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第116話 ヨアンナ
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せっかく合流した俺達だが、王城に急ぐ為に再び一党を2つに割った。
片方は俺とティリティアとチャロアイトの3人のAチーム、もう片方はクロニアとモンモンとベルモのBチームだ。
これは言うまでもなく『城に入れるメンツ』とそうではないメンツを分けた訳だが、いかんせん使える馬が俺とチャロアイトが乗ってきた2頭しか無い。
まず俺とティリティアが相乗りした馬で城に急行し、ガドゥの策を止める。
そしてチャロアイトが王都の幻夢兵団の『目』と『耳』を総動員し、ガドゥの居場所を突き止め追い詰める。
徒歩組のクロニア達は、王都に戻るのが1日や2日遅れても大きな問題は無い。
「なんでボクらだけ置いてきぼりなのさ? これって鬼族差別だよねぇ?」
モンモンが不平を漏らすがうるせぇ。事情が事情なのだ、いちいち相手をしていられない。
逸る気持ちに急かされ、別れの挨拶すら無いまま俺達は馬に乗り王都を目指した。
☆
「で、作戦はどうするの?」
時刻は夕暮れ時、王都の外壁に差し掛かった所でチャロアイトが口を開く。そう言えばガドゥの後を追う事に気を取られて、城の中での行動を考えていなかった。
「まずは何よりもミア姫の護衛を最優先に。ヨアンナさんは近侍で王女様の近くに居るはずだから、なるべく無傷で確保したい。例の紋様についても聞きたいから、絶対に殺したくないな…」
まぁ魔剣の『策謀』の力だろうが、そのくらいの作戦は考えずともスラスラ出てくる。
戦術や戦略に於いては普通に正道な答えを教えてくれる『策謀』だが、「策を謀る」為には真っ当な考えの裏を読む必要がある訳だから、『表』の作戦を組み立てるなど序の口だろう。
逆に今の様に事態が後手後手に回っている状況だと、策を巡らせる余裕が無いので、あまり気の利いたアイデアは浮かんでこないんだよな……。
「姫殿下はもちろんだけど、ティリティア嬢を守る事も忘れないでね? 無理して妊婦を連れてきているのだから…」
チャロアイトの視線がティリティアに向く。ティリティアはティリティアで覚悟を決めたみたいで妙に落ち着いていた。
「私なら大丈夫です。自分の身くらい自分で守れますから!」
そう言って戦闘用の杖を掲げて見せる。
もしここで王女様の護衛を見事に成し遂げれば、俺達の野望へと新たな一歩を踏み出せるだろう。
逆に王女様が刺客に倒れる様であれば、俺達の計画は水泡に帰す事になる。
「何が起こるか分からないからな。慎重に行くぞ!」
俺達3人は互いに顔を見合わせ、共に強く頷いた。
☆
「幸か不幸か、部下から『ガドゥが入城した』という報せは無いわ。ヨアンナ嬢の実家であるシシュー家の調査と包囲にも手を回したから、このまま上手く行けば最悪の事態は防げそうね…」
恐らく部下からの『念話』を受け、新たな指示を出したのだろう。王城の手前でチャロアイトが足を止めて何やらブツブツと呟き、その後俺に報告する。
ガドゥ程の力があれば、街の門を通らずとも壁を登るなり下水道を通るなり別の方法で、王都に入り込むのは容易だろう。
ワンチャン俺達が何処かでガドゥを追い抜いて、彼より先に王都に辿り着いた可能性もあるが、あまり楽観は出来ない。
一刻も早くヨアンナさんを確保してミア姫を守らないと、国の存亡に関わるし、俺達の計画も全て無駄になる。
「私は城の周りを警戒してガドゥの出入りを部下と行うわ。中の事は貴方達に任せるわよ?」
外部を警戒すると言うチャロアイトと別れ、俺とティリティアはもう何度目かの城の隠し通路に足を踏み入れた。
☆
「どうしてこんな事に…?」
今俺の前には、腹からドクドクと血を流したヨアンナさんの死体に縋って号泣しているミア姫と、俺に対し訝しげな顔をして棒立ちのティリティアがいる。そして騒ぎを聞きつけて、こちらへと向かって来ている城の衛兵複数人の足音が、城の広間に虚しく響いていた……。
☆
事の次第はこうだ。
俺達は障害らしい障害も無く、王女様の部屋近くに到着出来た。通路の影から盗み見て、部屋の扉の前にはヨアンナさんが立哨しているのを確認する。
言うまでもなく彼女はミア姫の警護を行っている訳だが、ガドゥが使っていた『他人を操る魔法』が掛けられている嫌疑があり、俺達はその真偽を確かめる為にわざわざ王城にまでやって来たのだ。
ヨアンナさんは涼やかな目をした長い金髪の美しい女性だ。以前に会った時は、職務に忠実なあまりミア姫に反抗した事すらあった。
影から見ているうちは、急に暴れ出してミア姫を襲う様には見えないけれども、さてどうやって切り出すかな…?
「…まずは私が行って参ります。私一人であれば警戒も薄まりましょう」
ティリティアが斥候を買って出てくれた。
そうだな、急に俺が現れて驚かせるよりも、ティリティアだけで話した方が穏便に済ませられる気がする。
「分かっているとは思うが、彼女は帯剣している。戦闘態勢になったらすぐ逃げろよ…?」
「うふふ、心配して頂いて嬉しいですわ」
それだけ言うとティリティアは杖を握り直して単身ヨアンナさんの元へ歩き出した。
「こんばんはヨアンナ・シシューさん。ご無沙汰しています、ティリティア・ガルソムです…」
おずおずとヨアンナさんに話しかけるティリティア。ぱっと見ヨアンナさんが正気を無くしている様には見えないけどな……。
「む… また貴女ですか。姫殿下は誰にもお会いになりません。お帰り下さい」
ぬぬぬ、拒絶されてんじゃん。もしかして前回来た時の『お土産』がお気に召さなかったのだろうか? あの時王女様困ってたから、結構あり得る理由なんだよな……。
そんな事よりヨアンナさんに『紋様』があるなら確かめたい。確かめたいのだが、彼女は今甲冑を装備しており、両の腕は硬い金属に覆われて見ることが出来ない。
いっその事、俺が出て行って彼女に触れて『魅了』してしまえば、「服を脱がせる」なんてのは簡単なのだが、それやると王女様怒るだろうなぁ… 王女様に嫌われたく無いんだよなぁ……。
「ティリティア様お一人で来られるとは思えません。きっとあの殿方も…」
ヨアンナさんは俺の気配を感じたのか、キョロキョロと周りに目を遣る。そしてすぐに俺と目が合った。
その時だ。ヨアンナさんの表情が一変し、普段無表情な彼女の顔が醜く歓喜に歪む。
「キャ────ッ!! 賊です! 誰かーっ!!」
俺の顔を見るなりヨアンナさんは金切り声で叫び出した。え? 何で? 俺ら顔見知りだよね? そこまでする事なくね…?
次にヨアンナさんは躊躇いも無く腰の長剣を抜いた。その行動に反応してティリティアが後ろに退き距離を取る。
ミア姫をヨアンナさんに殺させる訳にはいかない。王女様を守るべく俺も飛び出す。部屋には入れさせない。
しかしヨアンナさんはミア姫の部屋に飛び込むのではなく、俺達に背を向け逆に広間に続く通路を一目散に駆け出した。
どういう事だ? 何が起きている…?
混乱する頭でヨアンナさんを追う。尋常ではない事が起きているのは間違いないのだが、それがヨアンナさんがおかしくなったのか、或いはガドゥの策なのかも分からない。
あと一歩で広間に出るという場所でヨアンナさんは不意に振り向いて俺と対峙した。
そこでもう一度「キャーッ!!」と大きく叫んだ後、剣を逆手に持ち替えて自らの腹に自身の剣を突き立てたのだった……。
片方は俺とティリティアとチャロアイトの3人のAチーム、もう片方はクロニアとモンモンとベルモのBチームだ。
これは言うまでもなく『城に入れるメンツ』とそうではないメンツを分けた訳だが、いかんせん使える馬が俺とチャロアイトが乗ってきた2頭しか無い。
まず俺とティリティアが相乗りした馬で城に急行し、ガドゥの策を止める。
そしてチャロアイトが王都の幻夢兵団の『目』と『耳』を総動員し、ガドゥの居場所を突き止め追い詰める。
徒歩組のクロニア達は、王都に戻るのが1日や2日遅れても大きな問題は無い。
「なんでボクらだけ置いてきぼりなのさ? これって鬼族差別だよねぇ?」
モンモンが不平を漏らすがうるせぇ。事情が事情なのだ、いちいち相手をしていられない。
逸る気持ちに急かされ、別れの挨拶すら無いまま俺達は馬に乗り王都を目指した。
☆
「で、作戦はどうするの?」
時刻は夕暮れ時、王都の外壁に差し掛かった所でチャロアイトが口を開く。そう言えばガドゥの後を追う事に気を取られて、城の中での行動を考えていなかった。
「まずは何よりもミア姫の護衛を最優先に。ヨアンナさんは近侍で王女様の近くに居るはずだから、なるべく無傷で確保したい。例の紋様についても聞きたいから、絶対に殺したくないな…」
まぁ魔剣の『策謀』の力だろうが、そのくらいの作戦は考えずともスラスラ出てくる。
戦術や戦略に於いては普通に正道な答えを教えてくれる『策謀』だが、「策を謀る」為には真っ当な考えの裏を読む必要がある訳だから、『表』の作戦を組み立てるなど序の口だろう。
逆に今の様に事態が後手後手に回っている状況だと、策を巡らせる余裕が無いので、あまり気の利いたアイデアは浮かんでこないんだよな……。
「姫殿下はもちろんだけど、ティリティア嬢を守る事も忘れないでね? 無理して妊婦を連れてきているのだから…」
チャロアイトの視線がティリティアに向く。ティリティアはティリティアで覚悟を決めたみたいで妙に落ち着いていた。
「私なら大丈夫です。自分の身くらい自分で守れますから!」
そう言って戦闘用の杖を掲げて見せる。
もしここで王女様の護衛を見事に成し遂げれば、俺達の野望へと新たな一歩を踏み出せるだろう。
逆に王女様が刺客に倒れる様であれば、俺達の計画は水泡に帰す事になる。
「何が起こるか分からないからな。慎重に行くぞ!」
俺達3人は互いに顔を見合わせ、共に強く頷いた。
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「幸か不幸か、部下から『ガドゥが入城した』という報せは無いわ。ヨアンナ嬢の実家であるシシュー家の調査と包囲にも手を回したから、このまま上手く行けば最悪の事態は防げそうね…」
恐らく部下からの『念話』を受け、新たな指示を出したのだろう。王城の手前でチャロアイトが足を止めて何やらブツブツと呟き、その後俺に報告する。
ガドゥ程の力があれば、街の門を通らずとも壁を登るなり下水道を通るなり別の方法で、王都に入り込むのは容易だろう。
ワンチャン俺達が何処かでガドゥを追い抜いて、彼より先に王都に辿り着いた可能性もあるが、あまり楽観は出来ない。
一刻も早くヨアンナさんを確保してミア姫を守らないと、国の存亡に関わるし、俺達の計画も全て無駄になる。
「私は城の周りを警戒してガドゥの出入りを部下と行うわ。中の事は貴方達に任せるわよ?」
外部を警戒すると言うチャロアイトと別れ、俺とティリティアはもう何度目かの城の隠し通路に足を踏み入れた。
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「どうしてこんな事に…?」
今俺の前には、腹からドクドクと血を流したヨアンナさんの死体に縋って号泣しているミア姫と、俺に対し訝しげな顔をして棒立ちのティリティアがいる。そして騒ぎを聞きつけて、こちらへと向かって来ている城の衛兵複数人の足音が、城の広間に虚しく響いていた……。
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事の次第はこうだ。
俺達は障害らしい障害も無く、王女様の部屋近くに到着出来た。通路の影から盗み見て、部屋の扉の前にはヨアンナさんが立哨しているのを確認する。
言うまでもなく彼女はミア姫の警護を行っている訳だが、ガドゥが使っていた『他人を操る魔法』が掛けられている嫌疑があり、俺達はその真偽を確かめる為にわざわざ王城にまでやって来たのだ。
ヨアンナさんは涼やかな目をした長い金髪の美しい女性だ。以前に会った時は、職務に忠実なあまりミア姫に反抗した事すらあった。
影から見ているうちは、急に暴れ出してミア姫を襲う様には見えないけれども、さてどうやって切り出すかな…?
「…まずは私が行って参ります。私一人であれば警戒も薄まりましょう」
ティリティアが斥候を買って出てくれた。
そうだな、急に俺が現れて驚かせるよりも、ティリティアだけで話した方が穏便に済ませられる気がする。
「分かっているとは思うが、彼女は帯剣している。戦闘態勢になったらすぐ逃げろよ…?」
「うふふ、心配して頂いて嬉しいですわ」
それだけ言うとティリティアは杖を握り直して単身ヨアンナさんの元へ歩き出した。
「こんばんはヨアンナ・シシューさん。ご無沙汰しています、ティリティア・ガルソムです…」
おずおずとヨアンナさんに話しかけるティリティア。ぱっと見ヨアンナさんが正気を無くしている様には見えないけどな……。
「む… また貴女ですか。姫殿下は誰にもお会いになりません。お帰り下さい」
ぬぬぬ、拒絶されてんじゃん。もしかして前回来た時の『お土産』がお気に召さなかったのだろうか? あの時王女様困ってたから、結構あり得る理由なんだよな……。
そんな事よりヨアンナさんに『紋様』があるなら確かめたい。確かめたいのだが、彼女は今甲冑を装備しており、両の腕は硬い金属に覆われて見ることが出来ない。
いっその事、俺が出て行って彼女に触れて『魅了』してしまえば、「服を脱がせる」なんてのは簡単なのだが、それやると王女様怒るだろうなぁ… 王女様に嫌われたく無いんだよなぁ……。
「ティリティア様お一人で来られるとは思えません。きっとあの殿方も…」
ヨアンナさんは俺の気配を感じたのか、キョロキョロと周りに目を遣る。そしてすぐに俺と目が合った。
その時だ。ヨアンナさんの表情が一変し、普段無表情な彼女の顔が醜く歓喜に歪む。
「キャ────ッ!! 賊です! 誰かーっ!!」
俺の顔を見るなりヨアンナさんは金切り声で叫び出した。え? 何で? 俺ら顔見知りだよね? そこまでする事なくね…?
次にヨアンナさんは躊躇いも無く腰の長剣を抜いた。その行動に反応してティリティアが後ろに退き距離を取る。
ミア姫をヨアンナさんに殺させる訳にはいかない。王女様を守るべく俺も飛び出す。部屋には入れさせない。
しかしヨアンナさんはミア姫の部屋に飛び込むのではなく、俺達に背を向け逆に広間に続く通路を一目散に駆け出した。
どういう事だ? 何が起きている…?
混乱する頭でヨアンナさんを追う。尋常ではない事が起きているのは間違いないのだが、それがヨアンナさんがおかしくなったのか、或いはガドゥの策なのかも分からない。
あと一歩で広間に出るという場所でヨアンナさんは不意に振り向いて俺と対峙した。
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