19 / 57
一番大変 水分コントロールの巻
しおりを挟む透析患者さんにとって一番大変なんじゃないかと思われること。それが水分コントロールだ。
何度も書いているが、透析患者さんは飲んだ水分が全て体に溜まってしまう(個人差で尿量にもよる)
するとむくみや、肺に水が溜まる肺水腫になるのだ。
この肺水腫が、7月にいっとくさんの命の危機になったものである。(いっとくさんの場合、心臓が悪くなっていたのも原因だった)
水が溜まりすぎると心臓にも負担がかかってしまう。
これは中1日、中2日で体重計算をするのだが、ここは面倒なので割愛(笑)
要は増やしちゃいけないのだ。
尿の有無などにもよって違うが、ネットなどに書いてある水分をとって良い量は700ミリリットル。
500のペットボトルと、コップ一杯程を想像して貰えればわかりやすい。
ちなみにこれ、「食事に入っている水分も含めて」である。
ご飯や麺類、おかず、大抵のものにはしっかり水分が入っている。
パンは水分は少ないが、水分を取らないと食べづらい。
そう、この水分コントロール、命に直結するのに、超コントロールが難しいのだ!!!!
もちろんストイックにコントロールしている人もいるが、日常生活においてこのコントロールは本当に大変だ。
特に仕事によっても。
いっとくさんが現場にいた頃、まだ暑い日で、水分も沢山とれないため(汗の量はとれるにしても)体温コントロールができず、熱中症で倒れて運ばれた。
熱中症患者さんにはガンガン点滴を入れて尿を出すのだが、透析患者さんにはそれができない。
結果、入院である……。
いっとくさんの病院には土木系の肉体労働をしている方がいるらしく。(夜間で仕事ができるので)
でも飲まないと倒れるので、結果大幅にオーバー。本当にギリギリで頑張っている方もいる。
いっとくさんも夜勤専門だが、今は内勤に移って大分マシになった。
本当に水分コントロールは本当に難しい。
沢山の薬を飲むのにだってお水がいるし、食べる時にももちろん必要だ。
今の時期は乾燥も酷い。
それでもコントロールしないと命に関わるので、妻は鬼となって声をかける。
「ちょっとよ!」
「飲み過ぎ」
「これだけよ!」
と。
まあ、隠れて飲んでるんですけどね、いっとくさん。
今回も何やら難しい真面目な回になってしまった……。
しかし、我が家のいっとくさんのようにストイックではない家族には、妻が(家族が)鬼となるしかないのだ。
外食時には水のコップを取り上げて、調整しながら飲んで貰うこともある。
食卓戦争は、食事管理だけでなく、水分コントロールもきっちり見張る戦争である。
本当に色々大変であるが、
「こっそり牛乳飲んだ!!」
と無邪気に言ういっとくさんを見ると、脱力して笑ってしまうのであった。
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。
その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。
全7話
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる