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ええ。いますよ、1人」
「ほほう、誰かね?教えてくれ」
「Sランク級魔導師兼監視役最高司令官「南條一樹」の息子の「南條春人」です」
「あの「南條一樹」の息子か」
「はい、そうです」
「ほほお。期待してもいいのかね?」
「ええ、もちろんです」
◆◇南條家にて◇◆
プルルルル、と一本の電話がかかってきた。
フォーカス少佐からの電話だった。
「フォーカス少佐。どういったご用件で」
「君に頼みたいことがあってね」
「例の銀行立てこもり事件ですか?」
「話が早くて助かるよ。君にしか出来ないことなんだ」
「内容はなんですか?」
「「ダーク・フォックス」と名乗る武装集団7名が12人の人質を盾に身代金10億円を要求してきた。しかし、1時間で10億円という莫大な金額を集めることはほぼ不可能に近い。このままでは、人質が皆殺しになってしまう。「ダーク・フォックス」と名乗る武装集団7名を殲滅(せんめつ)してくれ。殺したって構わない。責任は我々がとろう。人質の命が最優先だ」
「了解しました。頼まれなくても行こうとしてました。こちらにも事情があるので」
「おお、そうか。では、健闘を祈っている」
さぁーてと、お姫様を救いに行くとしますか。別に心配することはないが敵が可哀想だからね。
◆◇銀行内部2階人質隔離部屋にて◇◆
「すみません!ガディウス様、敵の侵入を許してしまいました」
「何をしているのだ!この役立たずめが」
「申し訳ありません」
「早く敵の特定を済ませろ」
「はい!」
たくっ、役立にたたねぇ奴らばかりだ。だから敵の侵入なんて許すんだよ。
「敵の確認が取れました。敵は・・・!!!!」
「一体どうした」
「お、中学生くらい女の子1人です」
「なんだと?子供の侵入なんて許してどうするんだ!」
「申し訳ありません」
「殺せ」
「は、はい!」
・・・いや待てよ。よく見るとすげー可愛いじゃねぇか。
ガディウスは画面越しを女の子に欲情し、いやらしい笑みを浮かべ、こう言った。
「やっぱり殺すな。ここまで連れてこい」
「いや、しかし・・・」
「連れて来いって言ってるだろぉが!命令も聞けんのか」
「も、申し訳ありません!直ちにこちらへ連れて参ります」
フフフ...俺がたっぷりと調強してやるよ。
ガディウスはいやらしくも不気味な笑みを浮かべ「ガハハハハ」と高笑いをした。
・
・
・
「ああ、もうー、一体、人質はどこにいるのよ。この銀行、広すぎだよ...」
白波は迷っていた。
この銀行は他の銀行より広く、厳重なのだがこのような失態が起きてしまった。なぜなら、銀行前いた警備員が不意打ちにより殺害。その後、武装集団した魔導師が侵入し、そして今の現状に至る。
「おい!いたか?」
「見当たりません」
「いいか、侵入者はこの付近にいる。徹底して探せ」
「はい」
・・・まずいな。侵入したの早くもバレちゃった。それも当然か。正面から堂々と入り込んだんだから。
「絶対、2階には近づけるなよ!!!」
ん!?!?2階には近づけるなよ?と言うことは2階にいるのか。
それを聞いた白波は2階へと続く通路を見つけ出し、走った。
やけに、派手な扉があった。絶対ここだ!と思った白波は扉を開けた。
「見つけたぞ!人質を解放しろ!!!」
「ここまでよく来たな。褒めてやろう」
「いいから人質を解放しろ!!!」
「ふ、生意気な女だな。俺の性奴隷にしてやろうと思っていたが、やっぱりやめだ。ここで死んでもらおう」
「は?何言って・・・」
そう言うと、ガディウスは懐に隠し持っていたライフルを突きつける。
「・・・死ね」
(助けて...お兄ちゃん!!!)私はそう心で強く思った。
そして、銃弾の音が辺り一面に鳴り響いた。
・
・
・
「んん....」
「おい、大丈夫か?」
ーーこの声はお兄ちゃんだ。
「お、お兄ちゃん.....」
「良かった。大丈夫だったか。・・・ところで今、「お兄ちゃん」って言ったよな!?なあ!」
「・・・え?」
「ん?」
・・・し、しまったぁぁぁぁああああっ!!!!!つい、「お兄ちゃん」って言ってしまったぁぁぁぁぁあああ!!!!!恥ずかしい.....。
白波はまるでトマトみたいに顔を赤らめた。耳たぶまで真っ赤だ。
「か、勘違いしないでよね///別に、お、お兄ちゃんなんて言ってないんだから///」
「また、お兄ちゃんって言ったね」
「なっ.....///もうアニキなんて知らない!!!」
「えぇぇぇぇぇぇぇええええ!!!!!!」
・・・ああ、なんで素直になれないんだろ。こんなにもお兄ちゃんのこと想っているのに。こんな自分が大っ嫌いだ.....。自分の気持ちに正直になりたいなぁ。もし、自分の気持ちに正直になったらお兄ちゃんと......って何考えてるんだろう、私は///
「と、ところでなんでアニキがここにいるの?」
「お前が銀行の中に入っていくところを見たからだよ!!!俺がどれだけ心配したか」
「ご、ごめん.....」
「もうこんな無茶なことするんじゃないよ」
「分かった」
「って言っても白波の事だから今回みたいにまた無茶な事するんだろうな。でも、そんな白波が俺は好きだな」
「な、な、な....///何言ってるのアニキは!!!」
「え?ただ思ってたことをそのまま言っただけだけど?」
ず、ずるいよ。お兄ちゃんは。思ってること素直に言えて。でも、なんだか嬉しいなぁ。
「・・・私もお兄ちゃんのこと大好きだよ」
「えっ?今なんて言ったの?」
「ううん。なんでもないよ」
今は小さい声でしか気持ちを伝えられないけど、いつかきっと......。
「ここはどこなの?さっきまで銀行にいたはずなのに」
周りを見渡しながらそう言った。
「ここも銀行の中だよ。人質のいる2階のエリアより少し離れた今は使われていない部屋の中だよ」
「そうなんだ。じゃあ、あいつらはどうするの?」
「俺がやっつけるよ」
「一人で大丈夫?」
「問題ない。俺を誰だと思っている」
「そうだったね。アニキは最強だったね」
「おうよ!お前は新入生答辞があるだろ」
「あ!忘れてた」
「おいおい。しっかりしてくれよ」
「ごめんごめん。じゃあ、アニキあとはよろしくね」
「おう!任せろ!」
そう言うと俺は「空間転移(テレポーテーション)」を使い、学校へと送った。
「しょうがない。このままじゃ学校に遅刻しちゃうから、ちょっとばかし、力を解放しようか」
俺は「制限解除(リミットブレイク)」を使い、本来の魔法力へと覚醒した。
「さあ、〈殺し合い(たたかい)〉をはじめようか」
「ほほう、誰かね?教えてくれ」
「Sランク級魔導師兼監視役最高司令官「南條一樹」の息子の「南條春人」です」
「あの「南條一樹」の息子か」
「はい、そうです」
「ほほお。期待してもいいのかね?」
「ええ、もちろんです」
◆◇南條家にて◇◆
プルルルル、と一本の電話がかかってきた。
フォーカス少佐からの電話だった。
「フォーカス少佐。どういったご用件で」
「君に頼みたいことがあってね」
「例の銀行立てこもり事件ですか?」
「話が早くて助かるよ。君にしか出来ないことなんだ」
「内容はなんですか?」
「「ダーク・フォックス」と名乗る武装集団7名が12人の人質を盾に身代金10億円を要求してきた。しかし、1時間で10億円という莫大な金額を集めることはほぼ不可能に近い。このままでは、人質が皆殺しになってしまう。「ダーク・フォックス」と名乗る武装集団7名を殲滅(せんめつ)してくれ。殺したって構わない。責任は我々がとろう。人質の命が最優先だ」
「了解しました。頼まれなくても行こうとしてました。こちらにも事情があるので」
「おお、そうか。では、健闘を祈っている」
さぁーてと、お姫様を救いに行くとしますか。別に心配することはないが敵が可哀想だからね。
◆◇銀行内部2階人質隔離部屋にて◇◆
「すみません!ガディウス様、敵の侵入を許してしまいました」
「何をしているのだ!この役立たずめが」
「申し訳ありません」
「早く敵の特定を済ませろ」
「はい!」
たくっ、役立にたたねぇ奴らばかりだ。だから敵の侵入なんて許すんだよ。
「敵の確認が取れました。敵は・・・!!!!」
「一体どうした」
「お、中学生くらい女の子1人です」
「なんだと?子供の侵入なんて許してどうするんだ!」
「申し訳ありません」
「殺せ」
「は、はい!」
・・・いや待てよ。よく見るとすげー可愛いじゃねぇか。
ガディウスは画面越しを女の子に欲情し、いやらしい笑みを浮かべ、こう言った。
「やっぱり殺すな。ここまで連れてこい」
「いや、しかし・・・」
「連れて来いって言ってるだろぉが!命令も聞けんのか」
「も、申し訳ありません!直ちにこちらへ連れて参ります」
フフフ...俺がたっぷりと調強してやるよ。
ガディウスはいやらしくも不気味な笑みを浮かべ「ガハハハハ」と高笑いをした。
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「ああ、もうー、一体、人質はどこにいるのよ。この銀行、広すぎだよ...」
白波は迷っていた。
この銀行は他の銀行より広く、厳重なのだがこのような失態が起きてしまった。なぜなら、銀行前いた警備員が不意打ちにより殺害。その後、武装集団した魔導師が侵入し、そして今の現状に至る。
「おい!いたか?」
「見当たりません」
「いいか、侵入者はこの付近にいる。徹底して探せ」
「はい」
・・・まずいな。侵入したの早くもバレちゃった。それも当然か。正面から堂々と入り込んだんだから。
「絶対、2階には近づけるなよ!!!」
ん!?!?2階には近づけるなよ?と言うことは2階にいるのか。
それを聞いた白波は2階へと続く通路を見つけ出し、走った。
やけに、派手な扉があった。絶対ここだ!と思った白波は扉を開けた。
「見つけたぞ!人質を解放しろ!!!」
「ここまでよく来たな。褒めてやろう」
「いいから人質を解放しろ!!!」
「ふ、生意気な女だな。俺の性奴隷にしてやろうと思っていたが、やっぱりやめだ。ここで死んでもらおう」
「は?何言って・・・」
そう言うと、ガディウスは懐に隠し持っていたライフルを突きつける。
「・・・死ね」
(助けて...お兄ちゃん!!!)私はそう心で強く思った。
そして、銃弾の音が辺り一面に鳴り響いた。
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「んん....」
「おい、大丈夫か?」
ーーこの声はお兄ちゃんだ。
「お、お兄ちゃん.....」
「良かった。大丈夫だったか。・・・ところで今、「お兄ちゃん」って言ったよな!?なあ!」
「・・・え?」
「ん?」
・・・し、しまったぁぁぁぁああああっ!!!!!つい、「お兄ちゃん」って言ってしまったぁぁぁぁぁあああ!!!!!恥ずかしい.....。
白波はまるでトマトみたいに顔を赤らめた。耳たぶまで真っ赤だ。
「か、勘違いしないでよね///別に、お、お兄ちゃんなんて言ってないんだから///」
「また、お兄ちゃんって言ったね」
「なっ.....///もうアニキなんて知らない!!!」
「えぇぇぇぇぇぇぇええええ!!!!!!」
・・・ああ、なんで素直になれないんだろ。こんなにもお兄ちゃんのこと想っているのに。こんな自分が大っ嫌いだ.....。自分の気持ちに正直になりたいなぁ。もし、自分の気持ちに正直になったらお兄ちゃんと......って何考えてるんだろう、私は///
「と、ところでなんでアニキがここにいるの?」
「お前が銀行の中に入っていくところを見たからだよ!!!俺がどれだけ心配したか」
「ご、ごめん.....」
「もうこんな無茶なことするんじゃないよ」
「分かった」
「って言っても白波の事だから今回みたいにまた無茶な事するんだろうな。でも、そんな白波が俺は好きだな」
「な、な、な....///何言ってるのアニキは!!!」
「え?ただ思ってたことをそのまま言っただけだけど?」
ず、ずるいよ。お兄ちゃんは。思ってること素直に言えて。でも、なんだか嬉しいなぁ。
「・・・私もお兄ちゃんのこと大好きだよ」
「えっ?今なんて言ったの?」
「ううん。なんでもないよ」
今は小さい声でしか気持ちを伝えられないけど、いつかきっと......。
「ここはどこなの?さっきまで銀行にいたはずなのに」
周りを見渡しながらそう言った。
「ここも銀行の中だよ。人質のいる2階のエリアより少し離れた今は使われていない部屋の中だよ」
「そうなんだ。じゃあ、あいつらはどうするの?」
「俺がやっつけるよ」
「一人で大丈夫?」
「問題ない。俺を誰だと思っている」
「そうだったね。アニキは最強だったね」
「おうよ!お前は新入生答辞があるだろ」
「あ!忘れてた」
「おいおい。しっかりしてくれよ」
「ごめんごめん。じゃあ、アニキあとはよろしくね」
「おう!任せろ!」
そう言うと俺は「空間転移(テレポーテーション)」を使い、学校へと送った。
「しょうがない。このままじゃ学校に遅刻しちゃうから、ちょっとばかし、力を解放しようか」
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