転移少女の侵略譚!〜弱小国家の皇帝になったのでほのぼの内政しようと思っていたら隣国達が(悪い意味で)放っておいてくれないので全部滅ぼす〜

くずは

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学園

逃げるが勝ち

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私はミトさんと戦略を話し合うことにしました。

「桜さん。急いで救援を送ってください。このままだと国を守りきれません」

「そうですが……今のミトさんの国は北の防衛ができていません。このままだと送ったとたんに北が占領されて私の軍が逃げられなくなってしまいそうですね……」

「それは……おや? 桜さん。なんかニーアさん達がすごい攻勢をかけていますよ?」

なるほど。それはいい事を聞きました。

「そんなに戦争をしたいならあの人達に任せちゃいましょう。ミトさん。軍を我が国に避難させてみてください。戦争は最低限で大丈夫です」

「でも……それじゃあニーアさんにたくさんの領土が取られますよ?」

「大丈夫です。国にとって大事なのは土地ではありませんから」

それだけでミトさんは分かってくれました。

「なるほど。じゃあ敵に大人しく降伏しますね。軍だけ逃がします」

流石はミトさんです。100点の答えです。頼りになりますね。土地はあげますよ。土地はね。

私の作戦はシンプルなものです。戦争なら敵同士で殺し合ってもらうというものですね。そして人は守る。ミトさんの国を守れば土地を守る事はできますが、人の犠牲が出ます。

人はすぐには育ちませんからね。将来を思えば土地よりも人が大事です。問題は物資ですが……そこは……ほら。ちょっとくらいブラック労働でも国を守るためなら国民は頑張ってくれるはずです。

とりあえず兵士達も労働力に回す事で物資の確保はできました。少し兵士の練度が落ちますが、この時代の戦いは数ですから気にしないでいいでしょう。

後はニーアさんが戦い続けられるように物資の援助をして煽っておきましょう。途中で戦争を辞められたら困りますからね。



――ニーア視点――

西側の連中は何を考えているのかしら?負けて島に引きこもっちゃったわ。役に立たないわね。一時的とはいえ仲間になったのは間違いだったかしら?しかも援助まで送ってくる始末。

少しは出来ると思ったんだけどバカだったのかしら?これじゃあ私の力がないと勝てませんって言ってるようなものよ。このゲームは私の勝ちね。

どういう作戦にしようかしら?中央の奴ら数はいるしね……幸い私の国は広大よ。守りながらゆっくり後退していこうかな。そして敵が疲れ切った頃に反撃よ。




……まぁまぁ時間が経ったわね。西がお留守になった分も相手にさせられたけど、そろそろ頃合いかしら。相手の数も減ってきたし、一気に攻撃よ。突撃!

計画通りね。順調に進んでいるわ。今まで犠牲を払った分は中央の奴らに払ってもらうわよ!

あら?西側の国が上陸作戦をしているわね。今更少しくらい攻撃に参加したって遅いわよ……何よこの数!どこにあれだけの戦力が?しかも降伏した国の兵士まで混じってるじゃない。

まさか島に叩き出されてたのは負けたのでは無くて作戦だった?今まで戦力を温存してたってわけね。やってくれたわねぇぇぇ!!




――桜視点――

よしよし。作戦は大成功ですね。土地はたくさん取られましたが、一時的な数ならこっちが上です。中央の国々が降伏したら、同盟なんかさっさと切って、そのまま東側に攻め込みましょう。

結局ゲームは順調に進み、世界を私とミトさんと仲間で仲良く支配する事ができました。これで授業の成績はほぼ満点。普通に勉強にもなりましたね。学校に来て良かったです。

と思っていたらニーアさんが近づいてきました。やだ、まさか権力の力でいじめられる……ごめんなさいごめんなさい!

「あなたやるわね。まさか私に勝つなんて。いいわ。特別にお友達と認めてあげる。感謝なさい。それじゃ」

それだけ言うとニーアさんは教室から出て行ってしまいました。これは喜んでいいのかな……?
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