全身戦隊ゼンタイジャー

まとらまじゅつ

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ACT.5

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🎌序章:体育祭前日の放課後

「……なんか、競技内容がおかしくない?」

 グラウンドの掲示板を眺めて、スイが眉をひそめた。
 新設された種目――“脚線美ハードル”、“密着スパッツ騎馬戦”、そして極めつけは**“布地バトンリレー”。**

「しかも、ゼンタイ履いてる子が中心に選出されてる……!」

 マリアが脚を組み替え、ラメ入りの黄色タイツをつま先でぴんと張る。

「露骨ね。狙ってるわ、あたしたちのタイツ……」

🏟当日朝:ゼンタイ姿で出場

「今日こそ、ゼンタイの脚線で優勝いただくわよっ」

 全員、競技用のジャージの代わりに変身前のカラ―タイツ&体操服上着で出場。

 ふとももをくっきり浮かび上がらせるレッドの太腿。
 青いタイツ越しにふくらはぎの筋を浮き立たせるブルー。
 緑の腿裏にはシワひとつない光沢。
 ラメが太陽光を反射して煌くイエロー。
 そして、漆黒のシルエットで脚線を塗りつぶすブラック。

 彼女たちの脚は、競技のたびに視線を独占していた。

🏃‍♀️競技①:「脚線美ハードル」

 ルールは単純――
 ハードルのバーが低く設定されており、必然的に太腿を大きく上げないと跳び越えられない。
 しかも、跳躍中に撮影スタッフがローアングルでカメラを構えている。

「これ……脚を見せるための競技じゃん……!」

 ナツミが顔を真っ赤にしながらも、ハードルに向かう。

「でも跳ぶっ!逃げたら、脚が泣くもん!」

 跳躍――
 緑タイツがぐいと引き伸ばされ、脚の付け根すれすれまで露出。
 でも、タイツは破れない。誰よりも美しく、力強く、脚の形を浮かび上がらせるだけ。

「見せつけてやったぁああっ!」

🧤競技②:「布地バトンリレー」

 布製のバトンは、ゼンタイのスーツ素材そっくり。
 各ランナーの太腿にリボンのように巻きつけて保持し、太ももから引きちぎるように受け渡すルール。

「太腿でバトン渡し!?見せろって言ってるようなもんでしょ!」

 それでも5人は臆さなかった。
 布がタイツに巻き付き、ピタピタに密着したまま――でも、ちぎれない。破れない。

「私たちの脚は、見せるために履いてるの!裂けるような真似はさせない!」

 マリアが華麗にターンし、バトンをふとももから剥がしながら渡す。
 ゼンタイ越しの誇りを、次へ繋ぐように。

🕶暗躍する者──「タイツフェチ同盟」

「……なるほど、やはりあの5人のタイツは別格だ」

 体育館の影で、スーツ姿の男たちが双眼鏡を構えていた。
 所属は非公式組織“タイツフェチ同盟”。目的は、ゼンタイジャーの羞恥を破壊し、その脚を自らの嗜虐と支配に染め上げること。

「最終競技で必ずや“裂いてやる”。あの脚に、敗北のシワを刻む」

🛡最終競技:「布地耐久綱引き」

 5人のタイツを“綱”の代わりにするという狂気の種目。
 太ももから特殊布を巻き付け、敵チームが引っ張り合う。どちらの布が先に千切れるか、勝敗を決めるのはタイツの耐久性。

「やめろッ!!それは脚を引き裂くゲームだ!!」

 ユヅキが怒鳴るが、競技は始まる。
 ゼンタイレッドの太腿に絡んだ布が引かれ、脚の内側が食い込むように浮き出す。

 でも――

「……破れない。羞恥を受け入れた脚は、ちぎれないんだ!!」

 全員が力を込める。5色の脚が踏ん張る。
 光沢と汗が滲むその脚は、羞恥を貫く“誇りの柱”だった。

 勝利の瞬間、布は敵陣で千切れた。
 ゼンタイは、裂けなかった。

🌇夕暮れの屋上──脚は正義を包むもの

「今日……ぜったい誰にも裂かせなかったね」

 夕暮れの光に照らされた5人の脚。汗で濡れたタイツが肌に貼りついている。

「タイツって……ほんとに、誓いなんだね」

「でも油断すんな。狙ってる奴ら、絶対また来るから」

「うん。だからこそ、履き続ける。羞恥ごと、脚に刻むんだ」
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