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第140話 王国からの侵略 第一次攻防戦④
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鉄資材の到着がまだ先になるという報告が来たので、治療院を設置するための場所を作ることにした。この壁の内部は、街道側に鉄板が仕込まれており、市街地よりは部屋を多く作ってある。といっても土がむき出しの部屋だ。一応は、レンガ風になっているが、かなり殺風景だ。治療院となる場所は、とにかく広い場所にすることにした。負傷した人をすぐに寝かせるためだ。街の実質的管理者のゴーダに、治療を作るための資材を持ってくるように指示をし、床作りを急がせた。治療院の設備は村から運び込むことにした。マグ姉もそろそろ薬を運ぶためにやってくる頃だろう。
治療院となる部屋をいくらか改造していると、待っていた鉄資材が続々と到着し出した。僕は、すぐに治療院を後にした。ここからは時間の勝負だ。とにかく、壁の建築を急がなければ。僕の壁建設の速度に、鉄の運搬は充分に追いついてくれたおかげで、六割ほど完成することが出来た。ここまでくれば、敵に対して衝突することが想定される場所には壁を全て建築することが出来た。後は、市街地の村側や山側となるため、すぐに壁を建築する必要性は乏しい。
僕が建築した壁を見ながら、一安心していると、ルドとライルが第四報と共に僕の下にやってきた。ライルからは、戦闘する兵達の街への移動が完了したことが告げられた。クロスボウ隊を結成するために兵として400人近くが志願したようだ。その者達には、クロスボウの操作方法を教え、短い時間だが練習もさせたと言う。残りのものは、クロスボウ隊の予備人員として待機してもらい、最悪の出陣してもらうことは了承済みのようだ。
ルドからは、戦闘に使用するための予備武器や食料などの運び入れが完了した旨が告げられ、砦には備蓄として村から大量に物資が運搬されているようだ。さらに、例の火薬玉も街に運び込まれたみたいだ。使わなければいいが。
第四報の報告だが、どうやらルドの悪い予想になってしまったようだ。増援が確認され、それがすでに王弟軍と合流を完了しているというのだ。まだ、進軍の兆候は見られないらしい。増援は、複数の貴族で構成されているらしく、亜人の数は少ないとか。僕は、ルドに報告に対して考えを聞くことにした。
「ロッシュ公。どうやら私の考えは甘かったようです。増援の中心は将軍を代々排出している子爵のようです。まさか、子爵が出てくるとは思ってもいませんでしたが、かなり厄介な相手です。子爵家の家臣は皆、忠誠が篤く、士気も旺盛です。なにより、子爵自身が王家に対して忠誠が篤いのです。更に問題は、増援の殆どが正規兵だという点です。王弟軍よりも数では劣りますが、こっちのほうが厄介かもしれません。幸いに、まとめて西から攻め上ってくるだけが、こちらにとって有利でしょうか。北部から攻められていたら、こちらの兵を分散せざるを得なかったですから」
やはり、マズイ方に転がってしまったか。ルドも冷静を装っているが、内心はかなり焦っているだろうことがよく分かってしまう。ライルの意見も聞いておこう。
「報告の段階じゃあ、進軍は開始していないみたいだが、すでに動いていると見て、行動したほうが良いな。現時点で、悪く見て、西方10キロメートルの位置ってところか。到着は、あと数時間ってところだな。そこで、頼みがあるんだが……」
ライルは、ものすごく言いづらそうに僕に頼みごとを言ってきた。ライルの言ってきたことは僕の想像する通りだった。作戦を考えるなら、僕もかならず頼むであろう。火薬玉の使用だ。ただ、ライルは相手を混乱させるために使いたいということだった。具体的には、敵のはるか後方に火薬玉を飛ばし、爆発させるというものだった。人的被害は極力出さないようにすると言っていた。この戦は、とにかく王弟軍を撤退させることが重要だ。王弟軍は、後方に王国騎士団がおり、その中心に王弟が控えている。正面から当たれば、亜人の大軍とぶつかり、公国兵の損耗だけが膨れ上がってしまう。そうならないためにも、後方を撹乱し、奇襲しかないというのだ。
ライルの作戦を聞いて、考え込んだが、どうやらその作戦しか、この窮地を脱するの方法はないように感じてきた。正面からぶつかれば、かならずこちらの勝機はなくなってしまうだろう。もちろん、壁の中で立てこもっているのも作戦だろう。しかし、それはあとで考えてもいいだろう。まずは、機先を制することが重要だ。奇襲こそがそれを可能とするだろう。この奇襲で、王弟軍の指揮機能を混乱させれば大成功となるだろう。
「奇襲の成功率を上げるために、火薬玉の使用は許可しよう。その奇襲の人員の配置について教えてくれ」
ライルは、奇襲をする地点を詳細に教えてくれた。奇襲を指揮するものは、ライルやましてやルドではないようだ。フィリムという者らしい。僕が、その名前を聞いて、首を傾げているとルドが教えてくれた。
「フィリムというは、今、士官候補生を指導している老教官だ。彼は王国剣術の師範であり、剣術の腕ならかつて王国では右に出るものはいなかった。さらに、用兵についても、かなりの能力を持っていると確信している。私が言うのも何だが、彼ほどの適任はいないだろう」
ルドが、それほど信頼しているのであれば、安心しても良いだろう。奇襲する人数は、守備兵を残すことを考えると、600人が限界のようだ。全戦闘員の半分か……それでも、二万五千人の軍に対しては少なすぎる。この奇襲の異議の大きさから考えると、もう少し欲しいところだ。人数の増員をライルに頼んでも、結論は変わらなかった。どうしたものか。考えていると、ミヤとその眷族が到着した旨の報告が来た。僕はすぐにここに来るように指示を出した。
「ロッシュ……じゃなくて、ロッシュ公だったわね。この言い方、慣れそうもないわね。今、到着したわ。これから、ロッシュ公の護衛に着くわね。それにしても、いい壁を作ったわね。これなら、貴方の身は安全でしょう」
僕は、ミヤとその後ろに控えている眷族達を見て、覚悟が決まった。僕が奇襲作戦に参加しよう。
「ミヤ、悪いけど。僕は、奇襲作戦に参加するつもりだ。僕の魔法があれば、奇襲の成功率は多少は上がるだろう」
ミヤだけでなく、ルドもライルも驚いている様子だった。誰も僕が作戦に参加するとは夢にも思ってなかったみたいだ。
「奇襲作戦ってどうゆうことよ⁉」
ミヤはそもそも作戦のことを知らなかったようだ。ライルが説明すると、当然のごとく、反対してきた。
「ダメよ。貴方の身に危害が加わる危険性が高くなることなんてしちゃだよ!!」
「この奇襲は絶対に成功しないといけないんだ。この成功如何によって、公国の領民への被害は変わってくるんだ。それが分かっているのに、僕はじっとしてられるか。それに、ミヤが僕の身を守ってくれるんだろ?」
「ずるいわよ。ええ、ロッシュの命は何があろうとも私が守ってあげるわよ!!」
「なら、決まりだな」
ミヤが不満そうに口を膨らませて、拗ねていた。僕は、ミヤに顔を近づけて、ありがとう、とつぶやいた。少しは機嫌が戻ってくれただろうか? 眷族たちも僕を守ると口々に誓いを立ててくれた。その熱意はすごく嬉しかったが、少し緊張感が抜けた感じだ。だって、眷族達、人間相手だからか、かなり気楽な感じなんだもん。魔族からしたら人間に対してその程度の認識なんだろうな。
治療院となる部屋をいくらか改造していると、待っていた鉄資材が続々と到着し出した。僕は、すぐに治療院を後にした。ここからは時間の勝負だ。とにかく、壁の建築を急がなければ。僕の壁建設の速度に、鉄の運搬は充分に追いついてくれたおかげで、六割ほど完成することが出来た。ここまでくれば、敵に対して衝突することが想定される場所には壁を全て建築することが出来た。後は、市街地の村側や山側となるため、すぐに壁を建築する必要性は乏しい。
僕が建築した壁を見ながら、一安心していると、ルドとライルが第四報と共に僕の下にやってきた。ライルからは、戦闘する兵達の街への移動が完了したことが告げられた。クロスボウ隊を結成するために兵として400人近くが志願したようだ。その者達には、クロスボウの操作方法を教え、短い時間だが練習もさせたと言う。残りのものは、クロスボウ隊の予備人員として待機してもらい、最悪の出陣してもらうことは了承済みのようだ。
ルドからは、戦闘に使用するための予備武器や食料などの運び入れが完了した旨が告げられ、砦には備蓄として村から大量に物資が運搬されているようだ。さらに、例の火薬玉も街に運び込まれたみたいだ。使わなければいいが。
第四報の報告だが、どうやらルドの悪い予想になってしまったようだ。増援が確認され、それがすでに王弟軍と合流を完了しているというのだ。まだ、進軍の兆候は見られないらしい。増援は、複数の貴族で構成されているらしく、亜人の数は少ないとか。僕は、ルドに報告に対して考えを聞くことにした。
「ロッシュ公。どうやら私の考えは甘かったようです。増援の中心は将軍を代々排出している子爵のようです。まさか、子爵が出てくるとは思ってもいませんでしたが、かなり厄介な相手です。子爵家の家臣は皆、忠誠が篤く、士気も旺盛です。なにより、子爵自身が王家に対して忠誠が篤いのです。更に問題は、増援の殆どが正規兵だという点です。王弟軍よりも数では劣りますが、こっちのほうが厄介かもしれません。幸いに、まとめて西から攻め上ってくるだけが、こちらにとって有利でしょうか。北部から攻められていたら、こちらの兵を分散せざるを得なかったですから」
やはり、マズイ方に転がってしまったか。ルドも冷静を装っているが、内心はかなり焦っているだろうことがよく分かってしまう。ライルの意見も聞いておこう。
「報告の段階じゃあ、進軍は開始していないみたいだが、すでに動いていると見て、行動したほうが良いな。現時点で、悪く見て、西方10キロメートルの位置ってところか。到着は、あと数時間ってところだな。そこで、頼みがあるんだが……」
ライルは、ものすごく言いづらそうに僕に頼みごとを言ってきた。ライルの言ってきたことは僕の想像する通りだった。作戦を考えるなら、僕もかならず頼むであろう。火薬玉の使用だ。ただ、ライルは相手を混乱させるために使いたいということだった。具体的には、敵のはるか後方に火薬玉を飛ばし、爆発させるというものだった。人的被害は極力出さないようにすると言っていた。この戦は、とにかく王弟軍を撤退させることが重要だ。王弟軍は、後方に王国騎士団がおり、その中心に王弟が控えている。正面から当たれば、亜人の大軍とぶつかり、公国兵の損耗だけが膨れ上がってしまう。そうならないためにも、後方を撹乱し、奇襲しかないというのだ。
ライルの作戦を聞いて、考え込んだが、どうやらその作戦しか、この窮地を脱するの方法はないように感じてきた。正面からぶつかれば、かならずこちらの勝機はなくなってしまうだろう。もちろん、壁の中で立てこもっているのも作戦だろう。しかし、それはあとで考えてもいいだろう。まずは、機先を制することが重要だ。奇襲こそがそれを可能とするだろう。この奇襲で、王弟軍の指揮機能を混乱させれば大成功となるだろう。
「奇襲の成功率を上げるために、火薬玉の使用は許可しよう。その奇襲の人員の配置について教えてくれ」
ライルは、奇襲をする地点を詳細に教えてくれた。奇襲を指揮するものは、ライルやましてやルドではないようだ。フィリムという者らしい。僕が、その名前を聞いて、首を傾げているとルドが教えてくれた。
「フィリムというは、今、士官候補生を指導している老教官だ。彼は王国剣術の師範であり、剣術の腕ならかつて王国では右に出るものはいなかった。さらに、用兵についても、かなりの能力を持っていると確信している。私が言うのも何だが、彼ほどの適任はいないだろう」
ルドが、それほど信頼しているのであれば、安心しても良いだろう。奇襲する人数は、守備兵を残すことを考えると、600人が限界のようだ。全戦闘員の半分か……それでも、二万五千人の軍に対しては少なすぎる。この奇襲の異議の大きさから考えると、もう少し欲しいところだ。人数の増員をライルに頼んでも、結論は変わらなかった。どうしたものか。考えていると、ミヤとその眷族が到着した旨の報告が来た。僕はすぐにここに来るように指示を出した。
「ロッシュ……じゃなくて、ロッシュ公だったわね。この言い方、慣れそうもないわね。今、到着したわ。これから、ロッシュ公の護衛に着くわね。それにしても、いい壁を作ったわね。これなら、貴方の身は安全でしょう」
僕は、ミヤとその後ろに控えている眷族達を見て、覚悟が決まった。僕が奇襲作戦に参加しよう。
「ミヤ、悪いけど。僕は、奇襲作戦に参加するつもりだ。僕の魔法があれば、奇襲の成功率は多少は上がるだろう」
ミヤだけでなく、ルドもライルも驚いている様子だった。誰も僕が作戦に参加するとは夢にも思ってなかったみたいだ。
「奇襲作戦ってどうゆうことよ⁉」
ミヤはそもそも作戦のことを知らなかったようだ。ライルが説明すると、当然のごとく、反対してきた。
「ダメよ。貴方の身に危害が加わる危険性が高くなることなんてしちゃだよ!!」
「この奇襲は絶対に成功しないといけないんだ。この成功如何によって、公国の領民への被害は変わってくるんだ。それが分かっているのに、僕はじっとしてられるか。それに、ミヤが僕の身を守ってくれるんだろ?」
「ずるいわよ。ええ、ロッシュの命は何があろうとも私が守ってあげるわよ!!」
「なら、決まりだな」
ミヤが不満そうに口を膨らませて、拗ねていた。僕は、ミヤに顔を近づけて、ありがとう、とつぶやいた。少しは機嫌が戻ってくれただろうか? 眷族たちも僕を守ると口々に誓いを立ててくれた。その熱意はすごく嬉しかったが、少し緊張感が抜けた感じだ。だって、眷族達、人間相手だからか、かなり気楽な感じなんだもん。魔族からしたら人間に対してその程度の認識なんだろうな。
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