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恐怖

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「まずは、美幸さんさん、お疲れ様です。毎回こんな面倒をかけてしまい申し訳ありません。私でも対処出来たらいいのですが、な・に・せこのおバカと来たら私程度では抑えることが出来ず、むしろ抑えられて危うく息を引き取るハメになりかけてしまいました。申し訳ありませんが、私には美幸さんの力が必要なので、今後もよろしくお願いします。では次が本題になりますが」美幸さんへの挨拶も終えて、咲希の目線が向いた先は咲希を危うく窒息させかけた変人だ。一体何者なんだ?咲希の知り合いみたいだが。

「さて、お待たせいたしましたあなたの愛しい咲希様ですよ。まさか私も休みの日にこんなところであなたと会うとは思いもしませんでした。ちなみにですが、こちらにいる殿方は、私の御兄様です。詳しい話は、近いうちあなたのお父様のとこにも連絡がいくと思いますので、そこで聞いてください。それでですが、なぜ私が今怒っているかお分かりになりますか?あなたは、3つ私の逆鱗に触れてしまいました。1から説明しますのでそこで正座なさい」


「咲希様確かに私が悪かったことは謝ります、ですが、さすがにここでの説教は勘弁してもらえないでしょうか?人目もありますし。」

確かにこんなたくさんの人がいる中での公開説教は、きついものがあるな。咲希はどうするんだろ?

「なるほど、確かにこんなたくさんの人目での公開説教は辛いものがありますね。ですが、それを言うなら、こんなたくさんの人目を気にしないでおかしな事を叫びながら私に抱きついてきたことは、どうなりますか?一度起きたことなら2度してもあまり変わらないでしょう?それにあなたはこれくらいしないと反省をしないみたいですし」
 確かに今の様子を見ると似たことをすでに、何回かしているみたいだし、この公開説教もいたしがあるまい。変人よご愁傷さまだ。

「それではまず、1つ目の逆鱗は先程も言いましたが、こんな人目のあるところで叫びながら突撃してくるとはバカなんですか?周りの迷惑と常識を考えなさい。ま~バカなあなたに同じことを理解できないと今までの経験で、理解していましたが。次にあなたは力加減というものを知らないのですか?危うく私は、本気で窒息仕掛けました。出るとこに出れば貴方は傷害などで捕まっても文句言えませんのよ。おわかりですか?最後ですが、これが一番私の逆鱗に触れてしまいました。貴方は、私と御兄様の大事な大事な初でっで初デートの邪魔をしたことです。ランチも終わりこれから御兄様とゆっくりウィンドウショッピングを楽しみながら、幸せな、時間を過ごすはずが貴方と出会ってしまったことで全てが台無しです、今日の1日の記憶は、初デートの楽しい時間だけが埋め尽くすはずが、あなたのせいで今日のこの公開説教の印象が強すぎて、初デートの記憶から公開説教の記憶に様変わりです。貴方は、どう責任取るつもりですか?」

そっかぁ 咲希にとって今日の買い物は初デートだったんだな。確かに二人きりでの買い物だし、ウソではないな。それを、邪魔されたからあんなに怒ってるんだな。あの変人も遠くから見るだけにしておけば良かったものの、しかし、女の子を怒らせるとこんなに怖いんだな。怒らせないように気をつけよう
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