12 / 22
戦いのすべて
しおりを挟む
テルヒコの拳は固く握りしめられていた。
「つまりこれは・・・。一族もろとも、弾圧ってコトかな・・・。俺たちがクロウになにをしたってんだろう。」
どうしてここまでやれるんだろう。男はそのとき改めて悟った。それが原動力だったのだと。
自分を突き動かす怒り、ただならぬ執念でクロウを、九尾を。石上を追い続けたこれまでの戦いの日々に想いを馳せる。
自分の命を棄てようと、「組織クロウを打倒する」という意思。目覚めたときからオージ(テルヒコ)は迷いのない戦士だった。迷いなどなくその剣(テラセイバー)を振るえた。
邪悪への怒り、それは理屈ではない。
前世からの戦いの記憶。敵をこの魂が理解していた。
アマテライザー(ユタカ)の意志が呼んでいたからということでもあった。
「・・・あんた。(鞠子)」
「鞠子おばあさん、うちのじいちゃん考古学者だったじゃないですか・・・。」
「だから聞いていいですか。千年以上も前、戦争なんてやっぱり昔からたくさんあったと思うんだけれど・・・。(テルヒコ)」
「うん・・・。(鞠子)」
銀色のキッチンで、テルヒコの片手には赤いリンゴ、そして反対の手には冷たく光る包丁があった。
いつも武器を握るテルヒコの手に握られた包丁は、自らの古代女王国から戦火を逃れたあの日の禍々しくも、おどろおどろしい記憶となりフラッシュバックし、イメージの中に溶けてゆく。
絶望の火。
あのときも自ら所持していたのは護身用の剣くらいだった。あとは何の用途か知れぬ鏡だけ。
生身で炎の中をくぐり抜け。
彼はあのとき、見た。
人間の真実(カルマ/業)をー。
戦いに破れたものが、どんなラストを迎えてしまうかを。
そして、自ら最も愛した世界さえー。
男は回想する。今でこそ平常を保てるが、あれから150年くらいは自分もなりふり構っていられなかった・・・。
ジャー。水道の水が、ボタボタと流れおちる。
「刃物で指切ったときって痛いですよね。たまたま手違いで皮がビッて剥げたりしたら最悪だ。(テルヒコ)」
「あーぞっとするわよ。痛いよねえ。(鞠子)」
「昔の人っていうか、戦って捕虜になった人たち。・・・どんなに大変だったんだろう。(テルヒコ)」
静かに指を滑らせ、彼はリンゴの皮を、強く剥(は)ぎ取るようにして包丁を動かした。
まるで獣の硬い皮を強く剥ぎ取るように。
それは彼の・・・当時捕虜となり捕らえられた(その記憶)をリアルに誘発させた。
「(ハハハハ!こいつこんなになってもまだ生きてやがる!)※敵の声」
「心もからだも・・・。助けてくれとか言う間もないくらい。」
「苦しくて辛い、痛かったんじゃないかな、そう思うんですよ・・・!(テルヒコ)」
傷付く指から流れた血。
「大丈夫かい?怪我したの?(鞠子)」
「なんでもないです・・・。(テルヒコ)」
戦うべき存在がいること。
全身の血、細胞が知っていた。
忘れるものかと告げていた。
これまでのすべて、その本能が告げていたのだ。
「アンタ、泣いてんの?(鞠子)」
「いえ、ぜんぜん。本当痛くって刃が・・・。(テルヒコ)」
「すみませんちょっと水を・・・」
その鮮血の炎のなか嘲笑する魔物、敵兵たちの笑顔がのし掛かるようにフラッシュバックする。
そしてなにより。
自分のことならまだいい、まだ忘れられるー。
大切な存在がそうなったら、果たして人間は正気でいられるのだろうか。
そしてまた。
そんな筆舌に苦しむほどの、罪なき人が絶望の渦中に堕ちる状況を「楽しめる」「観賞できる」人間が存在する恐ろしさも男は知っていた。
「ぜったいに許せない」
そのとき、人間は人間でなくなるー!
無言のテルヒコをよそに鞠子は続けた。
「ねえねえ、あんた。ちょっといいかしら。みんないないから言うけど。(鞠子)」
「こないだ神社に知らない女の子がね、来たのよ。不思議でね。(鞠子)」
「笑わないで、聞いてくれる?びっくりしてさ。(鞠子)」
「はい。(テルヒコ)」
「わたしその子に。80年前子供んときも出会ってんのよ~。覚えてますか?って。本当にびっくりして。(鞠子)」
「あの、奥宮さんにね、親戚とみんなで行ったとき、身内のね康子も初枝も・・・みんな私がボケたボケた言うから怒ったのよ。(鞠子)」
「鞠子さんはボケてない。・・・・・そのこと、教えてくれませんか(テルヒコ)」
「キオクしてんのよ。私が子供の時にはよく見てたんだけどね。いつぞや見えなくなっちゃって。」
「最近目が見えんごとなってからまた。もうほんとに、とってもきれいな。弁天様みたいな美人さんやった。浮世離れしとったわね。(鞠子)」
「・・・知ってます。その人。(テルヒコ)」
「特徴言える?(鞠子)」
「優しい顔をしてたでしょ。(鞠子)」
「よく子供らも遊んでもらったりして。みんな貧しかったし、嬉しくって。不思議に思ってたけど、なんか居心地良くって夢見てるみたいでね。私も子供だったから・・・。大人がくるとそそくさと、ひょいっと消えちゃって。(鞠子)」
「悪霊退散するわ!とか冗談いって。(笑)(鞠子)」
「本当に、弁天様なんやったとかな。なあんてね。(鞠子)」
「ユタカがそんな、知らなかった・・・。(テルヒコ)」
「いまそんなことあってもなかなかそんな信じられんけどね。私も汚れてきたから。アハハ。(鞠子)」
人生の酸いも甘いも知り尽くしたある意味(老兵)とも言える鞠子。
シワの刻まれた優しいその顔、テルヒコは彼女の(自分の姿が映らない)眼を見つめていた。
「でもときどき・・なんか寂しそうな顔してね。(鞠子)」
「でも。大人んなってみんな町を出ていってからそれっきり。(鞠子)」
「・・・・・なんだかそのしゅんとなった、顔を思い出したら居たたまれなくなって、すごく気になって。またいつか会えるかなって。だから今は安村の家でも私が、神社の当番をしてるんだ。(鞠子)」
「眼がひらいとったらどんなによかったか。(鞠子)」
どんなに傷だらけになっても、心は。
いつも傍で笑って
辛いときもそう
ユタカは昔から。
男勝りで強く、優しかったけれど、
本当はガラス細工のように脆かった。
人を動かすほど、その透き通った心は美しかった。
「ああ見えて、繊細だから・・・。(テルヒコ)」
「あんた、何だかよく知ってるのね。・・・
なんかあんたと話してると大善くんと話してるみたいよ。(鞠子)」
「俺のじいちゃんは彼女を知ってたんですか?・・・(テルヒコ)」
「いや、多分知らなかった・・・と思うよ。(鞠子)」
「そっか・・・(テルヒコ)」
「なによ、急にだんまりしちゃって~(鞠子)」
「いえ、俺もいろいろ思い出して。(テルヒコ)」
鞠子のペースに圧倒されながらもテルヒコはこれまでの戦いの日々を想い出していた。激動の戦争期を生きた彼女の横で人間の闇から産まれるその影と戦いつづけた青年の思い出。
「自分にとって忘れられない記憶だから・・・。」
長い時間、その闇を共に戦い抜いたユタカとの記憶を。
「つまりこれは・・・。一族もろとも、弾圧ってコトかな・・・。俺たちがクロウになにをしたってんだろう。」
どうしてここまでやれるんだろう。男はそのとき改めて悟った。それが原動力だったのだと。
自分を突き動かす怒り、ただならぬ執念でクロウを、九尾を。石上を追い続けたこれまでの戦いの日々に想いを馳せる。
自分の命を棄てようと、「組織クロウを打倒する」という意思。目覚めたときからオージ(テルヒコ)は迷いのない戦士だった。迷いなどなくその剣(テラセイバー)を振るえた。
邪悪への怒り、それは理屈ではない。
前世からの戦いの記憶。敵をこの魂が理解していた。
アマテライザー(ユタカ)の意志が呼んでいたからということでもあった。
「・・・あんた。(鞠子)」
「鞠子おばあさん、うちのじいちゃん考古学者だったじゃないですか・・・。」
「だから聞いていいですか。千年以上も前、戦争なんてやっぱり昔からたくさんあったと思うんだけれど・・・。(テルヒコ)」
「うん・・・。(鞠子)」
銀色のキッチンで、テルヒコの片手には赤いリンゴ、そして反対の手には冷たく光る包丁があった。
いつも武器を握るテルヒコの手に握られた包丁は、自らの古代女王国から戦火を逃れたあの日の禍々しくも、おどろおどろしい記憶となりフラッシュバックし、イメージの中に溶けてゆく。
絶望の火。
あのときも自ら所持していたのは護身用の剣くらいだった。あとは何の用途か知れぬ鏡だけ。
生身で炎の中をくぐり抜け。
彼はあのとき、見た。
人間の真実(カルマ/業)をー。
戦いに破れたものが、どんなラストを迎えてしまうかを。
そして、自ら最も愛した世界さえー。
男は回想する。今でこそ平常を保てるが、あれから150年くらいは自分もなりふり構っていられなかった・・・。
ジャー。水道の水が、ボタボタと流れおちる。
「刃物で指切ったときって痛いですよね。たまたま手違いで皮がビッて剥げたりしたら最悪だ。(テルヒコ)」
「あーぞっとするわよ。痛いよねえ。(鞠子)」
「昔の人っていうか、戦って捕虜になった人たち。・・・どんなに大変だったんだろう。(テルヒコ)」
静かに指を滑らせ、彼はリンゴの皮を、強く剥(は)ぎ取るようにして包丁を動かした。
まるで獣の硬い皮を強く剥ぎ取るように。
それは彼の・・・当時捕虜となり捕らえられた(その記憶)をリアルに誘発させた。
「(ハハハハ!こいつこんなになってもまだ生きてやがる!)※敵の声」
「心もからだも・・・。助けてくれとか言う間もないくらい。」
「苦しくて辛い、痛かったんじゃないかな、そう思うんですよ・・・!(テルヒコ)」
傷付く指から流れた血。
「大丈夫かい?怪我したの?(鞠子)」
「なんでもないです・・・。(テルヒコ)」
戦うべき存在がいること。
全身の血、細胞が知っていた。
忘れるものかと告げていた。
これまでのすべて、その本能が告げていたのだ。
「アンタ、泣いてんの?(鞠子)」
「いえ、ぜんぜん。本当痛くって刃が・・・。(テルヒコ)」
「すみませんちょっと水を・・・」
その鮮血の炎のなか嘲笑する魔物、敵兵たちの笑顔がのし掛かるようにフラッシュバックする。
そしてなにより。
自分のことならまだいい、まだ忘れられるー。
大切な存在がそうなったら、果たして人間は正気でいられるのだろうか。
そしてまた。
そんな筆舌に苦しむほどの、罪なき人が絶望の渦中に堕ちる状況を「楽しめる」「観賞できる」人間が存在する恐ろしさも男は知っていた。
「ぜったいに許せない」
そのとき、人間は人間でなくなるー!
無言のテルヒコをよそに鞠子は続けた。
「ねえねえ、あんた。ちょっといいかしら。みんないないから言うけど。(鞠子)」
「こないだ神社に知らない女の子がね、来たのよ。不思議でね。(鞠子)」
「笑わないで、聞いてくれる?びっくりしてさ。(鞠子)」
「はい。(テルヒコ)」
「わたしその子に。80年前子供んときも出会ってんのよ~。覚えてますか?って。本当にびっくりして。(鞠子)」
「あの、奥宮さんにね、親戚とみんなで行ったとき、身内のね康子も初枝も・・・みんな私がボケたボケた言うから怒ったのよ。(鞠子)」
「鞠子さんはボケてない。・・・・・そのこと、教えてくれませんか(テルヒコ)」
「キオクしてんのよ。私が子供の時にはよく見てたんだけどね。いつぞや見えなくなっちゃって。」
「最近目が見えんごとなってからまた。もうほんとに、とってもきれいな。弁天様みたいな美人さんやった。浮世離れしとったわね。(鞠子)」
「・・・知ってます。その人。(テルヒコ)」
「特徴言える?(鞠子)」
「優しい顔をしてたでしょ。(鞠子)」
「よく子供らも遊んでもらったりして。みんな貧しかったし、嬉しくって。不思議に思ってたけど、なんか居心地良くって夢見てるみたいでね。私も子供だったから・・・。大人がくるとそそくさと、ひょいっと消えちゃって。(鞠子)」
「悪霊退散するわ!とか冗談いって。(笑)(鞠子)」
「本当に、弁天様なんやったとかな。なあんてね。(鞠子)」
「ユタカがそんな、知らなかった・・・。(テルヒコ)」
「いまそんなことあってもなかなかそんな信じられんけどね。私も汚れてきたから。アハハ。(鞠子)」
人生の酸いも甘いも知り尽くしたある意味(老兵)とも言える鞠子。
シワの刻まれた優しいその顔、テルヒコは彼女の(自分の姿が映らない)眼を見つめていた。
「でもときどき・・なんか寂しそうな顔してね。(鞠子)」
「でも。大人んなってみんな町を出ていってからそれっきり。(鞠子)」
「・・・・・なんだかそのしゅんとなった、顔を思い出したら居たたまれなくなって、すごく気になって。またいつか会えるかなって。だから今は安村の家でも私が、神社の当番をしてるんだ。(鞠子)」
「眼がひらいとったらどんなによかったか。(鞠子)」
どんなに傷だらけになっても、心は。
いつも傍で笑って
辛いときもそう
ユタカは昔から。
男勝りで強く、優しかったけれど、
本当はガラス細工のように脆かった。
人を動かすほど、その透き通った心は美しかった。
「ああ見えて、繊細だから・・・。(テルヒコ)」
「あんた、何だかよく知ってるのね。・・・
なんかあんたと話してると大善くんと話してるみたいよ。(鞠子)」
「俺のじいちゃんは彼女を知ってたんですか?・・・(テルヒコ)」
「いや、多分知らなかった・・・と思うよ。(鞠子)」
「そっか・・・(テルヒコ)」
「なによ、急にだんまりしちゃって~(鞠子)」
「いえ、俺もいろいろ思い出して。(テルヒコ)」
鞠子のペースに圧倒されながらもテルヒコはこれまでの戦いの日々を想い出していた。激動の戦争期を生きた彼女の横で人間の闇から産まれるその影と戦いつづけた青年の思い出。
「自分にとって忘れられない記憶だから・・・。」
長い時間、その闇を共に戦い抜いたユタカとの記憶を。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】20年後の真実
ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。
マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。
それから20年。
マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。
そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。
おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。
全4話書き上げ済み。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる