6年1組の黙示録~M君ありがとう。君のおかげで僕らは一つになれたんだ! クラスを一つにするただ一つの方法

イチカ

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第十五章

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『グループ六年一組会議室』 9月2日 

 ダイゴ「来たぜ、コージ」
 コージ「まさみとMは」
 メグミ「ここのID知らないし、存在も教えていない」
 ダイゴ「まさか誰かもらしていねーだろうな、いたらそいつをぶち殺す、マジだぞ」
 準「ダイゴ、興奮するな」
 アリエル「大丈夫だと思う、教室じゃなく、帰った後電話でみんなに伝えたから」
 ダイゴ「ケンジを殺したのは俺だ」
 メグミ「ダイゴ」
 ダイゴ「俺、ケンジのダチだったのに、裏切っちまった」
 準「それはMのせいだろ、だから新しいアカ作ったんだ」
 コージ「そーだダイゴ、もう俺達は人殺しだ、嘆いていてもケンジは帰ってこない、ただオトシマエはつけないとな」
 メグミ「それって、まさみとMに?」
 コージ「M、か」
 コージ「なあ、Mって結局誰だと思う?」
 アリエル「それは」
 準「確かにいつの間にか忘れてた、誰だよアイツ」
 コージ「俺はずっとMについて探ってた、で結論が出た」
 ダイゴ「誰だ? 早く教えろ、コージ!」
 コージ「待てダイゴ、最後の検証がいる」
 準「何だよそれ?」
 コージ「俺、毎日塾で遅くまで勉強させられ、むしゃくしゃして公園のホームレスのダンボールの家燃やした」
 メグミ「は? 何それ」
 ダイゴ「お前、ふざけてんのか?」
 コージ「ふざけてない、みんな知っていたか? ここを見ている六年一組のみんな」
 コージ「結構大事になって警察と親にどやされた、けどけが人が出なかったし、ガキだったから許された」
 準「知るワケねーだろ、お前あぶない奴だな」
 コージ「Mは知っていた」
 準「は?」
 コージ「Mはそれで俺を脅してきた、ケンジを庇うなって」
 アリエル「ええっ」
 コージ「お前等はどうだ、何か秘密なかったか?」
 ダイゴ「俺は寝小便する」
 メグミ「ダイゴ?」
 ダイゴ「こんなナリしてまだ寝小便する、笑えるだろ、秘密の秘密だ」
 コージ「知ってた奴は?」
 ダイゴ「誰かに教えられると思うか?」
 メグミ「あーしドロボーだ、いつも睦とか色んな物盗んでる」
 睦「それ、知ってた」
 メグミ「マジ! ごめん睦」
 コージ「誰かに教えたか?」
 睦「先生にそうだんした」 
 メグミ「え!」
 準「俺さ、親父のカードを無断で使ってゲームに課金してた、こないだ怒られたんだけど、ずっと前から知っていたって。もしかして学校にも相談していたのかな?」
 コージ「話が見えてきたろ?」
 アリエル「あたしは」
 メグミ「いーんだよアリエル、Mに脅されるくらい恥ずかしいことなら話さなくて」
 アリエル「だめ、それじゃあみんなに、ケンジに申し訳ない」
 アリエル「あたし、SNSで裸になってる」
 アリエル「顔は隠しているけど、フォロワーに頼まれてつい」
 アリエル「親が激怒して部屋消されたけど、もしかして学校にはバレてたかも」
 コージ「Mの正体は木戸雅也だ、六年一組担任、確かに六年一組のメンバーだな」
 準「マジかよ、でも」
 コージ「あいつは一度致命的なミスをしている、6月25日だ、ログを見てみ」
 メグミ「えー、別に普通だけど」
 コージ「ケンジのうんこだ、俺達はスマホを朝に没収されて帰りに返される、何故Mは半端な時間にケンジを盗撮できる?」
 メグミ「あ」
 コージ「必死だったんだろうよ、ケンジをイジメさせようと」
 準「でもどーして」
 コージ「お前達、あの前どんな会話してた?」
 準「そーか、メグミが木戸を辞めさせようとしてた」
 コージ「木戸は学級崩壊になるのが怖かったんだ、だから違う目標に逸らすことにした」
 ダイゴ「ケンジか? それがケンジか!」
 コージ「まさみと結託して、クラスのみんなの情報を集めたんだ、教師しか知らない弱味をな」
 メグミ「で、あーし達を脅した、ちきしょー!」
 ダイゴ「あいつ、ぶっ殺してやる」
 コージ「待て、まだ決定的な証拠がない、俺のも状況証拠だ」
 準「だけど、そう考えたらMの最初のイタズラの謎も解ける」
 準「ずっと謎だったんだ、木戸の教卓にあったホルマリン瓶から出したカエル、どうやって手に入れたか」
 準「だって理科室には鍵がかかっているし、ホルマリン標本もケースの中に入っている」 
 メグミ「あいつ理科教師だ! カギ持ってる」
 コージ「自作自演か、でもまだ決定的じゃないな」
 ダイゴ「そんなもん明日手に入れる」
 準「どうやって」
 アリエル「木戸はきっとトボけるよ」
 ダイゴ「木戸じゃねー、まさみだ、アイツに口を割らせる」
 ダイゴ「手伝えタカヒロ、ウッキ」
 タカヒロ「判った」
 ウッキ「俺も、ケンジを殴った感触が消えないんだ、だから手伝う」
 メグミ「でさ、もしそーだったら? 木戸がMだったら? 学校にチクる?」
 コージ「それは」
 ダイゴ「なあ、まだみんな綺麗なままでいるつもりか?」
 アリエル「ダイゴ」
 ダイゴ「もう遅いんだよ、何もかも」
 ダイゴ「ケンジは俺達六年一組のみんなにハブられ、いじめられ、住んでた団地の屋上から飛び降りて潰れたんだ」
 ダイゴ「俺達はみんな弱味を握られてた、だがやったことに言い訳できねー」
 ダイゴ「六年一組はもうとっくに人殺しの集団なんだ」
 ダイゴ「だから、もし、木戸が犯人なら、ケンジと同じ目に遭わせる」
 メグミ「殺すって事?」
 ダイゴ「嫌な奴はいい、だけど俺はやる」
 コージ「ダイゴ! 待てよ」
 ダイゴ「ケンジはダチだったんだ!」
 ダイゴ「嫌な奴は今言え、安心しろ、何もしない、許す」
 ダイゴ「いないようだな」
 ダイゴ「なら、これが六年一組のやり方だ」
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