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第一章
第44話 私への見返り
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這い蹲る男の子たち。
だけど、その目には不屈の瞳が宿っていた。
三ゆる世代の草食系男子たち。
そう世間から評されていた男の子たちが、圧倒的な力の差の前にひれ伏すも、いつまでも横たわらずに立ち上がっては、果敢に挑む。
「ま、負けてたまるか……俺たちは取り戻すんだ……あの、ゆるくて楽な学園生活を!! 皆、諦めるな!! 立ち上がれぇぇ!!」
「「「「「おおおおぉぉぉおおおお!!!!」」」」」
「ついでにクラスの女子たちを手籠めにされた恨みを!!」
「「「「「「うごるああああああああああ!!!!」」」」」
セカイくんに勝って元の学園生活を取り戻す。
ついでに、今まで深くかかわれなかったけど「いいな」と思ってたクラスの女子もセカイくんに……という恨みのようなものを燃やし、何だか草食系から飢えた獣のような闘志を男の子たちは見せて、セカイくんに挑んでいる。
こんなクラスの男子、初めて見たよ。
でも…
「いい闘志だ……が、甘い! 甘ぇ! おるああああああああ!!」
クラスの男子たちが力を合わせても、セカイくんに一蹴される。
スピード、パワー、技術、魔力、全てをセカイくんが超越して「俺ツエー」な無敵モード。ってか、セカイくんのレベルはマジで魔法騎士養成学校の生徒レベルじゃないや。
「ったく、……お前らもっと違う方向に闘志を燃やせねえのかよ! って言いたいところだが、これはいい兆候だな」
そして、歯が立たないまでも立ち向かってくる男の子たちに、セカイくんは呆れるではなく、どこか嬉しそうな様子。
将来魔王軍と戦うつもりなセカイくんにとっては。同世代の男の子たちがちゃんとその気になれば闘志を燃やすことが分かっただけでも嬉しいってことみたい。
一方で……
「セカイくん……ねぇ、終わったの~♡」
「ねえねえ、本当に真面目に合成魔法発表会やってクラスがトップ取ったらぁ~」
「また……アレしてくれるの?」
「ね~、なんとかフレンドってやつ~?」
色々と目覚めてしまった女の子たち。
「……ちゃ……ちゃんと……トップを取ったらな」
「「「「キャ~~~♡♡♡」」」」
もうみんなが発情して蕩けた表情で……なんか心なしか、全員のスカートの丈が短くなって、制服のシャツもボタンが一個外れてて……なんかエッチくなってるような……
「ったく、反吐が出る……これじゃあ、やってることあのクソ将軍と……まぁ、もうそういうこだわりなく、ただあいつらぶっ殺せればそれでいいが……それに、最初から体だけの割り切ったアレの方が俺としても気は楽というか……」
ただ、セカイくんは皆にはニタニタ笑って応対してるけど、ふと苦々しい表情で何かをブツブツ言ってる……なんだろ?
「何をやっているのです、男子! このまま這い蹲ったままで良いのですか? セカイに見下されたままで良いのですか? 立ち上がるのです! 己を見つめなおし、己の長所を分析し、その得意な分野で戦うのです! そして女子は女子で……セ、セカイの御褒美……ほ、欲しいのなら、合成魔法発表会の成績次第ですごい濃厚なモノを貰えると思いますよ!」
いずれにせよ、セカイくんが男子の反骨心を刺激する程度に倒し、女子にエッチッチな……で、それをクラスの先導役であるアネストちゃんが火をつけて……なんやかんやでクラスの活気が良くも悪くも出てくるようになった。
「アネスト、ごくろーさん」
「はい……しかし……これでよいのでしょうか?」
「ああん? 活気が出ることに悪いなんてことはねーさ」
「……ですが……まぁ、男子は別にいいのですが……」
そう、悪くはない……のかもしれない。でも、不満はあると……
「セカイ、よいのですか?」
「ダーリン、男子はどーでもいいんだけど……その女子に対して……クラスがトップ取ったら本当に……す、するの?」
「あ? さーな。ま、別にトップ取ったらそれより先はどうでも……」
クラスの女の子たちとそういうことする約束したことへの不満、そして黙ってられないのがアネストちゃんとディーちゃん。
「シャイニ、アネスト、ディーが十分な素質持ってるの分かったし、クラスの奴らもその気にさせりゃいいもの持ってる……この間のディーとの一件で聖勇者の一人と顔見知りになれたし、これでクラストップ取って王族から表彰されて一気に名前を売れば……」
セカイくんはあくまで自分の野望のためにと動いている。
クラス皆で一致団結とか、たくさんの女の子たちとエッチなこととか、そういうのはあくまで目的のため。
「あの、セカイ。それで……その、クラスの女子にああいうことするのでしたら……私にも……」
「うん、ダーリン。私たちも……真剣にそういうことダーリンとしたいの……できれば……あの子たちよりも先に……私たちだって、まだダーリンとは手コキと手マンとフェラとクンニだけだし……」
だからこそ、真剣に好きだっていうアネストちゃんやディーちゃんについては……
「言っただろ、お前らは嫌だって。しがらむから……」
「「!?」」
「お前らが本気だってのは分かった。お前らはチョロいが、生半可に男に抱かれたいって言ってるわけじゃねーってこともな」
「それならどうしてです!?」
「どうしてよ!?」
「……本気で惚れられると……俺も情が沸く……それが弱点になるし……裏切られた時のダメージとかがヤバいからな……」
「裏切る? それって、私たちが浮気をするとかそうお思いだと? 見くびらないでください! 私はあなたにしか抱かれませんし、あなたの子供しか生みません!」
「そうよ、ダーリン! 私だって、こんな想い初めてなんだから……だから、ダーリンだけなんだから!」
セカイくんの何だかよく分からんポリシーなのか主義なのか、いずれにせよ真剣だからこそエッチしないっていうのがもう私には訳わかんないよ。
こんなカワイイ二人に好きって言われて、しかもエッチしたいって言われて手を出さないなんて……
「あぁ? 初めてそういう想いを抱いた奴らが……俺しかいない、なんてどうして断言できんだよ。今後、もっとお前らにとって惹かれる奴が出てくるかもしれねえ……俺より優しかったり強かったり、紳士なやつかもしれねえ。俺はたまたまそいつらより早くお前らと出会っただけだ。それなら、本気にならねえほうがいい。お前らとは男女の関係じゃなくて、一緒に戦う戦友のままでいてもらいてーんだよ」
なんというか、恋に対して臆病? 後ろ向き? ううん、私が触れてない間はエッチに対しても拒否反応出ちゃうことと何か根深い……って、私がそんなこと考えても分かるわけないんだけどね。
それに、私にとって大事なのはセカイくんどうこうよりも、アネストちゃんとディーちゃんの気持ち。
なら……
「はぁ……めんどくさいね~、セカイくんは。てか、アネストちゃんもディーちゃんもほんとにこの人でいいの?」
「「だって……」」
あ~もう、かわいいなこんちくしょう!
もうダメだね、恋する乙女はもう……あ~あ、仕方ないな……
「じゃーさ、セカイくん。私への見返りでどう?」
「なに?」
だから私が一肌脱ぐことにした。言葉としても、実際の行動としても。
「ほら、合成魔法発表会に向けてやる気出してクラスを引っ張る云々……アネストちゃんはエログッズ、ディーちゃんは家族と一緒にアイスケーキ……私だけ見返りないじゃん」
「た、確かに……そう……だが……」
「だから私への見返り。私たち三人とエッチしてよ♪」
「……は?」
流石のセカイくんもポカン顔。
そして……
「はっ!!?? はッッッ!!??」
「シャイニ!?」
アネストちゃんもディーちゃんも、まさか私がこんなこと言いだすとは思わなかったみたい。
でも、私はケッコーマジ。つーか、私にとっても悪い話じゃないというか、むしろ願ったりかなったり!?
「どーせ私がその場に居ないとヤレないんだし。でも、私だけ見てるだけなのもアレだしね♪ あっ、私に対しては念のため避妊してね~♪」
「な、お、おま、おまえ……」
「んで~、アネストちゃんとディーちゃんはそこでセカイくんをメチャクチャ魅了させりゃいーじゃん♪」
「「ッッ!!??」」
そして、私はセカイくんから距離を置いて……
「おりゃ!」
「「ちょっ!?」」
アネストちゃんとディーちゃんのスカートをヒラリ。
今日はグリーンのパンツのアネストちゃんと、ディーちゃんヒョウ柄大胆過ぎ!?
だけど、そんなパンツもセカイくんの前では……
「うぷっ!? おえ、ぐっ、つっ……」
「逆らったら~、私~、もうセカイくんにくっついてあげないよ~?」
私が触れてなかったら、セカイくんはこうなっちゃうわけ。
つまり、セカイくんの生殺与奪はある意味で私が握ってる?
「ちょ、シャイニ、い、いきなり何をするのですか!?」
「そ、そうよ、もしダーリン以外の男子に見られでもしたら……」
「あははは、ごめんごめん。でも、二人にとっては悪い話じゃ――――」
ついでに、私も「いいな」って思ってる男の子とロストヴァージン出来るってことで、まぁ、いいかなってことで……
「あ、あなたたち……い、いま、なんて? な、なにを、話しているの?」
「あら~? 何か~ちょっといけないお話をしていました~?」
――――――ッッ!!!???
っと、そこに顔を青ざめさせたラヴリィちゃんと、困った顔したブレスツお姉ちゃんと、廊下でバッタリと遭遇してしまった!?
あれ? 制服じゃない……魔法騎士見習い用の甲冑に身を……あっ、そういえば今日の午後の授業から数日間かけて校外学習で帝都を離れるとかどうとか……って、今はそんなことよりも……
「ど、どういうことなの? シャイニ……そ、それに、アネストもディーも……セカイくん……あ、あなたも」
今はこの場をどうするかだよね……
だけど、その目には不屈の瞳が宿っていた。
三ゆる世代の草食系男子たち。
そう世間から評されていた男の子たちが、圧倒的な力の差の前にひれ伏すも、いつまでも横たわらずに立ち上がっては、果敢に挑む。
「ま、負けてたまるか……俺たちは取り戻すんだ……あの、ゆるくて楽な学園生活を!! 皆、諦めるな!! 立ち上がれぇぇ!!」
「「「「「おおおおぉぉぉおおおお!!!!」」」」」
「ついでにクラスの女子たちを手籠めにされた恨みを!!」
「「「「「「うごるああああああああああ!!!!」」」」」
セカイくんに勝って元の学園生活を取り戻す。
ついでに、今まで深くかかわれなかったけど「いいな」と思ってたクラスの女子もセカイくんに……という恨みのようなものを燃やし、何だか草食系から飢えた獣のような闘志を男の子たちは見せて、セカイくんに挑んでいる。
こんなクラスの男子、初めて見たよ。
でも…
「いい闘志だ……が、甘い! 甘ぇ! おるああああああああ!!」
クラスの男子たちが力を合わせても、セカイくんに一蹴される。
スピード、パワー、技術、魔力、全てをセカイくんが超越して「俺ツエー」な無敵モード。ってか、セカイくんのレベルはマジで魔法騎士養成学校の生徒レベルじゃないや。
「ったく、……お前らもっと違う方向に闘志を燃やせねえのかよ! って言いたいところだが、これはいい兆候だな」
そして、歯が立たないまでも立ち向かってくる男の子たちに、セカイくんは呆れるではなく、どこか嬉しそうな様子。
将来魔王軍と戦うつもりなセカイくんにとっては。同世代の男の子たちがちゃんとその気になれば闘志を燃やすことが分かっただけでも嬉しいってことみたい。
一方で……
「セカイくん……ねぇ、終わったの~♡」
「ねえねえ、本当に真面目に合成魔法発表会やってクラスがトップ取ったらぁ~」
「また……アレしてくれるの?」
「ね~、なんとかフレンドってやつ~?」
色々と目覚めてしまった女の子たち。
「……ちゃ……ちゃんと……トップを取ったらな」
「「「「キャ~~~♡♡♡」」」」
もうみんなが発情して蕩けた表情で……なんか心なしか、全員のスカートの丈が短くなって、制服のシャツもボタンが一個外れてて……なんかエッチくなってるような……
「ったく、反吐が出る……これじゃあ、やってることあのクソ将軍と……まぁ、もうそういうこだわりなく、ただあいつらぶっ殺せればそれでいいが……それに、最初から体だけの割り切ったアレの方が俺としても気は楽というか……」
ただ、セカイくんは皆にはニタニタ笑って応対してるけど、ふと苦々しい表情で何かをブツブツ言ってる……なんだろ?
「何をやっているのです、男子! このまま這い蹲ったままで良いのですか? セカイに見下されたままで良いのですか? 立ち上がるのです! 己を見つめなおし、己の長所を分析し、その得意な分野で戦うのです! そして女子は女子で……セ、セカイの御褒美……ほ、欲しいのなら、合成魔法発表会の成績次第ですごい濃厚なモノを貰えると思いますよ!」
いずれにせよ、セカイくんが男子の反骨心を刺激する程度に倒し、女子にエッチッチな……で、それをクラスの先導役であるアネストちゃんが火をつけて……なんやかんやでクラスの活気が良くも悪くも出てくるようになった。
「アネスト、ごくろーさん」
「はい……しかし……これでよいのでしょうか?」
「ああん? 活気が出ることに悪いなんてことはねーさ」
「……ですが……まぁ、男子は別にいいのですが……」
そう、悪くはない……のかもしれない。でも、不満はあると……
「セカイ、よいのですか?」
「ダーリン、男子はどーでもいいんだけど……その女子に対して……クラスがトップ取ったら本当に……す、するの?」
「あ? さーな。ま、別にトップ取ったらそれより先はどうでも……」
クラスの女の子たちとそういうことする約束したことへの不満、そして黙ってられないのがアネストちゃんとディーちゃん。
「シャイニ、アネスト、ディーが十分な素質持ってるの分かったし、クラスの奴らもその気にさせりゃいいもの持ってる……この間のディーとの一件で聖勇者の一人と顔見知りになれたし、これでクラストップ取って王族から表彰されて一気に名前を売れば……」
セカイくんはあくまで自分の野望のためにと動いている。
クラス皆で一致団結とか、たくさんの女の子たちとエッチなこととか、そういうのはあくまで目的のため。
「あの、セカイ。それで……その、クラスの女子にああいうことするのでしたら……私にも……」
「うん、ダーリン。私たちも……真剣にそういうことダーリンとしたいの……できれば……あの子たちよりも先に……私たちだって、まだダーリンとは手コキと手マンとフェラとクンニだけだし……」
だからこそ、真剣に好きだっていうアネストちゃんやディーちゃんについては……
「言っただろ、お前らは嫌だって。しがらむから……」
「「!?」」
「お前らが本気だってのは分かった。お前らはチョロいが、生半可に男に抱かれたいって言ってるわけじゃねーってこともな」
「それならどうしてです!?」
「どうしてよ!?」
「……本気で惚れられると……俺も情が沸く……それが弱点になるし……裏切られた時のダメージとかがヤバいからな……」
「裏切る? それって、私たちが浮気をするとかそうお思いだと? 見くびらないでください! 私はあなたにしか抱かれませんし、あなたの子供しか生みません!」
「そうよ、ダーリン! 私だって、こんな想い初めてなんだから……だから、ダーリンだけなんだから!」
セカイくんの何だかよく分からんポリシーなのか主義なのか、いずれにせよ真剣だからこそエッチしないっていうのがもう私には訳わかんないよ。
こんなカワイイ二人に好きって言われて、しかもエッチしたいって言われて手を出さないなんて……
「あぁ? 初めてそういう想いを抱いた奴らが……俺しかいない、なんてどうして断言できんだよ。今後、もっとお前らにとって惹かれる奴が出てくるかもしれねえ……俺より優しかったり強かったり、紳士なやつかもしれねえ。俺はたまたまそいつらより早くお前らと出会っただけだ。それなら、本気にならねえほうがいい。お前らとは男女の関係じゃなくて、一緒に戦う戦友のままでいてもらいてーんだよ」
なんというか、恋に対して臆病? 後ろ向き? ううん、私が触れてない間はエッチに対しても拒否反応出ちゃうことと何か根深い……って、私がそんなこと考えても分かるわけないんだけどね。
それに、私にとって大事なのはセカイくんどうこうよりも、アネストちゃんとディーちゃんの気持ち。
なら……
「はぁ……めんどくさいね~、セカイくんは。てか、アネストちゃんもディーちゃんもほんとにこの人でいいの?」
「「だって……」」
あ~もう、かわいいなこんちくしょう!
もうダメだね、恋する乙女はもう……あ~あ、仕方ないな……
「じゃーさ、セカイくん。私への見返りでどう?」
「なに?」
だから私が一肌脱ぐことにした。言葉としても、実際の行動としても。
「ほら、合成魔法発表会に向けてやる気出してクラスを引っ張る云々……アネストちゃんはエログッズ、ディーちゃんは家族と一緒にアイスケーキ……私だけ見返りないじゃん」
「た、確かに……そう……だが……」
「だから私への見返り。私たち三人とエッチしてよ♪」
「……は?」
流石のセカイくんもポカン顔。
そして……
「はっ!!?? はッッッ!!??」
「シャイニ!?」
アネストちゃんもディーちゃんも、まさか私がこんなこと言いだすとは思わなかったみたい。
でも、私はケッコーマジ。つーか、私にとっても悪い話じゃないというか、むしろ願ったりかなったり!?
「どーせ私がその場に居ないとヤレないんだし。でも、私だけ見てるだけなのもアレだしね♪ あっ、私に対しては念のため避妊してね~♪」
「な、お、おま、おまえ……」
「んで~、アネストちゃんとディーちゃんはそこでセカイくんをメチャクチャ魅了させりゃいーじゃん♪」
「「ッッ!!??」」
そして、私はセカイくんから距離を置いて……
「おりゃ!」
「「ちょっ!?」」
アネストちゃんとディーちゃんのスカートをヒラリ。
今日はグリーンのパンツのアネストちゃんと、ディーちゃんヒョウ柄大胆過ぎ!?
だけど、そんなパンツもセカイくんの前では……
「うぷっ!? おえ、ぐっ、つっ……」
「逆らったら~、私~、もうセカイくんにくっついてあげないよ~?」
私が触れてなかったら、セカイくんはこうなっちゃうわけ。
つまり、セカイくんの生殺与奪はある意味で私が握ってる?
「ちょ、シャイニ、い、いきなり何をするのですか!?」
「そ、そうよ、もしダーリン以外の男子に見られでもしたら……」
「あははは、ごめんごめん。でも、二人にとっては悪い話じゃ――――」
ついでに、私も「いいな」って思ってる男の子とロストヴァージン出来るってことで、まぁ、いいかなってことで……
「あ、あなたたち……い、いま、なんて? な、なにを、話しているの?」
「あら~? 何か~ちょっといけないお話をしていました~?」
――――――ッッ!!!???
っと、そこに顔を青ざめさせたラヴリィちゃんと、困った顔したブレスツお姉ちゃんと、廊下でバッタリと遭遇してしまった!?
あれ? 制服じゃない……魔法騎士見習い用の甲冑に身を……あっ、そういえば今日の午後の授業から数日間かけて校外学習で帝都を離れるとかどうとか……って、今はそんなことよりも……
「ど、どういうことなの? シャイニ……そ、それに、アネストもディーも……セカイくん……あ、あなたも」
今はこの場をどうするかだよね……
応援ありがとうございます!
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