異世界!王道!!

まぁ

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第五話

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 花嫁修業をします。茜華がお任せ下さい。と言ったので私はとある場所に連れてこられた。
「茜華からお話は伺ったけど、あなたがこの国の御使い様ね。私は蘭。よろしくね」
「久美子です。よろしくお願いします」
 でかい……目の前のたわわに実った豊満な胸についつい目が言ってします。それだけでなく、細すぎず、ほどよい肉付きとくびれたウエスト。唇もやや厚めで顎のラインも綺麗。ほのかに香る花のようないい匂い。確かに茜華が言うように、蘭姉さんはとても美人だ。
 ただし、ここが色町一のお店でなければよかったのだが。いや、こういう場所でないとこんな美人お目にかかれないか。
「どうしましたか?」
「い、いえ……目のやり場が……」
「ほほほ!御使い様は面白い事を言いますわ。たしかにここは色町ですから、御使い様とは相容れない場所ですね」
「すみません。別に蘭姉さん達の職業を卑下するわけでなく、慣れない場所でして……それに御使い様ではなく普通に名前で呼んで下さい」
「はいわかりました」
 上品な微笑みを浮かべる蘭姉さん。まぁたしかにこの人から学べそうな事はこれでもというくらいありそうだ。
「それにしても久美子は星永様の将来の妻で、ここに来たのはこの世界流の奥方の在り方を学ぶ為なんですよね?」
「あながち間違ってないですけど、別に星永さんのお嫁さんになるとは決まってませんよ」
「あらそうですの?でもあんな素敵な殿方の妻の座を狙わないなんて、ここの子達が聞いたら怒るかその座を狙うかじゃないかしら?」
「そ、そんなに人気なんですか?星永さんって?」
 それを聞いた蘭姉さんは目を丸くし、持っていた扇子で口元を隠してクスクス笑う。的外れな事でも聞いたのだろうか?
「久美子はこの国に来て間もないからわからないですわね。星永様のご活躍」
「え、えぇ……」
「星永様は数年前の飢饉や流行り病の時、率先して人々を手助けしてましたのよ。それこそお屋敷の一部を病床として開放したり、他国に赴いて物資調達をしたり。それはもう老若男女感謝してもしきれないくらい。もちろん禁軍将軍と言う職柄、お付き合いでこの色町に何度か足を運んで、そのたびに娘達は色めきだっていたくらい。ただ、誰一人として買う事も、抱くこともせず。そんな誠実な人柄がますます気に入られ、遊びでもいいから抱かれたい。なんて声も今も多いのよ」
「な、成程……」
 前半部分の内容はすごく感動する。星永さんらしい人柄とも人望だともいえるだろう。だが後半を聞いて、さすがにそんなお姉さん方の憧れる人に抱かれましたなんて言えない。
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