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第141話 王国からの侵略 第一次攻防戦⑤
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王弟軍の到着が間近に迫ってきた。直近の報告では、二万五千人の軍勢がこちらに向かっているようだ。王弟軍の亜人達が全面に立ち、次ぐに増援部隊、その後ろに王国騎士団が並んでる。王弟は王国騎士団の真ん中にいるようだ。この陣容を見て、やはり亜人を捨て駒扱いにしている事が明らかだ。それにも拘わらず、亜人達に脱走するような者がいないのは不思議な光景だ。やはり、なにかあるんだろうか?
今回の奇襲作戦成功のために、王弟軍を一旦止める必要性がある。そのために、本来は僕が王弟軍の前に立ち、言葉を述べることがもっとも効果的だと思うが、僕は奇襲作戦のため、いない。そうなると、適役はルドしかいない。ルドは第一王子だ。しかも、王弟に唯一楯突いたのだから、ルドが現れれば、王弟の興味を引くに違いない。僕はルドにそれを頼むと、面白そうだな、とすぐに了承した。そばにいたマリーヌは少し不安そうな顔をしたが、ルドが、いつも一緒だ、と声を掛けると、マリーヌの表情が明るく一変していた。
僕は、奇襲作戦のため、フィリムと共に作戦地点に向かうことにした。その前に、フィリムから挨拶された。初めて見る顔だが、白髪で老人だ。しかし、よぼよぼした様子がなく、しっかりとした体格で、なるほどルドが言う通り、適任者なのかもしれないな。
「お初にお目にかかります。ロッシュ公。士官候補生の教官を勤めさせてもらっております。以後、お見知りおきを。と言って、今回の作戦、私の命を捨てる所存でいますので、次はお目見えできないかもしれませんが」
フィリム爺は、豪快に笑っていた。この様子を見ていた奇襲部隊にも少し笑みがこぼれていた。なるほど、こうやって、部下たちの緊張をほぐしていたのか。これは真似できそうもないな。僕は、これからの戦いで緊張しっぱなしで、自分だけで精一杯だ。
僕達は、作戦地点に向かった。作戦地点は、街道上に、一部崖に囲まれている場所がある。くびれと言ってもいいくらい、崖に囲まれた距離は短いが、そこだけ極端に通れる場所が限定されるのだ。人が往来する分には問題ないが、大軍となると勝手が異なってくる。やはり、その場所を通過するときは、進軍も遅くなるし、反転することも難しくなる。そのくびれた場所から西に数百メートル西が奇襲地点となる。僕達が待機しているのは、街道から一キロくらい離れた森の中だ。僕とフィリム爺とは、街道に対して、南北で待機することにした。僕はミヤとその眷属とともにいる。フィリム爺は、僕の方にも人数を割くという話を提案してきたが、ミヤが一蹴したのだ。それも、邪魔だからというのだ。さすがにフィリム爺は、苦笑いをしていたが、僕が了承したのですぐに引き下がってくれた。
王弟軍はまだ目の前の街道を通過していない。ミヤはどこかピクニック気分のような、そんな気楽さを感じる。
「ねぇ、ロッシュ。前にも言ったと思うけど、貴方に危害を加えようとしたものには、私達は容赦しないからね。ロッシュもそろそろこれが戦争だって認識したほうが良いわよ。相手は命の奪い合いをしに来ているのよ。だから、貴方も躊躇をせずに、相手を攻撃しなさいね。それが生き残る最善の方法だと思いなさい」
さっきまで気楽な顔をしていたミヤが、急に真面目な顔をして、僕に注意してきた。ミヤは僕の身を案じて、こんなことを言っているのだろう。僕はたしかに甘いのかもしれないな。僕が、反論もせずに頷くと、ミヤは満足したような顔をしていていた。
ここに待機してからどれくらい経っただろうか。太陽が丁度真上に位置している。昼頃か。僕達は、昼食を摂るべく準備を始めた。といっても、鞄からおにぎりを取り出すだけの簡単なものだ。ミヤや眷族達もおにぎりを持参しており、トマトジュースと一緒に食べるのが日常的のようだ。僕は空を眺める。雲がゆっくりと流れて、冬の訪れを感じさせるような冷たい風が時々肌に当たる。ここが戦場予定地でなければ、このままミヤの膝を借りて昼寝でもしたいものだが。そういえば、昨日から一睡もしていないことを今思い出した。
少し緊張感が緩むかけたとき、ミヤが僕の体を軽く叩いてきた。どうやら、敵軍がやってきたようだ。僕の耳ではまだ感じることは出来ないが、ミヤ達は敵がいるであろう方角を見て、厳しい表情を浮かべていた。ミヤが言うには、あと数十分で見える範囲に入ってくるという。僕も流石に緊張をしたが、ミヤは今しか出来ないから、少し休みなさいと膝を貸してくれた。
僕はこんな時に眠ってられないと拒んだが、ミヤに無理やり寝かしつけられてしまった。とても寝入ることなんて出来ないが、ミヤのぬくもりを感じていると安心感が出てくる。僕は少し眠りについてしまったようだ。ミヤの心音が聞こえてくる。その中に、響くような音が混じってくる。この音は!! 僕は跳ね起き、ミヤの顔を見る。ミヤは笑顔でおはよう、と言ってきた。まだ、敵の足音だと思ったが勘違いだった? いや、そうではない。敵のいる方向に目を向けると、遠方に土煙を上げ、こちらに向かってくる黒々とした一団がこちらに向かっているのが見えた。
「眠ってしまったか。ミヤ、僕が寝てからどれくらい経ったんだ?」
ミヤは少し考えてから、十分くらいよ、と答えた。かなりスッキリしたから、もっと長時間寝てたかと思ったな。僕達は、敵の隊列がよく見える場所に移動し、茂みの中に身を潜めて待つことにした。フィリム爺も同じことをしているのだろう。僕達が、敵陣に突っ込むのは火薬玉が炸裂した直後ということになっている。
「ミヤ。敵に突撃したら、とにかく王弟を狙いに行くぞ。王弟を取れば、僕達の勝ちだからな」
ミヤは静かに頷き、敵の進軍を静かに見つめていた。ついに、僕達の目の前を……といっても距離はかなり離れているが、通過し、崖で街道がくびれているところで、敵軍にどよめきが起こり、進軍が停止した。後陣の王弟周辺が騒々しい。人が行き来し、数人が前の陣に向かって駆け出していった。
どうやら、ルドが一芝居打っている頃だろう。この様子を見る限りだと、進軍を止めることには成功したようだ。人の出入りをよく観察していたが、王弟の姿は見受けられなかった。ということは、まだ位置を変えていないということだな。それが分かれば、襲撃もしやすいな。
亜人の陣の方だろうか、かなり動揺が走っているようだ。ルドは何を言ったんだろうか。王国騎士団まで動き出し、亜人達に怒号を言っているように見えた。そのおかげか、亜人達の動揺は落ち着いたように見えたが、そのせいか士気がかなり低下したように見受けられた。すると、王弟軍の中軍である増援部隊に動きが見えた。なんと後方の方に移動をし始めたのだ。
この動きに僕は焦りを感じたが、ミヤが僕の手を握り、落ち着かせてくれた。そうだ。目的は王弟だ。却って、増援部隊が王弟軍と別行動を取り出したのは幸運なのかもしれない。しばらく、様子を見ていると、増援部隊はどんどん後方へ引き下がっていく。間もなく視界から消えてしまうというところまで来て、遠方から気の抜けた音が聞こえてきた。
ヒューッと風切り音が聞こえたと思うと、王弟がいるであろう後陣の後方で火薬玉が激しく炸裂した。その一端の火花は後陣の方にも届いていたようで、かなりの騒ぎとなっていた。
「今だ!! 皆、僕に続けぇ!!」
今回の奇襲作戦成功のために、王弟軍を一旦止める必要性がある。そのために、本来は僕が王弟軍の前に立ち、言葉を述べることがもっとも効果的だと思うが、僕は奇襲作戦のため、いない。そうなると、適役はルドしかいない。ルドは第一王子だ。しかも、王弟に唯一楯突いたのだから、ルドが現れれば、王弟の興味を引くに違いない。僕はルドにそれを頼むと、面白そうだな、とすぐに了承した。そばにいたマリーヌは少し不安そうな顔をしたが、ルドが、いつも一緒だ、と声を掛けると、マリーヌの表情が明るく一変していた。
僕は、奇襲作戦のため、フィリムと共に作戦地点に向かうことにした。その前に、フィリムから挨拶された。初めて見る顔だが、白髪で老人だ。しかし、よぼよぼした様子がなく、しっかりとした体格で、なるほどルドが言う通り、適任者なのかもしれないな。
「お初にお目にかかります。ロッシュ公。士官候補生の教官を勤めさせてもらっております。以後、お見知りおきを。と言って、今回の作戦、私の命を捨てる所存でいますので、次はお目見えできないかもしれませんが」
フィリム爺は、豪快に笑っていた。この様子を見ていた奇襲部隊にも少し笑みがこぼれていた。なるほど、こうやって、部下たちの緊張をほぐしていたのか。これは真似できそうもないな。僕は、これからの戦いで緊張しっぱなしで、自分だけで精一杯だ。
僕達は、作戦地点に向かった。作戦地点は、街道上に、一部崖に囲まれている場所がある。くびれと言ってもいいくらい、崖に囲まれた距離は短いが、そこだけ極端に通れる場所が限定されるのだ。人が往来する分には問題ないが、大軍となると勝手が異なってくる。やはり、その場所を通過するときは、進軍も遅くなるし、反転することも難しくなる。そのくびれた場所から西に数百メートル西が奇襲地点となる。僕達が待機しているのは、街道から一キロくらい離れた森の中だ。僕とフィリム爺とは、街道に対して、南北で待機することにした。僕はミヤとその眷属とともにいる。フィリム爺は、僕の方にも人数を割くという話を提案してきたが、ミヤが一蹴したのだ。それも、邪魔だからというのだ。さすがにフィリム爺は、苦笑いをしていたが、僕が了承したのですぐに引き下がってくれた。
王弟軍はまだ目の前の街道を通過していない。ミヤはどこかピクニック気分のような、そんな気楽さを感じる。
「ねぇ、ロッシュ。前にも言ったと思うけど、貴方に危害を加えようとしたものには、私達は容赦しないからね。ロッシュもそろそろこれが戦争だって認識したほうが良いわよ。相手は命の奪い合いをしに来ているのよ。だから、貴方も躊躇をせずに、相手を攻撃しなさいね。それが生き残る最善の方法だと思いなさい」
さっきまで気楽な顔をしていたミヤが、急に真面目な顔をして、僕に注意してきた。ミヤは僕の身を案じて、こんなことを言っているのだろう。僕はたしかに甘いのかもしれないな。僕が、反論もせずに頷くと、ミヤは満足したような顔をしていていた。
ここに待機してからどれくらい経っただろうか。太陽が丁度真上に位置している。昼頃か。僕達は、昼食を摂るべく準備を始めた。といっても、鞄からおにぎりを取り出すだけの簡単なものだ。ミヤや眷族達もおにぎりを持参しており、トマトジュースと一緒に食べるのが日常的のようだ。僕は空を眺める。雲がゆっくりと流れて、冬の訪れを感じさせるような冷たい風が時々肌に当たる。ここが戦場予定地でなければ、このままミヤの膝を借りて昼寝でもしたいものだが。そういえば、昨日から一睡もしていないことを今思い出した。
少し緊張感が緩むかけたとき、ミヤが僕の体を軽く叩いてきた。どうやら、敵軍がやってきたようだ。僕の耳ではまだ感じることは出来ないが、ミヤ達は敵がいるであろう方角を見て、厳しい表情を浮かべていた。ミヤが言うには、あと数十分で見える範囲に入ってくるという。僕も流石に緊張をしたが、ミヤは今しか出来ないから、少し休みなさいと膝を貸してくれた。
僕はこんな時に眠ってられないと拒んだが、ミヤに無理やり寝かしつけられてしまった。とても寝入ることなんて出来ないが、ミヤのぬくもりを感じていると安心感が出てくる。僕は少し眠りについてしまったようだ。ミヤの心音が聞こえてくる。その中に、響くような音が混じってくる。この音は!! 僕は跳ね起き、ミヤの顔を見る。ミヤは笑顔でおはよう、と言ってきた。まだ、敵の足音だと思ったが勘違いだった? いや、そうではない。敵のいる方向に目を向けると、遠方に土煙を上げ、こちらに向かってくる黒々とした一団がこちらに向かっているのが見えた。
「眠ってしまったか。ミヤ、僕が寝てからどれくらい経ったんだ?」
ミヤは少し考えてから、十分くらいよ、と答えた。かなりスッキリしたから、もっと長時間寝てたかと思ったな。僕達は、敵の隊列がよく見える場所に移動し、茂みの中に身を潜めて待つことにした。フィリム爺も同じことをしているのだろう。僕達が、敵陣に突っ込むのは火薬玉が炸裂した直後ということになっている。
「ミヤ。敵に突撃したら、とにかく王弟を狙いに行くぞ。王弟を取れば、僕達の勝ちだからな」
ミヤは静かに頷き、敵の進軍を静かに見つめていた。ついに、僕達の目の前を……といっても距離はかなり離れているが、通過し、崖で街道がくびれているところで、敵軍にどよめきが起こり、進軍が停止した。後陣の王弟周辺が騒々しい。人が行き来し、数人が前の陣に向かって駆け出していった。
どうやら、ルドが一芝居打っている頃だろう。この様子を見る限りだと、進軍を止めることには成功したようだ。人の出入りをよく観察していたが、王弟の姿は見受けられなかった。ということは、まだ位置を変えていないということだな。それが分かれば、襲撃もしやすいな。
亜人の陣の方だろうか、かなり動揺が走っているようだ。ルドは何を言ったんだろうか。王国騎士団まで動き出し、亜人達に怒号を言っているように見えた。そのおかげか、亜人達の動揺は落ち着いたように見えたが、そのせいか士気がかなり低下したように見受けられた。すると、王弟軍の中軍である増援部隊に動きが見えた。なんと後方の方に移動をし始めたのだ。
この動きに僕は焦りを感じたが、ミヤが僕の手を握り、落ち着かせてくれた。そうだ。目的は王弟だ。却って、増援部隊が王弟軍と別行動を取り出したのは幸運なのかもしれない。しばらく、様子を見ていると、増援部隊はどんどん後方へ引き下がっていく。間もなく視界から消えてしまうというところまで来て、遠方から気の抜けた音が聞こえてきた。
ヒューッと風切り音が聞こえたと思うと、王弟がいるであろう後陣の後方で火薬玉が激しく炸裂した。その一端の火花は後陣の方にも届いていたようで、かなりの騒ぎとなっていた。
「今だ!! 皆、僕に続けぇ!!」
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