10 / 22
3・夜と昼
1
しおりを挟む
「お早うございます!」
光に目を細めながら体を起こすと、水差しを新しい物に交換しながらリリーが言った。
「昨日、清拭に参ったらとても良く眠っていらしたので、起こさずに戻ってしまいました」
「それは。すまないことをした」
「いいえ、ゆっくり眠れたのなら良かったですわ」
「いや、申し訳ない」
枕元に置いていた懐中時計を開くと、もうじき昼時を示そうとしている針がカチリと動く瞬間だった。
「……寝過ぎてしまった。すまない」
「何を仰ってるんですの? お怪我をなされて
大変お疲れのようでしたし、当然ですわ。たくさん寝て、たくさん召しあがって、お元気になってくださいませね?」
可愛らしく首を傾げた仕草にドキリと心臓がはねた。
「もうすぐお昼ですから、お食事はこちらにお持ちしますわね、うちの給仕係の特製サンドイッチですのお口にあえばよいのですが」
品のいいネックレスがキラリと光った。
「……それから昨日申し上げたかも知れませんが、今日は父は往診で晩まで帰ってきませんの、帰宅したら晩御飯なのでお夕食はご一緒いかがかしら? 召し上がれまして?」
「ああ、ご一緒させて頂こう。……昼はリリー殿はもう済まされたのか?」
そう問いかけた俺にベッドの中でサムが言った。
「いいね、積極的じゃないか。ジェイはやれば出来る子なんだからさ、グイグイ行かなきゃね」
俺はサムをチラッと見て、体を起こしながらリリーを見つめた。
「いいえ、これからです」
「……もし……リリー殿がご迷惑でなければ、昼食も、ご一緒願えないか? その後に散歩に出かけよう、いかがだろうか?」
「……よろしいんですの?」
「ああ」
「でしたら、テラスでいただきましょうよ。今日もいいお天気ですし」
「よかった」
俺が頷いてベッドを出ると、リリーは目を丸くして顔を赤く染めた。
「の、のちぼど!」
ベッドに横になって、掛け布団を胸の辺りまで引き上げたサムが俺の臀部を撫でながら「ほら、やっぱ処女だよ」と笑った。
「サム、だから、俺の尻を触るなよ」
「ふふふ。だってボクはジェイのお尻のこの窪みが好きなんだよね」
そう言いながらサムは臀部に触れる。
「背中の造りも、本当に無駄がない。ギリシャ彫刻みたいに完成度が高い。ところでジェイ、起きがけだから? それとも、あの子にドキドキしてるから? ジェイのここ、すごく素敵になってるけれど?」
サムは女のような唇を軽く尖らせて、体を引きずるように俺の膝に手を乗せるとそこを指さした。
「っ! やめろ!」
「つれないなぁ……身体は正直なのにね、あはは。ほら見て。 もっと素敵になったよ」
「サム」
「だって、こんなに立派で大きくて硬いんだよ。部隊の奴らのものを見たりするけどさ、ジェイのものは格別に素敵だよ! こんなものが目の前にあったら、なんとかしたくなるじゃないか?」
「はぁ……寝言は寝てるときに言うもんだぞ」
サムに背を向けてローブを羽織って雪隠へ向かうと、ジワリと先端に僅かに滲んだ体液を見てため息をついた。
光に目を細めながら体を起こすと、水差しを新しい物に交換しながらリリーが言った。
「昨日、清拭に参ったらとても良く眠っていらしたので、起こさずに戻ってしまいました」
「それは。すまないことをした」
「いいえ、ゆっくり眠れたのなら良かったですわ」
「いや、申し訳ない」
枕元に置いていた懐中時計を開くと、もうじき昼時を示そうとしている針がカチリと動く瞬間だった。
「……寝過ぎてしまった。すまない」
「何を仰ってるんですの? お怪我をなされて
大変お疲れのようでしたし、当然ですわ。たくさん寝て、たくさん召しあがって、お元気になってくださいませね?」
可愛らしく首を傾げた仕草にドキリと心臓がはねた。
「もうすぐお昼ですから、お食事はこちらにお持ちしますわね、うちの給仕係の特製サンドイッチですのお口にあえばよいのですが」
品のいいネックレスがキラリと光った。
「……それから昨日申し上げたかも知れませんが、今日は父は往診で晩まで帰ってきませんの、帰宅したら晩御飯なのでお夕食はご一緒いかがかしら? 召し上がれまして?」
「ああ、ご一緒させて頂こう。……昼はリリー殿はもう済まされたのか?」
そう問いかけた俺にベッドの中でサムが言った。
「いいね、積極的じゃないか。ジェイはやれば出来る子なんだからさ、グイグイ行かなきゃね」
俺はサムをチラッと見て、体を起こしながらリリーを見つめた。
「いいえ、これからです」
「……もし……リリー殿がご迷惑でなければ、昼食も、ご一緒願えないか? その後に散歩に出かけよう、いかがだろうか?」
「……よろしいんですの?」
「ああ」
「でしたら、テラスでいただきましょうよ。今日もいいお天気ですし」
「よかった」
俺が頷いてベッドを出ると、リリーは目を丸くして顔を赤く染めた。
「の、のちぼど!」
ベッドに横になって、掛け布団を胸の辺りまで引き上げたサムが俺の臀部を撫でながら「ほら、やっぱ処女だよ」と笑った。
「サム、だから、俺の尻を触るなよ」
「ふふふ。だってボクはジェイのお尻のこの窪みが好きなんだよね」
そう言いながらサムは臀部に触れる。
「背中の造りも、本当に無駄がない。ギリシャ彫刻みたいに完成度が高い。ところでジェイ、起きがけだから? それとも、あの子にドキドキしてるから? ジェイのここ、すごく素敵になってるけれど?」
サムは女のような唇を軽く尖らせて、体を引きずるように俺の膝に手を乗せるとそこを指さした。
「っ! やめろ!」
「つれないなぁ……身体は正直なのにね、あはは。ほら見て。 もっと素敵になったよ」
「サム」
「だって、こんなに立派で大きくて硬いんだよ。部隊の奴らのものを見たりするけどさ、ジェイのものは格別に素敵だよ! こんなものが目の前にあったら、なんとかしたくなるじゃないか?」
「はぁ……寝言は寝てるときに言うもんだぞ」
サムに背を向けてローブを羽織って雪隠へ向かうと、ジワリと先端に僅かに滲んだ体液を見てため息をついた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。
王宮メイドは今日も夫を「観察」する
kujinoji
恋愛
「はぁぁ〜!今日も働くヴィクター様が尊すぎる……!」
王宮メイドのミネリは、今日も愛しの夫ヴィクターを「観察」していた。
ヴィクターが好きすぎるあまり、あますところなく彼を見つめていたいミネリ。内緒で王宮メイドになり、文官である夫のもとに通うことに。
だけどある日、ヴィクターとある女性の、とんでもない場面を目撃してしまって……?
※同じものを他サイトにて、別名義で公開しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる