異世界召喚出来ました。嬉しいけど親友も一緒!?

まぁ

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第三話

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 嵐が過ぎ去るまでの数日。カイとフェイはリスティアムの館を掃除し、レティは大量の蔵書を読み漁る。
 真樹はリスティアムに魔法を教わりながらもカイとフェイの掃除の手伝いもする。ルルは猫らしくよく寝ている。


 そうして嵐が過ぎ去った翌日。
 真樹達はようやくオルティナの街へ向けて歩き出すことが出来た。
「オルティナの街にはたまに食材や日用品を買いに行くので道はわかります」
「えっ?リスティアム……と言うよりエルフって街とか行くの?」
「行きますよ。滅多な事では行かないですが、人間と同じように暮らしているエルフもいます」
「へぇ……」
 半モンスターのルルは人間達から見たら異質な存在になるだろうが、エルフもまた人間から見たら別の種族だ。
 多くの物語でエルフは人と距離を置いているので、リスティアムもまた人間世界に行って大丈夫なのかと尋ねてみたが、この世界ではわりとオープンな感じなのだろうと真樹は理解した。
「まぁ、人間以外の種は数が多いわけじゃないからね。そう見る事は多くないけど、大きな国ともなればエルフだって獣人だっているよ」
「じゅ、獣人?」
 聞いていたレティが補足のように継ぎ足す。この世界には獣人もいるらしいので、ルルの存在があったとしてもそう咎められるような偏見には合わないはずと教えてくれた。
「けど中には人間以外は好まないって国もある」
「そ、それって差別や偏見じゃない!」
「まぁ、世界広し。人の考えもまたいろいろだよ。そういう国もあるって事は覚えていたらいいよ」
 意外にも知識として知っていたようで、フェイが教えてくれた。どこの世界にでもそういう差別的な考えはあるものだと改めて思った。
「大丈夫ですよ。オルティナの街はどちらかというと友好的な街でオルティナの街に属するファーレンという国はどんな種族も受け入れていますから」
 この世界には東西南北に四つの国がある。北のセフティリア。西のラダム。南のオスシリア。そして真樹達のいる東の国をファーレンと言い、ファーレン国を中心に貿易や商業などが栄えている。
「ちなみに僕は北のセフティリアから来たんだ。正式にはセフティリア王国。ここは魔法学や錬金、様々な学問に精通していて、研究に費やす予算も多いんだ」
 そう語るレティに真樹の目が徐々に輝く。つまりそこへ行けば真樹の魔法使いへの道もグッと近づくのではないか。
「僕そこ行きたい!」
「はぁ?何言ってるの?今からオルティナの街へ行くんでしょ?それにセフティリアまで何日かかると思ってるんだよ!」
 気持ちが高揚する真樹と違い、呆れるレティだが、ふと話を聞いていたカイがレティに尋ねた。
「そんな遠い国にいて、なんでここにいるんだ?」
「べ、別にいいでしょ?それにセフティリアよりもファーレンの方が資源は多いの」
「そうなのか?」
「そうだよ。だって巨大スライムなんてあんな寒い土地にいないからね」
 何故引き合いが惚れ薬材料なのかはわからないが、人の行動もそれぞれだ。あまり深く追求はしないようにした。
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