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序章

第7話 今日から俺の名は……そして将来訪れる、アナル祭りも、尻穴舐められも、母乳ちゅっちゅも、変態ぶひぶひにも耐えてみせる

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 ウァルド・アクマーオ。それが俺の名だ。

 代々魔界を統治した王族。何事もなければ正当なる王位継承者だった。
 しかし、その立場をクーデターによって追われ、もはや本名を名乗ることもできない。
 そのため、新たな名を今日から名乗ることになった。

「セカイ・ジャスティス……帝国兵になるために来た。これが身分証明証だ。で、申込書類一式だ」

 偽名ではあるが、野望を果たすまでは俺はこの名で人間として生きることになった。

「ほ~、いきなり宣言するとは、なかなか熱いじゃないか~」
「……え? 宣言するんじゃないのか?」
「いや、気合い入れる意味では問題ないぞ? うむ、セカイ・ジャスティス……16歳、若いな」

 そして、たどり着いた帝国の宮殿の近くにある闘技場。
 そこで帝国兵の入団試験がある。
 会場の受付所では帝国兵たちが試験参加希望者たちの登録をしたりして、周囲には大勢の参加者が来てる。
 まっ、パッと見る限り、試験官の帝国兵を含めて一人残らず大したことはなさそうだな……

『へい、王子。わかってると思うけど、試験は実技とかが中心になると思うけど、くれぐれも~』
『わかってる。いきなり目立ちすぎるな、だろ?』

 そのとき、マスターの念話が飛んできた。
 そう、所詮はまだ帝国兵にもなれてねえ素人たちと、こんな試験の雑用に駆り出される兵士たちしかいない。
 この場には勇者も帝国の英雄みたいなのや将軍とかがいるわけでもねえ。
 実際俺も素人みてーなもんだが、生ぬるくはなかった魔界のアウトローたちとの抗争や修羅場を潜り抜けてきた俺には試験自体は楽勝だろう。
 とはいえ、ここで目立ちすぎると怪しまれたり、注目されて調べられたりする。
 それは面倒なことになるし、信頼ってのはコツコツ積み上げていくもんだというマスターのもっともらしいアドバイスに従い、試験には全力ではなく適当な力で受ける。

「では、セカイくんよ」
「ん? お、おお」
「君はこのまま向こうの『帝国魔法騎士養成学校』の編入試験に向かってくれ」
「ああ、わかっ…………………ん?」

 ん? 今、何つった? 魔法騎士……養成……学校の編入試験?

「え? あ、いや、ちょっと待ってくれ。俺は帝国兵の入団試験を受けに……」
「は? 何言ってんだ。帝国兵の入団試験は18歳からだぞ?」
「……へ?」
「18歳未満は、魔法学校で……って、え? 君、そんなことも知らずにここに来たのかい? ……でも、この試験の願書はちゃんと魔法学校編入って……」
「え? は? へ? ……え?」

 俺はそこで初めてマスターに用意してもらった試験申し込み関連の書類をジックリ見た。
 そこには確かに魔法学校って……

『だーひゃっはっはっはっは!』
『……ヲイ……』
『いや~、メンゴメンゴ、王子♪ ほら、君は魔界でも学校をサボってたし、これを機に真面目な青春を取り戻してみては? まだ男を知らねえ青い果実の少女たちとイチャイチャなラブコメとか!』

 こいつ……やりやがった……

『おい……今すぐ魔界に帰ってテメエをぶっ殺してやる!』

 ふざけるな。俺を何百歳だと思ってやがる!

『あっ、ガチギレ? いやいや、ちょっと待って! 面白そうだから黙ってたのは謝るけど、ちゃんと深い考えに基づいてなんだって!』
『ザケンナゴラオアア!!』

 なんで俺が、まだ体毛も生え揃ってなさそうなガキどもと一緒にお勉強からスタートなんだ? 
 つか、俺の年齢が16歳だった理由ってそういうことか? マスターの野郎、殺すッ!
 一体嫌がらせ以外になんの理由が……


『実は、今の代の勇者たちなんだけどさ、そいつらはこれまで旧魔王軍と激戦繰り広げてきたけど、ぶっちゃけ既にベテランからロートルの域に差し掛かって、あとは衰えるだけなんだよ~……多分ね』

『……なに?』

『正直、今の勇者たちでは、仮に王子が手を貸しても、現在支持率急上昇中で軍備強化もされているイケイケの新魔王軍には勝てない……と、俺は読んでいる』


 今の代の勇者がロートル? 俺ら魔族と違って人間どもの寿命は短いから、常に世代交代を余儀なくされていたってのは聞いたことある。
 でも、よりにもよって現在の勇者がロートルだと?

『テメエ、そんなこと一言も言わなかったじゃねえか!』
『まあまあ落ち着いて。だからさ、俺の提案として、ここは今の代の勇者たちではなく、次の世代の勇者たちに賭けるってのはどうよってこと」
『次の世代だと?』
『そう。実は今の帝国の魔法騎士養成学校には次世代の聖なる勇者やらその血族たちが通っているという情報がある。なら、そこでそいつらと御学友になって、仲良くなっておけば、将来的に役に立つんじゃね?」
『ぬっ……ぬぅ……』
『卒業は二年後……まあ、計画の仕込みやら準備期間と考えれば悪くないんじゃない?』

 正直、気は進まねえ。どう考えてもマスターが面白がっているようにしか考えられねえからだ。
 だが一方で、マスターの言葉に一理あるというところがタチ悪い。
 今の代の勇者たちがロートルであり、俺が加勢したぐらいで今の魔王軍を倒せないというのなら、次の世代に……確かに悪くはねえ……

『しかし……しかし……俺がお勉強からスタートってのは……あ~、しかしあのクソ大将軍とクソビッチ共をブチ殺すには……あ~……くそ……』

 結局、俺はマスターの思惑に乗るしかなかった……本当に今更ながら、マスターを駒にしようとしたのは失敗だったかもしれねーな……

「では、これより魔法騎士団養成学校の編入試験を行う! 受験生はこちらへ。試験内容は実技と筆記。まず実技の方だが、我ら五人の試験官を相手にその実力を見せてもらおう」

 そして、早速始まる試験。
 編入試験に集まっている連中は案の定、若い。まぁ、今の俺の容姿もこれぐらいに見えるのかもしれねーけど……20人ぐらい居る。


「今からこの闘技場内で我ら4人の試験官が逃げ回る。試験官一人一人にこのナイフを持たせている。君等は一斉に我らに襲い掛かり、その上でこのナイフを奪ったものが試験合格とする。つまり、合格者は最大で4名!」

「……ほう」

「「「「「ッ!!??」」」」」


 試験官……少し若めの帝国兵が提示する試験は……ようするに早い者勝ちか。
 しかし、素人が帝国兵相手にするには結構難しいんじゃねえか? ま、俺は楽勝だけど。


『あ~、なるほど……これが急増でチームワークを取れるかどうかの……うん、よし! 王子! 目立つなとは言ったけど、この試験をパスしないと先には進めない! 容赦なく帝国兵からナイフ……ぷぷぷ、奪っちゃえ!』

『当たり前だ』


 とにかく、合格しなきゃ話にならねぇ。だから軽くパスしてやる。
 なんか、やけにマスターが笑いを堪えているような気もするが……

「なぁ、君」
「……ん?」
「君はこの試験の目的は分かるかい?」

 そのとき、やけに爽やかな顔したガキが俺に慣れ慣れしく話しかけてきた。
 
「いいかい? この試験は4人しか合格できないなんて言ってるけど、本当は皆で協力し合って――――」
「目的? んなもん、早い者勝ちってことだろ!」
「あっ、ちょ!?」

 そして、試験開始の合図とともに俺は走った。


 で、その数分後……どうやら俺はまた騙されて、ちょっと間違えてしまったことに気づいた。




 そして、俺はこのときはまだ気づいていなかった。
 気持ち入れ替えて入る魔法学校で……近い将来……訪れる肉欲と逆凌辱の日々を……




 青髪の少女が激しく乱れて歌う。

「んひいいいいいいい♡ あ、あひ、ア、アナル♪ アナル♪ アナルの祭りがずっこんばっこんわっしょい! うひひいいいん♡♡♡ 」

 うねる無限のむにゅむにゅ空間。
 チンコの根元を締め付けて亀頭はホカホカの湯に浸かっているかのように温かい。
 壁に手を着いた女にバックで何度も「突かされ」て、後ろから小ぶりな胸を揉みながらピンと勃起した乳首を弄っては「愛撫させられ」ている。

「うはぁ、清楚なアネストちゃんがアナルの歌を歌ってる♡ おっと、サポートサポート♡ んちゅう♡」
「んぐっっ!?」
 
 懸命に腰を動かす俺の無防備な背後では、中腰になったオレンジの髪の少女が、ニタニタ笑いながら嫌な顔一つせずに俺の尻の割れ目を左右に大きく広げて、舌先をピンと伸ばして俺の肛門を穿り回す。
 その刺激には抗えず、俺の全身は痙攣したかのように一度跳ね、同時にチンコの勃起度がさらに増し……

「んほぉぉおおお♡ ぼぼ、ぼっき、さらにかたいでしゅっ♡♡♡」

 それが伝播して青髪少女が奇声を上げて、ついには両足で立つことすらできずにガニマタになって崩れ落ちそうになる。

「んちゅ、ちゅぷ、ちゅぷる♡ んもぅ、アネストったらだらしないわね……お尻の穴までゆるゆるになっちゃって……でも、私のオマンコはまだキュウキュウなんだからね♡」

 そんな情けない青髪少女をくすくすと笑うのは、俺が青髪少女とアナルセックス最中にずっと横から俺に舌を絡めるキスを延々としてきたピンク色の髪の少女。

「あ、ディーちゃんずるい! 次のオマンコは私だよ?」
「な、なによぉ! いいじゃない、あなたはまだお尻舐めてなさいよ。次は私が……ポルチオストリームされるんだから♡」

 本来汗まみれになるほど動いている俺だが、俺の全身に汗は一滴も無い。なぜなら、俺の全身は彼女たちの唾液にまみれており、俺の汗は全て彼女たちの舌で舐めとられているからだ。

「ぐっ、い、イク、で、でる!」
「んほおおお、き、きてくださ、い、わ、わたしは、あ、あなたのうごく肉人形妻ですぅぅ♡ ず、ずこっと、ずぼ……おひいい♡♡♡ ちょ、直腸射精大瀑布ですうぅぅぅ♡♡♡♡♡」

 激しくドップリと飛び出す俺の精液を小さな尻の穴で全て受け止める青髪少女。全身をピンと一瞬伸ばすも、直後にヘナヘナとその場にうつ伏せになって倒れ……

――どぴゅ♡ ぶぴゅ♡ ぶびり♡

 尻の穴から俺に注がれた精液が逆流して尻穴から品なく漏らすという痴態を晒す。しかし本人は……

「うぅ……もっとぉ、欲しいですぅ♡♡♡」

 恍惚に満ちた表情で、しかしまだ欲しいと俺をトロンとした瞳で見つめてくる。
 だが、勢いよく射精した俺には強烈な脱力感が襲い掛かり、正直これ以上は――――

「ちょっと、アネスト! だめよ、次は私! ね♡ この私とラブラブポルチオストリームで種付けフェスティバルなんだから♡」

 だが、誰も俺を休ませない。
 待っていたとばかりにピンク髪の少女がピンク色の割れ目からトロトロの愛液を垂れ流して既にスタンバイしている。

「う~、ディーちゃんってばずるい……次こそ私だからね!」

 しかも、その次の次にはオレンジ髪の少女が……いや……


「んも~、シャイニちゃんもディーちゃんもアネストちゃんも~、私たちもいるのを忘れないでください~……お姉ちゃんの自慢のおっぱい~……この母乳を早く吸って欲しいんですから~……うふふふ、そうでちゅよね? かわいいボーヤ♡ マーマーと早く母乳ちゅっちゅエッチしたいでちゅよね?」

「う、いや、お、俺は……」

「んも~、だめでちゅよ~? 私の前では……『ぼく』と『赤ちゃん言葉』を使って、『マーマ』って呼びなちゃい」

「うぐ、ぼ……ぼく……母乳チュッチュしたいでちゅ……マーマ」

「あらぁぁ♡♡♡ はあ、はあ、はあ、はあ、マーマもしたいでちゅよ~♡♡♡」


 その次には聖母やら神の乳とも呼ばれるブルンブルンの巨乳を揺らしたブラウン髪のおっとりとした母性を感じさせ……しかし今は肉食獣の目をした乙女も控え……

「そ、そんな! ずるいわ……わ、私だって……ご主人様に穴という穴をズコバコされたいぶひぃ♡ ぺろぺろ……ぶひ♡ ご主人さまぁ……先ほどチンカス綺麗に舐めたこの聖なる雌豚女勇者見習いにご褒美くださいぶひぃ♡ ぶひぃん♡ でも、チンカスもご褒美でしたぶひ♡」

 さらにその次には、金色に輝く美しい髪のポニーテールと輝くエメラルドの瞳をし、抜群のプロポーションとどこか気品も……かつて感じさせた乙女が、全裸で四足歩行で歩き、首輪をし、鼻フックした状態で俺の足の指をペロペロと舐めてくる変態女も控えていて……


「ふふ~ん、そういうことだからね! 私たちに魔王軍討伐を手伝ってほしかったら……あと、秘密をバラして欲しくなかったら……ちゃーんと皆を幸せにしなきゃダメだからね♪」


 そんな日々が近い将来訪れる。



 しかし、俺は俺の野望を……復讐を果たすためにも……耐えてやる!!
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