添い遂げない。でも死ぬまで共に。

江多之折(エタノール)

文字の大きさ
15 / 15
番外編(神子本編の時間軸。ランス39歳、ヴィル36歳)

成し崩せ

しおりを挟む

(※こちらは元作品の外伝以降を読んでいないと繋がりが分からない話となっております)







───なにか、変化が起きている。

心の中で感じたことを、すぐ口に出す事はしない。私の発言は重いものだから。
だから、少し困っていた。ヴィルヘルムの前だと無意識に軽くなってしまう自制の効かない己の口に。


「何がなんだかよくわからねーけど、話を聞いてくるから。お前は普段通りしとけ、な?」
「……」

最近のヴィルヘルムは、どこか甘くなったように感じる。
アレクシスがユークリッドと結婚して、よく関わるようになった影響だろうか。
レヴァン侯爵領に行く事にしたユークリッドを護衛と称して同行すると言って宥める様に私の頭を撫で付ける。
私が戴冠後から長らく、共に寝る事はなくなり私の髪は侍従が整えている。
髪を崩さないように一定方向にのみ撫でる手を握り、一体どうしたのかと首を傾げた。

「そのまま、ユークリッドに付いてやったらいい。私より、傷付いているのはユークリッドだ。」

ユークリッドの兄、フリードリヒ・ロズウェルが面会を希望してユークリッドはそれに応えた。
ロズウェル子爵家の爵位剥奪が決まった直後のタイミングでユークリッドに危害を加える危険性があるとして多くの騎士を近くに配備した形での面会となったが、
どういう訳かユークリッドはその兄の手を取り、私とヴィルヘルムの居る執務室にやって来てロズウェル子爵家の沙汰を洗いざらい吐けと啖呵を切ってきた。

(あそこまで激昂したユークリッドは初めてだった)

言われるままに答えたら、次はアレクシスの所へ行くとこちらを一切振り返らず走り去ったユークリッドを見て
私は何か、間違いを犯したのだろうと悟った。


「……レヴァン侯爵家は抱えてる兵団もある。そっちに任せて俺は帰ってくる」
「そうか」

ムスッとした表情のヴィルヘルムに、何が気に触ったやらと思いはしたが何かあれば言うだろう。
すっかり手が止まっていた。仕事を再開しなければ。

「すっかり氷に戻りやがって…」
「戻るもなにも、私への評価は昔から変わっていない」

周囲から、氷のようだと言われ続けてきた。褒め言葉なのやら貶しているのやら既に判断はつかない。

バタンと扉の閉まる音がして人の気配がなくなった。
一人になった執務室で、私は変わらず書類に目を通していた。




「ランスロット様、その」
「食事はいい。時間が来たなら下がって問題ない。」

侍従の声が耳に入り、書類から目は離すことなく告げた。

我が国は医療に力を入れていて、この度は一人の薬師に爵位とロズウェル領を与える事にした。
とはいえ平民からいきなり貴族になるのだから色々と補助が必要になる。ある程度の人員を城から…

「…ヴィルか。書類が読めない」

文字を追っていた視界に飛び込んできた大きな手はヴィルヘルムのものだとすぐにわかった。
書類の上に置かれた手をどかそうとするも、力を入れていて動いてくれない。無理矢理動かせば書類が破れているかもしれない。

「…ヴィル」

抗議のために顔を上げれば、私よりもよっぽどヴィルヘルムの顔の方が怒りに満ちていた。…私はそもそも表情を作れないが。
ユークリッドと話をして、ヴィルヘルムも何か思うところが出来たのだろうか。

「お前、また飯抜いたろ。今の時間わかってんのか」
「……」

言われて周囲を見渡した。執務室は明かりが灯されているし、窓の外はすっかり暗くなっている。

「気がついていなかった」
「はー……ほら、部屋戻って食べるぞ。俺もまだ飯食ってねぇから腹減った」
「そうか。すぐ食堂に…」
「ランスの部屋に用意しろってもう言ってある。行くぞ」

食堂でなく、私の部屋に用意させたと聞いてピンときた。どうやら周囲に聞かれてはいけない話があるようだ。
ユークリッドについてか、やはりフリードリヒ・ロズウェルか…いや、レヴァン侯爵領で何か…


歩きながら様々な事を想定する私をジロリと見たヴィルヘルムは、一際大きな溜息をついて頭を抱えていた。
歩きながら器用なものだ。







「そろそろ話をしたらどうだ。ここでは誰にも聞かれない」

ロズウェル家の次男が騎士団預かりになったのも、ユークリッドが怒った理由も食事をしながら聞いた。
その内容自体は、私の部屋に来てまでする程の話ではなかった。ならば他に何があるというのだろうか。
寝室にまでついて来たヴィルヘルムがベッドに腰掛けたまま何かを考え込んでいる。

(これでは埒が明かないな)

まだ夜着に着替えていないが、話を聞いてからでも遅くない。
装飾が顔が当たっては痛いだろうからジャケットだけは脱ぎ、仕事をしていたシャツのままベッドに上がって横になった。

「…ヴィル、来なさい」

──もう、遠い過去になってしまった。
若い頃にはヴィルヘルムの腕に頭を乗せて、内密の話をよくしていた。話以外にも、色々した。
だがそれはもう過去の話。…私が冠を被る前の話。

「私の腕では頼りないだろうが…誰にも聞かれたくない話は、こうしてするんだろう」
「ッ…お前は」
「……ヴィルは相変わらず、泣くことが出来ないんだな」

そんなに泣きそうな顔、何年振りに見たか……父を、殺した時が最後か。

ノロノロとベッドに上がるヴィルヘルムの頭が私の腕に乗せられるのを待っていたが、私の腕を通り過ぎて、私の真上にヴィルヘルムの顔が止まった。

「近いな。よっぽど秘密の話が…」
「わかってんだろ。誤魔化すなよお前らしくもねぇ」
「…」

今更、何を言うのか。
私達の関係は、父を殺した瞬間から変わってしまった…いいや、正しい場所に戻ったというのに。

「…離れるんだ。ヴィルヘルム」
「随分待たせやがって」
「ヴィル、駄目だ。私達は」

両手で押し退けようとしても無駄だとわかっているのに。
それでもヴィルヘルムを拒否しようと動いた私の両腕を絡め取り、あっさりと頭上に縫い付けてきた。
力でどうにか出来る相手ではないというのに、私は相も変わらず愚かなまま、若い頃にされた事を繰り返す。


(本当は、望んでいるから)


そう。諦めなんてついていない。私は器用な人間にはなれなかった。
嫌だと口で言いながら、やめろと身体で拒否をしながら、ずっとヴィルヘルムを自分だけのものにしたかった。父を殺してから剣を手離したこんな貧相な身体に、執着して欲しかった。

(無理矢理でいい。唇を、奪って欲しかった)

私の中には、こんなにも醜い感情が渦巻いている。
冠を被る覚悟をしながら、奪われる事を望んでいる。……アレクシスからは永遠にその機会を奪ったのに。


「…泣くほど嫌かよ。」
 

腕の拘束はあっさりと外れた。
私は何も奪われることなく、ヴィルヘルムの身体は離れて背中を向けてしまった。

「……私はまだ、泣けたのだな」

感情が溢れ出したのはいつぶりか。これもまた、父を殺した時以来か
私の弟はいつも思い切りがいいくせに、すぐに後悔して尻込みする。
醜悪さを先に見せつけるのは、いつも私だ。


「ヴィル」


大きな背中に抱き着いても、包み込めやしない。これでは傍から見れば私がしがみついているだけに見えるだろう。

(誰にも見せないが)

久しぶりに弟の身体をゆっくりと撫で回す。相変わらず筋肉質で硬いが、私を守る為に鍛え抜かれた身体はやはり美しい。
シャツのボタンに手をかけながら、目の前のうなじに鼻を擦り寄せた。

「…やはり、風呂に入る前の方が好きだ。お前の匂いが濃い」
「…ッ…なんなんだよ。一切触らせてこなかったくせに」
「ヴィルに触れていたら、欲情してしまうだろう。責務がある以上、欲情する訳にはいかなかった。」

これでは納得いかないだろうと、後ろを向いたままの耳に顔を近付けて、可能な限り小さな声で続けた。
これは本当に、誰にも聞かれてはならない事だから。



「───ヴィルに欲情すると、お前の子を孕みたくなってしまうだろう」



添い遂げない相手に、これ以上の不純はない。
触れているだけでこんなにも身体が疼き、遠い記憶となった快楽を求めてしまう。
浅はかな欲がいつまでも燻って、この歳になっても落ち着かないとは。

身体を撫でていた指先が膨らんだズボンに届いた瞬間、勢いよく振り返ったヴィルヘルムに私はまた組み敷かれた。
興奮に血走った目が私を真っ直ぐに射抜いて、ぞくりと期待に震える。

「覚悟、出来てんのか」
「……正直に言うと、自信がない。私の身体も多少は衰えているだろうし、お前のは大きすぎる。十五年間触れなかった所に…」
「煽るなって!」

聞かれて答えているのにコレだ。
覚悟を問われるのなら、ヴィルヘルムだって覚悟が出来ていないのではないかと疑問に思う。

「まぁ、いい。とにかく手を離せ」
「……なんだよ」
「これでは何も出来ないだろう」

渋々と私に自由を与えるヴィルヘルムのズボンに手を伸ばし、窮屈そうにしている陰茎を取り出した。

「ヴィル、腰をここに」
「………なに、しようとしてんだ」
「お前も以前は私のを咥えていただろう。私もしてみたかった」

そう、ヴィルヘルムは私の陰茎を口に含んで子種を吐き出させる行為をよくやっていた。
長年触れ合わなかった以上、受け入れられるかは不安があるが、口でなら問題ないだろう。
苦しそうにビクビクと脈打つ陰茎はどこか男らしさを感じて羨ましい。私の口に収まればいいが。

「…はぁーーーーー…俺なんでこんな、長年ずっと…」
「ヴィル」

どうしたんだと聞こうとしたら、唇を奪われた。
すぐに角度を変えて深く深く重なる口に、思考は奪われ、全身の力が抜けていく。

いつの間にかシャツははだけて、ヴィルヘルムのゴツゴツとした指が素肌を這い回る。
息がうまくできない苦しさと、ゾクゾクとした肌の感触に酩酊状態になる。

「は、ぁ…」
「ランス」

至近距離にある弟の顔が、あまりに優しく微笑んでいて、私の頬を熱いものが流れた。

「ヴィル。私の、剣」
「今になって思い出したのかよ。ずっとそうだぞ」
「忘れていない、片時も、ずっと」

一度唇が重なれば、もう止められなかった。
王として立ち続けると誓った氷が、太陽のように眩しく光る炎に溶かされてしまう。王でなく、人としての自分が剥き出しになる。目の前の男を愛してしまう。

「添い遂げないと、言っている」
「…本当に生意気な口だな。俺を手離せないくせによ」

そうだ。手離せない。添い遂げないくせに、お前がいないと生きていけないんだ。
何度でも重なる唇に、辛抱出来なくなった身体がヴィルヘルムの腰に脚を絡めて訴えた。

「ヴィル、ほしい」
「待てって…ちゃんと時間かけて準備してやるから」
「ヴィルの子種が欲しい」
「……十五年我慢したと思ったら我儘になったな」

どっちが獣だか…とブツブツ言いながら私を宥めるように額に唇を押し付けるヴィルヘルムに
唇がいい、と何度もせがんで年甲斐もなく私達は互いを貪り合った。

「ランスロット、俺をもう我慢させるなよ。次逃げたら死ぬまで追いかけ回すからな」
「……約束、出来ない。最優先は国だ」
「…この、クソ真面目が…」

どうしてヴィルヘルムがまた関係を持とうとして来たのかは分からないが、十五年も経てば私もそれなりにゆとりを持って立ち回れるし問題はないだろうと頭で考えていたら

集中しろと言わんばかりに行為が激しくなって、落ち着けとヴィルヘルムの頭を撫でた。その余裕のない顔が、私の表情を溶かしてしまうのだと久しぶりに思い出した。


(やはり、一番可愛いな)


人に順番なんてつけてはならないが、許して欲しい。
この子が生まれついてからずっと最愛なのだから。…途中で最愛の形は変わってしまったが。


ヴィルヘルムのを舐めようとした事をやんわりと拒否されたと気付いたのは、行為が終わって朝を迎えた後だった。
しおりを挟む
感想 1

この作品の感想を投稿する

みんなの感想(1件)

雪柳
2025.11.30 雪柳

読み終えて、神子は二度〜の「世話の焼ける兄」を読み返してきました。
すごくとても大好きです。

父王は、愚かでしたね。傲慢で不器用で哀れで、それでもやっぱり愚かでした。
ランスが父の悪夢を見るのを不思議に思っていました。親子らしい交流もなく信念を以て愚王を討ったのに、夢を見るというのは感傷があるかのようで。
どんなに傲慢で不器用で愚かでも父が愛そうとした形だったのだということだけは、ランスはひとりで抱えていくのでしょう。

「国を愛してくれるなら、あとはご自由に」というと冷めているようですが、彼らにとっては最大の親愛と理解ですね。
肝の据わったお妃方、やっぱり大好きです。

政情が安定して幸せになれる彼らを見られたら、と思っていましたが、こんなにも深い形で叶って本当に嬉しいです。

『添い遂げない。でも死ぬまで共に』
求婚よりも貪欲な愛の言葉だと思います。
素敵なお話をありがとうございました!

2025.12.01 江多之折(エタノール)

ランスロットは博愛の人なんですよね。
誰よりも貪欲に、関わる人々、その全てを愛してしまう。
冬の水溜まりのように、何度も踏み荒らされては懲りずに綺麗な薄氷で包み込む。

どう足掻いても非情になれないから国王としての適性はアレクシスの方が持ち合わせている…と、前提を置いていたので、本当に、一番不器用だからヴィルヘルム頑張ってくれ!!と思いながら書いていました。

BL作品ですので、女性キャラを出す時はいつもドキドキしてますが妃達、私も大好きです。書いて良かった…!

本当に、そこ!というポイントをしっかり汲み取って頂けて嬉しいです!こんなにも丁寧な感想を頂けて、私は幸せものです。
こちらこそ、素敵な感想をありがとうございました!

解除

あなたにおすすめの小説

大事な呼び名

夕月ねむ
BL
異世界に転移したらしいのだが俺には記憶がない。おまけに外見が変わった可能性があるという。身元は分からないし身内はいないし、本名すら判明していない状態。それでも俺はどうにか生活できていた。国の支援で学校に入学できたし、親切なクラスメイトもいる。ちょっと、強引なやつだけどな。 ※FANBOXからの転載です ※他サイトにも投稿しています

Bランク冒険者の転落

しそみょうが
BL
幼馴染の才能に嫉妬したBランク冒険者の主人公が、出奔した先で騙されて名有りモブ冒険者に隷属させられて性的に可哀想な日々を過ごしていたところに、激重友情で探しに来た粘着幼馴染がモブ✕主人公のあれこれを見て脳が破壊されてメリバ風になるお話です。 ◯前半は名有りモブ✕主人公で後半は幼馴染✕主人公  ◯お下品ワードがちょいちょい出てきて主人公はずっと性的に可哀想な感じです(・_・;) ◯今のところほとんどのページにちょっとずつ性描写があります

男同士で番だなんてあってたまるかよ

だいたい石田
BL
石堂徹は、大学の授業中に居眠りをしていた。目覚めたら見知らぬ場所で、隣に寝ていた男にキスをされる。茫然とする徹に男は告げる。「お前は俺の番だ。」と。 ――男同士で番だなんてあってたまるかよ!!! ※R描写がメインのお話となります。 この作品は、ムーンライト、ピクシブにて別HNにて投稿しています。 毎日21時に更新されます。8話で完結します。 2019年12月18日追記 カテゴリを「恋愛」から「BL」に変更いたしました。 カテゴリを間違えてすみませんでした。 ご指摘ありがとうございました。

悪役令息に転生した俺は推しの為に舞台から退場する

ユッキー
BL
前世の記憶を思い出したアレクシスは悪役令息に転生したことに気づく。このままでは推しである義弟ノアが世界を救った後も幸せになれない未来を迎えてしまう。それを回避する為に、俺は舞台から退場することを選んだ。全てを燃やし尽くす事で。 そんな俺の行動によってノアが俺に執着することになるとも知らずに。

【完結】星に焦がれて

白(しろ)
BL
気付いたら八年間囲われてた話、する? わんこ執着攻め×鈍感受け 「お、前、いつから…?」 「最初からだよ。初めて見た時から俺はお前のことが好きだった」  僕、アルデバラン・スタクにはどうしても敵わない男がいた。  家柄も、センスも、才能も、全てを持って生まれてきた天才、シリウス・ルーヴだ。  僕たちは十歳の頃王立の魔法学園で出会った。  シリウスは天才だ。だけど性格は無鉄砲で無計画で大雑把でとにかく甘えた、それに加えて我儘と来た。それに比べて僕は冷静で落ち着いていて、体よりも先に頭が働くタイプだったから気が付けば周りの大人たちの策略にはめられてシリウスの世話係を任されることになっていた。  二人組を作る時も、食事の時も、部屋だって同じのまま十八で学園を卒業する年まで僕たちは常に一緒に居て──そしてそれは就職先でも同じだった。  配属された辺境の地でも僕はシリウスの世話を任され、日々を慌ただしく過ごしていたそんなある日、国境の森に魔物が発生した。それを掃討すべく現場に向かうと何やら魔物の様子がおかしいことに気が付く。  その原因を突き止めたシリウスが掃討に当たったのだが、魔物の攻撃を受けてしまい重傷を負ってしまう。  初めて見るシリウスの姿に僕は動揺し、どうしようもなく不安だった。目を覚ますまでの間何をしていていも気になっていた男が三日振りに目を覚ました時、異変が起きた。 「…シリウス?」 「アルはさ、優しいから」  背中はベッドに押し付けられて、目の前には見たことが無い顔をしたシリウスがいた。  いつだって一等星のように煌めいていた瞳が、仄暗い熱で潤んでいた。とても友人に向ける目では、声では無かった。 「──俺のこと拒めないでしょ?」  おりてきた熱を拒む術を、僕は持っていなかった。  その日を境に、僕たちの関係は変わった。でも、僕にはどうしてシリウスがそんなことをしたのかがわからなかった。    これは気付かないうちに八年間囲われて、向けられている愛の大きさに気付かないまますったもんだする二人のお話。

美澄の顔には抗えない。

米奏よぞら
BL
スパダリ美形攻め×流され面食い受け 高校時代に一目惚れした相手と勢いで付き合ったはいいものの、徐々に相手の熱が冷めていっていることに限界を感じた主人公のお話です。 ※なろう、カクヨムでも掲載中です。

ぼくが風になるまえに――

まめ
BL
「フロル、君との婚約を解消したいっ! 俺が真に愛する人は、たったひとりなんだっ!」 学園祭の夜、愛する婚約者ダレンに、突然別れを告げられた少年フロル。 ――ああ、来るべき時が来た。講堂での婚約解消宣言!異世界テンプレ来ちゃったよ。 精霊の血をひく一族に生まれ、やがては故郷の風と消える宿命を抱えたフロルの前世は、ラノベ好きのおとなしい青年だった。 「ダレンが急に変わったのは、魅了魔法ってやつのせいじゃないかな?」 異世界チートはできないけど、好きだった人の目を覚ますくらいはできたらいいな。 切なさと希望が交錯する、ただフロルがかわいそかわいいだけのお話。ハピエンです。 ダレン×フロル どうぞよろしくお願いいたします。

黒豹拾いました

おーか
BL
森で暮らし始めたオレは、ボロボロになった子猫を拾った。逞しく育ったその子は、どうやら黒豹の獣人だったようだ。 大人になって独り立ちしていくんだなぁ、と父親のような気持ちで送り出そうとしたのだが… 「大好きだよ。だから、俺の側にずっと居てくれるよね?」 そう迫ってくる。おかしいな…? 育て方間違ったか…。でも、美形に育ったし、可愛い息子だ。拒否も出来ないままに流される。

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。