番を持ちたがらないはずのアルファは、何故かいつも距離が近い【オメガバース】

さか【傘路さか】

文字の大きさ
2 / 10

しおりを挟む
▽2

 それから、二人で集まっては石を調べ始めた。

 重さを量ってみたり、光に透かしてみたり、と一般的な宝石を観察する方法を繰り返す。数度集まって、その石が雷管石であることは間違いないようだ、と意見が固まった。

 調査時間には、リカルドがお菓子を持ち込んでくる。休憩、と称してはお菓子を食べ、お茶を飲む。遊戯盤で遊びもする。仕事、というには余りにものんびりした時間だ。

 その日も、仕事の合間にリカルドの自室へ向かっていた。今日は質の良い拡大鏡を貸してもらった。比較用に透明な雷管石も貸し与えられている。

 二つを見比べ、差を探そうと考えている。もはや魔術師である意味はない気がしたが、依頼主が諦めるまでは最善を尽くすつもりだ。

 廊下の先に人影を見て、さっと端に寄る。おはよう、と声を掛けてきたのは、リカルドの兄……ジール家当主の長男だった。

「オースティン様、おはようございます」

 僕が進路を譲ろうとすると、オースティン様はその場に立ち止まった。動く様子のない影を見て、頭を上げる。

「最近、リカルドと雷管石の調査をしてるんだって?」

「はい。魔力が籠もらないそうで」

「聞いた聞いた。返金と埋め合わせをしなくちゃいけなくなって、父もリカルドもがっかりしてた」

 彼は口元に指を当て、くすくすと朗らかに笑った。リカルドよりも上品で、貴族に抱く印象の典型のような人だ。

 弟と同じ灰色の髪を縛る必要のない長さに整え、瞳の色は、弟の琥珀とは全く違った青色だ。彼の生みの親は、リカルドの母とは違う。

 聞いた限りでは、見合い結婚をした後で、当主が今の番と出会ってしまったらしい。先妻との関係は、結果的に言えば『番になりきれていなかった』そうだ。当主と先妻は離婚。赤子だったオースティン様は、当主の番……リカルドの母の手元で育てられることになった、と聞いている。

 両親との仲が悪い、という話は聞いたことがない。オースティン自身も、別れたとき幼すぎて当主の先妻のことはよく覚えていないそうだ。

 リカルドの話をするオースティン様は本当に嬉しそうで、その感情には染みひとつも見えなかった。

「ねえ。リカルドの自室で作業してるんだって? ロシュはリカルドと二人きりになって、どきどきしたりしないの?」

 オースティン様はこういう、色恋沙汰が好きだ。というより、誰かとお喋りする時間が好きみたいだ。気がつくとオメガの間に入って、きゃっきゃと恋愛談義をしていたりする。

 周囲にリカルドがいないことを確認し、目の前の人に向き直った。

「しません……! そもそも、僕じゃリカルド様とは不釣り合いです!」

「そうかなぁ。とっても仲良さそうなのに」

 残念そうな表情は、僕がリカルドと番になってもいい、とでも言いたげだ。

 長い睫毛はゆっくりと瞬きをし、弟とは違って丁寧に手入れされた髪は、つややかな光を放っている。

 物語の中の王子様を想像する時、皆この人のような人物を想うんじゃないだろうか。

「リカルド様は、誰に対してもあんな感じですよ」

「そうなんだ? いっつもロシュを見つけるのが上手いから、特別なんだって思ってた」

 慌てて否定する。いくら誤解だといっても、兄から弟に伝わってしまえば気まずいことに変わりは無かった。

 僕が必死に否定の言葉を紡いでいるのを、目の前のひとは微笑ましそうに眺めている。

「それに……! まだリカルド様は神殿に石を預けていないんですから、預けたらすぐ相手が見つかりますよ」

 その言葉を放った途端、オースティン様の表情がしゅんとしたものになる。眉は下がり、持ち上がっていた唇は下がってしまった。

 何が悪かったのかは分からないが、不味いことを言った、と別の意味で慌てる。

「────リカルド。神殿に石を預ける気はなさそう?」

「そういった話はしませんが、……なにか、あるんですか?」

 うぅん、とオースティン様は悩んで、近くをちらちらと見回した。手招きをして付いていった先は、リカルドの自室とも近い、彼の自室だった。

 弟は人懐っこいからいいが、この兄は滅多なことで自室に人を招いたりはしない印象だ。動揺が顔に出る僕に、彼は安心させるように微笑みかけた。

「何もしないけれど。信用を得るのは難しいよね……そうだ。結界を君の周りに展開したら?」

「いいんですか?」

「いいよ。君が安心してお話しできるのがいちばん善い」

 言われた通りに自分の周囲に結界を展開し、彼に続いて自室に招かれた。ソファを勧められて腰掛ける流れに、既視感を覚える。

 兄の部屋は弟の部屋よりも、淡い色合いでまとめられていた。色味が少なく、塵一つ無いほど片付いた室内は、本棚に並んだ恋愛小説の背表紙が鮮やかに浮かび上がって見える。そして、弟と同じく、机の上は書類で溢れていた。

 前回と違ったのは、オースティン様が向かいの椅子に腰掛けたことだ。あえて距離を取ってくれようとしているらしい。

 本当にオメガの中にいても、オメガが接していても、怖くない人だ。

「この部屋の外に、会話が聞こえないようにできる?」

「できます」

 外との間に遮音結界を張る。目の前でオースティン様は手を叩いた。

「凄いなぁ。じゃあ、話すけど。……リカルドに神殿に石を預けるよう、それとなく促してくれないかな?」

「それは構いませんけど。自室に招いてまで頼もうとする理由をお伺いしても?」

 構わないよ、と彼は頷いた。白い指は膝の上で組まれ、睫毛は憂うように伏せられている。整った唇から、吐息が漏れた。

「ロシュは、私とリカルドが異母兄弟だということは知っているよね」

「はい。当主様が、番を得る前に結婚されたのがオースティン様のお母上、ですよね」

「そうだね。けれど、私は生みの母だけを『母』と思うには幼すぎた。今は母が二人いる。そう思っているよ」

 寛容で、そして善良。見目に相応しい内面を持った彼は、きっと葛藤もあっただろうに、それをおくびにも出さない。次期当主として、理想的な人物だと誰もが言う。

 けれど、彼を見て察するものもあった。光が大きいほど、闇は濃くなる。この兄を見続けて育った弟は、兄の姿を見るたび何を考えたのだろう。

「でも、リカルドは私に対して、生みの母を奪った、という負い目があるみたいなんだ。神殿に雷管石を預けようとしないのも、私が番を見つけるまで待つつもりなんじゃないか、と心配になってね」

「え……?」

「杞憂、だったらいいんだけれど」

 表面上は、彼らは問題なく兄弟をやっている。だが、リカルドが頑なに神殿に雷管石を預けようとしないことは、僕も、僕以外も不思議に思っていた。見合いは断っているようで、だからといって遊びの恋愛をしている暇も彼にはない。

 兄から実の母を奪った、とリカルドが思っているのなら。だから、神殿に雷管石を預けないのだとしたら。

「真実を確かめるためにも私の番が見つかれば早いんだろうけど、こればかりは縁でね。リカルドがなぜ神殿に雷管石を預けようとしないのか、探りを入れて。私のことを気にしているようなら、それとなく気にしないよう伝えてもらえないかな?」

「はぁ……。まあ、これから共に調査を進めていくことになりますし。説得はともかく、機会があれば話を聞いてみる、くらいの協力でよろしければ……」

「うん。それで構わないよ。私にも両親にも、きっと話してはくれないだろうから」

 よろしく、と手を差し伸べられ、その手を取った。

 表面は汚いことなど何も知らないように見える手だが、掌は筆記具の使いすぎで皮膚が硬くなっている。弟の手によく似ていた。

 立ち上がったオースティン様に合わせ、僕も席を立つ。手ずから扉を開けられ、廊下へと出る。続けて部屋の主が出てくると、僕の背後、廊下の端に青の目が向いた。つられて視線を向けた先には、長身の姿がある。

「あ、リカルド様…………」

 気まずいことなど何もないはずなのに、眉間に皺を寄せる表情に慌てて口を開く。

「おはよう、ございます」

「おはよ。ロシュにしては遅いなと思って見に来たんだ、なんで兄貴と?」

 眇められた瞳は細く、兄を射るような凄みがある。なぜ怒られているのか分からないまま、僕は兄弟の間に挟まれた。

 オースティン様はにこにことするばかりで、弟の圧をさらりと受け流している。

「ロシュに相談があって」

「相談?」

「うん。詳しくは言えないんだけど、少し頼みごとをしていたんだ」

 じろ、とリカルドに視線を向けられ、こくこくと頷いて兄の言葉を肯定する。機嫌の悪い弟は、このまま僕を追い詰めても益がないと悟ったのか、溜め息と共に怒気を散らした。こっそりと詰めていた息を吐き出す。

 何だったのだろう。負い目があるのでは、と言っていた事に関わるのだろうか。

「……もう、話はいいのか」

「大丈夫。ゆっくりお話はできたから」

 チッ、と音がした。舌打ちの音に似ていたが、兄相手にそうする理由が分からず困惑する。

 リカルドは僕の手を取った。触れた所から、乱れた魔力の波が流れ込んでくる。

「行くぞ。調査するんだろ」

「は、はい……!」

 大股で歩き出す彼に合わせて、僕も駆けるように歩き出した。ちら、と振り返ると、オースティン様はひらひらと手を振っている。

 僕が手を振り返すと、それを見ていたリカルドはまた瞳の奥をぎらつかせた。歩み去る兄の背を見送り、姿が消えた途端、僕に視線を向ける。

「……兄貴と仲よかったか?」

「特別、仲が良い訳じゃないですけど」

「じゃあ、なんでお前に頼み事なんだ?」

「………………。僕にも、よく分かりません」

 じり、とリカルドが歩みを進める。長身で肩幅のある身体に、壁まで追いやられる。

 先程までの怒気はないが、面白がるように僕を追い詰めた。とん、と顔の両側、背後にある壁に腕が押し付けられる。顔が近い。

「頼み事って?」

「…………言えません」

「お兄さん相手でもー?」

「…………冗談も大概にしてください。リカルド様は兄ではないですし、内緒の相談事を口外するような使用人は解雇されるべきです。だから、言いません」

 目の前で息が吐かれた。僕に対する空気はほぼいつも通りだ。ならば、あの怒気は兄であるオースティン様に向けられたものなのだ。

 鼻先が触れるか触れないかという所まで近づいた。体温を感じる。

「俺とお前の仲じゃないか」

「別にそこまでの仲じゃないです」

 きっぱりと言い切ると、思い当たる節があるようにリカルドは視線を逸らした。あ、と声を漏らすと、何事かを思いついたように視線を戻してくる。

「そこまでの仲じゃないから、話してくれないんなら。そこまでの仲になればいいのか」

「その理屈がおかしいの、分かってますよね」

「いや。元々さ、ロシュに几帳面に敬語を使われるの、寂しいなと思ってたんだよなぁ。歳もすごく離れてる訳じゃないだろ」

 いい機会だ、とでも言いたげな表情に、嫌な予感がする。僕を困らせて楽しもうとする時の、あの光だった。

 僕はべったりと壁に背を押し付ける。両側は腕に塞がれ、逃げようがなかった。頭の後ろがひやりと冷える。

「────雷管石の調査の間。敬語。やめよっか」

「うわぁ…………」

 漏れた言葉は、げんなりした僕の感情を真っ直ぐに現していた。むっとした顔のリカルドに、引く様子はない。

 指先が頬を撫で、僕の髪を払った。

「じゃあ、もっと急いで仲良くなるか?」

「敬語をやめればいいんですね」

「ほら敬語」

「敬語……を、やめればいいんだよね」

 リカルドは目を見開くと、自身の胸に手を当てた。ふむ、と視線を逸らし、何故かふんふんと満足そうに頷いている。

 周囲に人がいないからいいものの、使用人長にでも見つかれば注意されるのは間違いない。

「……敬語を外してほしいんなら、部屋、行こうよ。石の調査をするんでしょ」

 大きな掌が、彼自身の胸元の服に食い込んだ。骨張った指先が服を握りしめ、無言で視線が下がっていった。

 拘束から逃れられたのをいいことに、僕は追い詰められた場所から抜け出る。彼の部屋の扉に近づくと、背後から僕の歩幅より広い間隔で付いてくる足音がある。

「ロシュ」

「なに?」

「リカルド、って呼んで」

 はぁ!? と言いながら振り返るのだが、彼は切なげな、何かを求めるような表情をしていた。複数の感情が綯い交ぜになった顔は、普段のリカルドとは違って見えた。

 茶化しているのではない。希望を伝えられただけの言葉は、足蹴にするには華奢すぎる。

「────リカルド」

 ぱあ、と咲き誇るような表情を飾るように、揺れたカーテンの先から光が降り注ぐ。兄弟はよく似ている。オースティン様を王子様に相応しい顔立ち、というのなら、普段のへらへらとした表情をしていないリカルドも、またそうだ。

 分かっていたはずなのに、珍しい表情から目が離せない。

 とくん、跳ねた鼓動がやかましい。腕が伸びてくる。髪を掻き回してくる掌を払いのけようと、腕を振り回している間、どくんどくんと胸が鳴り続けていた。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

事故つがいΩとうなじを噛み続けるαの話。

叶崎みお
BL
噛んでも意味がないのに──。 雪弥はΩだが、ヒート事故によってフェロモンが上手く機能しておらず、発情期もなければ大好きな恋人のαとつがいにもなれない。欠陥品の自分では恋人にふさわしくないのでは、と思い悩むが恋人と別れることもできなくて── Ωを長年一途に想い続けている年下α × ヒート事故によりフェロモンが上手く機能していないΩの話です。 受けにはヒート事故で一度だけ攻め以外と関係を持った過去があります。(その時の記憶は曖昧で、詳しい描写はありませんが念のため) じれじれのち、いつもの通りハピエンです。 少しでも楽しんでいただければ幸いです。よろしくお願いします。 こちらの作品は他サイト様にも投稿しております。

断られるのが確定してるのに、ずっと好きだった相手と見合いすることになったΩの話。

叶崎みお
BL
ΩらしくないΩは、Ωが苦手なハイスペックαに恋をした。初めて恋をした相手と見合いをすることになり浮かれるΩだったが、αは見合いを断りたい様子で──。 オメガバース設定の話ですが、作中ではヒートしてません。両片想いのハピエンです。 他サイト様にも投稿しております。

あなたと過ごせた日々は幸せでした

蒸しケーキ
BL
結婚から五年後、幸せな日々を過ごしていたシューン・トアは、突然義父に「息子と別れてやってくれ」と冷酷に告げられる。そんな言葉にシューンは、何一つ言い返せず、飲み込むしかなかった。そして、夫であるアインス・キールに離婚を切り出すが、アインスがそう簡単にシューンを手離す訳もなく......。

やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。

毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。 そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。 彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。 「これでやっと安心して退場できる」 これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。 目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。 「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」 その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。 「あなた……Ωになっていますよ」 「へ?」 そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て―― オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。

婚約破棄された令息の華麗なる逆転劇 ~偽りの番に捨てられたΩは、氷血公爵に愛される~

なの
BL
希少な治癒能力と、大地に生命を呼び戻す「恵みの魔法」を持つ公爵家のΩ令息、エリアス・フォン・ラティス。 傾きかけた家を救うため、彼は大国アルビオンの第二王子、ジークフリート殿下(α)との「政略的な番契約」を受け入れた。 家のため、領民のため、そして―― 少しでも自分を必要としてくれる人がいるのなら、それでいいと信じて。 だが、運命の番だと信じていた相手は、彼の想いを最初から踏みにじっていた。 「Ωの魔力さえ手に入れば、あんな奴はもう要らない」 その冷たい声が、彼の世界を壊した。 すべてを失い、偽りの罪を着せられ追放されたエリアスがたどり着いたのは、隣国ルミナスの地。 そこで出会ったのは、「氷血公爵」と呼ばれる孤高のα、アレクシス・ヴァン・レイヴンだった。 人を寄せつけないほど冷ややかな瞳の奥に、誰よりも深い孤独を抱えた男。 アレクシスは、心に傷を抱えながらも懸命に生きようとするエリアスに惹かれ、次第にその凍てついた心を溶かしていく。 失われた誇りを取り戻すため、そして真実の愛を掴むため。 今、令息の華麗なる逆転劇が始まる。

番解除した僕等の末路【完結済・短編】

藍生らぱん
BL
都市伝説だと思っていた「運命の番」に出逢った。 番になって数日後、「番解除」された事を悟った。 「番解除」されたΩは、二度と他のαと番になることができない。 けれど余命宣告を受けていた僕にとっては都合が良かった。

【完結】この契約に愛なんてないはずだった

なの
BL
劣勢オメガの翔太は、入院中の母を支えるため、昼夜問わず働き詰めの生活を送っていた。 そんなある日、母親の入院費用が払えず、困っていた翔太を救ったのは、冷静沈着で感情を見せない、大企業副社長・鷹城怜司……優勢アルファだった。 数日後、怜司は翔太に「1年間、仮の番になってほしい」と持ちかける。 身体の関係はなし、報酬あり。感情も、未来もいらない。ただの契約。 生活のために翔太はその条件を受け入れるが、理性的で無表情なはずの怜司が、ふとした瞬間に見せる優しさに、次第に心が揺らいでいく。 これはただの契約のはずだった。 愛なんて、最初からあるわけがなかった。 けれど……二人の距離が近づくたびに、仮であるはずの関係は、静かに熱を帯びていく。 ツンデレなオメガと、理性を装うアルファ。 これは、仮のはずだった番契約から始まる、運命以上の恋の物語。

流れる星、どうかお願い

ハル
BL
羽水 結弦(うすい ゆずる) オメガで高校中退の彼は国内の財閥の一つ、羽水本家の次男、羽水要と番になって約8年 高層マンションに住み、気兼ねなくスーパーで買い物をして好きな料理を食べられる。同じ性の人からすれば恵まれた生活をしている彼 そんな彼が夜、空を眺めて流れ星に祈る願いはただ一つ ”要が幸せになりますように” オメガバースの世界を舞台にしたアルファ×オメガ 王道な関係の二人が織りなすラブストーリーをお楽しみに! 一応、更新していきますが、修正が入ることは多いので ちょっと読みづらくなったら申し訳ないですが お付き合いください!

処理中です...