤くなり、苦しそうな息使いになって来た。
ナナセは、脚を軽く曲げ、股を大きく開いた状態のままだ。が、明らかに腹部に力を入れ、息んでいる。
やがて、ナナセの生殖穴がパックリと大きく開き、中から、何か出て来た。
先に鋭い尖った部分のついた状態の管。先端は針状に細いが直ぐに太くなり、ちょうど、勃起した男根のような状態に穴から生えてきたのだ。
但し、太さ・長さは、標準的な男根のそれよりも大きい。
生えてきた管の、鋭い先端部分には縦に幾つかの裂け目があった。その裂け目から、かなりの量の粘液が零れ出て来る。
黄色がかった透明の粘液は、ナナセの腹部にドロドロと流れ落ちている状態だ。が、そんなことは気にせず、ナナセは相変わらず、顔を赤くして息んでいる。
「ふう~、う、ううう~!!」
苦しそうな声と同時に、生えてきた管の根元が大きく膨らんできた。中から、何か出て来る!
鶏卵よりも大きいその膨らみは、徐々に、徐々に、先の方へ進んでゆく。
管の先がイソギンチャクの様に割れた。
グチュッ!
中から大量の粘液と同時に、白い丸いモノが排出され、ナナセの腹にボタッと落ちた。
「こ、これは、人魚の卵か!」
治太夫は、粘液まみれの、その物体を手に取った。
鶏卵大で、温かく、弾力がある。
産み出したナナセは、ハアハアと荒い息のまま、グッタリしていたが、股間から出ていた管はスーッと彼女の腹部内へ引っ込んでいった。
一旦、治太夫は卵を置き、ナナセの脚を縛りなおしてから、改めて手に取り、まじまじとそれを見た。
「そうか、これか! 銀之丞は、これを喰ったのだな!」
即、口に放り込む。
かなりの弾力だが、しっかり噛むと潰れて、口の中に生臭いドロッとしたモノが広がった。
ハッキリ言って、途轍もなく不味い。
しかし、味なんてどうでもよかった。人魚の能力が得られるのなら・・・。
何とか口の中の物を飲み込んだが、特に体に変化は無い。治太夫は、試しに刃物で左手の甲を傷つけてみた。
白い靄は・・・。出ない。当然、傷も治らない。
「クソッ! ダメか!」
当然だ、一個やそこらでは無理なのだ。卵と言うのは正解だったが、数が違った。
銀之丞は四年がかりで百個を超える数を食べて人魚の能力を得た。しかし、治太夫は、それを知らなかった。
仮に知ったところで、そんな時間の余裕も無かった。
銀之丞がどうやってあの力を手に入れたのか疑問ではあったが、新たな方法を探すよりも、当初の計画通り、目の前の人魚の能力を奪う方が確実だ。
さて、あと喰っていない部位は・・・。
そういえば、切り取った銀之丞の頭を蹴り飛ばした時の、ナナセの反応は、今までと明らかに違った。
恋人が酷いことをされて泣き叫んでいるのかと思っていたが、それ以上の反応。
頭・・・。
ハッとして、治太夫は転がっている銀之丞の胴体を見た。
出血は止まっている。既に痙攣も無くなり、動かない。そして、例の白い靄が…。
出てこない・・・。
「頭か!」
治太夫は小屋の隅にあった鉈を取った。
そしてそれを右手に握りしめ、ニヤニヤ笑みを浮かべ乍ら、寝台に縛り付けてあるナナセに近づいて行った。
鉈を大きく振り上げる。
グッタリしていたナナセの表情がサッと変わり、治太夫を凝視しながら、何度も小刻みに首を横に振った。
「い、いや! いやよ。やめて! お願いします。ダメなの。頭だけは!
お、お願いします!許して! い、イヤー!!」
ナナセの断絶魔の叫び声が響き渡った・・・。
ついに、治太夫は人魚の不死を手に入れた。
明らかに、今までの自分と違うのが分かる。気力が漲ってきている。
そして、さっき左手に付けた傷が消えてしまっている!
今しがた彼が喰ったのは、ナナセの頭の中身、脳味噌だ。
脳が人魚の能力の源だったのだ。
「やった! やったぞ!」
治太夫は勢いよく戸を開け放ち、跳ねるように駆け出していった。
・・・・・。
海の中から出て来た、細い細い、白い靄の筋…。
舞い上がっていた治太夫は、これに気付かずに走り去った。
その筋はゆっくり伸び、開け放たれたままの入口から小屋の中に入ってゆく。そして倒れている銀之丞の胴体、首の断面に届いた。
同時に海から銀之丞の頭がザブッと飛び出す。
小屋の前に滑るように着地し、そのまま中へ転がり入った。
それは、銀之丞の胴体と繋がった。すぐ、傷は消える。
暫くして、ゆっくりと起き上がった銀之丞・・・。
彼の目の前に横たわっているのは、ナナセの遺骸・・・。
頭をかち割られて美しい顔は歪み、その大切な中身を全て奪われ、真っ赤な鮮血に塗れた、無残な状態と化していた。
「う、ウオー!! ナナセ様―!!」
銀之丞はナナセの亡骸に取りすがり、大声を上げて泣いた。
治太夫は、走っていた。
彼は、力を得た報告を死神にするつもりで急いでいた。
死神のところへ着くと、彼女は坐ったまま目を瞑っていた。
寝ているのか思ったが、どうも様子が変だ。格子の外からではよく分からないので中に入って確認すると、彼女は息をしていなかった。
まさに、眠るように、その長い生涯を閉じたのだ。
治太夫にとっては、この死神は恩人だ。不死を得たことを報告したかったが、仕方ない。
そして、彼にはしなければならないことがある。なにしろ、人魚を一人殺してしまったのだ。
これが発覚すれば、以後、人魚の異界出入りの力を借りられない。そうなれば、河童族は滅亡するしか無いのだ。
すぐさま、すばしこいのに定評がある二人の河童を呼び寄せた。
治太夫は河童たちから「御曹司」と呼ばれ、そこそこ慕われていた。これは、村主の息子でありながら、偉ぶるような姿勢を見せなかったからだ。
頼みごとをする時も低姿勢。それを上手くこなすと、笑顔で褒めてやり、時には褒美も与える。だから、皆、治太夫の頼み事は快く聞いてくれる。
ある意味、猫被っていたのだが、これも、上に立つ者の人心掌握術だと考えていた。
だが今回に関しては、依頼を受けた二人の河童は面食らった。
鬼の村に行き、神鏡を盗んでこいとの依頼。いや、依頼というより、指令。失敗は許されないという…。
親しみやすいと感じていた御曹司の雰囲気が、今までと明らかに違う。いつもの笑顔でなく厳しい顔。言動も威圧的で、怖い…。
二人はその雰囲気に竦み上がった。
否やは許されない、秘密の指令。実行するしかない。
急いで準備をし、海へ入って、指示通りの東北方向へ泳いでいった。
そして・・・。
その様子を隠れ探っていた銀之丞も、気付かれないように二人の後を追った。
銀之丞は、ナナセの遺骸の前で泣き叫んだ後、仇を取らんと治太夫を探り、監視を開始していたのだ。
治太夫が何のために二人を派遣したかは分からなかったが、あの狂った治太夫のすること。まともなことで有るはずが無い。
可能な事なら、直ぐにでも治太夫を討ちたいところだが、特殊能力を持ち、不死にもなった治太夫には敵わない。とりあえず、治太夫が行おうとしていることを、阻止しなければと考えたのだった。
抵抗しようとするナナセの両脚をしっかりと抱え込み、激しい動きを繰り返す。
「よし、出すぞ!」
「い、イヤー!止めて!! 銀様、助けてー!!」
ナナセの体内深くに勢いよく射精する。
すると、急にナナセの抵抗が止んだ。彼女の生殖器内を精液で満たしたと同時に・・・。
治太夫は抜き出し、ナナセから離れる。
ナナセは、体をピクピク痙攣させている。
脚は自由になったままだが、抵抗の素振りは見せない。
股間からは、溢れた精液が・・・。
徐々に、ナナセの顔が赤くなり、苦しそうな息使いになって来た。
ナナセは、脚を軽く曲げ、股を大きく開いた状態のままだ。が、明らかに腹部に力を入れ、息んでいる。
やがて、ナナセの生殖穴がパックリと大きく開き、中から、何か出て来た。
先に鋭い尖った部分のついた状態の管。先端は針状に細いが直ぐに太くなり、ちょうど、勃起した男根のような状態に穴から生えてきたのだ。
但し、太さ・長さは、標準的な男根のそれよりも大きい。
生えてきた管の、鋭い先端部分には縦に幾つかの裂け目があった。その裂け目から、かなりの量の粘液が零れ出て来る。
黄色がかった透明の粘液は、ナナセの腹部にドロドロと流れ落ちている状態だ。が、そんなことは気にせず、ナナセは相変わらず、顔を赤くして息んでいる。
「ふう~、う、ううう~!!」
苦しそうな声と同時に、生えてきた管の根元が大きく膨らんできた。中から、何か出て来る!
鶏卵よりも大きいその膨らみは、徐々に、徐々に、先の方へ進んでゆく。
管の先がイソギンチャクの様に割れた。
グチュッ!
中から大量の粘液と同時に、白い丸いモノが排出され、ナナセの腹にボタッと落ちた。
「こ、これは、人魚の卵か!」
治太夫は、粘液まみれの、その物体を手に取った。
鶏卵大で、温かく、弾力がある。
産み出したナナセは、ハアハアと荒い息のまま、グッタリしていたが、股間から出ていた管はスーッと彼女の腹部内へ引っ込んでいった。
一旦、治太夫は卵を置き、ナナセの脚を縛りなおしてから、改めて手に取り、まじまじとそれを見た。
「そうか、これか! 銀之丞は、これを喰ったのだな!」
即、口に放り込む。
かなりの弾力だが、しっかり噛むと潰れて、口の中に生臭いドロッとしたモノが広がった。
ハッキリ言って、途轍もなく不味い。
しかし、味なんてどうでもよかった。人魚の能力が得られるのなら・・・。
何とか口の中の物を飲み込んだが、特に体に変化は無い。治太夫は、試しに刃物で左手の甲を傷つけてみた。
白い靄は・・・。出ない。当然、傷も治らない。
「クソッ! ダメか!」
当然だ、一個やそこらでは無理なのだ。卵と言うのは正解だったが、数が違った。
銀之丞は四年がかりで百個を超える数を食べて人魚の能力を得た。しかし、治太夫は、それを知らなかった。
仮に知ったところで、そんな時間の余裕も無かった。
銀之丞がどうやってあの力を手に入れたのか疑問ではあったが、新たな方法を探すよりも、当初の計画通り、目の前の人魚の能力を奪う方が確実だ。
さて、あと喰っていない部位は・・・。
そういえば、切り取った銀之丞の頭を蹴り飛ばした時の、ナナセの反応は、今までと明らかに違った。
恋人が酷いことをされて泣き叫んでいるのかと思っていたが、それ以上の反応。
頭・・・。
ハッとして、治太夫は転がっている銀之丞の胴体を見た。
出血は止まっている。既に痙攣も無くなり、動かない。そして、例の白い靄が…。
出てこない・・・。
「頭か!」
治太夫は小屋の隅にあった鉈を取った。
そしてそれを右手に握りしめ、ニヤニヤ笑みを浮かべ乍ら、寝台に縛り付けてあるナナセに近づいて行った。
鉈を大きく振り上げる。
グッタリしていたナナセの表情がサッと変わり、治太夫を凝視しながら、何度も小刻みに首を横に振った。
「い、いや! いやよ。やめて! お願いします。ダメなの。頭だけは!
お、お願いします!許して! い、イヤー!!」
ナナセの断絶魔の叫び声が響き渡った・・・。
ついに、治太夫は人魚の不死を手に入れた。
明らかに、今までの自分と違うのが分かる。気力が漲ってきている。
そして、さっき左手に付けた傷が消えてしまっている!
今しがた彼が喰ったのは、ナナセの頭の中身、脳味噌だ。
脳が人魚の能力の源だったのだ。
「やった! やったぞ!」
治太夫は勢いよく戸を開け放ち、跳ねるように駆け出していった。
・・・・・。
海の中から出て来た、細い細い、白い靄の筋…。
舞い上がっていた治太夫は、これに気付かずに走り去った。
その筋はゆっくり伸び、開け放たれたままの入口から小屋の中に入ってゆく。そして倒れている銀之丞の胴体、首の断面に届いた。
同時に海から銀之丞の頭がザブッと飛び出す。
小屋の前に滑るように着地し、そのまま中へ転がり入った。
それは、銀之丞の胴体と繋がった。すぐ、傷は消える。
暫くして、ゆっくりと起き上がった銀之丞・・・。
彼の目の前に横たわっているのは、ナナセの遺骸・・・。
頭をかち割られて美しい顔は歪み、その大切な中身を全て奪われ、真っ赤な鮮血に塗れた、無残な状態と化していた。
「う、ウオー!! ナナセ様―!!」
銀之丞はナナセの亡骸に取りすがり、大声を上げて泣いた。
治太夫は、走っていた。
彼は、力を得た報告を死神にするつもりで急いでいた。
死神のところへ着くと、彼女は坐ったまま目を瞑っていた。
寝ているのか思ったが、どうも様子が変だ。格子の外からではよく分からないので中に入って確認すると、彼女は息をしていなかった。
まさに、眠るように、その長い生涯を閉じたのだ。
治太夫にとっては、この死神は恩人だ。不死を得たことを報告したかったが、仕方ない。
そして、彼にはしなければならないことがある。なにしろ、人魚を一人殺してしまったのだ。
これが発覚すれば、以後、人魚の異界出入りの力を借りられない。そうなれば、河童族は滅亡するしか無いのだ。
すぐさま、すばしこいのに定評がある二人の河童を呼び寄せた。
治太夫は河童たちから「御曹司」と呼ばれ、そこそこ慕われていた。これは、村主の息子でありながら、偉ぶるような姿勢を見せなかったからだ。
頼みごとをする時も低姿勢。それを上手くこなすと、笑顔で褒めてやり、時には褒美も与える。だから、皆、治太夫の頼み事は快く聞いてくれる。
ある意味、猫被っていたのだが、これも、上に立つ者の人心掌握術だと考えていた。
だが今回に関しては、依頼を受けた二人の河童は面食らった。
鬼の村に行き、神鏡を盗んでこいとの依頼。いや、依頼というより、指令。失敗は許されないという…。
親しみやすいと感じていた御曹司の雰囲気が、今までと明らかに違う。いつもの笑顔でなく厳しい顔。言動も威圧的で、怖い…。
二人はその雰囲気に竦み上がった。
否やは許されない、秘密の指令。実行するしかない。
急いで準備をし、海へ入って、指示通りの東北方向へ泳いでいった。
そして・・・。
その様子を隠れ探っていた銀之丞も、気付かれないように二人の後を追った。
銀之丞は、ナナセの遺骸の前で泣き叫んだ後、仇を取らんと治太夫を探り、監視を開始していたのだ。
治太夫が何のために二人を派遣したかは分からなかったが、あの狂った治太夫のすること。まともなことで有るはずが無い。
可能な事なら、直ぐにでも治太夫を討ちたいところだが、特殊能力を持ち、不死にもなった治太夫には敵わない。とりあえず、治太夫が行おうとしていることを、阻止しなければと考えたのだった。
1
あなたにおすすめの小説
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
クラスのマドンナがなぜか俺のメイドになっていた件について
沢田美
恋愛
名家の御曹司として何不自由ない生活を送りながらも、内気で陰気な性格のせいで孤独に生きてきた裕貴真一郎(ゆうき しんいちろう)。
かつてのいじめが原因で、彼は1年間も学校から遠ざかっていた。
しかし、久しぶりに登校したその日――彼は運命の出会いを果たす。
現れたのは、まるで絵から飛び出してきたかのような美少女。
その瞳にはどこかミステリアスな輝きが宿り、真一郎の心をかき乱していく。
「今日から私、あなたのメイドになります!」
なんと彼女は、突然メイドとして彼の家で働くことに!?
謎めいた美少女と陰キャ御曹司の、予測不能な主従ラブコメが幕を開ける!
カクヨム、小説家になろうの方でも連載しています!
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる