29 / 47
月の舞
月夜 ※
深く差し入れられた舌が、誘うように歯をなぞっていく。
そして、噛んでいいぞ、というように、動きを止める。
目を開けてみると、左京大夫の目も、雪也の目を静かに見つめていた。
静かだが、奥に激しさを隠している。
その広く、深い海に吸い込まれそうだ。
苦しくなり、左京大夫の舌を押し戻そうとした。
が、その舌を逆に絡め取られて、吸われた。
「んっ・・・」
力強い腕に抱きしめられて、抗う力が抜けていく。
ようやく雪也の舌を解放し、軽く喘ぎながら、息をつぐ。
「いいんだな」
「・・・」
首を振った。
「強情なやつだ。嫌なら、噛めと言ったが・・・噛まないのなら、それはいいと認めたことになるのだぞ」
悪戯っぽく笑った。
「そんな・・・」
舌を噛むなどできるわけがない。
できないとわかっていて、からかっているのだ。
無茶な要求に、怒りがわき、力一杯その胸を突き放した。
不安定な船の中で、不意をつかれた左京大夫が体勢を崩して手をついた隙に、背を向けて、閉められている戸を開けた。
「逃げられはせぬ」
左京大夫の言う通り、そこは、水の上だ。
冷たい風が吹き抜けたが、目の前に現れた景色に目を奪われた。
遮るもののない丸い月が輝き、水面に一筋の光の道を作っている。
「きれい・・・」
艪の音が高く響く。
船は進んでいるはずなのに、光の道はどこまでもまっすぐにこちらに向かって射している。
「美しいな」
いつの間に裸になったのか、背中に直接肌が触れ、温もりに包まれた。
首筋に唇が這い、大きな手が、乳房を揉みしだく。
「は、あ・・・ん・・・」
快感が走り、喘ぎ声が漏れてしまう。
「殿様あ、端によると落ちちまいやすよ」
船頭の声がした。
慣れているのか、のんびりした声だ。
「すまんすまん」
左京大夫がそう言って、雪也を抱えて真ん中に移動する。
移動すると言っても、尻でいざっただけだったが、そうしている間にも、腰がひきつけられ、かりくびが秘裂を割って、入ってくる。
「ああっ」
深い口づけですでに濡れていたが、大きく膨らんだ男根は、体を刺し抜くような激しさで貫いた。
思わず仰け反ったが、船の揺れが、結合部をも揺らして、腰を動かしていないのに、えもいわれぬ快感が生まれ、愛液が溢れ出した。
「おれは、なかなか落ちないやつを落とすのが趣味なのだ。落ちてみるか」
耳元で囁く。
「蔦吉姐さんの旦那さまに、落ちるわけがありません。私を落としたければ、蔦吉姐さんと別れてくださいまし」
左京大夫のものが中に入れられているのに、言うことではないが、そこはうやむやにしたくなかった。
それが、遊びでは嫌だと言う意味だ。
「こんなに感じているのに、落ちぬと言うのか」
雪也のお尻を掴んで、もっと深く、穿つように密着させた。
「あ・・・ん」
甘い吐息が漏れてしまう。
「いい体だ。安心しろ。一夜で飽きるかもしれん。そうやって捨てた女は数え切れん。媚びるだけの女はつまらん」
「私は、つまらない、女、です・・・」
喘ぎながら言った。
「今夜・・・だけ・・・」
「よかろう。月見の交わりもいいものだな」
熱い口付けが繰り返される。
腰を振り出し、船が揺れる。
「おれを忘れられなくしてやる。・・・おれに、堕ちろ」
そして、噛んでいいぞ、というように、動きを止める。
目を開けてみると、左京大夫の目も、雪也の目を静かに見つめていた。
静かだが、奥に激しさを隠している。
その広く、深い海に吸い込まれそうだ。
苦しくなり、左京大夫の舌を押し戻そうとした。
が、その舌を逆に絡め取られて、吸われた。
「んっ・・・」
力強い腕に抱きしめられて、抗う力が抜けていく。
ようやく雪也の舌を解放し、軽く喘ぎながら、息をつぐ。
「いいんだな」
「・・・」
首を振った。
「強情なやつだ。嫌なら、噛めと言ったが・・・噛まないのなら、それはいいと認めたことになるのだぞ」
悪戯っぽく笑った。
「そんな・・・」
舌を噛むなどできるわけがない。
できないとわかっていて、からかっているのだ。
無茶な要求に、怒りがわき、力一杯その胸を突き放した。
不安定な船の中で、不意をつかれた左京大夫が体勢を崩して手をついた隙に、背を向けて、閉められている戸を開けた。
「逃げられはせぬ」
左京大夫の言う通り、そこは、水の上だ。
冷たい風が吹き抜けたが、目の前に現れた景色に目を奪われた。
遮るもののない丸い月が輝き、水面に一筋の光の道を作っている。
「きれい・・・」
艪の音が高く響く。
船は進んでいるはずなのに、光の道はどこまでもまっすぐにこちらに向かって射している。
「美しいな」
いつの間に裸になったのか、背中に直接肌が触れ、温もりに包まれた。
首筋に唇が這い、大きな手が、乳房を揉みしだく。
「は、あ・・・ん・・・」
快感が走り、喘ぎ声が漏れてしまう。
「殿様あ、端によると落ちちまいやすよ」
船頭の声がした。
慣れているのか、のんびりした声だ。
「すまんすまん」
左京大夫がそう言って、雪也を抱えて真ん中に移動する。
移動すると言っても、尻でいざっただけだったが、そうしている間にも、腰がひきつけられ、かりくびが秘裂を割って、入ってくる。
「ああっ」
深い口づけですでに濡れていたが、大きく膨らんだ男根は、体を刺し抜くような激しさで貫いた。
思わず仰け反ったが、船の揺れが、結合部をも揺らして、腰を動かしていないのに、えもいわれぬ快感が生まれ、愛液が溢れ出した。
「おれは、なかなか落ちないやつを落とすのが趣味なのだ。落ちてみるか」
耳元で囁く。
「蔦吉姐さんの旦那さまに、落ちるわけがありません。私を落としたければ、蔦吉姐さんと別れてくださいまし」
左京大夫のものが中に入れられているのに、言うことではないが、そこはうやむやにしたくなかった。
それが、遊びでは嫌だと言う意味だ。
「こんなに感じているのに、落ちぬと言うのか」
雪也のお尻を掴んで、もっと深く、穿つように密着させた。
「あ・・・ん」
甘い吐息が漏れてしまう。
「いい体だ。安心しろ。一夜で飽きるかもしれん。そうやって捨てた女は数え切れん。媚びるだけの女はつまらん」
「私は、つまらない、女、です・・・」
喘ぎながら言った。
「今夜・・・だけ・・・」
「よかろう。月見の交わりもいいものだな」
熱い口付けが繰り返される。
腰を振り出し、船が揺れる。
「おれを忘れられなくしてやる。・・・おれに、堕ちろ」
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。