きさらぎ駅

水野華奈

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電車内の怪異

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『さんず……さんず。次はさんずに止まります』



先程とは打って変わって低いかすれた男性の声だった。



『お降りの際は呉々も生を断ち切ってお降りください』



奇妙なアナウンスに、匠の手を握る手に力がこもる。
夜から昼に……いきなり変わった景色が美しくて目を奪われたがコレは……。




『尚……』





ザザッ…………





『最近、生にしがみつき引き返してくる方がおります、その際然るべき対処をさせていただきますので悪しからず』


ゾクリと背筋に冷たいものが走った。
奇妙なアナウンスがピタリと止む。


それを聞いて全身に力が入った。


とうとう始まったのだ。





この電車はネットで語り継がれる都市伝説……




きさらぎ駅に向かい始めた。



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感想 1

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