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序章
一
しおりを挟むカチカチ………
これは、この村の神様の音。
カチ……………
また一つ時が進んだ。
今日は祭りの日だった。
先程まで小さな村の大人達が松明を片手に火をともし、子供達と踊り狂っていたところだ……。
心ばかりの出店と、心ばかりの花火を上げる。
それでも賑やかなのは、楽しむ子供達のおかげだろうか。
だが深夜0時。
今は打って変わってとても静かだった。
深い沈黙の音とともに、一人の少女が祭囃子の中、数人の大人に囲まれて、ゆっくりゆっくりおぼつかない足取りで神社の社へと歩かされていた。
ボロボロの擦れた着物にかろうじて身を包んだ状態の少女は、真っ白な目隠しをされて裸足で地面を歩いていた。
仮面で顔を隠した大人達は少女の手を引き、ゆっくり少女の歩幅と合わせる。
少女はこの村にとって大事な存在だった。
故にとても大事に保管された。
保管され、教育された。
普段煌びやかな装飾でキラキラと輝いてる少女だが、この儀式の時だけ今までの煌びやかさを剥奪される。
少女はこの村の唯一無二で、とてもとても大事なモノだった。
…………村の大事な人形だった。
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