学校の人気者は陰キャくんが大好き 

ラム_

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6. 失恋

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修学旅行も終わり2学期最後のテストが始まる。
「おはよっ」
「おはよ。」

修学旅行が終わってからも翔は毎朝挨拶してくれる。
それからもう一つ変わった事がある。

「八神君!今日お昼ご飯一緒にたべないっ?」
「あっ抜け駆けずるい!私も八神君と食べたかったのに!」
そう、体育祭で翔に彼女がいない事を知ったクラスの女子達が、翔に猛アプローチし出したのだ。

「ごめん、友達と食べるから。………それに………俺、好きな人いるから…一緒には食べれない…かな」

「えっ」

「「「えー!」」」

なんかデジャヴだな、この光景。
それより誰だ?翔の好きなやつって。

「好きな人はいるけど彼女じゃないの?!告白とかしてないの?!」

「うん、今頑張ってアピールしてるんだ…たぶん相手は俺の事何とも思ってないけど……それにどれだけ頑張ってもこれは実らない気がする…」

「「「•••••」」」

(翔の告白を断るやつとかいるのか?)
と、俺が思っていると

「絶対そんな事ないよ!」
「そーだよ!八神君ならきっと大丈夫!」
「八神ーそんなすぐ諦めてちゃだめだぞー!」

クラス全員が翔を励まし出した。

「…そーかな」

「うん!私達にできる事があったらなんでも言ってね!協力するから!」

みんなの団結力が深まった事でクラスの雰囲気がより良くなった。だが、俺の気分は下がるばかりだ。そう、俺は今この瞬間失恋した。最初から希望なんてなかった、そんな事わかってた……わかってたけど…

今俺がどれだけ翔の事を好きだったかよくわかった。
(失恋ってこんなに辛いんだな…)

(こういう時ってやっぱ切り替えが大事なのか?)


とか思ってお昼まで過ごしていたら、
「蒼馬!今日一緒にお昼食べない?」
「えっ、…いいけど」

翔の友達とみんなで食べるって事か?
正直失恋したばっかであまり関わりたくなかった。が、翔の誘いを断れるはずもなく…

「湊斗ー翔がみんなでお昼食べ……」
「あっ!違うっ、2人で食べたいって事!」
「え?」
「…だめか?」
「いや…いいけど…友達はいいのか?」
「うんっ蒼馬誘ってくるって言ってきた!」
「そっか。じゃあ、どこで食べる?」
「うーん、屋上はどう?」
「いいね、そうしよ」

屋上の扉は通常閉まっているはずだ。だが学校の不良とかカップルとかがよく勝手に鍵を開ける。だから学校側が注意するのが面倒くさくなったらしい。それからは屋上の鍵は常に開いている状態になった。

俺は屋上の扉を開けた。
今日は先約はいないみたいだ。


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