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第一部
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穏やかなまどろみの中。
眠りから覚めたテオドアはゆっくりと瞼を押し上げ、見慣れない光景に息をのんだ。
(まだいる……)
仮眠室には窓が無いため、執務室へ続く扉の下から差し込む細い光だけが、唯一の明り取りとなっている。室内の様子は、かろうじて見える程度だ。
それでも目が慣れてくると、視界の先にある男の広い背中がはっきりと見えた。ダークブロンドの後ろ髪がなだらかに波を打ち、続く首筋から肩甲骨にかけて適度な筋肉が曲線を描いている。後ろ姿も美しい男だ。この位置から彼の素肌を眺めた人間は、どのくらいいるのだろう。
テオドアが記憶する限り、目覚めた時に大佐が同じベッドに寝ていたことはない。この状況をどう捉えるべきだろうか。起こさずにベッドから抜け出す方法について頭を悩ませていると、不意にしなやかな背が動いて大佐が寝返りを打った。
「……おはよう、テオドア」
長いまつ毛がゆらめき、湖の岩間から湧き出る、深く青い水を彷彿とさせる瞳が向けられた。寝起きのせいか、表情は驚くほど無防備でぼんやりしている。
「腹は空いてないか?」
「へ? 空いてると言えば、空いて……」
返答が途切れてしまったのは、大佐の手がテオドアの髪を梳くように撫でたからだ。
「うん、君の髪はごわついてるな……硬そうに見えたが、実際触って納得した」
「はあ……」
「自分で適当に切ったのか? 長さがバラバラだ……君らしいというか」
可笑しそうにそう言いながら、指先でテオドアの耳の後ろの髪を弄ぶ。居心地の悪さに首を振ったら、後頭部に手を回され、やや乱暴に引き寄せられた。
「うん? たしか約束では、好きな時に触れていいはずだが」
「わ、分かってます……」
その返答に満足したのか、まるで子供を褒めるようにポンポンと頭を叩かれた。そしてようやく手を引っ込めてくれたので、テオドアは詰めていた息を静かに吐いた。
昨夜から想定外の出来事が続いている。仮眠室で襲われかけたこと、新たな取引を持ちかけられたこと、そして今朝のこの状況だ。『襲われかけた』とは文字通り、未遂に終わった。
前回と同じ取引条件に、自分のような男を抱いて面白いのかと訝しんだが、嗜好は人それぞれなので深くは追求しない。ただ、このまま身を任せるにも、二回目となると何をされるか想像がつく。あの感覚はあまりに鮮烈で生々しく、我を失いそうで怖かった。
そこでテオドアが苦しまぎれに提案したのが『取引』への返事の保留だった。
(なんとか時間を稼いで、その間に金を工面して、そうしたら……)
断ってしまえばいい。卑怯と言えばそうかもしれないが、相手は失うものなんてないはずだ。罪悪感はあまりなかった。
だが返事を保留にしてもらう間、大佐が出してきた交換条件が『好きな時に触れる権利』だった。
――抱くのを我慢するのだから、せめて触れるくらい許されるべきだろう?
ベッドの上に押さえつけられた状態でそう言われた時は、大した事に思えなかったため反射的に頷いてしまった。交渉成立、と口角を上げた大佐に頬を撫でられても、やはり危機感は覚えなかった。少なくともその時の彼の触れ方に、性的なものは感じられなかったからだ。
――では、今夜はもう寝ようか。
そのままベッドの隣に潜り込んできた時は、さすがにテオドアも狼狽したが、大佐が背を向けてさっさと眠りについたので拍子抜けしてしまった。一人で寝るには十分な広さだが、男二人には少々狭いベッドだ。本当にただ寝るだけならば、なにもわざわざ窮屈な思いまでして一緒のベッドで寝る必要はない。
だが、ここは大佐の仮眠室なので追い出すわけにもいかず、かと言って断りもなく勝手に部屋から出て行くのも躊躇われ、結局そのまま同衾してしまった。
(それで朝まで熟睡するとか。さすがに流されすぎだろ、俺……)
大佐は相変わらず寝起きの無防備な表情で、トロリとした視線をこちらに向けている。まだ寝ぼけているのかもしれない。
「……やっぱ腹空いたんで、そろそろ起きませんか」
「ああ、そうだね」
大佐はシーツの擦れる音とともに半身を起こすと、前髪をかき上げながらテオドアを見下ろした。
(あ……)
影が落ちたと思ったら、小さなリップ音とともに軽く唇を合わせられた。
「目が大きくなった。ふふ……小さな子みたいだ」
「あ、あんた、な、何を……」
「何? ここに『触れた』だけだよ?」
親指で唇をなぞられる。何か反論しなくては、と口を開こうとする前に、大佐はベッドから下りてさっさと部屋を出て行ってしまった。まるで逃げられたようで、テオドアは憮然としたままのろのろと半身を起こした。
(そりゃ、たしかに『触れた』って言えばそうだろうけど……)
触れられる範囲はどこまでなのか。それに手で触れるだけではないのか。いや、たとえ手に限定したとして、触れられる場所によっては大問題になり得る。
そこでテオドアは、ようやく自分が安請け合いしたことに気づいたが、時すでに遅し、だ。
その日から、テオドアの生活は一変した。
まずデスクが、プラント准尉の執務室から大佐の執務室へと移された。プラントはすでに荷物を引き払った後で、最終日まで職場へ来る気はない。よってテオドアがどこで仕事しようと問題はなかった。プラントが来ないので、補佐官としての仕事はほぼ無く、今は一時的に准尉の仕事を代理で行っている。
だが、大佐の執務室で仕事する必要もない。このままプラントの執務室を使わせてもらえればありがたいが、補佐官の身分で、主のいない部屋に居座るのは図々しいだろうか。さりげなく大佐に聞いてみると、予想以上に非難がましい目で睨まれた。
「近くにいなければ、君に『触れる』ことすらできないじゃないか」
大佐の言葉に、テオドアは反論できなかった。それに大佐は忙しい身なので、同じ部屋にいたって、そうそう自分に構っている暇はあるまい。
テオドアは、自分用にとわざわざ新しく用意されたデスクに着くと、部屋の最奥にある重厚な執務机で仕事をする大佐の顔色をうかがった。真剣で厳しい横顔からは、先ほどベッドの上で見せた表情とは似ても似つかない。オンオフが激しく振り切れてる。
(それにしても、すげー集中力だな……書類読むの、異様に速くねーか? あのスピードで、全部に目を通しているなんて嘘だろ……)
朝食を終えるや否や、大佐はデスクに向かって大量の書類を端から片づけていく。その姿を畏怖の念を持って眺めていると、突然向こうから話を振られて飛び上がった。
「ちょっと手伝ってもらえるか」
「あ、はいっ!」
テオドアは、手元の書類を置くと、急いで呼ばれたデスクへ飛んでいく。それからしばらくの間、指示された通りに仕事を手伝っていたら、気がつくと大佐が手を止めてこちらを見つめていた。
いつから見られていたのだろう。テオドアは顔を赤らめて、手元の書類に視線を落とした。
(もしかして、読むのが遅すぎた?)
経済的な理由により、士官学校はたった一年しか通えなかったので、学が足りない自覚はある。それでも曹長になってからはデスクワークが多くなり、書類を読むのも多少は速くなったと思う。
しかし大佐のような頭の良いエリートから見れば、テオドアの仕事っぷりは愚鈍に映るに違いない。テオドアは叱られるのを覚悟で頭を垂れた。
「すいません、まだ、これ終わってなくて……」
「いや、そろそろ疲れる頃だろうと思ってね。少し遅くなったが昼食にしよう」
大佐はデスクから立ち上がると、ブーツの踵を鳴らして部屋を出て行ってしまう。その場に取り残されたテオドアは、追いかけるべきか扉を見つめながら迷っていると、それほど間を置かずに大佐が戻って来た。
「あ、俺には構わず食堂へ行っててくださ……」
「食事はここに運ばせる。君も切りのいいところで手を止めるといい」
大佐はそう言ってソファーに座ると、肘掛けに頬杖を突いて足を組む。テオドアは仕事に戻ったが、妙に視線を感じたて顔を上げると、大佐が面白そうにこちらを見つめてた。
(見張られているみたいだな……早く終わらせろって圧がすげー……)
見られていると落ち着かず、集中できなくなったテオドアはあきらめて仕事の手を止めた。するとタイミング良く、食事のワゴンが運ばれてきた。
「ほら、ここに座るといい」
大佐の示したのは、彼の座っている二人掛けのソファーの隣だった。だがテーブルの支度をする給仕の視線を感じて、とてもじゃないが並んで座る気などしない。
「俺はこっちでいいです」
向かいの一人掛けソファーに座ろうとすると、大佐は微かに眉を上げ、見せつけるようにゆったりと足を組み替えた。
「いい子だからこっちにおいで、テディ」
「……っ!」
甘い声で手招きされ、テオドアもだが、横にいた給仕の者も驚愕の表情を浮かべている。
これ以上おかしなことを口走られる前に、素直に従ったほうが良さそうだ。テオドアが急いで大佐の横に座ると、今度は当たり前のように腰に手を回された。
「いつもそのくらい素直だとうれしいな」
「ふ、ふざけないでください……」
これはどう考えても嫌がらせに近いだろう。給仕が退出してしまうと、大佐は上機嫌で腰から手を外さないまま料理に手を伸ばした。それを横目で恨めしそうに見やるが、大佐はどこ吹く風だ。
(早く、この状況を何とかしねーと……俺の神経がまいっちまう)
眠りから覚めたテオドアはゆっくりと瞼を押し上げ、見慣れない光景に息をのんだ。
(まだいる……)
仮眠室には窓が無いため、執務室へ続く扉の下から差し込む細い光だけが、唯一の明り取りとなっている。室内の様子は、かろうじて見える程度だ。
それでも目が慣れてくると、視界の先にある男の広い背中がはっきりと見えた。ダークブロンドの後ろ髪がなだらかに波を打ち、続く首筋から肩甲骨にかけて適度な筋肉が曲線を描いている。後ろ姿も美しい男だ。この位置から彼の素肌を眺めた人間は、どのくらいいるのだろう。
テオドアが記憶する限り、目覚めた時に大佐が同じベッドに寝ていたことはない。この状況をどう捉えるべきだろうか。起こさずにベッドから抜け出す方法について頭を悩ませていると、不意にしなやかな背が動いて大佐が寝返りを打った。
「……おはよう、テオドア」
長いまつ毛がゆらめき、湖の岩間から湧き出る、深く青い水を彷彿とさせる瞳が向けられた。寝起きのせいか、表情は驚くほど無防備でぼんやりしている。
「腹は空いてないか?」
「へ? 空いてると言えば、空いて……」
返答が途切れてしまったのは、大佐の手がテオドアの髪を梳くように撫でたからだ。
「うん、君の髪はごわついてるな……硬そうに見えたが、実際触って納得した」
「はあ……」
「自分で適当に切ったのか? 長さがバラバラだ……君らしいというか」
可笑しそうにそう言いながら、指先でテオドアの耳の後ろの髪を弄ぶ。居心地の悪さに首を振ったら、後頭部に手を回され、やや乱暴に引き寄せられた。
「うん? たしか約束では、好きな時に触れていいはずだが」
「わ、分かってます……」
その返答に満足したのか、まるで子供を褒めるようにポンポンと頭を叩かれた。そしてようやく手を引っ込めてくれたので、テオドアは詰めていた息を静かに吐いた。
昨夜から想定外の出来事が続いている。仮眠室で襲われかけたこと、新たな取引を持ちかけられたこと、そして今朝のこの状況だ。『襲われかけた』とは文字通り、未遂に終わった。
前回と同じ取引条件に、自分のような男を抱いて面白いのかと訝しんだが、嗜好は人それぞれなので深くは追求しない。ただ、このまま身を任せるにも、二回目となると何をされるか想像がつく。あの感覚はあまりに鮮烈で生々しく、我を失いそうで怖かった。
そこでテオドアが苦しまぎれに提案したのが『取引』への返事の保留だった。
(なんとか時間を稼いで、その間に金を工面して、そうしたら……)
断ってしまえばいい。卑怯と言えばそうかもしれないが、相手は失うものなんてないはずだ。罪悪感はあまりなかった。
だが返事を保留にしてもらう間、大佐が出してきた交換条件が『好きな時に触れる権利』だった。
――抱くのを我慢するのだから、せめて触れるくらい許されるべきだろう?
ベッドの上に押さえつけられた状態でそう言われた時は、大した事に思えなかったため反射的に頷いてしまった。交渉成立、と口角を上げた大佐に頬を撫でられても、やはり危機感は覚えなかった。少なくともその時の彼の触れ方に、性的なものは感じられなかったからだ。
――では、今夜はもう寝ようか。
そのままベッドの隣に潜り込んできた時は、さすがにテオドアも狼狽したが、大佐が背を向けてさっさと眠りについたので拍子抜けしてしまった。一人で寝るには十分な広さだが、男二人には少々狭いベッドだ。本当にただ寝るだけならば、なにもわざわざ窮屈な思いまでして一緒のベッドで寝る必要はない。
だが、ここは大佐の仮眠室なので追い出すわけにもいかず、かと言って断りもなく勝手に部屋から出て行くのも躊躇われ、結局そのまま同衾してしまった。
(それで朝まで熟睡するとか。さすがに流されすぎだろ、俺……)
大佐は相変わらず寝起きの無防備な表情で、トロリとした視線をこちらに向けている。まだ寝ぼけているのかもしれない。
「……やっぱ腹空いたんで、そろそろ起きませんか」
「ああ、そうだね」
大佐はシーツの擦れる音とともに半身を起こすと、前髪をかき上げながらテオドアを見下ろした。
(あ……)
影が落ちたと思ったら、小さなリップ音とともに軽く唇を合わせられた。
「目が大きくなった。ふふ……小さな子みたいだ」
「あ、あんた、な、何を……」
「何? ここに『触れた』だけだよ?」
親指で唇をなぞられる。何か反論しなくては、と口を開こうとする前に、大佐はベッドから下りてさっさと部屋を出て行ってしまった。まるで逃げられたようで、テオドアは憮然としたままのろのろと半身を起こした。
(そりゃ、たしかに『触れた』って言えばそうだろうけど……)
触れられる範囲はどこまでなのか。それに手で触れるだけではないのか。いや、たとえ手に限定したとして、触れられる場所によっては大問題になり得る。
そこでテオドアは、ようやく自分が安請け合いしたことに気づいたが、時すでに遅し、だ。
その日から、テオドアの生活は一変した。
まずデスクが、プラント准尉の執務室から大佐の執務室へと移された。プラントはすでに荷物を引き払った後で、最終日まで職場へ来る気はない。よってテオドアがどこで仕事しようと問題はなかった。プラントが来ないので、補佐官としての仕事はほぼ無く、今は一時的に准尉の仕事を代理で行っている。
だが、大佐の執務室で仕事する必要もない。このままプラントの執務室を使わせてもらえればありがたいが、補佐官の身分で、主のいない部屋に居座るのは図々しいだろうか。さりげなく大佐に聞いてみると、予想以上に非難がましい目で睨まれた。
「近くにいなければ、君に『触れる』ことすらできないじゃないか」
大佐の言葉に、テオドアは反論できなかった。それに大佐は忙しい身なので、同じ部屋にいたって、そうそう自分に構っている暇はあるまい。
テオドアは、自分用にとわざわざ新しく用意されたデスクに着くと、部屋の最奥にある重厚な執務机で仕事をする大佐の顔色をうかがった。真剣で厳しい横顔からは、先ほどベッドの上で見せた表情とは似ても似つかない。オンオフが激しく振り切れてる。
(それにしても、すげー集中力だな……書類読むの、異様に速くねーか? あのスピードで、全部に目を通しているなんて嘘だろ……)
朝食を終えるや否や、大佐はデスクに向かって大量の書類を端から片づけていく。その姿を畏怖の念を持って眺めていると、突然向こうから話を振られて飛び上がった。
「ちょっと手伝ってもらえるか」
「あ、はいっ!」
テオドアは、手元の書類を置くと、急いで呼ばれたデスクへ飛んでいく。それからしばらくの間、指示された通りに仕事を手伝っていたら、気がつくと大佐が手を止めてこちらを見つめていた。
いつから見られていたのだろう。テオドアは顔を赤らめて、手元の書類に視線を落とした。
(もしかして、読むのが遅すぎた?)
経済的な理由により、士官学校はたった一年しか通えなかったので、学が足りない自覚はある。それでも曹長になってからはデスクワークが多くなり、書類を読むのも多少は速くなったと思う。
しかし大佐のような頭の良いエリートから見れば、テオドアの仕事っぷりは愚鈍に映るに違いない。テオドアは叱られるのを覚悟で頭を垂れた。
「すいません、まだ、これ終わってなくて……」
「いや、そろそろ疲れる頃だろうと思ってね。少し遅くなったが昼食にしよう」
大佐はデスクから立ち上がると、ブーツの踵を鳴らして部屋を出て行ってしまう。その場に取り残されたテオドアは、追いかけるべきか扉を見つめながら迷っていると、それほど間を置かずに大佐が戻って来た。
「あ、俺には構わず食堂へ行っててくださ……」
「食事はここに運ばせる。君も切りのいいところで手を止めるといい」
大佐はそう言ってソファーに座ると、肘掛けに頬杖を突いて足を組む。テオドアは仕事に戻ったが、妙に視線を感じたて顔を上げると、大佐が面白そうにこちらを見つめてた。
(見張られているみたいだな……早く終わらせろって圧がすげー……)
見られていると落ち着かず、集中できなくなったテオドアはあきらめて仕事の手を止めた。するとタイミング良く、食事のワゴンが運ばれてきた。
「ほら、ここに座るといい」
大佐の示したのは、彼の座っている二人掛けのソファーの隣だった。だがテーブルの支度をする給仕の視線を感じて、とてもじゃないが並んで座る気などしない。
「俺はこっちでいいです」
向かいの一人掛けソファーに座ろうとすると、大佐は微かに眉を上げ、見せつけるようにゆったりと足を組み替えた。
「いい子だからこっちにおいで、テディ」
「……っ!」
甘い声で手招きされ、テオドアもだが、横にいた給仕の者も驚愕の表情を浮かべている。
これ以上おかしなことを口走られる前に、素直に従ったほうが良さそうだ。テオドアが急いで大佐の横に座ると、今度は当たり前のように腰に手を回された。
「いつもそのくらい素直だとうれしいな」
「ふ、ふざけないでください……」
これはどう考えても嫌がらせに近いだろう。給仕が退出してしまうと、大佐は上機嫌で腰から手を外さないまま料理に手を伸ばした。それを横目で恨めしそうに見やるが、大佐はどこ吹く風だ。
(早く、この状況を何とかしねーと……俺の神経がまいっちまう)
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