白は黒色に染まらない~囚われの捜査官~

鄙戯(ひなぎ)

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⑽貞操帯

「ボス~、しろクンを……あ、取込み中? 出直した方が良さげ?」
 モモが監禁部屋へ入ると、手足枷を外されたろうれいがベッドに押し倒していた。その為、モモは部屋を出ようとしたが、黎は志郎の上から退きながら「いえ、大丈夫ですよ」と言って引き止める。
「志郎くんを借りにきたのであれば、モモくんがお先にどうぞ」
「そ? じゃあ、遠慮なく城樹クンをオナホにさせてもらうね」
 モモがそう言うと、志郎だけでなく、黎も渋い顔をした。

「あのね、モモくん。志郎くんはオナホールではありませんよ……」
「え? ボスがふじみやクンに『志郎くんは永遠に私の玩具になる』とかなんとか言ってたって、部下の誰かが言ってたけど……。それってオナホにするって意味じゃないの?」
「あぁ……そんな事も言いましたね? あの時はシオンくんをやる気にさせる為にあぁ言っただけで、最初から志郎くんを玩具にしようとは全く思っていませんでしたよ」
 黎の言葉に志郎は眉間にシワを寄せ、モモは意外そうな顔で「へぇ……」と呟く。

「じゃあさ、ボスにとって城樹クンってなんなワケ?」
「私の……恋人です」
 少し頬を赤らめて黎がそんな事を言うものだから、志郎は露骨に嫌そうな顔をして、「あ"?」とドスの利いた声を出す。
「んだよ、そのタチの悪い冗談は……」
「冗談? 私は本気で志郎くんの事を恋人だと思っていますよ」
「はぁ? 誰が、いつ、どこで、ド変態犯罪者野郎の恋人になったって?」
 志郎は嫌悪感を露わにし、黎を睨みつけながら彼の脚を軽く蹴った。

「ふふっ……照れているんですか? 可愛いですね、志郎くん」
 黎はニコニコ顔でそう言いながら志郎の足首を掴み、反対側の手で優しく脚を撫でる。それらの言動に志郎は鳥肌が立つと同時に、黎には何を言っても無駄だと諦めたような顔で遠くを見つめた。
 二人の様子を黙って見ていたモモは呆れたようなため息をついた後、SM用のさまざまな拘束具が入ったガラス戸棚を覗き込む。

「ボス~、もっとガッチガチの拘束アイテム置いといてよ~」
「モモくん好みの拘束具は志郎くんの可愛さを堪能できなくなるので嫌です。そこにある物で我慢してください」
「なにそれ意味分かんない。オナホに可愛さとかいらないし」
 モモは唇を尖らせながらもアイマスクとビットギャグ、二種類の拘束ベルト、そして貞操帯を手に取るとベッドに近づく。
「しーろきクン。無駄な抵抗はせずに、大人しく拘束されてね?」
 少し威圧感のあるモモの言葉に、志郎は嫌そうな顔をしつつも黙って小さく頷いた。

「それにしても……モモくんにも志郎くんをお貸しするとは言ったものの、本当に借りに来るとは思いませんでした。モモくんは志郎くんに全く興味がなさそうでしたし……」
「ん~……ボスがやたらとご執心なもんだからさ、どんな具合か試してみたくなったんだよね。それにあれだけ凌辱されてもボスのコト怖がらないし、完全な快楽堕ちもしない。それどころか、さっきみたいに平気で蹴ったりしてるじゃん。監視カメラで普段の様子を確認したら、食事を持ってきたボスや部下に毒見させてからフツーにパクパクご飯食べてるし。腰とか痛そうなのにできる限り筋トレまでしてる。そんな心身共に異常な程、強くて面白い奴なんて今までいなかったからさ。ボクも城樹クンに少し興味が湧いたってワケ」

 モモは微かに口角を上げて淡々とそう言いながら、志郎を着々と拘束していく。まずは根元と先端に穴が開いている南京錠付きの黒い貞操帯をつけ、鍵は白衣のポケットに仕舞う。次にアイマスクとビットギャグをつけ、ワイシャツを脱がせた上半身には背面腕拘束ベルトを装着する。その後、志郎をうつ伏せに寝かせて足首と脹脛、腿には二本の拘束ベルトを巻きつけていく。最後の仕上げに、ベッドサイドテーブルの引き出し内にあったボトルの先端を後孔に突っ込み、中のローションを大量に注入する。
 ローションを注入される感覚に志郎は喘ぎ、勃起しそうになるが貞操帯に阻止されて苦しそうに呻く。

「よし、ボク専用オナホの完成かんせ~
「私の可愛い恋人を勝手に自分専用のオナホールと言うのはやめてください。そもそも人間をオナホール扱いするなんて……前々から思ってましたけど、モモくんは本当に倫理観皆無ですね……」
「はぁ~? 本人の許可なく恋人にした上、部下他の男に貸し出すようなボスの方が倫理観終わってるでしょ。ボスよりボクの方が絶対マシだから」

 黎とモモの会話を聞きながら志郎は思わず、『どっちもどっちだよ……』と心の中でツッコんでしまう。
 二人は不服そうな顔で会話を終えると、黎は志郎の頭部の方へ、モモは脚側に移動した。モモは志郎の脚に乗っかると、彼の後孔に指をいきなり三本突っ込み、ぐちゅぐちゅとローションを掻き混ぜるようにナカを広げる。少しして指を引き抜くとローションをシーツで拭い、トップスの裾を胸まで捲り上げ、それ以外は全て脱いでベッドの隅に投げる。露わになった性器をモモは自分で軽くしごいて勃起させると、それを志郎の後孔にあてがい、勢いよく突っ込んだ。

「んんんっ……!!」
「へぇ……ボスに使い込まれてる割には、悪くない締めつけじゃん」
 モモは性器でヌチョヌチョとゆっくり志郎のナカを掻き混ぜながら舌なめずりし、しばらくして乱暴で激しい抽挿に切り替えた。
「ん、んんっ……! んんんっ……!」
 志郎は前立腺への刺激に感じてナカを締めつけるが、貞操帯の所為で勃起できない性器の痛みに悶えた。
「っ……ははっ……けっこー気持ちいいかも……」
 性器をぎゅうぎゅう締めつけてくる感覚にモモは微かに口角を上げ、より激しくピストン運動を続ける。
「んんんっ……! んんんんん~~~~~っ!!」
「あ~……やばっ……このオナホ、いいっ……もうでるっ……」
 モモは腰を動かしながら熱い息を吐き、呻き声を上げると志郎のナカで達した。精液を出し終えて少しすると、モモはまだ固いままの性器を再び前立腺に擦りつけるように腰を動かし始める。

 どれだけ快感を与えられても勃起できない性器の痛みに、志郎は生理的な涙を流してアイマスクを濡らす。
 黎はアイマスクの染みに気がつくと、志郎の頭に手を伸ばし、そっと撫でた。
「可哀想に……勃起できなくて痛いですよね? モモくんは年齢の割に淡泊なので、もう少しだけ我慢してください」
「ボスさぁ……喋んないでよ、萎えるから」
 モモはそう言いながら黎を睨みつつも、ゆっくりと抽挿は続ける。黎が笑顔で黙ると、モモは再び腰を激しく動かし始め、しばらくしてまた志郎のナカで達した。

 単調な行為を繰り返し、更に二回射精するとモモは満足したのか、志郎のナカから性器を引き抜く。
「ボスありがと~。どうせこの後ヤるなら、このままにしてていいよね?」
 ティッシュで性器についた精液とローションを拭き取りながらモモは黎に問いかける。
「別に構いませんよ。それはそうとモモくん、次はオナホール扱いではなく、志郎くんとセックスしてみてはいかがですか?」
 その提案にモモは露骨に嫌そうな顔をして、黎の方を見た。

「いや、そーいうのはいいから……相手のコト考えてヤるとかダルいし……」
「ふふっ……そうですか。志郎くんとのセックスは楽しくて、もっと気持ちいいのに……勿体ないですね」
「はぁ……? どっちにしろ犯してるんだし、そんな大差ないでしょ……」
「全然、違いますよ。志郎くんの感じている可愛い表情を見て、甘い喘ぎ声を聞きながらする行為は何十倍も気持ちいいですから……」
 黎は少し頬を染め、うっとりした表情でそんな事を言った。その言葉をモモは心底、理解できないと言いたげな顔で聞き流す。

「捜査官サマに随分と骨抜きにされてんじゃん。城樹クンの為に、組織に関わった人間を二人も普通に解放したりもしてさ……。あんまヌルいコトばっかやり続けるってんなら、本気でボスの座から引きずり下ろすからね?」
 モモはトップスの裾を下ろし、脱いだものを順番に着ながら呆れたように言葉を発する。モモに何を言われても黎は全く気にしていないようで、マイペースに志郎の頭を撫でた後、彼の拘束を解いていく。

「お疲れさまでした、志郎くん。モモくんはあんな感じですが、悪気は全くないんですよ。家族とは折り合いが悪く、大切だった友人や恋人、更には敬愛していた恩人にまで裏切られ、人間不信になってしまいまして……。人と真っすぐ向き合うのが苦手なんです。私にも心を開いてくれるまで、かなり時間がかかったんですよ?」
「余計なコト言うんじゃねーよ、ボス」
 モモはドスの利いた声でそう言ってベッドを殴った後、鋭い目で黎を睨みつける。その際、アイマスクを外された志郎と目が合ってしまい、モモは小さく舌打ちしてそっぽを向く。
「同情しないでよね、城樹クン。そーいうの、ホントうざいから」
 二人に背中を向け、そう吐き捨て歩き出したモモに、ビットギャグを外された志郎は「おい、コラ待て」と声をかけた。その声にモモは思わず足を止め、気怠そうに振り返る。

「誰がいつアンタに同情したって言ったんだよ。オレは犯罪者にどんな過去があろうと、同情だけはしないって決めてんだ。絶対に捕まえて、罪を償わせる。オレにできる範囲でだが、罪を償う手伝いだってする。だから桃乃モモ、アンタの事も組織の他の奴同様、オレが絶対に逮捕してやるから覚悟しとけよ」
 志郎の綺麗過ぎる揺るぎない瞳に見つめられた上に、真っ直ぐな言葉を投げかけられて、モモの心臓がドクンと大きく脈打った。その理由が解らずモモは戸惑うが、平然を装いながら白衣のポケットに入れていた貞操帯の鍵を取り出すと黎に投げつける。

「相棒を人質に取られて身動き取れないヤツが何言ってんの? 素っ裸で貞操帯までつけられてる癖にかっこつけてさ。逮捕できるものならやってみなよ! ばーか!」
 モモは子どもみたいな台詞を吐き捨てた後、今度こそ足早に部屋を出ていった。

「なんだあれ……」
 志郎はポカンとした顔で、勢いよく閉まった扉を見つめる。
 黎は微笑みながら貞操帯の鍵をスーツの胸ポケットに仕舞うと、志郎を後ろから抱きしめた。
「ふふっ……さて、志郎くん。次は私とたくさん愛し合いましょうね?」
「愛し合わねぇよ……」
 耳元で黎に囁かれ、志郎はゾッとしつつ低い声で言葉を返す。

 黎は愉快そうに笑うと、志郎の顔を後ろに向けさせて唇を塞いだ。舌をねっとり舐め上げ、絡めて吸い上げながら、志郎の腰や腹部をそっと撫でる。それらに志郎の性器はピクピクと反応するが、貞操帯が邪魔で勃起できない。
「んっ……ちょ、おいっ……いっ……」
「どうしました?」
 唇が離れると、志郎は目だけで黎に訴えかけた。だが、黎は恍けたような顔で小さく首を傾げ、志郎の両乳首を軽く摘まんだ。

貞操帯これっ……ついたまま……っ……んあっ……!」
「ふふっ……安心してください。志郎くんが私の名前を呼んで、可愛くお願いできたら外してあげますよ」
 そう言って爽やかな笑顔を浮かべた黎は両脚で志郎を押さえつけ、彼の右乳首を指で押し潰し、左はコリコリと捏ね回す。
「んっ……ざけんなっ……はずせよ……! いたっ……やめ、ろ……」
「この前は私が懇願させられてしまいましたからね。今回は必ず志郎くんに『黎、お願い』と言わせてみせます」
「あれはっ……アンタが、勝手にっ……懇願してきたんっ……だろうが……んっ……オレは、あんな風にっ……ならねぇよ……」
「ではずっと、貞操帯をつけたままでいいんですか?」
「っ……」
 黎の問いかけに、志郎は言葉を詰まらせ下を向いてしまう。黙っている間も黎にずっと乳首を弄ばれ、性器が痛くなるが志郎はひたすら耐え続ける。

 志郎はこの程度の責めでは音を上げないと思った黎は、スーツの内ポケットから小瓶を取り出して中の媚薬を口に含んだ。そしてまた志郎の顔を後ろに向けさせると、口移しで媚薬を飲ませた。
「んんっ……てめ……またへんなもん、のませ……い"っ……!」
「ふふっ……前に飲んだものとは違う媚薬です。モモくん曰く、前より効くそうですよ? まぁ、私にはあまり効きませんでしたがね」
「ざけんなっ……! これはずせっ! はずせよっ……!」
「そんな乱暴な口調では外す気になりませんね。ほら、『黎、お願い』と可愛く言ってみてください。そしたら直ぐに外してあげますから……」
 黎に乳首を弄られ、耳元で囁かれても志郎は痛みに耐えて首を横に振る。すると黎は志郎の耳の中に舌を入れて、くちゅくちゅと卑猥な音を立てながら舐め始めた。それでも志郎が音を上げなかった為、別の小瓶を取り出して中の媚薬入りローションを乳首に塗り込んだ。更に貞操帯の根元の穴にも同じものを流し込み、それはゆっくりと志郎の性器を伝い、徐々に先端まで纏わりついていく。

「や"っ……! い、たい……むりっ……たのむから、はずしてくれ……」
「嫌です。上目遣いで可愛くお願いしてくれるまで絶対に外しません」
「っ……なにをされてもっ……ぜったいに……アンタに、おねがいなんか、するっ……かよ……」
「ほぅ……言いましたね。そこまで言うのであれば、仰向けに寝転んで脚を開いてください。今からたくさん玩具で虐めてあげますから」
 そう言いながら黎は志郎から離れると、さまざまな性具をベッドの上に置いていく。
 志郎は最初、涙目でただそれを眺めていた。だが、黎に「やはり私に可愛くお願いしますか?」と問われれば、無言で仰向けに横たわり、脚を大きく開いた。

 黎は志郎の乳首をクリップローターで挟み、後孔にはイボイボのバイブを挿入して前立腺を擦りながら出し入れする。更に貞操帯の先端の穴にスティックローターを突っ込み、振動させて亀頭にグリグリと当て続ける。それらの刺激に性器が痛み、志郎はポロポロと涙を流すが、黎の思い通りにはさせまいと耐える。
「志郎くん、いつまでも意地を張ってないで、素直になったらどうですか?」
「やだっ……アンタに媚びるのだけはっ……しんでも、やだ……」
「やれやれ……強情ですね。プライドなんて、捨ててしまった方が楽ですよ?」
 黎は呆れたような声でそう言いながら、全ての玩具の振動を順番に強くしていく。その刺激に志郎は感じ、勃起できない性器はますます痛むが、唇を噛みしめてひたすら耐え続ける。

 その後も黎はさまざまな玩具で容赦なく性感帯を中心に責め続け、泣きながらも快感と痛みに耐える志郎の表情を楽しんでいた。けれども、どれだけ時間が経過しても全く『お願い』する気配のない志郎にとうとう呆れ返り、玩具で責めるのを止める。
「志郎くん……そろそろ本気で辛いんじゃないですか?」
 志郎の耳元でそう問いかけると、「つらく、ない……」と震えた声が返ってきた為、黎は深いため息をつく。
 辛そうな顔は見飽きてしまい、早く快楽に蕩けた表情を見たくなった黎はどうすれば志郎を折れさせられるか思案する。少しの間、考えてある事を思いつくと、志郎の頬に手を添えて瞳を覗き込む。

「ねぇ志郎くん、ではこうすればどうですか? 志郎くんは私を油断させる為に、屈したフリをすればいいんです。快楽に堕ちたフリをして、媚びて私を騙せばいい。それこそモモくんに言ったみたいに……いつか組織の人間を全員逮捕する為に、私に取り入ればいいんですよ。君は潜入捜査官なのだから、それくらいの演技も出来るでしょう?」
 黎の言葉に志郎は少し驚いたような顔をする。その直後、意を決したような顔で瞼を閉じて深呼吸すると、ゆっくりと目を開き、黎の首に腕を回して唇を塞いだ。
「んっ……ぁ……ん、んんっ……んっ……んあっ……ん……れい……」
 志郎はぎこちなく舌を絡め、ちゅっと軽く吸い上げてから唇を離すと、上目遣いで黎を見つめた。

 突然の事に少しの間、固まっていた黎は「ふふっ……」と笑うと、志郎の唇をそっと撫でた。
「予想外の可愛らしいお願いで驚きましたが……流石にキスだけではまだ、貞操帯を外す気にはなれませんね」
 何としても志郎から『お願い』を引き出したい黎は、わざと意地悪な事を口にする。
 その言葉に志郎は涙目になりながらも少し何か考えた後、黎を強引に押し倒して彼の下半身に手を伸ばす。微かに震える手でベルトなどを外し、スラックスのファスナーを噛んで器用に口だけで開ける。そして、飛び出してきた黎の勃起した性器に、軽く口付けてから舌を這わせる。

「ん、んっ……れいっ……んんっ……んあっ……れいぃ……」
 ぴちゃぴちゃと厭らしい音を立てながら志郎は黎の性器を舐め続け、時折り甘い声で彼の名前を呼ぶ。それに加え、上目遣いで様子を窺ってくる志郎の姿に、黎はグラリと軽い眩暈がした。
「やれやれ……しっかり言葉にしてほしいと思っていたのですが……私の負けです。とは言え、このまま普通に折れるのも少々、癪なので……志郎くん、自分で私のモノを後ろに挿入れて、淫らに腰を振ってください。それが出来たら貞操帯を外してあげますよ」
 その言葉に志郎は顔が熱くなり少しだけ躊躇うが、おずおずと黎の上に跨って彼の性器を掴むと自分の後孔にあてがった。そのままゆっくりと腰を落としていき、じわじわと黎のモノを飲み込んでいく。

「んっ……あっ……くるしっ……あっ……あああぁぁっ……! だめぇ……!」
 バランスを崩して勢いよく黎の性器を飲み込んだ志郎は背を仰け反らせて喘いだ。黎の腹部に手を突き、少しだけ呼吸を整えると、恐る恐る動き出して上下に腰を振る。黎に差し出された両手を握って、腰を動かすスピードを徐々に速め、ナカの性器をぎゅうぎゅう締めつける。
「やっ……そこ、だめっ……い"っ……! れいっ……! はやく、これっ……とって……れい、おねがいっ……あぁっ……!」
「ふふっ……やっとお願いしてくれて嬉しいです。粘った甲斐がありました。約束通り、今すぐ外してあげますね?」
 黎はそう言って志郎の手を離し、貞操帯の鍵を取り出してから上体を起こす。それからポロポロと涙を流す志郎の目元に軽く口付けた後、貞操帯を外した。その次の瞬間、志郎の性器は勢いよく上を向き、黎が下から軽く腰を突き上げただけで精液を撒き散らす。

 そのままの体勢で二人は抱き合い、互いに腰を揺らしてほぼ同時に達した。
「……志郎くん、少しだけ待っててくださいね?」
「んっ……」
 黎はしばらく痛い程、強く志郎を抱きしめて彼の髪や額にキスしていた。だが、不意に志郎のナカから性器を引き抜くと、彼を仰向けで横たわらせてからスーツを全て脱ぎ捨てる。

『ねぇ志郎くん……私がスーツを全て脱ぐ時は必ず、まで挿入れますので……その事をしっかりと覚えておいてくださいね?』
 全裸の黎を目にした志郎はその台詞を瞬時に思い出し、無意識に脚を閉じる。

「やっ……あれはやだっ……」
「ふふっ……流石、志郎くん。よく覚えていましたね。とても良い子です」
「ほんとにやだっ……アレだけはやめてくれ……れい、おねがい……」
「ふふっ……残念ですが、そのお願いは聞けませんね。志郎くんが可愛いのがいけないんですよ? 本当はこんなに早く、志郎くんのナカにまた私のモノを全て挿入れるつもりなんてなかったのに……」
 恍惚とした表情で黎は志郎に覆い被さると、強引に脚を開かせて後孔に性器を突っ込んだ。そこから直ぐに結腸をこじ開けようと、同じ箇所を何度も突く。

「やめろってぇ……! ほんとにやだっ! あ"あ"あ"ぁ"ぁ"っ!!」
 黎は本気で嫌がる志郎を強く抱きしめ、結腸を強引にぶち抜き貫いた。その瞬間、志郎は潮を吹くと同時に叫んで涙を流すが、黎はお構いなしに抽挿を繰り返す。
「そこやだっ……! ぬけっ……ぬけってばぁ……!!」
「おやおや……駄目じゃないですか、志郎くん……。最後までっ……快楽に堕ちた……捜査官を演じないと……」
 黎にそう囁かれ、志郎は思わずゾクゾクするが、それを誤魔化すように首を横に振る。

「あれはっ……も、しないっ……! いやだあぁっ……!!」
「おや、それは残念です。ではまた、次の機会にっ……たくさん見せてくださいね。快楽に堕ちた、捜査官の姿を……」
「ざけんなっ……! このどへんたいがっ……! やだあぁっ……!!」
 黎は志郎に何を言われても結腸をヌポヌポと抜き差しして、何度も彼をイかせる。自身もナカで射精して、志郎が意識を失うまで結腸を犯し続けた。

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