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冒険者編
友達でーきた。
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僕の目の前には気絶して倒れているカインがいる。カインに向かって《回復魔法》ヒールを使った。たぶんそのうち起きるだろう。
すると、戦いを見ていた二人がこっちに向かって歩いてきた。
ドレイクが一番始めに口を開いた。
「お前本当に強かったんだな。まさか本当にカインを倒すなんてな、よろしく、レイ」
「はい、よろしくお願いします、ドレイクさん」
「まったく、だから強いって言ったじゃない。私はレイが勝つことはわかっていたけどね」
「んんん・・・」
僕達が会話しているとカインさんが起きたようだ。
「俺は・・・!しょうぶは、勝負はどうなった?!」
声を上げるカインさんに対しセナさんが、
「あなたの負けよカイン。ダリオスが言ってたとおり、手も足も出なかったわね。」
セナが少し笑いながら言うとカインはレイの方を向いた。
「レイ!疑ってすまなかった!」
カインはそのまま正座し頭を地面に着けた。そう、いわゆるDOGEZAをした。
突然の土下座にレイは慌てて、
「いやいやいや、カインさん、あなたが疑うのは当然なのですから、だから頭を上げてください、むしろ正座なんかしないで立ってください。」
「だけどそうはいかねぇだろ?強い奴を見た目で判断して弱いと思った、そんなんじゃあ冒険者としては三流だ、だからせめて詫びとしてなんでもするなんでも言ってくれ!」
レイはその言葉を聞いて、「ふーんなんでもするねぇ」
「じゃあカインさん!僕と友達になってください。」
そう言って僕はカインさんに手を差し出した。
その言葉を聞いたカインは
「は?」
当然の反応だと思う。なんでもすると言ったから最悪酷いことをされるまで覚悟していた。その緊張しているような状況でいきなり友達になってくださいなんて言われた、「は?」って、なるに決まっている。
数秒してカインがレイの言葉を理解すると、
「おい、なんでもするんだぞ?なんでもなのにそれを要求するのか?」
なんでカインさん自分から苦しい方へ進もうとしてるんだ?、そんなことを思ったレイだが、
「なんでもって言ったじゃないですか。だからこれが僕の願いです。」
実を言うとこの世界に来てまだ友達って一人もできてないんだよね。だってアリスとティアは友達になる前に恋人になっちゃったし、マリナさんはお姉さん的なポジションだしね。
カインはまだ納得がいっていないのか、「お、おう」と、微妙な反応をしていた。
「じゃあレイ、友達なら俺のことを呼び捨てにしろよ。それと敬語も禁止、全部タメ口で頼む。まぁ、それは俺が敬語使われるのが苦手なだけだけどな、」
そう言いながらレイの伸ばしている手を握った。
「分かった、よろしくカイン」
と、そこの間に入ってきた人が一人
「いいところ悪いけど早く行かないとスタンピートが悪化するから、早く移動しましょう」
「「・・・」」
「やばいぞレイ!早く移動するぞ、急げ!」
「カインはそんなこと言わないでさっさと立って!」
僕とカインは急いで身支度を済ませた。
「じゃあいきましょう」
パーティー内問題は解決したものの不安を残しつつ魔物の森に急いで向かって。
__________________________________________________
読んでいただきありがとうございます。
読んだ通り実はカインは別にいい奴なんです。
ただ最近Bランクに上がって天狗になっていたところをレイに折られた感じです。はい。だからカインのこと嫌いにならないでね?
面白いと思ったらお気に入り登録お願いします。コメントもお待ちしています。今後とも応援よろしくお願いします。
すると、戦いを見ていた二人がこっちに向かって歩いてきた。
ドレイクが一番始めに口を開いた。
「お前本当に強かったんだな。まさか本当にカインを倒すなんてな、よろしく、レイ」
「はい、よろしくお願いします、ドレイクさん」
「まったく、だから強いって言ったじゃない。私はレイが勝つことはわかっていたけどね」
「んんん・・・」
僕達が会話しているとカインさんが起きたようだ。
「俺は・・・!しょうぶは、勝負はどうなった?!」
声を上げるカインさんに対しセナさんが、
「あなたの負けよカイン。ダリオスが言ってたとおり、手も足も出なかったわね。」
セナが少し笑いながら言うとカインはレイの方を向いた。
「レイ!疑ってすまなかった!」
カインはそのまま正座し頭を地面に着けた。そう、いわゆるDOGEZAをした。
突然の土下座にレイは慌てて、
「いやいやいや、カインさん、あなたが疑うのは当然なのですから、だから頭を上げてください、むしろ正座なんかしないで立ってください。」
「だけどそうはいかねぇだろ?強い奴を見た目で判断して弱いと思った、そんなんじゃあ冒険者としては三流だ、だからせめて詫びとしてなんでもするなんでも言ってくれ!」
レイはその言葉を聞いて、「ふーんなんでもするねぇ」
「じゃあカインさん!僕と友達になってください。」
そう言って僕はカインさんに手を差し出した。
その言葉を聞いたカインは
「は?」
当然の反応だと思う。なんでもすると言ったから最悪酷いことをされるまで覚悟していた。その緊張しているような状況でいきなり友達になってくださいなんて言われた、「は?」って、なるに決まっている。
数秒してカインがレイの言葉を理解すると、
「おい、なんでもするんだぞ?なんでもなのにそれを要求するのか?」
なんでカインさん自分から苦しい方へ進もうとしてるんだ?、そんなことを思ったレイだが、
「なんでもって言ったじゃないですか。だからこれが僕の願いです。」
実を言うとこの世界に来てまだ友達って一人もできてないんだよね。だってアリスとティアは友達になる前に恋人になっちゃったし、マリナさんはお姉さん的なポジションだしね。
カインはまだ納得がいっていないのか、「お、おう」と、微妙な反応をしていた。
「じゃあレイ、友達なら俺のことを呼び捨てにしろよ。それと敬語も禁止、全部タメ口で頼む。まぁ、それは俺が敬語使われるのが苦手なだけだけどな、」
そう言いながらレイの伸ばしている手を握った。
「分かった、よろしくカイン」
と、そこの間に入ってきた人が一人
「いいところ悪いけど早く行かないとスタンピートが悪化するから、早く移動しましょう」
「「・・・」」
「やばいぞレイ!早く移動するぞ、急げ!」
「カインはそんなこと言わないでさっさと立って!」
僕とカインは急いで身支度を済ませた。
「じゃあいきましょう」
パーティー内問題は解決したものの不安を残しつつ魔物の森に急いで向かって。
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読んでいただきありがとうございます。
読んだ通り実はカインは別にいい奴なんです。
ただ最近Bランクに上がって天狗になっていたところをレイに折られた感じです。はい。だからカインのこと嫌いにならないでね?
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