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第4章 オーレンセ
38.届いた声
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===== Hitoe =====
翌朝、朝食も部屋で食べた後、また出発となった。
出発前に、部隊に同行している軍医にチコを診察してもらった。
熱は下がっているようだが、引き続き、ポーションをもらう。
「チコ、もう少しだがから我慢してね」
「はい、ポーションのおかげで、昨日よりは痛みも引いています」
そうは言うものの顔色は悪い。
矢で射抜かれた経験が無いので、どのくらいの傷なのかは判断できないが、1日くらいで回復するとは思えない。かなり無理をさせてしまっているんだろう。
ナバレッテが、チコ用にとクッションを宿屋から買い取ってくれたので、少しは移動も楽になってくれるといいんだけど。
「フェロル村の人達には本当に迷惑をかけて……住人を守るのが軍の仕事のはずなのに……」
ナバレッテは本当に良い人みたいだ。
チコにも頭を下げていた。
「連れてきた子供達は、移動中も馬車の中ですか?」
「いえ、移動中は隊列の後方にいるはずです」
「宿屋では何をさせているのでしょうか?」
「私の方でもさっぱり……」
ファビオの近くにユイカと浩太を近づけないようにしよう。
「隊の皆さんのご様子はいかがですか?」
「クベロ隊の方はよくないですね。隊長と副官、それに班が1つ壊滅していますので、士気が落ちています。クベロ隊長が亡くなったのはファビオ様とアニア隊のせいではないか……という話が出ていまして……このままでは離脱するものが、出そうです」
----------
午前中は馬車の中でうつらうつらしながら、揺られていたが、昼飯を食べ、午後になると状況は一変した。
「魔物接近!」
「敵襲!」
周りがバタバタと動く足音が聞こえ、叫び声がいくつも聞こえた。
「何事です?」
馬車の小窓を開け、馬車と並んで歩いていた兵士に声をかける。
ナバレッテさんは、どこかに行っているみたいだ。
「牛がこちらに向かってきました、今、防衛陣を敷き、対処します」
「牛ですか?」
「はい、牛です」
牛が魔物?
「大丈夫なのでしょうか?」
「はい、小物のようですし、撃退は問題無いと思います」
「ナバレッテさんは?」
「討伐の指揮をとっています」
そう……結構な年齢のようなんだけど、まだ現役で前線に出るのかな……
「隊列は進んでいていいの?」
「止まっている方が危険なので、このまま進みます」
しばらく経つと、ざわつきは後方の方に遠ざかっていき、やがて聞こえなくなった。防御陣から離れたという事だろうか。さらに30分くらい経つと、後方からバタバタと何人かが走ってくる音がし、馬車が停止した。
馬車の外に出てみると、ナバレッテが後方から駆け寄ってくる。
かなり薄汚れた感じで、顔に擦りむいた後がある。
「お待たせしました」
「魔物が出たという事でしたが、大丈夫でした?」
「はい、小物の牛でしたので、重傷者が出る事なく対処ができました」
「顔に傷が……」
「こんなものは傷のうちに入りません」
確かに、擦りむいたくらいだったら大丈夫だろう。
「少し休んだら出発します。お待たせして申し訳ないですが、少し、隊の人間も休ませないとなりませんので、ご了承ください」
「それは構いませんが……」
そもそも、私たちは行きたくて行くわけじゃないし。
なんなら、フェロル村に戻ってもらってもいいくらいだ。
だが、これだけでは終わらなかった。
休憩も終わり、もう直ぐ出発という頃、再び魔物の襲撃があった。
「魔物接近!」
「近い、今度は2頭! 大きさはさっきと同じくらい!」
「この短時間で2度の襲撃とは珍しいですね」
「そうなんですか」
「ええ、普通はこんな事ないのですが、ここの所、魔物との遭遇率が増えているようです。こんな事は初めてです」
ナバレッテと話していると、前方からアニアが走ってきた。
「クベロ隊、また頼むぞ」
「え、またですか? 先ほども……」
「この任務はクベロ隊の任務だろう! 早く行け!」
「……わかりました」
ナバレッテの返事に満足したのか、アニアはまた戻っていった。
私の事を一瞥もしないなんて、私たち個人に対しては全く興味が無いみたいだ。
ファビオといい、アニアといい、私たちを王都へ連れていく事以外には関心が無いのだろう。
「ナバレッテさん、また魔物を相手にするのですか?」
「そうみたいです。あいつらクベロ隊を盾くらいにしか考えていないんでしょう。結局、クベロ隊長もあいつらに使い潰されたようなものです」
「はぁ」
その話は、本当に反応に困る。
「とりあえず、行ってきます」
「お気をつけて」
それしか、言いようが無い。
ナバレッテは力無く笑うと、また後方の方へ走って行った。
「この間に前に進むぞ!」
ナバレッテが去ってすぐ、前方から声がかかり、隊列は進み始めた。
結局、その後も襲撃が続き、その度にナバレッテは駆り出されて行った。
どうやら、犠牲者も出たようだ。
馬車が止まり、次の街へ先触れを出すという頃には、少し日が暮れ始めていた。
しばらくすると、何度目かの魔物討伐に出かけたナバレッテが、見ているのも哀れな程、ふらふらになって戻って来た。
----------
「予定より……遅くなりまし……、まも……まもなくオーレンセの……街です」
「大丈夫ですか?」
戻って来たナバレッテは喋るのもやっとという程、疲れ切っていた。
「さす……がに、こう連戦が続いては……正直、疲れました」
少し、ナバレッテが落ち着くのを待って、
「怪我はありませんか?」
「私は、フゥ……私は、大丈夫ですが、また1人、やられました」
「そうですか……」
また、犠牲者が出てしまったか。
経緯はどうであれ、私たちを護るための犠牲かと思うと、心が傷む。
「お悔やみ申し上げます」
「いえ、お気になされずに、これも任務です。それに、アニアのクソ野郎が応援さえ出せば、この程度の魔物など、どうとでもなったのです」
徹底して自分の隊からは人員を出さないつもりらしい。
ナバレッテも、嫌悪感を取り繕うつもりは、もう無いみたいね。
「フェロル村から考えると、クベロ隊は重傷者も入れれば、1/4の戦力を失っています。アニア隊さえ来なければ、クベロ隊長もあんな事にならずに済みました。戻ったら、アニアの野郎、絶対に軍法会議にまで持って行ってやる」
「身内でそんな事をしても大丈夫でしょうか?」
身内のかばい合う体質は、私は身に染みて知っている。
「アニアの所の軍団長と、うちの軍団長は仲が悪いから、多分大丈夫です。クベロ隊長は軍団長のお気にいりでしたしね。絶対、アニアを許さないと思いますよ」
「そう……ですね」
自信を持ってそう話すナバレッテは、私のトラウマを呼び起こす。少し目眩がしたが、それを悟られないよう話を変えた。
「次の街はどんな街なんでしょう」
「オーレンセは牛の肉が名物の街なんですが……正直、今日はもう牛を見たくありません」
「そりゃそうでしょうね……」
今日、何度も牛を捌いているようなものだろうし、そんな肉は食べたくもないだろう。
「討伐した魔物の肉を食べているのですか?」
「魔物の肉も食べられますが、オーレンセでは、街で牛を育てています。野生の肉よりは味が良いという事で評判になったのです」
「へー」
それを聞いて、ユイカは、
「やーきにくー、やーきにくー」
と、騒ぎ出した。チコも、一緒に歌い出す。
睡眠をしっかり取っていたので、かなり元気だ。
チコも朝と比べら、顔色が良くなった。クッションのおかげだろうか。
気持ちを切り替えよう。私の過去の話と、ナバレッテの話はまったく違う。
それに、私も、牛肉は少し楽しみだ。
「えー、僕は魚がいいー」
浩太は男の子なのに、肉はあまり好きではない。
そんな事を話しているうちに、オーレンセの街に着いた。
門をくぐり、少し進んだ所で、抱えていたミントの耳がピンと立ち。
こっちを見ながら、尻尾をこれでもかと、振り始めた。
これは、来たわね。
私も自然と顔に笑みが浮かぶのを抑えられない。
「ママさん、パパさんがいます」
そうよね。
私でも、後ろからただ追いかけるのではなく、先回りして、合流する術を考える。
リリィもいるから、今日あたりに、合流できるって思っていた。
「『必ず迎えに行くから信じて待っていてくれ』……って言ってるよ」
そう、信じていた。
必ず、迎えに来てくれるって……
鼻の奥がツンとなり、涙が溢れ出そうになるのが自分でもわかる。
「あれ……リリィが、『わかったわ、必ず迎えに来てね。愛している』だって……」
そう言った瞬間、ミントの尻尾が丸まる。
「ママ、怖い……」
「お母さん……」
「お、奥様?」
子供達が一斉に身を引く。
「お父さんがこの街にいるわ」
私は、小銃の整備を始めた……
翌朝、朝食も部屋で食べた後、また出発となった。
出発前に、部隊に同行している軍医にチコを診察してもらった。
熱は下がっているようだが、引き続き、ポーションをもらう。
「チコ、もう少しだがから我慢してね」
「はい、ポーションのおかげで、昨日よりは痛みも引いています」
そうは言うものの顔色は悪い。
矢で射抜かれた経験が無いので、どのくらいの傷なのかは判断できないが、1日くらいで回復するとは思えない。かなり無理をさせてしまっているんだろう。
ナバレッテが、チコ用にとクッションを宿屋から買い取ってくれたので、少しは移動も楽になってくれるといいんだけど。
「フェロル村の人達には本当に迷惑をかけて……住人を守るのが軍の仕事のはずなのに……」
ナバレッテは本当に良い人みたいだ。
チコにも頭を下げていた。
「連れてきた子供達は、移動中も馬車の中ですか?」
「いえ、移動中は隊列の後方にいるはずです」
「宿屋では何をさせているのでしょうか?」
「私の方でもさっぱり……」
ファビオの近くにユイカと浩太を近づけないようにしよう。
「隊の皆さんのご様子はいかがですか?」
「クベロ隊の方はよくないですね。隊長と副官、それに班が1つ壊滅していますので、士気が落ちています。クベロ隊長が亡くなったのはファビオ様とアニア隊のせいではないか……という話が出ていまして……このままでは離脱するものが、出そうです」
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午前中は馬車の中でうつらうつらしながら、揺られていたが、昼飯を食べ、午後になると状況は一変した。
「魔物接近!」
「敵襲!」
周りがバタバタと動く足音が聞こえ、叫び声がいくつも聞こえた。
「何事です?」
馬車の小窓を開け、馬車と並んで歩いていた兵士に声をかける。
ナバレッテさんは、どこかに行っているみたいだ。
「牛がこちらに向かってきました、今、防衛陣を敷き、対処します」
「牛ですか?」
「はい、牛です」
牛が魔物?
「大丈夫なのでしょうか?」
「はい、小物のようですし、撃退は問題無いと思います」
「ナバレッテさんは?」
「討伐の指揮をとっています」
そう……結構な年齢のようなんだけど、まだ現役で前線に出るのかな……
「隊列は進んでいていいの?」
「止まっている方が危険なので、このまま進みます」
しばらく経つと、ざわつきは後方の方に遠ざかっていき、やがて聞こえなくなった。防御陣から離れたという事だろうか。さらに30分くらい経つと、後方からバタバタと何人かが走ってくる音がし、馬車が停止した。
馬車の外に出てみると、ナバレッテが後方から駆け寄ってくる。
かなり薄汚れた感じで、顔に擦りむいた後がある。
「お待たせしました」
「魔物が出たという事でしたが、大丈夫でした?」
「はい、小物の牛でしたので、重傷者が出る事なく対処ができました」
「顔に傷が……」
「こんなものは傷のうちに入りません」
確かに、擦りむいたくらいだったら大丈夫だろう。
「少し休んだら出発します。お待たせして申し訳ないですが、少し、隊の人間も休ませないとなりませんので、ご了承ください」
「それは構いませんが……」
そもそも、私たちは行きたくて行くわけじゃないし。
なんなら、フェロル村に戻ってもらってもいいくらいだ。
だが、これだけでは終わらなかった。
休憩も終わり、もう直ぐ出発という頃、再び魔物の襲撃があった。
「魔物接近!」
「近い、今度は2頭! 大きさはさっきと同じくらい!」
「この短時間で2度の襲撃とは珍しいですね」
「そうなんですか」
「ええ、普通はこんな事ないのですが、ここの所、魔物との遭遇率が増えているようです。こんな事は初めてです」
ナバレッテと話していると、前方からアニアが走ってきた。
「クベロ隊、また頼むぞ」
「え、またですか? 先ほども……」
「この任務はクベロ隊の任務だろう! 早く行け!」
「……わかりました」
ナバレッテの返事に満足したのか、アニアはまた戻っていった。
私の事を一瞥もしないなんて、私たち個人に対しては全く興味が無いみたいだ。
ファビオといい、アニアといい、私たちを王都へ連れていく事以外には関心が無いのだろう。
「ナバレッテさん、また魔物を相手にするのですか?」
「そうみたいです。あいつらクベロ隊を盾くらいにしか考えていないんでしょう。結局、クベロ隊長もあいつらに使い潰されたようなものです」
「はぁ」
その話は、本当に反応に困る。
「とりあえず、行ってきます」
「お気をつけて」
それしか、言いようが無い。
ナバレッテは力無く笑うと、また後方の方へ走って行った。
「この間に前に進むぞ!」
ナバレッテが去ってすぐ、前方から声がかかり、隊列は進み始めた。
結局、その後も襲撃が続き、その度にナバレッテは駆り出されて行った。
どうやら、犠牲者も出たようだ。
馬車が止まり、次の街へ先触れを出すという頃には、少し日が暮れ始めていた。
しばらくすると、何度目かの魔物討伐に出かけたナバレッテが、見ているのも哀れな程、ふらふらになって戻って来た。
----------
「予定より……遅くなりまし……、まも……まもなくオーレンセの……街です」
「大丈夫ですか?」
戻って来たナバレッテは喋るのもやっとという程、疲れ切っていた。
「さす……がに、こう連戦が続いては……正直、疲れました」
少し、ナバレッテが落ち着くのを待って、
「怪我はありませんか?」
「私は、フゥ……私は、大丈夫ですが、また1人、やられました」
「そうですか……」
また、犠牲者が出てしまったか。
経緯はどうであれ、私たちを護るための犠牲かと思うと、心が傷む。
「お悔やみ申し上げます」
「いえ、お気になされずに、これも任務です。それに、アニアのクソ野郎が応援さえ出せば、この程度の魔物など、どうとでもなったのです」
徹底して自分の隊からは人員を出さないつもりらしい。
ナバレッテも、嫌悪感を取り繕うつもりは、もう無いみたいね。
「フェロル村から考えると、クベロ隊は重傷者も入れれば、1/4の戦力を失っています。アニア隊さえ来なければ、クベロ隊長もあんな事にならずに済みました。戻ったら、アニアの野郎、絶対に軍法会議にまで持って行ってやる」
「身内でそんな事をしても大丈夫でしょうか?」
身内のかばい合う体質は、私は身に染みて知っている。
「アニアの所の軍団長と、うちの軍団長は仲が悪いから、多分大丈夫です。クベロ隊長は軍団長のお気にいりでしたしね。絶対、アニアを許さないと思いますよ」
「そう……ですね」
自信を持ってそう話すナバレッテは、私のトラウマを呼び起こす。少し目眩がしたが、それを悟られないよう話を変えた。
「次の街はどんな街なんでしょう」
「オーレンセは牛の肉が名物の街なんですが……正直、今日はもう牛を見たくありません」
「そりゃそうでしょうね……」
今日、何度も牛を捌いているようなものだろうし、そんな肉は食べたくもないだろう。
「討伐した魔物の肉を食べているのですか?」
「魔物の肉も食べられますが、オーレンセでは、街で牛を育てています。野生の肉よりは味が良いという事で評判になったのです」
「へー」
それを聞いて、ユイカは、
「やーきにくー、やーきにくー」
と、騒ぎ出した。チコも、一緒に歌い出す。
睡眠をしっかり取っていたので、かなり元気だ。
チコも朝と比べら、顔色が良くなった。クッションのおかげだろうか。
気持ちを切り替えよう。私の過去の話と、ナバレッテの話はまったく違う。
それに、私も、牛肉は少し楽しみだ。
「えー、僕は魚がいいー」
浩太は男の子なのに、肉はあまり好きではない。
そんな事を話しているうちに、オーレンセの街に着いた。
門をくぐり、少し進んだ所で、抱えていたミントの耳がピンと立ち。
こっちを見ながら、尻尾をこれでもかと、振り始めた。
これは、来たわね。
私も自然と顔に笑みが浮かぶのを抑えられない。
「ママさん、パパさんがいます」
そうよね。
私でも、後ろからただ追いかけるのではなく、先回りして、合流する術を考える。
リリィもいるから、今日あたりに、合流できるって思っていた。
「『必ず迎えに行くから信じて待っていてくれ』……って言ってるよ」
そう、信じていた。
必ず、迎えに来てくれるって……
鼻の奥がツンとなり、涙が溢れ出そうになるのが自分でもわかる。
「あれ……リリィが、『わかったわ、必ず迎えに来てね。愛している』だって……」
そう言った瞬間、ミントの尻尾が丸まる。
「ママ、怖い……」
「お母さん……」
「お、奥様?」
子供達が一斉に身を引く。
「お父さんがこの街にいるわ」
私は、小銃の整備を始めた……
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