白は黒色に染まらない~囚われの捜査官~

鄙戯(ひなぎ)

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⑻触手と二輪挿し

「……もしかして、たすけてくれたのか……?」
 小さな姿で心配そうに顔を覗き込んでくる黒と紫に、うつ伏せで横たわるろうは思わずそう声をかけた。黒と紫が小さく頷くと、志郎は「ありがとな」と微笑みながら、二体の頭部を順番に指で撫でる。

 それが嬉しかったのか、黒と紫はキスするように志郎の頬や髪に何度も頭部をくっつけてくる。その行為を志郎は最初、微笑ましく受け止めていた。だが、触手が厭らしく身体を這うようになると身の危険を感じ始め、二体から距離を取ろうとゆっくり上体を起こす。けれども、黒と紫は志郎を逃すまいと、また触手を変形させつつ大きくなり、前後で挟み込んだ。
「ちょっ……まてまて……落ち着けって……な?」
 二体は志郎の言葉を無視して黒は前、紫は後ろから複数の触手で全身に絡みつき、強引に膝立ちの状態にさせる。そこから二体同時に、粘液をたっぷり纏った性器型の触手を志郎の後孔にあてがい、ゆっくりと挿入していく。
「やだっ……にほんっ……どーじはやめろっ……! やめろってぇ……!!」

 じわじわナカへと挿入ってくる二本の触手の圧迫感に、志郎はポロポロ涙を流す。『少しでも気を許した自分が馬鹿だった』と後悔しながら抵抗しようとするが、ガチガチに拘束されていて全く身体を動かせない。首を横に振っても当然、二体は挿入を止めず、それどころか性器と乳首、口内や耳まで同時に責め始める。尿道にトゲトゲの細長い触手を突っ込んだ状態で性器をしごき、乳首は捏ねたり引っ張ったりして弄ぶ。口内にも細い触手を突っ込み、志郎の舌先を中心に優しく愛撫する。耳にはそれぞれが舌を突っ込み、ねっとりと舐め回す。その間も、二本の性器型の触手は志郎のナカへ埋め込まれていく。

「やっ……くるしっ……やあっ……!! んあ"っ……!! あ"あ"あ"ぁぁっ……!!」
 先に黒が最奥に辿り着き、抉るようにそこを突いた。入れ替わるように今度は紫が最奥を突き、二本の触手はそれを交互に繰り返す。前立腺も擦られ、全身を愛撫され続ける志郎が絶頂すれば、黒と紫は粘液をナカに放出する。その後も触手の動きは止まらず、志郎は強制的に何度も絶頂させられる。
「しょれやらあぁぁっ……!! やめっ……! ろってぇ……! らめだってばぁ……!! や"だあ"あ"あ"ぁ"ぁ"っ……!!」
 二本の触手で亀頭をねっちこく捏ね繰り回されれば、志郎はボロボロと涙を流しながら盛大に潮を吹いた。そこから更に大量の粘液を纏ったトゲトゲの触手で亀頭をヌチョヌチョ、ゴシゴシと磨かれた志郎は泣き叫びながら再び潮を吹く。

 いつの間にか復活した黄色に粘液を顔にぶっかけられる感覚にすら、志郎はビクッと反応してしまう。
「あ……んっ……も、だめ……たのむ、から……うごくなよぉ……」
 黒と紫の触手は、ぐったりと項垂れる志郎を支えながら、彼のナカでゆっくりウネウネと動く。また激しくされる前に止めなければと、頭では分かっていても志郎は力が入らない。ただうわ言のように拒否の言葉を発し、小さく身体を震わせて涙を流す。
「フフッ……可愛ラシイ反応デスネ」
「志郎先輩……スキ、デス」
「は……なに……?」
 不意にれいとシオンの声が聞こえてきた事に驚いた志郎はのろのろと顔を上げる。

 アイツは兎も角、シオンがこんなとこにいる訳がない。何より、声は同じでも喋り方に少し違和感がある。
 ぼんやりとした頭で志郎がそんな事を考えていると、また黎とシオンの声がした。
「フフッ……志郎クンハ本当ニ可愛イデスネ?」
「本気デ……好キ、ダ……志郎先輩……愛シテル……」
「え……コイツら……話せたのか……?」
 黒と紫の頭部から明らかに黎とシオンの声が聞こえ、志郎は僅かに目を見開く。二人と同じ声で、聞き覚えのある台詞を言っている事に困惑するが、黒と紫がまた交互に最奥を突き始め、何も考えられなくなる。

「ひっ……! うごくなってばぁ……! あ"っ! もおやだあ"あ"あ"ぁぁ……!!」
「身体中、弱々デ可愛イデスネ。情ケナクテ本当ニ可愛イ。蕩ケタ顔モ可愛ラシイデスネ?」
「志郎先輩、好キダ。愛シテル」
「かわいいっ……とか……んっ……すき、とかっ……うるさっ……ああぁぁっ……!」
 耳元で黎とシオンの声で囁かれ、志郎は戸惑いと少しの興奮を覚えた。それを誤魔化すように悪態をつこうとするが、性器と乳首を弄りながら前立腺と最奥を突かれた事で、志郎はただただ喘いでしまう。

 黒は「可愛イ」と、紫は「好キダ。愛シテル」と繰り返し囁きながら、志郎の身体を弄び続ける。
「もぉむりぃ……! だめだっ! イくうぅ……!!」
 志郎が射精すると、黒と紫もナカに粘液を放った。それでもなお、黒と紫は志郎を解放しようとしない。
「志郎クン、本当ニ可愛イ……」
「愛シテル、志郎先輩……」
「ぁ……だめ……ほんとに……むり、だ……」
 黒と紫は触手で志郎の頭を優しく撫で、甘い言葉をかけながらも、まだまだ足りないとばかりに動き出す。そんな彼らの元へ、機嫌が直ったらしい青が、黒達に気づかれないように小さいままでじりじりと近づいてくる。

 青は志郎の足元まで辿り着くと、瞬時に細長い触手を性器型に変形させ、それをぎゅうぎゅうの後孔へ目掛けて勢いよく伸ばす。
「いっ……?! は!? ちょ、さんぼんはむりっ……! はいるわけないっ……! むりっていってんだろっ……!!」
 先っぽだけでは満足せずに無理やり奥まで挿入ってこようとする青に、志郎は涙目で必死に訴えかける。どうやら黒と紫もキツイようで、『流石に駄目だ』と言いたげにこれ以上、青が挿入ってこないように触手で阻止している。それがきっかけで三体は揉め始め、触手で互いをベシベシと叩き合う。

「ケンカ、すんならっ……ぁ……ぬいてからにっ……んあっ……! しろって……!!」
 志郎の言葉が聞こえていないのか、三体は喧嘩を止めるどころかヒートアップしている。三体が動く度に、挿入ったままの性器型の触手が志郎のナカを擦る。黒と紫にガッチリ拘束されていて自力で逃げる事もできず、志郎は半ば諦めたような顔で遠くを見つめ、時々小さく喘ぐ。

「……何を揉めているのですか?」
 いつの間にか部屋に戻ってきていた黎は半ば呆れたように、触手達の喧嘩とぐったりしている志郎を眺める。
 志郎は最初、黒がまた言葉を発したのだと勘違いする。だが、話し方で黎本人だとすぐに気がつき、ハッと横を見た。

 白い薔薇型の触手が入った鳥籠を手に持った黎は志郎と目が合うと、ニコリと微笑みながらベッドに乗り上げる。すると、喧嘩をしていた三体の触手達の動きがピタリと止まり、彼らも黎の方を向く。

 鳥籠の中の白い触手は何やらお怒りのようで、ずっとジタバタ暴れて回っている。妙に親近感がある白を、志郎がじっと見つめていると、「この子の事が気になりますか?」と黎が聞いた。
「え……まぁな……」
 気にはなるが、素直に黎に問うのは何だか面白くなくて、志郎は歯切れの悪い返事をする。
 触手達に拘束と挿入されたままなのも相まって、志郎の返事が余計に面白くて黎は小さく笑う。

「急遽、開発部のリーダーに呼び出されて何事かと思えば、『ボスがどうにかして』とこの子を渡されたんですよ。彼が手を焼くなんて珍しいと思ったのですが……これがまた志郎くんに似て、暴れん坊で我儘な子でして……。私にもなかなか懐いてくれないので、とりあえず連れて帰ってきました」
「おい、誰が暴れん坊でワガママだコラ」
 黎の言葉に志郎は不服そうな声を上げる。その事に黎は少し驚いたような表情で、志郎の顔をまじまじと見た。

「おや、自覚がないんですか? 私達に正体がバレた際に、シオンくんだけでも逃がそうと大暴れしてましたよね? それにセックス中にいつもアレが嫌。コレも嫌だと、我儘放題じゃないですか」
「前者は認めるが、後者はアンタの所為だろうが……」
「私の所為とは……?」
 志郎の言葉に黎はキョトンとした。『私が何をしたと言うのですか?』と言いたげな黎の顔を見て、志郎はイラっとする。だが、これ以上何を言っても無駄だと考え、言葉を飲み込んだ。

 志郎が何も言わないと解ると、黎は鳥籠の中に視線を落とす。未だに暴れ回る白と、静かに怒る志郎を交互に見た後、「ふむ……」と何か少し考え始める。
 数秒後、黎は『良い事を思いつきました』みたいな笑みを浮かべながら、鳥籠の中の白を見つめる。
「ねぇ、白くん」
「んだよ……」
「志郎くんではなく、白い触手くんの事を呼んだのですが……」
「……」
 志郎は自分の名前を呼ばれたと勘違いした上に、反射的に返事をしてしまい、バツが悪そうな顔で黙り込み赤面する。その表情を見て黎は小さく笑った後、またしても何かを思いついたような無邪気な顔で、今度は志郎を見つめた。

「確かに志郎くんと白くんはつい聞き間違えてしまうお名前ですね? なので白い触手くんは……ふふっ……ゆきくん、とでも呼びましょうか? もしくは、私の苗字の『羽』をつけて、しろばねくんなんてのも良さそうですね?」
 黎は悪戯っぽい笑みを浮かべて、そんな事を口にする。そして、『ゆき』と『しろばね』の部分で、志郎が微かに片眉を動かしたのを見て、愉快そうに微笑んだ。
「アンタ……それはわざとか……?」
「ふふっ……何の事でしょう?」
 志郎は眉間にシワを寄せ、黎を睨みつける。けれども黎に恍けられるとそれ以上、何も言えなくなって黙り込む。すると、黎は志郎の瞳を覗き込み、「志郎くんはどちらがいいと思いますか?」と問いかけた。

「別に……どうでもいい……」
「ふふっ……では、私が決めますね。白羽は苗字っぽいので、ゆきくんの方にしましょうか。カタカナでユキ……いや、漢字にするのも良さそうですね。例えば、由縁の由に、しろの樹で由樹なんてどうですか? ねぇ、志郎くん」
「……やっぱりわざとだろ……」
 志郎は眉間のシワを深くして、黎をじっと見つめ返す。そのまま二人はしばらく互いを見合っていたが、先に志郎が僅かに視線を逸らし、ため息をついた。

「はぁー……まぁ、アンタならそれくらい調べられるだろうな?」
「ふふっ……わざわざ調べなくとも元々、知っていましたよ?」
「は……? それってどういう意味だよ……?」
「さあ? どういう意味なんでしょうね? そんな事より、この子の名前ですが漢字の由樹は止めて、やはりカタカナでユキにしませんか?」
「どうでもいいって言っただろ……アンタの好きにしろよ……」
 意味深な事を言っておきながら、黎は志郎の問いに答えずにはぐらかす。その事を志郎は不満に思いつつも、問い詰めずに素っ気ない言葉を返す。

 志郎から答えが返ってきた事に黎は満足すると、鳥籠の中の白に視線を戻した。
「白くん、たった今、君の名前がユキに決まりました。分かりましたか? ユキくん」
 黎がにこやかにそう伝えると、白もといユキは動きを止めた。その数秒後、鳥籠の隙間から触手を出して、黎の手をバシッと叩いた。
「ザケンナ! コノ変態野郎ガッ!」
「おやおや……お口が悪いところも志郎くんにそっくりですね?」
 ユキは志郎と同じ声で罵倒しながら、細長い触手で何度も黎の手を叩く。
 それでも黎は怒るどころか、嬉しそうに手を伸ばし、鳥籠の隙間から指を入れてユキの頭部を撫でた。その指を頭部の中心でユキに咥えられても、「可愛いですね」と言って微笑んでいる。それを志郎は冷ややかな瞳で見つめる。

 ユキは黎の指に噛みついてるつもりのようだが、歯がない為ちゅぱちゅぱと吸い上げるだけになっている。それが可愛くて仕方ないのか、黎はしばらくユキの好きにさせていた。しかし、不意にユキの舌をグリグリと刺激して遊び始め、更に手を叩いていた触手を掴むと、指で厭らしくゆっくり撫でた。
「ン……ヤっ……メロ……ンンっ……」
 喘ぎ声まで志郎そっくりで、本人は羞恥心から少し頬を赤く染め、黎は楽しそうに小さく熱い息を吐く。その後、黎は志郎を拘束している触手達に目で何か指示を出す。すると、黒と紫は志郎に突っ込んだままの性器型の触手を動かして交互に最奥を突き、青もじわじわとナカへ挿入ろうとする。

「やああぁぁっ……! やめろっ……! さんはしぬっ……くるしっ……や"だあ"あ"ぁぁっ!!」
 涙目で叫ぶ志郎の声にユキは反応し、鳥籠の中から複数の触手を伸ばして助けようとした。けれども、その全てを黎に掴まれ、阻止されてしまう。
「ンッ……ンンッ……!」
「ふふっ……志郎くんを助けたければ、ユキくんが私を楽しませてください。ユキくんが早く素直で良い子にならなければ、このまま三本の触手で志郎くんのナカがグチャグチャにされてしまいますよ?」
 三体の触手は志郎のナカをゆっくりと、無理やり掻き混ぜながら性器と乳首、口内まで犯し始めた。志郎は黎を罵倒しようと口を開くが、それら全ては叫びに近い喘ぎ声に変わる。

 ユキは少しの間、ただプルプルと震えていた。だが、志郎のひときわ苦しそうな声を聞いた途端、意を決したようにコクンと大きく頷く。
「ふふっ……良い子ですね? ではユキくん、私にご奉仕してください」
 黎はそう言いながら鳥籠を開いて、ユキを外に出した。ユキはおずおずと黎の膝に乗り、彼のベルトを外してファスナーを下ろし、スラックスの中から性器を取り出す。それから黎の性器にユキは触手を巻きつけてしごきながら、舌を這わせてピチャピチャと必死に刺激を与えている。

 ユキが奉仕を始めると、黎のアイコンタクトで三体の触手は動きを止めた。そしてナカから性器型の触手を引き抜くと、紫は志郎の拘束を解き、元の姿に戻って青と共にピンクがいる方へ移動する。黒だけは志郎の手足を拘束したまま彼を仰向けに寝かせ、黎とユキの様子を楽しそうに見ているようだった。

 志郎はしばらく荒い息を整えていたが、小さいまま黎に健気に奉仕するユキの姿を目にすると胸を痛めた。
「おい……そんな小さい生き物を脅して虐めて楽しいかよ」
「えぇ、案外、悪くないですよ? 志郎くんと同じで、フェラチオはド下手ですが……。志郎くんに似て、可愛らしいので楽しいです」
 黎の返答に、志郎は嫌悪感を込めて小さく舌打ちした後、迷わず「いつもみたいにオレにしろよ」と言った。

「ふふっ……志郎くんも私に相手してほしいんですか?」
「ちげぇよ。そんな小さい生き物を虐めるくらいなら、多少頑丈なオレをいつもみたいに無茶苦茶にしろって言ってんだよ」
 志郎は鋭い目つきで黎を睨みつけ、はっきりとそう告げる。その言葉を聞いた黎は緩む口元を手で隠して、少し何か考え込んだ後、「疑似親子丼も良さそうですね」と呟いた。

「は? なに言って……」
「ユキくん、私の性器に全ての触手を巻きつけてください」
「おい! やるならオレだけにしろって……」
「そう急かさないでください。きちんと両方まとめて可愛がってあげますので。黒くんは志郎くんの脚を開いてください」
 黎は志郎の言葉を遮りつつ、ユキと黒に指示を出した。ユキは嫌々ながら黎の性器の先端から根元まで自分の触手を巻きつけて、黒はノリノリで志郎の脚を大きく開かせる。その後すぐに黎は性器を志郎の後孔にあてがい、先端を埋め込んだ。

「アンタまさか……」
「ふふっ……片方だけを可愛がるなんて不公平でしょう?」
「ばかやめっ……ああぁっ……!」
 黎はユキが纏わりついたままの性器を勢いよく志郎のナカに突っ込んだ。薔薇の頭部ごと、志郎のナカに突っ込まれたユキは酷く驚いたのだろう。混乱したように動き回り、その所為で志郎は細長いトゲトゲの触手でナカを何度も叩かれてしまう。

「やあっ……! ま、だめっ……! あ"っ! そこっ……やめっ……! ああぁぁっ……!!」
「こらこら、ユキくん落ち着いてください」
「あんたはっ……うごくなあぁっ……! あああぁぁっ……!!」
 黎は呑気な声でユキに話しかけながら、ゆっくりと抽挿を始めた。志郎は黎をキッと睨みつけるが、彼を楽しませるだけで、最奥をガンガン突かれてしまう。その間もユキは志郎のナカで暴れ回り、結果的に黎と共に前立腺などを刺激してしまっている。

「そこっ……! やあぁっ……! なんかへんっ……! だめだってばぁっ……!」
「やれやれ……黒くんもナカに挿入って、ユキくんを宥めてください」
「はあ!? ばかっやめろ……! そんなにはいるわけっ……やだああぁぁっ……!」
 黎の指示を受け、黒は即座に性器型の触手を志郎の後孔に突っ込んだ。それからユキをあやすように、彼の細長い触手に自分のモノを擦りつける。だが、余計にユキを驚かせたようで、動きが激しくなってしまう。

「ああぁっ!! おなかのなかっ……へんになるぅ!!」
「おやおや、これは仕方ありませんね……。仕方ないので、このまま続けるとしましょうか」
「は!? ざけんなっ! ぬけっ! ぬけよっ……!! あ"あ"あ"ぁっ……!!」
 黎の言葉を合図に、黒も同時に激しいピストン運動を始め、志郎のナカをグチャグチャと掻き混ぜる。その上、粘液でヌトヌトのトゲトゲ触手で志郎の乳首と亀頭も擦って、ますます彼を追いつめていく。

「だめっ……! まって……! まてってばあぁ……! あ"あ"あ"あ"ぁぁっ……!!」
 黎の性器と黒の触手にナカをゴリゴリと擦られ、暴れ回るユキからの刺激も受け、志郎は盛大に射精する。その際の締めつけで黎も射精し、黒は粘液を放つ。ユキは散々、暴れ回ったからか、その頃には黎の性器に巻きついたまま志郎のナカでぐったりしていた。
「ふふっ……互いに疑似親子丼を味わえて良かったですね?」
「っ……だ、まれ……いみ、分かんないこと……言ってんじゃねぇぞ……この変態クズ野郎がっ……」
「ふふっ……褒めても何も出ませんよ?」
「褒めてねぇよ……!」
 志郎に罵られても、黎は嬉しそうに微笑み、またゆっくりと抽挿を始める。

「ばっ……! ちょ……せめてアイツ……ゆ、きだけでもっ……解放しろよっ……! んっ……おい! 聞こえてんだろっ!!」
「ふふっ……志郎くんは優しいですね?」
「だまれっ……んあっ! 黒も、うごくなぁ……!」
 黒もまた動き出し、志郎のナカを擦りながら裏筋に舌を這わせたり、尿道に細長い触手を突っ込んで前立腺を突いたりする。黎も負けじとナカから亀頭で前立腺を押し潰し、志郎の乳首を抓ったり引っ張ったりして弄ぶ。

「そんなぜんぶ、だめっ……! ごりごりやめっ……またイくっ……イくうぅっ!!」
 ドライオーガズムに達した志郎の頭を撫でながら、黎は腰を動かし続け、黒も刺激をやめない。
「だめっ……またすぐイくからあぁ……」
「ふふっ……今日も可愛らしいですね、志郎くん」
「フフッ……志郎クンは本当ニ可愛イデスネ?」
 黒が言葉を発した瞬間、黎は微かに目を見開き、ピストン運動をやめる。

「おや……黒くんも言葉を発せられるようになったんですね?」
 志郎の乳首を弄び、緩やかに前立腺を亀頭で擦りながら黎は黒に問いかける。黎の言葉に黒は尿道側から前立腺を突きながら頭部をコクンと動かした後、空いている触手でこっそり紫を指した。それを見て黎は、自分の知らない間に言葉を発したのは黒と紫だけだと理解する。

「ふふっ……やはり君は私に似て良い子ですね」
「フフッ……志郎クンハ全身、弱々デ可愛イデスネ」
「ふふっ……分かります。本当に志郎くんは可愛いですよね」
 黎と黒は楽しそうに互いを見合った後、激しいピストン運動を再開する。協力して志郎の性感帯全てを愛撫し、何度も射精させたり潮を吹かせた。

「もうらめぇ……! げんかいだからあぁぁっ……! あ"あ"あ"あ"あ"ぁ"ぁ"ぁ"っ……!!」
 志郎が何度目か分からない潮を吹いた後、彼の身体に黄色がまた粘液を噴出する。その際、黄色は小さく「シロー」と言葉を発した。

 限界を迎え、薄れゆく意識の中、志郎はぼんやりと同期の捜査官の顔を思い浮かべていた。
 ヘラヘラした態度、黄色い缶のエナジードリンク、「シロー」と呼ぶ声……。
「……こ、はく……?」
 意識を手放す直前、志郎は無意識にその人物の名前を呟いた。

「ふふっ……流石にヒントを与えすぎましたかね?」
 黎は小さく笑いながらナカから性器を引き抜き、意識を失った志郎の耳元に唇を寄せてこう囁いた。
「近い内に会えるかもしれませんよ。君の同期で、裏切者の捜査官くんに。楽しみですね? 志郎くん」

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