たとえ地球が滅びても

Emi 松原

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たとえ地球が滅びても

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泉(いずみ)の夢~アース・ライトとは~

 俺の名前は泉(いずみ)。身長はそんなに高くないけれど、今からどんどん伸びる予定!髪は洗いやすいようにいつも短め。でも坊主はちょっと似合わないから、なんだかツンツンしてる。そしてアース・ライトの戦闘ハイパーナンバー1の強さを持つ、今の現役戦闘員で一番強い16歳の男だ!!でも、俺の夢はこんなもんじゃない。何千人・・・いや、もっといるかな?まぁ、その中でもアース・ライトに今たった3人しかいない「レジェント」になること!!つまり伝説の強さを持つ男になることなんだ!!
 あ、アース・ライトの説明を忘れてた。えーっと・・・なんて説明したらいいか分からないから、とりあえず歴史の教科書から抜粋しながら説明する。西暦2050年、地球は劇的な機械化と文明を築き上げていた。しかしどんなに研究を重ねても崩れていった自然と機械化の共存は無理だった。そんな時、宇宙研究委員会っていう・・・とりあえず宇宙人の偉い人たちが集まる所で、ある決断が下された。それは、地球はもう滅びる。正確に言えば、生物の住める場所ではなくなるということ。そこで宇宙研究委員会は地球人が新たに住むためにぴったりで、まだ高い知能を持った生物がいない星を検討して地球人の移住先を決めた。その星は科学の発展に必要な資源が豊富で、元々あった地球のような自然もない。まさに地球人が移り住むのにぴったりの星だった。そんなこんなで(説明が下手で申し訳ないけど、もうちょっと)当時の世界各国の政府は早速新しい星への移住を推進して、移住が開始された。けれど、地球人全員が移住したわけではなかった。まず、自ら移住を望まなかった人達。地球が早かれ遅かれ終わりを迎えることを分かっていても、それを受け入れて生きることを選んだ人達だ。後は、俺たちの国では中学生以下の子供は保護者の判断で決められた。
 こうして地球人は二つの星に分かれて生活することになった。移住した星の人々は、自分たちのことを「新人類」と呼んだ。新しく、人の・・・地球人としての文明を作り上げようという前向きな意味だったらしい。最初は通信で連絡をとることも情報共有も自由だった。けれど・・・それからたった五年後、新人類は地球に残った人々に牙を向けた。俺には理解できないけれど、青い輝きがなくなり、滅びゆく地球があるだけで宇宙への恥だと考えたらしい。こうして、地球人と新人類の戦争が始まった。この時できたのがまさにアース・ライト。新人類と戦う組織だ。まず一番偉くて強い、現在27歳という若さで今のマスターになった春日(かすが)さん。とっても凛々しい女性だけれど、誰にでも優しくてアース・ライトの皆から慕われている人。マスターの次の階級が、まさに俺の目指すレジェント!!あ・・・レジェントと言っても、マスターより下の階級は、主に三つの組織で構成されている。まずは俺の所属する戦闘部隊。戦闘部隊は、機械に乗らずに直接最前線で戦う部隊。敵に一番に向かっていくんだ!!カッコいいだろ!?そしてサポート戦闘部隊。この部隊は色んなロボットに乗って俺たち戦闘部隊をサポートしてくれる。攻撃から防御から回収まで、色んなロボットを扱っていてすごいと思う。さらには救護班も兼ねている。最後に分析・研究部隊。俺たちが戦う時のオペレーターに武器の作成に相手の分析にさらには作戦まで、特に頭の良い人達がそろっている、これまたすごいけれども俺には頭の痛くなりそうな部隊だ。この三つの部隊は、どれか一つを選ばなければいけないわけじゃない。時と場合によって掛け持ちをマスターから命じられることもあるし、自分で選んでマスターに認めてもらう場合もある。その一番の例が三人のレジェントのうちの一人、幸(こう)多(た)さん。幸多さんは、分析・研究部隊に普段は所属しているけれど、なんと唯一、分析研究・戦闘・サポート・全てのレジェントなんだ!!レジェントの下の階級が俺の所属するハイパー部隊。ハイパー部隊が現役の隊員で、部隊ごとに順位も発表される。最後にノーマル部隊。これは部隊と言ってもまだ訓練生の段階。だけどマスターから命じられて突然戦闘に出る人や、研究チームに入る人もいるから、訓練生とて侮れない。あと、俺たちの使う武器やロボットについて。新人類は圧倒的な科学力と資源の力で、どんどんすごい無人の戦闘機械を生み出している。そんな新人類相手に作られたのが、イノセントアーム。イノセントっていうのは純粋なって意味が含まれているんだけれども、まさに人の純粋な強い想いで発動できる武器。どんな想いか色分けされていて、色んな武器で使える攻撃が変わってくるんだ。機械で攻撃してくる新人類に対して、最も有効な武器。だって、機械には純粋な想いはないから、たとえイノセントアームを取られてもすぐには使えないんだ。アース・ライトの説明はこんな感じかな。(俺は説明が苦手だから、分かりにくかったかも)
 今、俺たちアース・ライトと新人類は戦争をしているわけだけれど、実は戦争が始まって三年後に一度休戦を向かえたことがある。その、休戦に持ち込むきっかけを作ったほど強かったと言われている人物こそ、俺の目指す戦闘レジェントでなんとマスターの妹である明(あかる)さん!!でも、休戦になってからなぜか明さんはアース・ライトから姿を消した。アース・ライトは特殊な組織で、一般人には戦争の内容までは詳しく知らされない。一般人は戦闘区域から離れた場所にある巨大なドームの中に住んでいるんだ。ドームの中は空や風、季節や風景までリアルに感じられる地球人の終の棲家と言われている。だから休戦になった時、まだドームに住んでいた俺は本人を直接見たことがない。復帰できないほどの大怪我を負ったとか、マスターと仲が悪いとか、さらには死亡説まで噂はあるけれど、真実はマスターとレジェントの幸多さん、あ、あと忘れていたけれどサポートレジェントの照(てる)さんだけが知っている。休戦になって四年。去年戦争は再開された。元アース・ライトで戦っていた人はほとんど残っていなくて、新人がメインのメンバーの中、最初にも書いたけれど俺は一年で戦闘ハイパーナンバー1にのぼりつめたんだ!!
俺は、絶対絶対ぜーーーったいにレジェントになりたい!!戦闘レジェント!!伝説の戦闘員に!! 
幸多さんは分析・研究に今はメインでいるし、照さんはサポート。つまり俺がレジェントになれば・・・・・一番強いってことだから!!じゃあ、マスターは?と聞かれたら困る。なんせマスターは強いだけじゃなくて組織全体を取り仕切る頭脳と判断力が必要なことくらい俺にもわかる。俺は、強くなりたい。だから、この組織を取り仕切りたいわけではないんだ。
レジェント・・・伝説。俺は、新人類を打ち負かして必ず強くなってやるんだ。

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