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「美味しいですね!」
私はおにぎりにかぶり付きながら言った。
「……そうですね?」
あっやべっ……口に物を入れたまま喋るとか、普通に行儀悪かったわ……
でもねエド様! これ久々のお米なんです!
これよ、これこれっ! しょっぱさ加減も海苔のシナっと感も完璧っ‼︎
うまあぁぁぁっ‼︎
エド様が教会に用事があったこともあり、教会にお米を買いに来ていた。
教会に着いて、お米を購入したいことを伝えたところ、なぜかいきなり、おにぎりを振る舞われることになっていた。
よく分からないけど、食べられない人には売れないとかなんとか言われたんだけど……ーーこの世界、お米アレルギーの人とかが多いんだろうか?
でも久しぶりのお米本当に美味しい! もち米やタイ米みたいなのだったらちょっとガッカリしちゃうかも……と心配していたので、普通のお米だったことにもホッとしていた。
グッジョブ高校生たちっ!
ーーそれにしても、この世界って海苔や梅干し、おかかなんもあったんだ……
……やっぱりお高いのかなぁ? 出来ることなら、これも今日買って帰りたいなぁー……売ってるお店とか教えてくれるかな⁇
「……ご令嬢がおにぎりを好まれるのは珍しいですな……」
おにぎりを振舞ってくれた司祭様が、少し驚いているような顔つきで、私がおにぎりをパクつく姿を見ていた。
「……皆おにぎりが好きじゃない……?」
こんなに美味しいのに⁉︎
「これは……作り方が少々ーーですので特にお若い貴族階級の方々には……」
言葉を濁しつつそう言ったのは司祭様は、そこで言葉を切り、困ったような笑みを浮かべた。
……作り方? おにぎり作るのに拒否するような手順ある……?
「あ、素手で握るからですか?」
旧イルメラちゃんが、他人がベタベタ触った物を口に入れるなんてっ! って全力で拒絶している気がする。
「ーーご存知で?」
司祭様がさらに驚いたように、目を見開いた。
これは多分、作り方知らないで食べてるんだと思われてたな。
「……手で握るからおにぎりですよね?」
「そう……なのですが……」
「お気にはなりませんか?」
隣に座って一緒におにぎりを食べていたエド様にまで確認される。
「なりませんねぇー」
友達の中には「母親が作ったの以外ムリ」て言ってた子もいたけど、私はそこまでじゃない。
この世界、ビニールの手袋とかなさそうだしそのあたりは平気で得したなぁー……
ーーあ、食べられるかどうか云々って、そういう事?
「ーーそのようだな……?」
パクパクとおにぎりを食べ続ける頬張る私を見て、エド様が苦笑しつつ言った。
ーーやばい……久々に食べたおにぎりに、がっつきすぎたかもしれない……
今からでもおちょぼ口にしたら印象変わったりするかな……?
「ーーこちらの中身……梅干しなどは、どちらでお買い求めなんですか?」
出来るう限りお上品におにぎりを食べ終えると、どうか教えてもらえますように! と願いを込めながら司祭様にたずねた。
多分、うちの本の中に作り方は書いてあると思うんだけど……作る手間どころか、材料を探すところから始めなきゃいけないわけで……
ネット通販が恋しいよぅ……
「ーー梅干し……ーーご入用ですか?」
それまでは人当たりの良さそうな、優しそうな司祭様だったが、私の質問を聞いた途端、顔をこわばらせどこか探るように質問を口にした。
……私、なにかしてしまいましたか……?
ーーまさか梅干しをたかろうとしている、とか勘違いされている⁉︎
いや、実はお米以上の超高級食材だったり⁉︎
ーーえっイルメラ、傷だらけではあるけど、侯爵家ご令嬢の看板まだ背負ってるけど、それでも心配になるほどお高いの⁉︎
「ーー欲しい、んですけど……その……ーーお布施的なものがですね……?」
イルメラとなって数ヶ月……お金の話をボカすのも手馴れてきたわー。
ーー令嬢としては、慣れるとかありえないスキルだと思うけどー。
「お布施……? ーーああ、なるほど……」
私の質問の意図を理解した司祭様は、ふむ……と、顎に手を当ててなにかを考え込み始めた。
「ーー時にイルメラお嬢様は、名医として名高いパウロ殿のお弟子様だとか……?」
「え……? はい……そう、なりますね……?」
かなり気を使われて、お荷物な弟子ではあるけど、私に色々教えてくれてるのは師匠なんだから、ここは胸を張ってもいいトコ……だよね?
……でもなんでいきなり師匠の話……?
「……そういえば、最近では新しいお弟子様の意見を取り入れ、画期的な治療法を発見されたとか……?」
「……そう、なんですか……?」
えっなにその話⁉︎ 私聞かされてないんだけど⁉︎
……えっ、本当に教えられて無いの……? それとも「これ画期的なヤツだから!」とか言われず、普通に教わっちゃった感じ……⁇
「はははっ さすがに口は硬いですな」
いや、普通に質問を返しただけだったのですが……?
頭に手をやりつつ笑う司祭様の様子に、どう返せばいいのか分からず、エド様に視線を送り、助けを求めた。
が、なぜかエド様まで額に手を当てていて、困惑している様子だった。
……えっまさか、エド様すら知らないとか無いよね……?
だって師匠伯爵の治癒士だよ? 流石に報告上がってるでしょ⁉︎
ねぇ、なんで頭抱えてるのっ⁉︎
「ーーでは……こちらはお嬢様のご入用の品をご用意いたします。 その代わりーー治療をお願いしても……?」
私たちの困惑に気がついていない司祭だけが、私たちが画期的な治療法を知っているのに、名言を避けているのだ、と勘違いしたまま、話は進んでいく。
「ーーえっと、治療をするのはいいんですけど……その画期的な治療法は使えない……かも……?」
助け舟を出してくれないかなー? と思いながらチラチラとエド様に視線を送るが、エド様は薄い微笑みを張り付けたお貴族様の顔で、司祭に向かい探るような視線を向けるだけだった。
ーー少しぐらい興味持ってくれてもいいのよ……?
あ、でもエド様だって教会に用事があったわけで、こっちの話が終わらないと、そっちの話が進まないのかも……?
ーーそりゃ、早く終われ以外の感想ないかぁ……
「ーー口外しないと神々に誓いましょう。 あなた様にぜひ治ていただきたい方が居るのです!」
まぁ……私で治せるなら治すけれども……ーーあれ? でも……
「ーー教会にも治癒士って居ます……よね……?」
んん⁇
そうだよ、そもそも教会って数多くの治癒士を抱えてるんだよ。
それで、その人たちが無償でケガや病気を治して各地を回っているはずで……
ーーえ、まさか全員出払っている……?
「ーー教会にも、色々とございますれば……」
私の呟きに、司祭は自嘲気味な表情を浮かべて、肩をすくめつつ言った。
「あー……?」
この感じは……権力争い、とかいうやつ……かな?
聖職者なんじゃ無いの……? とも思うけど、階級が存在する組織の中で、その席に限りがあるなら、競争や争いが起こらないわけがないよねー……
聖職者だって綺麗事じゃ無いんだろう……
私はおにぎりにかぶり付きながら言った。
「……そうですね?」
あっやべっ……口に物を入れたまま喋るとか、普通に行儀悪かったわ……
でもねエド様! これ久々のお米なんです!
これよ、これこれっ! しょっぱさ加減も海苔のシナっと感も完璧っ‼︎
うまあぁぁぁっ‼︎
エド様が教会に用事があったこともあり、教会にお米を買いに来ていた。
教会に着いて、お米を購入したいことを伝えたところ、なぜかいきなり、おにぎりを振る舞われることになっていた。
よく分からないけど、食べられない人には売れないとかなんとか言われたんだけど……ーーこの世界、お米アレルギーの人とかが多いんだろうか?
でも久しぶりのお米本当に美味しい! もち米やタイ米みたいなのだったらちょっとガッカリしちゃうかも……と心配していたので、普通のお米だったことにもホッとしていた。
グッジョブ高校生たちっ!
ーーそれにしても、この世界って海苔や梅干し、おかかなんもあったんだ……
……やっぱりお高いのかなぁ? 出来ることなら、これも今日買って帰りたいなぁー……売ってるお店とか教えてくれるかな⁇
「……ご令嬢がおにぎりを好まれるのは珍しいですな……」
おにぎりを振舞ってくれた司祭様が、少し驚いているような顔つきで、私がおにぎりをパクつく姿を見ていた。
「……皆おにぎりが好きじゃない……?」
こんなに美味しいのに⁉︎
「これは……作り方が少々ーーですので特にお若い貴族階級の方々には……」
言葉を濁しつつそう言ったのは司祭様は、そこで言葉を切り、困ったような笑みを浮かべた。
……作り方? おにぎり作るのに拒否するような手順ある……?
「あ、素手で握るからですか?」
旧イルメラちゃんが、他人がベタベタ触った物を口に入れるなんてっ! って全力で拒絶している気がする。
「ーーご存知で?」
司祭様がさらに驚いたように、目を見開いた。
これは多分、作り方知らないで食べてるんだと思われてたな。
「……手で握るからおにぎりですよね?」
「そう……なのですが……」
「お気にはなりませんか?」
隣に座って一緒におにぎりを食べていたエド様にまで確認される。
「なりませんねぇー」
友達の中には「母親が作ったの以外ムリ」て言ってた子もいたけど、私はそこまでじゃない。
この世界、ビニールの手袋とかなさそうだしそのあたりは平気で得したなぁー……
ーーあ、食べられるかどうか云々って、そういう事?
「ーーそのようだな……?」
パクパクとおにぎりを食べ続ける頬張る私を見て、エド様が苦笑しつつ言った。
ーーやばい……久々に食べたおにぎりに、がっつきすぎたかもしれない……
今からでもおちょぼ口にしたら印象変わったりするかな……?
「ーーこちらの中身……梅干しなどは、どちらでお買い求めなんですか?」
出来るう限りお上品におにぎりを食べ終えると、どうか教えてもらえますように! と願いを込めながら司祭様にたずねた。
多分、うちの本の中に作り方は書いてあると思うんだけど……作る手間どころか、材料を探すところから始めなきゃいけないわけで……
ネット通販が恋しいよぅ……
「ーー梅干し……ーーご入用ですか?」
それまでは人当たりの良さそうな、優しそうな司祭様だったが、私の質問を聞いた途端、顔をこわばらせどこか探るように質問を口にした。
……私、なにかしてしまいましたか……?
ーーまさか梅干しをたかろうとしている、とか勘違いされている⁉︎
いや、実はお米以上の超高級食材だったり⁉︎
ーーえっイルメラ、傷だらけではあるけど、侯爵家ご令嬢の看板まだ背負ってるけど、それでも心配になるほどお高いの⁉︎
「ーー欲しい、んですけど……その……ーーお布施的なものがですね……?」
イルメラとなって数ヶ月……お金の話をボカすのも手馴れてきたわー。
ーー令嬢としては、慣れるとかありえないスキルだと思うけどー。
「お布施……? ーーああ、なるほど……」
私の質問の意図を理解した司祭様は、ふむ……と、顎に手を当ててなにかを考え込み始めた。
「ーー時にイルメラお嬢様は、名医として名高いパウロ殿のお弟子様だとか……?」
「え……? はい……そう、なりますね……?」
かなり気を使われて、お荷物な弟子ではあるけど、私に色々教えてくれてるのは師匠なんだから、ここは胸を張ってもいいトコ……だよね?
……でもなんでいきなり師匠の話……?
「……そういえば、最近では新しいお弟子様の意見を取り入れ、画期的な治療法を発見されたとか……?」
「……そう、なんですか……?」
えっなにその話⁉︎ 私聞かされてないんだけど⁉︎
……えっ、本当に教えられて無いの……? それとも「これ画期的なヤツだから!」とか言われず、普通に教わっちゃった感じ……⁇
「はははっ さすがに口は硬いですな」
いや、普通に質問を返しただけだったのですが……?
頭に手をやりつつ笑う司祭様の様子に、どう返せばいいのか分からず、エド様に視線を送り、助けを求めた。
が、なぜかエド様まで額に手を当てていて、困惑している様子だった。
……えっまさか、エド様すら知らないとか無いよね……?
だって師匠伯爵の治癒士だよ? 流石に報告上がってるでしょ⁉︎
ねぇ、なんで頭抱えてるのっ⁉︎
「ーーでは……こちらはお嬢様のご入用の品をご用意いたします。 その代わりーー治療をお願いしても……?」
私たちの困惑に気がついていない司祭だけが、私たちが画期的な治療法を知っているのに、名言を避けているのだ、と勘違いしたまま、話は進んでいく。
「ーーえっと、治療をするのはいいんですけど……その画期的な治療法は使えない……かも……?」
助け舟を出してくれないかなー? と思いながらチラチラとエド様に視線を送るが、エド様は薄い微笑みを張り付けたお貴族様の顔で、司祭に向かい探るような視線を向けるだけだった。
ーー少しぐらい興味持ってくれてもいいのよ……?
あ、でもエド様だって教会に用事があったわけで、こっちの話が終わらないと、そっちの話が進まないのかも……?
ーーそりゃ、早く終われ以外の感想ないかぁ……
「ーー口外しないと神々に誓いましょう。 あなた様にぜひ治ていただきたい方が居るのです!」
まぁ……私で治せるなら治すけれども……ーーあれ? でも……
「ーー教会にも治癒士って居ます……よね……?」
んん⁇
そうだよ、そもそも教会って数多くの治癒士を抱えてるんだよ。
それで、その人たちが無償でケガや病気を治して各地を回っているはずで……
ーーえ、まさか全員出払っている……?
「ーー教会にも、色々とございますれば……」
私の呟きに、司祭は自嘲気味な表情を浮かべて、肩をすくめつつ言った。
「あー……?」
この感じは……権力争い、とかいうやつ……かな?
聖職者なんじゃ無いの……? とも思うけど、階級が存在する組織の中で、その席に限りがあるなら、競争や争いが起こらないわけがないよねー……
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