【完結】誰に抱かれてもあなたへの愛は揺らがない

かじや みの

文字の大きさ
25 / 47
氷の舞

乱れ雪(二)※

 通された部屋に入ると、着物を脱ぐまもなく、唇を重ねた。

 貪るように吸いあって、息遣いが荒くなる。

「思いっきり、乱れな。おれが受け止めてやるから」
「梅太郎さ・・・ん・・・」

 何度も合わせた肌は、相手を覚えていて、激しく求めた。

「どうしたんだい? 今日の雪也ちゃんは、やけにいやらしいよ」
「いや・・・」
「いやじゃないだろ?」
 梅太郎が笑って、乳首に吸い付き、しゃぶった。
「ああぁ・・・ん、ん・・・や・・・あ」
「いやじゃないだろ? こんなに濡れてるよ」
 指を入れて、くちゅくちゅ掻き回し、肉芽を同時に手のひらで擦る。
「ああっ!」
 愛液が溢れ、いやらしい音が響く。
「入れて・・・もっと・・・」
「なんだって? 聞こえなかったなあ」
「ああん・・・いじわる・・・ああ、いいっ」
 指が増えて、中を絶妙な力加減で擦る。
「やっ・・・いっちゃう・・・いやっ」
「まだいっちゃダメだよ。もっと、・・・ほら・・・」
 胸を揉まれ、肉芽を舌で弾かれて、のけぞった。
「もっとどうして欲しいの? 言ってごらん?」
 なかなか欲しいものを挿れてくれない。
 遊ばれている。
「ほしい・・・めちゃくちゃにして・・・」
 それでも言わずにはいられない。
 忘れたい。
 今日は、梅太郎を感じたい。
「そうだ。忘れな。白状な男は忘れちまいな。その代わりにおれに惚れな」
「いや・・・梅太郎さんに惚れたら、辛いだけだもの・・・」
「こいつっ!」
「あああっ・・・」
 突き抜けてくる快感に、体がガクガクと震えた。
 梅太郎が、いきりたった男根を挿れ、腰を振り出したのだ。
「欲しいんだろ? これが」
 のみ込んだところから、愛液が溢れてくる。
「いいねえ、締め付けてくる。大丈夫だよ。いっぱいあげるからね。離れられなくしてあげる」

 恥ずかしいほどに、乱れに乱れた。

 何度もいかされ、それでも体を離さなかった。

「好きだって言ってごらん」
「好き・・・」
「離れない?」
「離れない。梅太郎さんが好き・・・」
「おれも、雪也ちゃんが好きだよ」
「もっと・・・して・・・」
 息も絶え絶えに呟く。
「いいねえ、いやらしい雪也ちゃん」
 笑いながら、梅太郎はいつまでもつきあってくれた。

 壊れてしまったのかもしれない。
 そう思いながらも、体が求めてしまう。

 和馬の感触は、まだ、体の奥に残っていた。

 消えない。

 梅太郎を呑み込んだまま、それでも消えなかった。

 消えないけれど、遠い。

 雪也の中に、精が吐き出され、梅太郎を抱きしめたときには、もう、遠くなっていた。

 さようなら、和馬さま・・・。

 外では雪が、音もなく降り積もっていた。
感想 0

あなたにおすすめの小説

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

妻の遺品を整理していたら

家紋武範
恋愛
妻の遺品整理。 片づけていくとそこには彼女の名前が記入済みの離婚届があった。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

離婚した妻の旅先

tartan321
恋愛
タイトル通りです。

秘事

詩織
恋愛
妻が何か隠し事をしている感じがし、調べるようになった。 そしてその結果は...

ちょっと大人な物語はこちらです

神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な短編物語集です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

一夏の性体験

風のように
恋愛
性に興味を持ち始めた頃に訪れた憧れの年上の女性との一夜の経験