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第36話 愛華と希実の決意!2人の新たなる力
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愛華と希実が目を覚ますと、そこは病院のベッドの上だった。側にはクォーツとプリンセスがいる。
「プリンセスか夢のことを何で呼ばなかったクク? そうすれば、メガトイフルを逃がすことは無かったクク」
クォーツの愛華と希実を責め立てるような声に愛華たちは悲しい気持ちが増していく。
「私の決断力が無かったのは悪いかもしれないけど、優美さんがいなくなったことが信じられなくて、正常な判断ができなくなっていたのかもしれない。絶対元気になってくれるって、優美さんのこと信じていたから…」
そこまで言って、愛華は感情を抑えきれなくなって泣き始める。隣のベッドにいる希実の方からもすすり泣く声が聞こえる。そんな様子にプリンセスが口を開き、話始めた。
「愛華、希実、優美、夢4人の戦士の前世のドンケル王国との戦いで、ドンケル王国は壊滅的な被害を受けました。戦士たちも全員が倒れ、母であるクイーンが命と引き換えに大魔王を封印する決意をしたとき、未熟な私は何も協力できていませんでした。普段からとても優しくて憧れの存在だった戦士の皆さんと母の両方がこの戦いで消えて欲しくない、私に何かできることは無いのかと考えていると持っていた未熟なダイヤモンドの結晶が光り始め、力がみなぎっていくように感じました。そのせいで今まで長い眠りについていたわけですけど、後悔はありません。少しでもサポートできるようになりたい、ドンケル王国を倒したいという気持ちを戦士から分けてもらえた気がするのです。力を発揮して亡くなっていったお母様も、今はどこかで私たちのことを見守ってくれている。そう思えば、この世界でも頑張れる気がします」
プリンセスの話に愛華と希実は次第に泣くのをやめ、気持ちを切り替えていく。最後に一緒に戦ったとき、優美さんは看護師になりたいと言って新しい力を手に入れていた。愛華と希実の頭の中には、優美さんとの様々な思い出がよみがえる。将来の夢が何か分からなかった愛華と希実にとって、やりたいことがはっきりとした優美さんはいつでも輝いていたのかもしれない。愛華の心には優美さんの叶えられなかった看護師という夢が浮かぶ。希実の心には好きなバスケをこれからも続けることがやりたいことの輝きなのではないかという思いが募る。芸能界で自分のやりたいことを追い求める夢ちゃんの姿も、この思いには関係あるのかもしれない。それはプロのバスケット選手にチャレンジするというところへとつながっていくのではないかと考える。そのとき、再びドンケル王国の襲撃が始まった。愛華と希実は光り輝くコンパクトを握りしめ、外へと駆け出していった。
愛華と希実がホーフーの元に行くと、ホーフーは既に高笑いをしていた。
「お前たち、生きていたのか。まあ良い、すぐにまた倒すまでだ。大魔王様の求める1万人分の心の輝きも収集できたからな。」
そう言って、ホーフーはメガトイフルを出す。愛華と希実は光り輝くコンパクトをかまえ、変身する。
「ルビーパワーチャージ、シャイニング・フォルティッシモ」
「トパーズパワーチャージ、シャイニング・フォルティッシモ」
「炎と愛の戦士、シャイニールビー」
「光と希望の戦士、シャイニートパーズ」
コンパクトと呼応するようにルビーとトパーズのシャイニング・アローも光り輝き始める。
「上手くできるかは分からない、けどね私にとって優美さんは優しくて暖かかった。そんな優美さんの気持ちを無駄にはしないから。私、勉強もっと頑張って看護師を目指したい」
ルビーがそう言うと、続けて
「ルビー・ラブアタック」
と口をついて出て、シャイニング・アローから攻撃が発せられる。高笑いをしていたホーフーはこの攻撃で倒された。
「私、バスケをするのは好きだけど自分が将来何をしたいのかは全然わからなかった。でも、優美さんの夢や夢ちゃんの芸能界でやりたいことに取り組んでいる姿が、私にやりたいことを見出すサポートをしてくれた。高い壁ではあるけど、大好きなバスケをもっとしていきたい。プロだってきっと目指してみせるから」
続いて、トパーズの言葉で
「トパーズ・フューチャー」
と新たな技が生み出される。これでメガトイフルは攻撃をやめて倒された。ルビーとトパーズは変身を解除し、お互いの顔を見つめ合う。2人は優美さんを失った悲しみから少し笑顔を取り戻すことができたような気がした。
ドラマの撮影が終わった夢ちゃんと愛華と希実は合流する。ここで初めて優美さんが亡くなったことを知った夢ちゃんは、泣き崩れたが次第に元に戻っていく。真の力に目覚めた戦士たちは、3人だけで大魔王に挑むことを決心する。優美さんはどこかで見守っていてくれるようなそんな気分に3人は変化していった。
「プリンセスか夢のことを何で呼ばなかったクク? そうすれば、メガトイフルを逃がすことは無かったクク」
クォーツの愛華と希実を責め立てるような声に愛華たちは悲しい気持ちが増していく。
「私の決断力が無かったのは悪いかもしれないけど、優美さんがいなくなったことが信じられなくて、正常な判断ができなくなっていたのかもしれない。絶対元気になってくれるって、優美さんのこと信じていたから…」
そこまで言って、愛華は感情を抑えきれなくなって泣き始める。隣のベッドにいる希実の方からもすすり泣く声が聞こえる。そんな様子にプリンセスが口を開き、話始めた。
「愛華、希実、優美、夢4人の戦士の前世のドンケル王国との戦いで、ドンケル王国は壊滅的な被害を受けました。戦士たちも全員が倒れ、母であるクイーンが命と引き換えに大魔王を封印する決意をしたとき、未熟な私は何も協力できていませんでした。普段からとても優しくて憧れの存在だった戦士の皆さんと母の両方がこの戦いで消えて欲しくない、私に何かできることは無いのかと考えていると持っていた未熟なダイヤモンドの結晶が光り始め、力がみなぎっていくように感じました。そのせいで今まで長い眠りについていたわけですけど、後悔はありません。少しでもサポートできるようになりたい、ドンケル王国を倒したいという気持ちを戦士から分けてもらえた気がするのです。力を発揮して亡くなっていったお母様も、今はどこかで私たちのことを見守ってくれている。そう思えば、この世界でも頑張れる気がします」
プリンセスの話に愛華と希実は次第に泣くのをやめ、気持ちを切り替えていく。最後に一緒に戦ったとき、優美さんは看護師になりたいと言って新しい力を手に入れていた。愛華と希実の頭の中には、優美さんとの様々な思い出がよみがえる。将来の夢が何か分からなかった愛華と希実にとって、やりたいことがはっきりとした優美さんはいつでも輝いていたのかもしれない。愛華の心には優美さんの叶えられなかった看護師という夢が浮かぶ。希実の心には好きなバスケをこれからも続けることがやりたいことの輝きなのではないかという思いが募る。芸能界で自分のやりたいことを追い求める夢ちゃんの姿も、この思いには関係あるのかもしれない。それはプロのバスケット選手にチャレンジするというところへとつながっていくのではないかと考える。そのとき、再びドンケル王国の襲撃が始まった。愛華と希実は光り輝くコンパクトを握りしめ、外へと駆け出していった。
愛華と希実がホーフーの元に行くと、ホーフーは既に高笑いをしていた。
「お前たち、生きていたのか。まあ良い、すぐにまた倒すまでだ。大魔王様の求める1万人分の心の輝きも収集できたからな。」
そう言って、ホーフーはメガトイフルを出す。愛華と希実は光り輝くコンパクトをかまえ、変身する。
「ルビーパワーチャージ、シャイニング・フォルティッシモ」
「トパーズパワーチャージ、シャイニング・フォルティッシモ」
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ルビーがそう言うと、続けて
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続いて、トパーズの言葉で
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と新たな技が生み出される。これでメガトイフルは攻撃をやめて倒された。ルビーとトパーズは変身を解除し、お互いの顔を見つめ合う。2人は優美さんを失った悲しみから少し笑顔を取り戻すことができたような気がした。
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