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*最終章*
変わらないもの(3)
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「……俺との関係が変化するのは、やっぱり嫌?」
そんな和人に私は思いっきり首を横にふって、今まで内に秘めていた想いをぶつけた。
「……私も和人のことが大好きです。私でよければ、お願いします」
ここまで来るのに、たくさん遠回りした。
たくさん傷つけ合って、嘘をついて、涙を流して。
だけど、それらはなにひとつ、無駄なことじゃなかったんだって思う。
だって、あの日々があったから今の私がいて、あなたがいる。
今目の前にある幸せを、こんなに幸せに感じられてるんだと思うから。
そのときだった。
「うぅう~、未夢~……」
突如聞こえた声に、部屋のドアの方へふり返る。
「……あ」
今まで気づかなかったけれど、部屋のドアはほんの少し開いていて、その隙間からは人影が見えていた。
もしかして、健と真理恵!?
そこにいるということは、きっと今までの私と和人の会話も聞かれてた上に、キスも見られてたっていうことなのだろう。
「……お前ら、帰ったんじゃなかったんかよ」
和人も少し恥ずかしそうに口を開いた。
「あーもう! あんたのせいで、気づかれたじゃない!」
「だって、未夢が……」
観念して雪崩れ込むように入ってきたのは、予想通り真理恵と健だ。
健は駄々っ子のように拗ねた表情を浮かべていた。
「二人とも、何で……っ!?」
私が聞くと、真理恵は少し意地悪な笑みを浮かべてこう言った。
「だって、あんたたちのことだから、せっかく二人にしても何もなかったってあり得るじゃない? だから見張ってたの」
「まっ、その心配はなかったみたいだな。悔しいけど、幸せになれよ、未夢。うぅう……。もし、和人に傷つけられるようなことされたら、いつでも俺に言ってな」
「ありがとう、二人とも」
真理恵と健は、やり方はかなり強引だったけど、私と和人の気持ちを知っててしてくれたことだったんだ。
罰とか口では言いながらも、私たちのために。
真理恵、健、ありがとう。
たくさん傷つけて、迷惑かけて、ごめんね──。
涙があふれでる。
これは、もう悲しい涙なんかじゃなくて、嬉しい涙。
これから先も、きっとまた道に迷うときが来るんだと思う。
また不本意に傷つけ合うこともあるのかもしれない。
だけど、きっと大丈夫。
これから先何が起ころうと、私たちがお互いを大切に思う気持ちを忘れない限り、きっと私たちの絆は永遠だから──。
*END*
そんな和人に私は思いっきり首を横にふって、今まで内に秘めていた想いをぶつけた。
「……私も和人のことが大好きです。私でよければ、お願いします」
ここまで来るのに、たくさん遠回りした。
たくさん傷つけ合って、嘘をついて、涙を流して。
だけど、それらはなにひとつ、無駄なことじゃなかったんだって思う。
だって、あの日々があったから今の私がいて、あなたがいる。
今目の前にある幸せを、こんなに幸せに感じられてるんだと思うから。
そのときだった。
「うぅう~、未夢~……」
突如聞こえた声に、部屋のドアの方へふり返る。
「……あ」
今まで気づかなかったけれど、部屋のドアはほんの少し開いていて、その隙間からは人影が見えていた。
もしかして、健と真理恵!?
そこにいるということは、きっと今までの私と和人の会話も聞かれてた上に、キスも見られてたっていうことなのだろう。
「……お前ら、帰ったんじゃなかったんかよ」
和人も少し恥ずかしそうに口を開いた。
「あーもう! あんたのせいで、気づかれたじゃない!」
「だって、未夢が……」
観念して雪崩れ込むように入ってきたのは、予想通り真理恵と健だ。
健は駄々っ子のように拗ねた表情を浮かべていた。
「二人とも、何で……っ!?」
私が聞くと、真理恵は少し意地悪な笑みを浮かべてこう言った。
「だって、あんたたちのことだから、せっかく二人にしても何もなかったってあり得るじゃない? だから見張ってたの」
「まっ、その心配はなかったみたいだな。悔しいけど、幸せになれよ、未夢。うぅう……。もし、和人に傷つけられるようなことされたら、いつでも俺に言ってな」
「ありがとう、二人とも」
真理恵と健は、やり方はかなり強引だったけど、私と和人の気持ちを知っててしてくれたことだったんだ。
罰とか口では言いながらも、私たちのために。
真理恵、健、ありがとう。
たくさん傷つけて、迷惑かけて、ごめんね──。
涙があふれでる。
これは、もう悲しい涙なんかじゃなくて、嬉しい涙。
これから先も、きっとまた道に迷うときが来るんだと思う。
また不本意に傷つけ合うこともあるのかもしれない。
だけど、きっと大丈夫。
これから先何が起ころうと、私たちがお互いを大切に思う気持ちを忘れない限り、きっと私たちの絆は永遠だから──。
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